「適応障害は伝えるべき?」「伝えるメリットとデメリットを知りたい」と気になりますよね。
結論として、伝えるメリットはほとんどないので、できるだけ隠すことをおすすめします。伝えるべきという法的義務もありません。
- 適応障害を伝えるメリット
- あなたの気分がスッキリする
- 適応障害を伝えるデメリット
- エージェントのサポートが浅くなる
- 価値の低い人材に時間はかけません
- 企業側に伝えられて選考で不利になる
- 人材に余裕のある会社はまず見送る
- 人手不足な企業しか受からなくなる
- エージェントのサポートが浅くなる
仮に伝えても転職エージェントは「企業様にお伝えして納得してもらいましょう」としか言いません。担当によっては「隠しましょう」と言うこともあります。
「理解のある会社を探してくれるかも」と思うかもしれませんが、どちらかといえば「再発リスクがあっても妥協するくらい人手不足な不人気企業」ばかりが見つかることになります。
適応障害ならストレス因は明確なので、事前調査や逆質問から、自分で見極めるようにしてください。
適応障害とは、ストレスを原因として一時的に社会的機能に障害が出ている状態のことです。具体症状は、睡眠障害や自律神経失調症、抑うつ状態などで、「日常生活に支障が出る」という点で共通しています。
ただ、うつ病のような精神障害と異なり、ストレスの原因を断つことで完治に向かっていくので、適応障害と診断された方は、まずは休職して回復に努めることをおすすめします。(参考:厚生労働省HP e-ヘルスネット)
ただ、やむを得ない事情で働き続けなくてはならない場合もあるかと思いますので、その場合はせめて親身に寄り添ってくれるエージェントを利用してください。
適応障害を伝えると選考不利になる理由
適応障害を伝えると選考で不利になります。採用目線で考えたらわかりますが「メンタル不調だった」と聞かされたらまず警戒します。
筆者の管理職経験を踏まえ説明していきます。
理由①再発するのでは?と疑われる
人事界隈では一般論ですが、適応障害は高い確率で再発します。なぜなら、適応障害の原因は、職場環境だけでなく、当事者にもあるからです。
- ストレス耐性が低い(繊細)
- ストレスを感じやすい(神経質)
- 仕事やコミュニケーションが苦手
- 体調管理ができない
- 一人で抱え込みやすい
上記の傾向がある方は「部下」として扱いにくく、配慮しても適応障害になりえます。そもそも「働くこと自体がストレス」という方もいるでしょう。
また、心療内科に行った方はわかると思いますが、割と簡単に診断書をもらえるので、嫌なことがあったら無責任に休むこともありえます。仮病でも傷病手当金はもらえるので稀にいるのです。

理由②職務能力が低いのでは?と思われる
残念ながら、適応障害を理由に転職する人材は、職務能力が低いと思われる(あるいは扱いにくいと思われる)ことが多いです。
なぜなら、職務能力が高くて自己管理能力が高い人材は、適応障害になりにくいからです。また、優秀なら企業側がしっかりとフォローして復職させるので、少なくとも逃げの転職はしません。
そもそも面接は「自分」という商品を企業にPRする場所です。にも関わらず、そこで致命的欠陥を自ら伝えるのは“センスがない”と思われる可能性すらあります。

もし適応障害であったことをどうしても伝えたいなら、一定の信頼関係が構築された後(最終面接中やオファー面談中)をおすすめします。
適応障害を伝えるメリットがない
よくある勘違いですが、転職エージェントに適応障害を伝えても良いことはありません。強いてあげれば「あなたの気持ちが軽くなる」くらいです。
ここでは下記の勘違いを否定していきます。
- 勘違い①理解ある会社が見つかる
- 勘違い②自分の性質を知ってもらえる
- 勘違い③転職理由を組み立てやすい
- 勘違い④仕事で配慮をしてもらえる
勘違い①理解ある会社が見つかる
適応障害はどう捉えてもネガティブ要素なので、合理的な意思決定ができる採用担当はまず避けます。「気にしないよ」なんて管理職は一人もいません。
少なくとも、あなたが魅力を感じるレベルの人気企業からはほとんど落ちることになるでしょう。ほぼ落ちるので、どんどん求人に応募させられることになりますが、結果として辿り着くのは「あなたもなにかしら妥協する必要がある会社」だけです。
- 給料が低い会社
- 従業員のレベルが低い会社
- 人がすぐ辞めてしまう企業
ちなみに、上記のような会社はどうしても民度が低くなる傾向にあり、繊細な方ほど適応障害になりやすいので注意してください。
勘違い②自分の性質を知ってもらえる
「適応障害になった」と聞いた面接官からすると、環境要因なのか当事者要因なのかがわからないので、信頼関係が構築されていない以上、むしろネガティブに評価します。
私が面接官なら以下のように解釈し、総じて扱いにくい印象を持ちます。
- ストレス耐性が低い(繊細)
- ストレスを感じやすい(神経質)
- 仕事やコミュニケーションが苦手
- 体調管理ができない
- 一人で抱え込みやすい
また、そもそも適応障害になるような「ネガティブな性質」があるなら、採用が不利になるだけなので開示するメリットはありません。
勘違い③転職理由を組み立てやすい
ストレスや不満のようにネガティブな出来事を起点として転職理由を組み立ててはいけません。必ずポジティブなものを起点にしてください。
なぜなら、転職理由がネガティブだと、仕事に対する前向きな姿勢や責任感を感じず「転職しても他責志向で不満ばかり言うのでは?」と思われるからです。
そのため、「ストレスを回避するため」ではなく「やりたいことを実現するため」と、未来に向けたポジティブな転職理由を伝えましょう。あなたが何を理由として適応障害になったか次第ですが、ポジティブな言い換えをしてください。
勘違い④仕事で配慮をしてもらえる
「障害者雇用」なら配慮した仕事や環境を用意してくれますが「一般雇用」では配慮してもらえません。企業側には任せたい仕事があり、活躍できる人を雇います。スキルベースでの即戦力採用が中途採用の基本です。
ただでさえ管理職は、目標や日々の業務に追われて忙しいので、管理工数を増やされ、再発リスクがある人材をあえて部下にしたいとは思いません。
なにより適応障害は、ストレスによる一時的な体調不調なので、統合失調症や発達障害のように職場側の配慮が必要なものではありません。伝えても変に距離を置かれて居心地が悪くなるだけです。
適応障害は伝えなくても問題ない
適応障害になっていたとしても、現時点で体調が改善しているのであれば問題とはなりません。個人の病歴を伝える義務はないので、履歴書や職務経歴書へ記載する必要もありません。
ただ、虚偽内容を伝えると内定取り消しのリスクがあるので、嘘をつくことだけはやめてください。退職理由で前職のネガティブエピソードを詳しく聞かれても「〜〜でつらかった。」くらいの表現で全然問題ないです。
ちなみに、次の章で解説しますが、適応障害であったことが転職後にバレることもありません。もし休職をしていたら給与天引きの住民税から休職が怪しまれる可能性はありますが、休職理由まではわからず、そもそも住民税は個人情報で経理しか見ないので安全です。
適応障害は隠してもバレないのか
休職をしていなければバレません。ただ、3ヶ月以上の休職をしていた場合だと「休職期間があったこと」は知られる可能性があるので注意する必要があります。
経路①源泉徴収票を提出して給与額からバレる
提出すると給与額が少ないことから怪しまれます
対策:自身で確定申告をする。提出しない。
経路②住民税の納税額が少ないことでバレる
個人情報で経理しか見ないが、上司が経理だとバレる
対策:従業員である以上どうしようもないがほぼ安全
いずれにせよ、休職期間がバレるだけですが、もし仮に3ヶ月以上の休職をしていると金額が大きく減って、違和感を持たれやすいので注意しましょう。
注意①休職していると源泉徴収票で休職がバレる

転職をすると人事担当から前職の源泉徴収票を求められますが、支給額が少ないことで、給料が支給されていない期間(=休職期間)があったことがバレるので注意しましょう。
有給休暇を抜いて1ヶ月分程度の無給期間であれば気にされることはありませんが、適応障害だと2~3ヶ月と長期で休職をする場合が多いので、さすがに違和感をもたれます。

ただ、休職理由は知られない
会社に源泉徴収票を提出したとしても「休職期間があったこと」が知られるだけで「休職理由」までは知られません。
そのため、仮に休職理由を質問されても、正直に答えなければバレることはありません。(両親の介護で休職をしていた、等)
ただ、理由はどうあれ長期で休職していたこと(かつ面接で隠していた)が転職直後に知られると、今後の信頼関係に響くので、源泉徴収票を提出せずに休職そのものを隠すことをおすすめします。

源泉徴収票を提出しなければ休職はバレなくなる
会社に源泉徴収票を提出しなければ休職期間があったことがバレることはなくなります。
そもそも源泉徴収票とは、その年の前職における総所得と納税額が記載されたもので、転職先で年末調整をおこなうための書類なので、年末調整を転職先でしなければ提出する必要がありません。
転職後に人事から提出を依頼されても「自分で確定申告をする」と伝えればOKです。
ほとんどないと思いますが、もし確定申告をする理由を聞かれたら「前職在職中の副業、株の売買益がある」とでも言いましょう。(転職先が副業禁止なら、今はしていない旨を伝えれば大丈夫です。)

源泉徴収票を提出しなければ自分で確定申告をする必要がある(翌年2/16~3/15)
年末調整を企業側でおこなわない場合、自身で確定申告をする必要がありますが、前職と転職先の源泉徴収票の情報をもとに、税務署に確定申告書を提出するだけです。
WEB上で確定申告書等作成コーナー(国税庁)で作成して提出するのが一番楽です。初めてでよくわからなければ、税務署で直接職員に質問しながら書類を作成すると良いでしょう。
慣れれば簡単にできますが不安かと思いますので、確定申告に関する手続き等(国税庁)を参考にしてみてくださいね。ちなみに直接税務署で質問した方がわかりやすいです。

ここまでの内容をまとめると、以下の通りです。
- 源泉徴収票を提出すると休職がバレる
あまり期間が長いと人事が現場に話す可能性あり - 休職理由はバレないが怪しまれるので、そもそも提出しないのがおすすめ
自身で確定申告をすれば提出する理由がなくなる
上記のようにすることで、源泉徴収票経由で「適応障害での休職」がバレることはなくなります。

注意②住民税の納税額が極端に少ないことからバレる可能性がある

サラリーマンの「住民税」は、前年の所得金額によって決まり、かつ企業の給与から自動で天引きされるので、毎月の納税額が極端に少ないと、長期間の休職を疑われる可能性があります。
ただ、基本的に経理担当しか触れないので、直属の上司が経理を担当していない限りは知られることがなく、経理担当もあえて報告しません(他人の個人情報ですし報告する意味もないので)。

従業員は普通徴収(自分で納税)に変更できない
よくある勘違いですが、企業勤めの従業員(正社員、アルバイト)は、住民税の納税方法を「普通徴収(給与天引きではなく、自分で納付する方法)」に切り替えることはできません。
なぜなら、給与を支給している会社(事業主)が、従業員個人の住民税を源泉徴収して納付しなければならないことになっているからです。
▼住民税の納付方法
- 特別徴収(会社給与から天引き)
→正社員はこれ。変更できない。 - 普通徴収(自分で納付する)
→副業や個人事業主はこれ
そのため、休職によって長期間休んでいると、その分住民税が減ってしまうので「転職前と給与と違うな」とバレてしまう可能性があります。
補足|副業や個人事業主なら普通徴収に切り替え可能

上記画像のように、確定申告書には「住民税の徴収方法」に関する項目があるので、「自分で納付」に◯をつけるだけです。
確定申告は、WEB上で確定申告書等作成コーナー(国税庁)から作成&提出するのが一番楽です。初めてでよくわからなければ、税務署で職員に質問しながら書類を作成すると良いでしょう。
隠していた適応障害が転職先にバレたらどうなる?
適応障害で休職していた事実が転職先にバレてしまった場合、以下の2パターンに該当する場合だと「内定取り消し・解雇」となる可能性があります。
- 休職中の転職活動だった場合
- 採用面接で虚偽の申告をしていた場合

休職中の転職活動だった場合、内定取り消し・解雇のリスクがある
前職の休職中に転職活動をしていたことが発覚すると、企業によっては内定取り消しや解雇となる可能性があります。
もちろん発覚時点で完治しており、問題なく就業できている(かつ社内評価が高い)ようなケースでは気にされないことが多いですが、そうでない場合には注意が必要です。
もともと労働者は、一方的に解雇されることがないように法律(労働基準法や労働契約法、等)で守られていますが、「健康が著しく悪化している状態」を秘匿して労働契約を交わした場合、企業側の義務である「労働者の安全への配慮」を果たせないことを立て付けに、解雇される(自己都合退職を促される)可能性があります。
実際のところ、内定通知書の「内定取り消しの要項」として、健康状態の著しい悪化やそれに準ずる可能性を記載している企業は多く、業務成績が優れない場合は高い確率で離職を求められます。
そもそも休職は「現在の勤務先に復職すること」を前提として設けられている制度なので、休職中の転職活動は不誠実であり、評価が少なからず下がります。

採用面接で虚偽の申告をしていた場合、内定取り消し・解雇のリスクがある
採用面接で質問をされたときに虚偽の申告をしてしまうと、バレた場合、内定取り消し・解雇となるケースがあります。以下のような問答です。
- 過去休職していたことはありますか?
→いいえ、ありません(虚偽) - 過去メンタル不調で休職した経験はありますか?
→いいえ、ありません(虚偽)
実際、ほとんどの企業の就業規則では「入社時に虚偽申告をしていた場合、懲戒処分(解雇)の対象になる」といった旨が記載されています。
あなたの業績パフォーマンスが優れている場合であれば、懲戒処分にはせずに雇用し続けるべきである、と判断される可能性もありますが、経験上そうならないことの方が多いです。

適応障害におすすめの転職エージェント
応募できる求人は2種類(一般枠と障害者枠)ありますが、どちらの求人を選ぶかによって、使うべき転職エージェントが異なります。
一般枠 | 障がい者枠(※障害者手帳が必要) |
◯求人の選択肢が多い ◯賃金が障害者雇用の場合より高い ×短期離職のリスクあり(職場に障害理解なし) | ◯長期定着する可能性が高い(職場に理解あり) ×求人の選択肢が少ない ×賃金が一般雇用の場合より低い |
→総合型転職エージェントTOP5 | →障がい者特化型転職エージェントTOP10 |
もし、障害者手帳があれば、障害者枠求人に応募することができるので、専門の転職エージェントを利用することをおすすめします。職場に配慮があるので長期就業しやすいですよ!
一般枠で探すなら:総合型転職エージェント
適応障害にならない(改善する)ためには、ストレスとなる要素を徹底的に避けることが重要なので、条件だけではなく、あなたに寄り添った求人提案をしてくれることが重要になります。
- 比較1. 提案・サポート力
- 比較2. 保有求人の数&質
←左右にスクロール可能です→
順位 | 転職エージェント | 評価 | 基本データ | 個別解説 | ||||
総合評価 | 提案/支援 | 求人数&質 | 対応地域 | 公開求人 | 非公開求人 | |||
1位 | パソナキャリア (サポート満足度No.1) | ★★★★☆ 4.07/5.00 | 4.17/ 5.0 (高い!) | 3.96/5.00 (普通) | 首都圏, 大阪,名古屋 | 39,324件 (普通) | 非公開 (8割以上) | 詳細 |
2位 | マイナビエージェント (20代の利用満足度No.1) | ★★★★☆ 4.05/5.00 | 4.08/ 5.0 (高い!) | 4.02/5.00 (高い!) | 首都圏, 大阪,名古屋 | 36,507件 (普通) | 34,234件 (普通) | 詳細 |
3位 | リクルートエージェント (総求人数No.1) | ★★★★☆ 4.02/5.00 | 3.89 /5.0 (普通) | 4.31/5.00 (高い!) | 全国 | 179,701件 (多い!) | 240,734件 (多い!) | 詳細 |
4位 | dodaエージェント (未経験・地方求人豊富) | ★★★★☆ 3.89/5.00 | 3.64 / 5.0 (低い) | 4.13/5.00 (高い!) | 全国 | 130,399件 (多い!) | 38,220件 (普通) | 詳細 |
5位 | ワークポート (IT業界や営業職に強い) | ★★★☆☆ 3.78/5.00 | 3.62 / 5.0 (低い) | 3.94/5.00 (普通) | 全国 | 53,099件 (多い!) | 非公開 (8割以上) | 詳細 |
※2023/3/1時点の数値
迷ったら1位2位のパソナキャリアやマイナビエージェントをまずは登録してみてください。いずれとも一人ひとりの状況に寄り添った丁寧なカウンセリングをおこなっているので、適応障害が再発しにくい職場・働き方を見つけることが可能です。
3位以下は、求人数は豊富なものの、やや対応がドライな傾向にあるので、求人が物足りないと思った場合でだけ追加利用するようにしましょう。
転職エージェントは最初から一つに絞る必要はありません。本気で転職したいなら、良い求人を見逃しにくくなるように複数登録しましょう。まずは2~3社ほど併用して見極めることをおすすめします。

パソナキャリア

パソナキャリアは、派遣業界最大手のパソナが運営する『オリコン顧客満足度調査4年連続No.1』を獲得している大手転職エージェントです。
首都圏エリアを中心に28,000社以上の企業と取引実績があるため求人数が多く、手厚いサポート・対応力に定評があるので、慣れない転職に不安がある方におすすめできます。
- 転職者からの満足度評価No.1(4年連続)
- 丁寧なサポートで慣れない転職に強い
- 都心エリアの求人が豊富で高年収求人も多い
筆者も過去に何回か利用しましたが、求職者側の要望をしっかりとヒアリングして、その人にあった求人を丁寧に探してきてくれている、という印象でした。
地域は都心に偏っていますが、400万円前後の求人から800万円以上のハイクラス求人まで多く保有しているので、どなたでもぜひ一度確認してみることをおすすめします。
ただ、対象エリア以外での求人数はそう多くはないので、地方の場合はリクルートエージェントやdodaエージェントを活用することをお勧めします。
パソナキャリアの基本データ | |
タイプ | 転職エージェント |
得意 | 総合(全業界、全職種) |
対象地域 | 首都圏、大阪、名古屋(WEB面談実施中) |
求人件数 | 15,101件(非公開求人は不明) |
運営会社 | 株式会社パソナ(企業HP) |
Pマーク | あり(確認はこちら) |
公式サイト | https://www.pasonacareer.jp/ |
※2023/3/1時点の数値
マイナビエージェント

マイナビエージェントは新卒大手のマイナビが運営する20代30代といった若手〜ミドル層向けの転職エージェントです。
新卒領域での取引実績から、首都圏を中心に若年層向けの求人数が非常に多く、また丁寧なサポートに『20代の満足度No.1』の強さです。
さらに、ITエンジニア領域や医療系分野(看護師など)にも特化したサービスを出しており、専門性が非常に高いことが特徴なので、どなたでも1度相談してみることをおすすめします。
- 20代からの利用者満足度評価No.1
- 圧倒的シェアを持つ新卒領域での取引実績から若年層に強い
- 経歴の棚卸からキャリア設計までサポートが好評
ここまでの内容をまとめるとマイナビエージェントは、都心エリアに在住の20代~30代前半であれば利用を強くおすすめしたい転職エージェントです。
ただ、やや若手向けなので、年収800万円越えの求人を探すのであれば、JACリクルートメントやビズリーチといった高年収専門の転職サービスと併用するようにしましょう。
マイナビエージェントの基本データ | |
タイプ | 転職エージェント |
得意 | 総合(全業界、全職種) |
対象地域 | 首都圏、大阪、福岡、名古屋(WEB可) |
求人件数 | 54,558件(うち非公開求人は13,060件) |
関連サービス | ・マイナビIT AGENT(エンジニア向け) ・マイナビ営業 AGENT(営業職向け) ・マイナビ金融 AGENT(金融業界向け) |
運営会社 | 株式会社マイナビ(企業HP) |
Pマーク | あり(確認はこちら) |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp |
※2023/3/1時点の数値
リクルートエージェント

リクルートエージェントは、人材業界No.1の求人数と実績を誇る転職エージェントです。
求人数は常時30万件以上と、さまざまな地域・業界・職種の求人を網羅しているので、どなたが登録をしても満足な求人を紹介してもらえる点が強みです。
また、大手企業で全国から優秀な人材が集まるリクルートだからか「優秀なコンサルタントが多い」ことで知られているので、ぜひ一度相談してみると良いでしょう。
- 求人数No.1、どの地域でも対応可能
- 第二新卒からハイクラス帯まで全てに強い
- 優秀なコンサルタントが多く頼りになる
筆者も転職活動のたびに登録していますが、毎日のように新しい求人が追加されてシステムが通知してくれるので、求人数の多い転職サイトのような感覚で使っています。
実際のところ、大手企業や人気企業となると、リクルートを使っていない企業のほうが珍しいと思うので、新着求人にいち早く応募するためにとりあえず登録しておくことをおすすめします。
ただ、口コミアンケートを見てみると、コンサルタント1人あたりが多くの求職者を見ていることもあってか、以下のようにネガティブな評判も見られました。
- 求人を強引に勧めてくる
- 担当者の対応が淡白で物足りない
筆者は毎回アタリを引いているようですが、担当者との相性は運によるところが存在するので、サポート面での評判が良い転職エージェント(例:パソナキャリアやマイナビエージェント)と併用し、より良いところに絞るようにするのが良いでしょう。
リクルートエージェントの基本データ | |
タイプ | 転職エージェント |
得意 | 総合(全業界、全職種) |
対象地域 | 全国+海外(WEB面談実施中) |
求人件数 | 569,298件(うち非公開求人は274,055件) |
運営会社 | 株式会社リクルート(企業HP) |
Pマーク | あり(確認はこちら) |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
※2023/3/1時点の数値
dodaエージェント

dodaエージェントは、転職サイトと転職エージェント両方の機能を1つのサイトで提供していることが特徴の業界最大手エージェントです。
求人数がリクルートエージェントに次いで業界No.2(全国15万件)と多く、求人の選択肢を増やすためにもぜひ登録すべき1社です。
また、定期的に転職イベント・転職フェアを開催しているので、今すぐの転職を考えていなくても登録する価値あり。
- 求人数14万件と業界No.2!地方も強い
- 転職イベントが定期的に開催されている
- 転職サイトとエージェント両方の機能を備えており一貫した転職サポートが実現
ただ、比較的経験の浅いコンサルタントが多いのか担当者の質に差があり、他転職エージェントと比べると、口コミ満足度はそう高くない傾向にあります。
- 専門性の浅いコンサルタントが多い
- 担当者のサポートや対応力に差がある
サポートに期待する場合は、口コミ評価が総じて高いパソナキャリアやマイナビエージェントに登録すると良いでしょう。
dodaエージェントの基本データ | |
タイプ | 転職エージェント、サイト |
得意 | 総合(全業界、全職種) |
対象地域 | 全国+海外(WEB面談実施中) |
求人件数 | 204,961件(うち非公開求人は38,658件) |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社(企業HP) |
Pマーク | あり(確認はこちら) |
公式サイト | https://doda.jp/ |
※2023/3/1時点の数値
ワークポート

ワークポートは、2003年3月設立とやや後発ながらも全国トップクラスの求人数を誇る、いま勢いのある総合型転職エージェントです。
特に、20代若手層におけるIT業界やゲーム業界、営業職の転職に強みがあり、魅力的な大手企業の求人を豊富に取り揃えていることが特徴です。
- IT、ゲーム業界、営業職の転職に強い
- 第二新卒から20代後半までの転職に強い
- 未経験者向けの転職サポートが充実している
特に、第二新卒から若手向けの、IT/WEB業界の営業職やマーケ職、エンジニアといった求人は、他よりも群を抜いて多い傾向にあるので、該当の方はぜひ利用しましょう。
(筆者もIT企業の事業部長として中途採用をおこなうことが多いですが、ワークポートさんには営業職やマーケ職といった職種で頻繁にお世話になっています。)
ただ、急拡大している組織だからか担当者のレベルに差があり、他転職エージェントと比べると、口コミ満足度はそう高くない傾向にあります。
ハズレ担当者を引きたくない場合は、口コミ評価が総じて高いパソナキャリアやマイナビエージェントに登録すると良いでしょう。
ワークポートの基本データ | |
タイプ | 転職エージェント |
得意 | IT系、営業職 |
対象地域 | 全国+海外(WEB面談実施中) |
求人件数 | 61,330件(非公開求人は不明) |
運営会社 | 株式会社ワークポート(企業HP) |
Pマーク | あり(確認はこちら) |
公式サイト | https://workport.co.jp |
※2023/3/1時点の数値
障害者手帳があるなら:障害者専門エージェント
それでは早速、障がい者枠求人を取り扱っている転職エージェントを紹介していきます。厳選するにあたって49社のサービスを下記の点で比較し、ランキング化しました。
- 比較1. 総求人数
- 比較2. 利用者満足度
- 比較3. 障がい者支援の実績
順位 | 就職/転職エージェント | 評価 | |||||
おすすめ度 | エリア | 公開求人 | 満足度 | コメント | 個別解説記事 | ||
![]() | ![]() | ★★★★☆ 4.2 | 全国 | 3,211件 多い | 4.2 / 5.0 高い | 業界最大級の求人数 在宅ワーク案件あり | |
![]() | ![]() dodaチャレンジ | ★★★★☆ 4.1 | 全国 | 1,393件 多い | 4.1 / 5.0 高い | 大手人材会社が運営 事務職やIT技術職メイン | |
![]() | ![]() atGPエージェント | ★★★★☆ 4.0 | 関東・関西 名古屋 | 1,143件 多い | 3.9 /5.0 普通 | 全国で豊富な求人数 地方や作業系案件もある | |
4位 | ![]() ランスタッドチャレンジド | ★★★★☆ 4.0 | 全国 (精神は一都三県) | 314件 普通 | 4.1/ 5.0 高い | 60%が300万円以上 フルタイム正社員中心 | |
5位 | ![]() エージェント・サーナ | ★★★★☆ 4.0 | 関東、関西 | 1,007件 普通 | 4.0 /5.0 高い | 転職支援歴29年 累計1,000名以上 | |
6位 | ![]() DIエージェント | ★★★☆☆ 3.9 | 全国 | 1,739件 多い | 3.9/ 5.0 普通 | 2009年開始 7,500人以上を支援 | |
7位 | ![]() | ★★★☆☆ 3.8 | 首都圏、大阪 | 946件 普通 | 3.8/ 5.0 普通 | ハローワーク求人や 就労移行支援も掲載 | |
8位 | ![]() | ★★★☆☆ 3.8 | 首都圏、関西 | 非公開 少なめ | 4.1 / 5.0 高い | 2020年開始 大手のノウハウあり | |
9位 | ![]() ソーシャルパートナーズ | ★★★☆☆ 3.7 | 一都三県 | 242件 少なめ | 3.8 / 5.0 普通 | 2018年開始 世界規模の人材会社 | |
10位 | ![]() アビリティスタッフィング | ★★★☆☆ 3.7 | 一都三県 | 129件 少なめ | 3.6 / 5.0 普通 | 首都圏の事務職中心 精神障害のみ |
※2023/3/1時点の数値
どれに登録しようか迷ったら、上位3社(LITALICO仕事ナビ、dodaチャレンジ、atGPエージェント)を利用して良かったところに絞るのをおすすめします。
転職エージェントは最初から一つに絞る必要はないので、良い求人を見逃しにくくなるように複数登録しておきましょう。
特に障がい枠求人となると、希望条件に合う求人と優秀なコンサルタントが見つかりにくくなるので、まずは3社ほど併用して見極めることをおすすめします。
1位.LITALICO仕事ナビ
LITALICO仕事ナビは、国内最大級の求人数を持つ転職サービスです。全国に対応しており、首都圏や関西はもちろん、地方求人も豊富なのが特徴。
全国100拠点を超える就労移行支援事業で培った累計10,000人以上の支援実績をもとに、安定感のあるサポートをしています。
- 求人数が業界最大級(全国対応)
- 人気の在宅ワーク求人も豊富
- 就労移行支援や継続案件も掲載あり
もともと就労移行支援のイメージが強いですが、身体障がい者や若手向けのサポートも充実しています。無料なのでぜひ相談してみてください。

◆利用した方の口コミ(一部抜粋)
40代男性 鬱病/社会不安障害 製造
★★★★★5
スタッフの方は非常に親身になって支えてくださいました。書類の作成や模擬面接もして頂き、非常に感謝しております。私も急に精神的な病気になってしまい、非常に落ち込んでいたのですが、おかげさまで明るさを取り戻しました。(アンケート調査より)
20代女性 摂食障害 事務職
★★★★☆4
他のエージェントと比べて、求人数は多いように感じました。身体障害の方、精神障害でもある程度自己管理ができる方は良いと思います。ただ、サポートはすごく良いですが、求人のレベルは割と高く、条件に合わないことも多いです。(アンケート調査より)
30代男性 うつ病/双極性障害 軽作業
★★★★★5
時期が閑散期なので難しかったかと思いますが、協力体制があり、たくさんの求人を紹介してくれました。ハローワークよりずっと探しやすいと思います。(アンケート調査より)
20代女性 発達障害/全般性てんかん 事務職
★★★☆☆3
求人を紹介してくれるのだろうかという不安を抱いていたので「求人を紹介してください」という要求に応えてくれた事には感謝したい。ただ、私の希望する勤務地や職種が抜けていたのが残念。(アンケート調査より)
LITALICO仕事ナビの基本データ | |
タイプ | 転職エージェント |
利用料金 | 無料 ※障害者手帳がなくても登録は可能 |
対象地域 | 全国 |
対象障害 | 全て(精神や発達障害も可能) |
求人件数 | 3,211件 |
運営会社 | 株式会社LITALICO(企業HP) |
関連サービス | LITALICOワークス(就労移行支援) |
公式サイト | https://snabi.jp/ |
※2023/3/1時点の数値
2位.dodaチャレンジ
dodaチャレンジは、大手人材企業のパーソルグループが運営する、転職支援実績No.1(2018年~2020年)の障がい者特化型転職エージェントです。
東京・大阪・名古屋の3ヶ所にオフィスを構えており、大手企業や特例子会社での、事務職からIT系技術職といったオフィスワーク求人を多く保有しています。
- 事務職からIT系技術職に強い
- 東京・大阪・名古屋の大企業求人に強い
- 障がい者の転職に特化したコンサルタント
転職前は応募書類の添削や模擬面接といったサポートがあり、入社後も就労に関する悩みがないか相談することが可能です。無料なのでまずは面談だけでもしてみましょう。
【公式】https://doda.jp/challenge/
また、就労移行支援事業所のミラトレを運営しているので、働くことに不安があり、無理なく慣れていきたいという方は、併せて利用してみてください。

主に、アドバイザーの対応に関するポジティブな口コミが多かった印象で、その一部を紹介していきます。
◆利用した方の口コミ(一部抜粋)
30代女性 うつ病 教育関係
★★★★★5
担当者の方は誠実に仕事をこなしてくださいました。病気のこともあり、自己肯定感がほぼない私に、私の長所となる部分を沢山教えてくださいました。(アンケート調査より)
30代男性 うつ病 事務職
★★★★★5
十分なヒアリングでこちらの就業を寄り添いながらアドバイスしてくれました。それから、企業側にいろいろと体調を崩した時などの対応を交渉してくれました。就業後も、どんな様子かヒアリングとアドバイスをしてくれてとても心強かったです。(アンケート調査より)
40代女性 双極性障害 事務職
★★★★☆4
良かった点は、キャリアカウンセラーが私の代わりに条件交渉をしてくれたことや面接対策や書類作成のサポートもしてくれたことです。悪かった点は、社会人としての経験が浅いためとの理由で、すぐに求人を紹介してもらえなかったので、残念でした。(アンケート調査より)
30代女性 軽度知的障害 事務職
★★★☆☆3
軽度知的障害とのこともあり、普通の人より理解力がないなか丁寧にわからないことを教えてくださいました。悪かった点としても希望の求人数があまりにも少なく、他の都道府県の求人ばかり障害されたことが悪かったといいますが不満に思った点です。(アンケート調査より)
dodaチャレンジの基本データ | |
タイプ | 転職エージェント |
利用料金 | 無料 ※障害者手帳が必要 |
対象地域 | 東京、大阪、名古屋(WEB対応可) |
対象障害 | すべて※精神障害も対応 |
求人件数 | 1,393件 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社(企業HP) |
Pマーク | あり(確認はこちら) |
公式サイト | https://doda.jp/challenge/ |
※2023/3/1時点の数値
3位. atGPエージェント
atGP(アットジーピー)は、株式会社ゼネラルパートナーズが運営する、全国トップクラスの求人を保有する障がい者向け転職サービスです。
基本的には首都圏、関西エリアの事務職求人が中心ですが、他の大手エージェントと違って、地方エリアや作業員(清掃等)案件にも力を入れています。
さらに、時短(週20時間~)案件や、在宅ワーク求人も多く保有しているので、幅広いニーズに応えられる点はatGPならではの強みと言えるでしょう。
- 全国で求人数がトップクラス
- 時短や在宅ワーク求人が豊富
- 首都圏や関西の事務職求人が中心
- 地方や作業系案件でも他社より充実
また、エージェント機能をつけずに求人を眺めたり、スカウトを待ったりすることも可能なので「良い案件があれば」という方にもおすすめできます。
ちなみに、就労移行支援事業所(atGPジョブトレ)も運営しているので、働くことに不安があり、まずは準備からしていきたい方は、併せて利用してみてください。

◆利用した方の口コミ(一部抜粋)
40代男性 左大腿1/2以上欠損 事務職
★★★★★5
こちらの要望に応えて求人を探してきてくれて、ずっと親身になって相談を聞いてくれた。こちらからの質問に対してすぐに回答してくれた点もありがたい。(アンケート調査より)
20代女性 双極性障害 事務職
★★★★★5
良かった点は、自分が気になっているが、少し雇用条件の部分が気になった求人をすぐに対応してくださり、雇用条件の確認などがスムーズでとても好感にもてたことです。わからないことをすぐに聞けるので安心できました(アンケート調査より)
30代女性 発達障害/統合失調症 事務職
★★★★★5
自分の障害における特性や、疲れやすさ等をすごく理解して下さって嬉しかったです。自分の特性の良いところを活かせる様に、色々親身になって話を聞いてくれて動いて下さり、ありがたかったです。(アンケート調査より)
20代男性 うつ病 事務職
★★★★☆4
職種の条件について細かい要求をしたが、自分にあった求人をしっかりと探してくれて、見つかり次第連絡してくれた。都心でないと少し求人数は物足りない印象を受けたが、在宅求人も紹介してもらえたのでおすすめです。(アンケート調査より)
atGP(アットジーピー)エージェントの基本データ | |
タイプ | 転職エージェント |
利用料金 | 無料 ※障害者手帳が必要 |
対象地域 | 関東・関西・名古屋エリア |
対象障害 | 全て |
求人件数 | 1,143件(非公開求人は不明) うち610件は精神障害の採用実績あり |
運営会社 | (株)ゼネラルパートナーズ(企業HP) |
Pマーク | あり(確認はこちら) |
公式サイト | https://www.atgp.jp/ |
※2023/3/1時点の数値
4位.ランスタッドチャレンジド
ランスタッドチャレンジドは、世界最大の人材企業ランスタッドが運営する障がい者向け転職エージェントで、取り扱い求人の年収やレベルが高いことが特徴です。
実際の求人も、正社員のフルタイムが大半を占めているので、フルタイムでの就業を直近2~3年継続していて「キャリアアップしたい!」と考えている方におすすめです。
もとは外資系企業なのでドライなイメージを持つかと思いますが、そういったことは一切なく、求職者に寄り添ったオーダーメイド求人をはじめ、親身なサポートが高評価でした。
- 年収高めのフルタイム求人
- 全国対応(精神障害は一都三県のみ)
- 事務職や製造業職の人気求人を多数保有
ランスタッドの保有求人の多くは非公開であり、大企業を中心に多くの転職支援実績があるので、どのような求人があるかだけでもみてみると良いでしょう。
【公式】https://www.randstad.co.jp/challenged/
ただ、基本的にはフルタイム求人がメインなので、経歴に自信がない方、週3~4勤務から段階的に復職したい方は、LITALICO仕事ナビやatGPを利用するようにしてください。
◆利用した方の口コミ(一部抜粋)
30代男性 下肢障害5等級 IT関連
★★★★★5
通勤に負担がかかるのでテレワーク中心で働くことができる仕事を探していました。障害者雇用の割にランスタッドは比較的条件の良い求人が多かった印象です。正社員の案件が多いので仕事に支障が出ずに働ける方にはおすすめですね。(アンケート調査より)
40代女性 内部障害1等級 事務職
★★★★★5
担当者が障害に詳しかったので安心して配慮事項をお伝えすることができました。結果的に希望の条件で無事転職することができたのですが、事前に配慮事項を調整してくれたおかげで受入環境も良く、快適に働けています。(アンケート調査より)
30代男性 上肢障害6等級 IT技術職
★★★★★5
障害者雇用の場合だと簡単な事務作業しか任せてもらえないものと諦めていましたが、経験が浅いながらスキルアップできる職場を紹介してくれました。障害以外の部分での職務適正をみたうえで細かくサポートしてくれたので感謝しています。(アンケート調査より)
30代女性 統合失調症 事務職
★★★★★5
精神障害なので最初はうまくいかなかったのですが、担当の方は明るく励ましてくれて支えになってくれました。途中で挫けそうにもなりましたが、諦めずに一緒に頑張ってくれたので無事に希望の仕事に就くことができたんだと思います。(アンケート調査より)
ランスタッドチャレンジの基本データ | |
タイプ | 転職エージェント |
利用料金 | 無料 ※障害者手帳が必要 |
対象 | ・身体障害のある方(全国対応可能) ・精神障害のある方(一都三県のみ) |
求人件数 | 314件 ※障害種別の内訳は不明 |
運営会社 | ランスタッド株式会社(企業HP) |
Pマーク | あり(確認はこちら) |
公式サイト | https://www.randstad.co.jp |
※2023/3/1時点の数値
5位.エージェント・サーナ
エージェント・サーナは、創業から30年間、身体障がいや内部障がいを中心に、障がい者の転職支援を行い続けている特化型の転職エージェントです。
求人傾向としては、東京、埼玉、神奈川といった首都圏エリアの求人がメイン(全体の75%)で、事務職や営業販売職を中心に取り扱っている特徴があります。
また、求人情報を一般公開しておらず、保有求人の85%が完全独自案件とのことなので、ぜひ一度、どのような求人があるのか確認してみてください。
- 身体障害・内部障害に特化
- 事務職と営業販売職が中心
- 首都圏メイン(愛知県や関西も対応)
- 限定求人が85%を占めるとのこと
【公式】https://www.agent-sana.com/
◆利用した方の口コミ(一部抜粋)
30代男性 下肢障害5等級 事務職
★★★★★5
やはり障害者雇用となると一人ひとり身体の状態が違うのでなかなか理解してもらいにくいのですが、担当の方は事情に詳しくスムーズに話が進みました。さまざまな新しい情報が知れてよかったです。(アンケート調査より)
40代女性 聴覚障害2等級 事務職
★★★★★5
都心の求人数は多いように感じました。独自求人が多いとのことで、実際に他のエージェントにはないような会社も多かったような印象です。どこまで配慮してもらえるものかが気になっていたので、担当の方が詳しくすり合わせてくれて助かりました。(アンケート調査より)
30代男性 内部障害1等級 事務職
★★★★★5
前の職場で勤務しながら転職活動を進めていたので、面接できる時間は限られていたのですが、うまくセッティングしてもらえました。職務経歴書の添削や面接対策など、きめ細やかなサポートが心強かったです。(アンケート調査より)
40代女性 下肢障がい6等級 事務職
★★★★★5
車椅子は利用していませんが下肢障害があるので通勤には負担がかかります。そのため、業種は問わずにテレワーク中心で働ける仕事を探していました。未経験業種なので最初は全然うまくいかなかったのですが担当の方が明るく元気づけ、根気強くサポートしてくれました。(アンケート調査より)
エージェントサーナの基本データ | |
タイプ | 転職エージェント |
利用料金 | 無料 ※障害者手帳が必要 |
対象地域 | 関東(東京・神奈川・埼玉・千葉) 関西(大阪・京都・兵庫)・愛知 |
対象障害 | 身体障害・内部障害、精神障害等 |
求人件数 | 1,007件 ※うち367件は精神障害者も応募可 |
運営会社 | 株式会社イフ(企業HP) |
Pマーク | あり(確認はこちら) |
公式サイト | https://www.agent-sana.com/ |
※2023/3/1時点の数値
適応障害後の転職活動の進め方(5step)
適応障害を再発しない(改善する)ためには、以下のような5つのステップを踏んで転職活動を進めることにしましょう。
- Step1. まずは休んで完治させる
- Step2. ストレスの原因を把握する
- Step3. 復職後の勤務条件を検討する
- Step4. 産業医や職場と面談して復職する
- Step5. 復職後に様子を見て転職活動を始める

Step1. まずは休んで完治させることが重要
まず注意すべきなのが「無理して転職活動を進めない」ことです。職場への抵抗感から転職先をすぐにでも探したい気持ちはわかりますが、まずは休んで回復に努めましょう。
なぜなら、転職活動そのものに大きなストレスがかかるので、適応障害の抑うつ症状が長引いたり、悪化したり(うつ病へ移行)する可能性があるからです。
適応障害の症状はあくまで一時的なものであり、休職を通じてストレス因を遮断すれば、症状が6ヶ月以上持続することはないので、まずは休みましょう。

「仕事に復帰して良い状態か」は医師の判断を仰いでください!
Step2. ストレスの原因を把握する
適応障害は、明確な原因があったうえで症状が出るので、事前にストレス因を整理しておくことで再発を防ぐことができます。例えば以下のようなケースです。
- 例①
原因:仕事量と責任の重さ、過労
対策:業務量、役割や立場の調整 - 例②
原因:上司を中心とした人間関係
対策:部署やチームの異動
上記のような対策部分は、医師の診断書に復職の勤務条件として明記することが可能なので、企業としても従わざるを得なく、大きな効力を発揮します。

ストレス要因を分析するならミイダスのコンピテンシー診断がおすすめ
また、ストレスを感じる要素を言語化したければ「ミイダス」のコンピテンシー診断(無料)がおすすめです。人間関係の適性や、向いている職業を知ることができますよ!

※ミイダスのコンピテンシー診断
ストレス要因は大きく3つ(職場環境、仕事内容、人間関係)に分類されるので、簡単に見ていきましょう。
職場環境によるストレス要因
右にスクロール可能です→
ストレス要因 | 説明 |
変化、混沌 | ・先の予測できない環境に置かれる ・体制や仕事内容が急激に変化する |
突発的な出来事 | ・前もって計画を立てる時間がない ・アクシデントへの臨機応変な対応が必要 |
ハードスケジュール | ・厳しい時間制限とプレッシャーがある ・余裕のないスケジュールを強いられる |
戦略や目標の欠如 | ・どこを目指しているのかが不明確 ・はっきりとした目標が与えられない |
上下関係の厳しさ | ・命令や上下関係に縛られる企業文化 |
評価されない | ・目標を達成しても評価されない ・評価に対する対価がもらえない |
ぬるま湯体質 | ・結果が良くても悪くても評価が同じ ・周囲のやる気、向上心が低い |
自主的にできない | ・仕事の進め方を決める権利がない ・独自性が発揮できない |
意思決定に参画できない | ・物事が自分のいないところで決定される |
仕事内容によるストレス要因
右にスクロール可能です→
ストレス要因 | 説明 |
高度な分析力 | ・アウトプットに高いレベルを求められる ・論理的な根拠が求められる |
知的要素の不足 | ・知的好奇心が刺激されない ・興味のない仕事をする |
ルーティーン | ・仕事の内容に変化が少ない ・定型業務を繰り返す |
創造的機会の欠如 | ・創造性を発揮できない ・新しいものを生み出せない |
難しい局面での決断 | ・必ず批判を伴う決断をする ・誰かの意見を否定する決断 |
人間関係によるストレス要因
右にスクロール可能です→
ストレス要因 | 説明 |
営業、交渉 | ・商材を売ったり、交渉したりする |
意見交換、調整 | ・他者との意見交換や連絡が必要 |
人間関係の葛藤 | ・意見や価値観が異なる人間がいる ・対人関係で緊張感がある |
ドライな社風 | ・ビジネスライクな付き合いを求められる ・あたたかさや慣れ合いがない |
矢面に立つ | ・喜ばしくない事実を伝える損な役回りを請け負う |
チームワークの強制 | ・周囲の人間と同じ歩幅で動かなくてはならない ・一人で動けない |
孤独な業務 | ・長い間、一人で働く ・他者と連絡を取る機会がない |
Step3. 復職後の勤務条件を検討する
休職を通して体調が改善し、かかりつけ医から「復帰して問題がない」旨を診断してもらったら、次は「復職後の勤務条件」を検討するようにしましょう。
基本的には、元の慣れた職場へ復帰することが多いですが、もし職場の人間関係・業務内容が原因で適応障害となった場合には、事前に検討する必要があります。
特に、復帰するときには「労働負荷を軽減し、段階的に元へ戻す」といった慎重さが必要になるので、下記のような条件を検討するようにしましょう。(参考:厚生労働省)
- 短時間勤務(残業なし、時短等)
- フレックスタイム制度の適用や制限
- 負担が重くない業務(軽作業や定型業務)
- 窓口業務、苦情処理業務などを避ける
- 部署異動、出張制限、転勤への配慮
- 管理職からスタッフ職への職務変更
あなたが適応障害を発症するに至った理由をふまえて、かかりつけの心療内科の先生と相談し、無理のない復職条件を検討するようにしてください。

Step4. 産業医や職場と面談して復職する
かかりつけ医からもらった「復帰して問題ない」旨の診断書を会社に提出した後は、産業医面談と職場面談(人事や上司)をすることとなります。
産業医面談はただ診察するだけなので身構える必要はありません。一方、職場との面談は、復帰に向けた具体的な擦り合わせの場なので、事前に整理しておくと良いでしょう。
- 体調不良の原因
- 復職に向けた勤務条件
- どういった仕事や働き方をしたいか
ちなみに、よほど変わった職場でない限り、あなたが希望した条件(部署異動や配置替え、時短等)を受け入れてくれるケースがほとんどです。

Step5. 復職後に様子を見て転職活動を始める
復職して1ヶ月ほど経ち、体調が改善した状態になっても、まだ「転職をしたい」と思うのであれば、転職活動を始めるようにしましょう。
健康被害が出ている状況での転職活動はおすすめしませんが(理由:休職中の転職は、転職先に解雇される可能性もあるので)、復職したあとであれば問題ありません。
再度、適応障害にならないためには「転職先企業への深い理解」と「自身の客観視」が重要なので、転職のプロ(転職エージェント)に相談して進めることをおすすめします。

特に一般的な求人サービスより多くの求人を抱えているので、いまや利用必須ですね。
適応障害での転職でよくある質問と回答
▼適応障害関連
- 適応障害とは?
- 適応障害で休職するまでの流れ
- 休職中に傷病手当金を受給するまでの流れ
- 適応障害は転職エージェントに伝えるべき?
- 適応障害は応募した企業に伝えるべき?
- 適応障害の病歴を言わなくても大丈夫?
- 休職中でも転職活動はしても良い?
- 適応障害での休職は転職先にバレる?
- 適応障害で障害者専門エージェントは使える?
▼転職エージェント関連
▼特例子会社関連
▼その他
Q. 適応障害とは?
適応障害(Adjustment Disorder)とは、ある特定の環境において、気分や行動に変調をきたす精神疾患/精神障害のことで、ストレスとなる理由が明確であり、不安感や抑うつをはじめとした様々な症状により、社会生活に支障をきたしていることが特徴です。
例をあげると、人間関係に問題があったり、やりたくない仕事をやらされ続けていたり、残業が続き睡眠が満足に取れていなかったり、などストレスを長期的に受けていたことを理由に、下記のような症状が出ているときには「適応障害」と診断されるケースがあります。
- 頭がぼーっとして思考がまとまらない
- 仕事のことが頭から離れなくて夜も眠れない
- なぜか玄関から出ることができない
他にも、激しい気分の落ち込みに苛まれてしまったりすることがあります。神経が過敏になって周囲の目が気になって仕方なくなったりすることもあるでしょう。
当然、気分の落ち込みや不安は誰でも日常的に抱くことがあるものです。
しかし、それが特定の環境に置かれている間(例:就業中)や、その環境に近づかなければならない状況(例:出社前)で毎回のように抱いている。
そして、その場から離れられるとき(例、休日や帰宅後)になると気持ちが楽になる、といった状態が繰り返されていると「適応障害」と診断されることがあります。
Q. 適応障害で休職するまでの流れ
- 心療内科で診断書をもらう
- 会社の上司に休職したい旨を申し出る
- 最低限の業務引き継ぎを行う
上記のように割と簡単に休めます。会社によっては途中で産業医面談を挟むことがありますが、休職意向を覆されることはないので、安心してください。
Step1.心療内科で診断書をもらう
まずは、心療内科のあるクリニックへ行き「適応障害」の診断書をもらいましょう。適応障害と診断されるためには下記2点が必要なので、事前に整理しておいてください。
- 明確なストレス要因がある
例:残業、パワハラ、嫌な仕事をしている - 心身の不調で日常生活に支障がある
例:抑うつ(気分が沈む、やる気が出ない)
例:自律神経失調症(頭痛、眠れない等)
また初診時、ストレートに「休職のための診断書が欲しい」とは言いにくいと思いますので(全然問題ありませんが)、以下のように伝えれば大丈夫です。
- 睡眠改善やストレス緩和の薬が欲しい
- ◯の症状があるので診断してもらいたい
- 仕事が辛く、休職すべきかを相談したい

余談ですが「時短勤務」や「休職した方が良い」という旨の診断書を書いてもらうことも可能なので、心療内科の先生と相談してみてください。
Step2.会社の上司に休職したい旨を申し出る
診断書をもらったら、その旨を上司や人事に伝えるようにしましょう。ほとんどの企業では就業規則で休職についての記載があるので、あらかじめチェックしておくと安心です。
Step3.最低限の業務引き継ぎを行う
思いやりのある上司ならそこまで拘束しないと思いますが、最低限の引き継ぎをしましょう。復職のしやすさに大きな影響を与えるので、穏便に進めることをおすすめします。
Q. 傷病手当金を受給するまでの流れ
適応障害での休職の場合、健康保険に加入していれば、傷病手当金を受給することができるので、必ず申請するようにしましょう。
- 労務に傷病手当金の申請書をもらう
- クリニックに診断内容を記載してもらう
- 必須事項を記載して労務に提出する
Step1.労務に傷病手当金の申請書をもらう
労務担当に「傷病手当金を申請したいので、加入している健康保険組合の申請書を教えてください」と聞いてください。
加入している健康保険組合によりますが、おおむねこんなフォーマットの申請書がもらえます。
Step2.クリニックに診断内容を記載してもらう
申請書をもらえたら、まずはクリニックに記載してもらいましょう。クリニック側は傷病手当金に慣れているので、スムーズに対応してくれます。
Step3.必須事項を記載して労務に提出する
クリニックに記載してもらったら、次は振り込み口座などの必要情報を記載し、会社の労務担当に提出しましょう。最後に労務担当から健康保険組合に申請してくれます。
Q. 適応障害は転職エージェントに伝えるべき?
伝えるメリットがありません。隠すことをおすすめします。
仮に伝えても転職エージェントは「企業様にお伝えして納得してもらいましょう」としか言いません。適応障害ならストレス因は明確なので、自ら逆質問で避けるようにするのが一番です。
- 適応障害を伝えるメリット
- あなたの気分がスッキリする
- 適応障害を伝えるデメリット
- エージェントのサポートが浅くなる
- 価値の低い人材に時間はかけません
- 企業側に伝えられて選考で不利になる
- 人材に余裕のある会社はまず見送る
- 人手不足な企業しか受からなくなる
- エージェントのサポートが浅くなる
「理解のある会社を探してくれるかも」と思うかもしれませんが、どちらかといえば「再発リスクがあっても妥協するくらい人手不足な不人気企業」ばかりが見つかることになります。
Q. 適応障害は応募した企業に伝えるべき?
伝えるメリットがありません。隠すことをおすすめします。
- 適応障害を伝えるメリット
- あなたがの気分がスッキリする
- 適応障害を伝えるデメリット
- 再発を警戒されて選考で不利になる
- 人材に余裕のある会社はまず見送る
- 人手不足な企業しか受からない
採用する立場で考えたらわかりますが、他人から「メンタル不調で休職していた」と聞いたら、まず警戒します。再発リスクが高いからです。
- 体調管理ができないのでは?
- ストレス耐性が低いのでは?
- 仕事が遅く、タスク管理ができないのでは?
- つらいことがあったらまた休職するのでは?
特に、お互いの素性をよく知らない状態だとハロー効果がよく働き、一部のネガティブなイメージ(適応障害で休職)から、他の評価全てがネガティブになるので、注意してください。

他の候補者よりずっと優秀なら別ですが、元気で働くことに前向きな方を採用したいので、ストレスがないよう居心地の良い環境を求めている方には、魅力を感じません。
ただ、虚偽内容を伝えると内定取り消しになる可能性があるので、聞かれてしまったら正直に答えましょう。
Q. 適応障害の病歴を言わなくても大丈夫?
言わなくて大丈夫です。個人の病歴を伝える義務はないので、履歴書や職務経歴書へ記載する必要もありません。面接でも伝えなくて大丈夫です。
ただ、虚偽内容を伝えると内定取り消しのリスクがあるので、嘘をつくことだけはやめてください。退職理由で前職のネガティブエピソードを詳しく聞かれても「〜〜がつらかった。」くらいの表現にとどめましょう。
Q. 休職中でも転職活動はしても良い?
バレなければ基本的に大丈夫ですが、おすすめはしません。理由は下記3点です。
- 転職活動のストレスで症状が悪化する可能性がある
- 転職先にバレると解雇される可能性がある
- そもそも現職に対して不誠実な行為である
適応障害による休職は、体調悪化を理由に「労働することができない状態」なので、無理に転職活動をすることはおすすめしません。特に注意すべきが②なので、以下に補足します。
休職中の転職活動は、内定取り消し・解雇のリスクがある
前職の休職中に転職活動をしていたことが発覚すると、企業によっては内定取り消しや解雇となる可能性があります。
もちろん発覚時点で完治しており、問題なく就業できている(かつ社内評価が高い)ようなケースでは気にされないことが多いですが、そうでない場合には注意が必要です。
もともと労働者は、一方的に解雇されることがないように法律(労働基準法や労働契約法、等)で守られていますが、「健康が著しく悪化している状態」を秘匿して労働契約を交わした場合、企業側の義務である「労働者の安全への配慮」を果たせないことを立て付けに、解雇される(自己都合退職を促される)可能性があります。
実際のところ、内定通知書の「内定取り消しの要項」として、健康状態の著しい悪化やそれに準ずる可能性を記載している企業は多く、業務成績が優れない場合は高い確率で離職を求められます。
そもそも休職は「現在の勤務先に復職すること」を前提として設けられている制度なので、休職中の転職活動は不誠実であり、評価が少なからず下がります。

Q. 適応障害での休職は転職先にバレる?
結論として、休職理由は黙っていればバレませんが、休職期間があったことは以下2つのパターンからバレる可能性があるので注意してください。
経路①源泉徴収票を提出して給与額からバレる
対策:自身で確定申告をする。提出しない。
※提出すると給与額が少ないことから怪しまれます
経路②住民税の納税額が少ないことでバレる
対策:従業員である以上どうしようもない
※前年1~12月分の給与をもとに、翌年6~翌々年5月で住民税徴収されます
あくまで、休職期間がバレるだけですが、もし仮に3ヶ月以上の休職をしていると金額が大きく減るので、違和感を持たれやすいので注意しましょう。
Q. 適応障害で障害者専門エージェントは使える?
障害者手帳を持っている(または取得予定である)のであれば使えます。
障がい者専門の転職エージェントは、障がい者雇用枠求人(障害者手帳必須)への転職支援をしている事業所なので、障がい者手帳を持っていないとサポートしてもらえません。
なぜなら、適応障害はあくまで一時的な症状であり、うつ病をはじめとした精神疾患ではないので、一般的な「障害」のジャンルには当てはまらないのです。

適応障害は、ストレスの原因さえ遠ざければ3ヶ月で完治するので、障害者手帳はもらえません。
Q. 転職エージェントはなぜ無料?
転職エージェントで利用者が無料なのは、そもそも人材紹介業では利用者から金銭を取ることが法律で禁止されているからです。代わりに採用企業から報酬(年収の35%が相場)をもらっています。
Q. 転職エージェントの仕組みは?
転職エージェントは、採用企業に対して転職希望者を紹介することで、採用となった場合に成果報酬を受け取るビジネスをしている「人材紹介事業所」のことです。

そのため、転職希望者は無料で使うことができますが、転職エージェントにとってのクライアントはあくまで採用企業なので、信用しすぎないように注意してください。
転職エージェントにとって、クライアント企業は一度や二度ではなく長期的に取引をすることになるので、ビジネス構造上どうしても「転職希望者は商品」となります。
結果として、中には「転職希望者を騙してでもクライアント企業に入社させようとする」といった不誠実な対応をとる悪質なコンサルタントもいるので注意してください。
Q. 転職エージェントは複数利用すべき?
転職エージェントによって保有求人や対応の質が全く異なるので、比較するため、かつより多くの非公開求人を集めるためにも、必ず、複数利用すべきです。
Q. 転職エージェントは何社利用するのがいい?
結論、転職エージェントは「3社」利用することをおすすめします。
実際に、転職エージェント利用者向けのアンケート調査(有効回答数1,515件)でも、利用社数に応じて、転職活動における満足度が大きく変わり、以下のことが判明しています。
- 1社だと、成功確率が低く、失敗確率が高い
- 3社までは成功確率が上がり失敗確率も下がる
- 4社以上利用しても3社とそう大きな差がない
▼利用社数と転職成功率の分布(有効回答数1,515件)
利用社数 | 満足/成功 | 普通 | 不満/後悔 |
1社のみ | 66.5% (低い) | 24.5% (-) | 8.9% (高い) |
2社 | 70.5% (普通) | 22.2% (-) | 7.3% (普通) |
3社 | 74.3% (高い) | 20.6% (-) | 5.1% (低い) |
4社 | 75.0% (高い) | 20.5% (-) | 4.5% (低い) |
5社以上 | 74.0% (高い) | 22.0% (-) | 4.1% (低い) |
このように、1社のみを利用した場合に比べて、3社以上を利用することで、「満足した割合が10pt近く高くなる」「転職に不満を持っている割合が半分になる」といった差が出ています。

Q. 転職エージェントに登録したら会社にバレる?
転職エージェントに登録をしても、転職活動中であることが今の会社にバレることはまずありません。理由は以下の通りです。
<理由①>
企業側は応募前の求職者情報を見れないため
└求職者の情報を見れるのはコンサルタントのみ
└本人同意なしで企業に個人情報は開示されない
<理由②>
転職エージェントが情報管理を徹底しているため
└情報漏洩は、会社の信用・ブランドが失墜する
└有料職業紹介事業の許可取り消しすらありえる
<理由③>
各コンサルタントが最大限注意しているため
└そもそもあえて情報を漏洩するメリットがない
└漏洩のデメリットが大きすぎる(懲戒処分)
特に転職エージェント側の管理不足によって個人情報が漏洩した場合、有料職業紹介事業の許可を取り消されるリスクすらあるので最大限注意されています。
- 盗難の防止策
- 事業所への入退室の管理
- 個人情報の移送や送信時のリスク対策
- 個人情報保護の社内マニュアル/ルール
ただ、転転活動をする際には、以下のような点に注意をしないと、今の会社にバレる可能性があるので注意していきましょう。
- 職場では話さない、同僚には話さない
- 社内PC、アドレスを使って登録しない
- 会社のカレンダーに面接予定を記載しない
- 企業スカウトありの転職サイトに注意する
- Facebookで担当者と繋がるときは注意する
- 面接と同僚の営業訪問がかぶっていないか確認
Q. 転職エージェント利用の流れ

基本的にどの転職エージェントも上記の手順を踏んでいくことになりますが、特に重要なのが初回面談です。今後紹介していく求人の内容をすり合わせる場になので、希望条件や譲れない条件などは事前に整理してしっかりと伝えるようにしましょう。
また、面談は一度限りではなく、必要に応じて随時頼むこともできるので、書類添削や面接対策などをしてほしければ積極的に依頼するようにしてください。
Q. 転職エージェント活用ポイント
転職エージェントを利用する流れの中で、効果的に活用するためのポイントを整理すると、以下のようになります。
- 応募フォームから登録・申し込み
・転職エージェントは複数登録する
・事前に転職活動用のメールアドレスを作る - 担当コンサルタントと面談
・事前に経歴と希望条件を整理しておく
・経歴を盛るとしても嘘にならない程度に
・担当者と合わなければ担当変更を依頼する
・その後コンサルタントにはこまめに返信する - 選考対策(書類添削、面接練習)
・自分から依頼する
・面接の想定質問を事前に聞いておく
・フィードバックが少ない担当は変更する - 求人紹介、応募
・応募時の推薦文を必ず確認する
・応募企業の業界内での立ち位置を聞く
・むやみやたらに求人へ応募しない
・その企業を退職した人から一次情報を集める - 面接、選考フィードバック
・その企業でされやすい質問を聞く
・その企業に聞くべき逆質問を聞く
・選考で見送りになったら対策を依頼する - 内定、入社前後の最終調整
・妥協しない
・言いなりにならず自分で決める
Q. 特例子会社ってどれくらいあるの?
2021年時点で562社あります。

Q. 特例子会社はどのような障害者が多い?
多い順に、知的障害(52%)、身体障害(29%)、精神障害(19%)となります。

Q. 特例子会社のメリットとデメリットは?
特例子会社のメリットとデメリットはそれぞれ下記の通りです。
- 配慮した環境が整っていて安定して働ける
- 周囲に障害者しかいないので居心地が良い
- 大企業傘下だと福利厚生が充実している
- とにかく給料が低い
- 単純作業が多く、専門スキルが身につかない
- 他の様々な障がい者に配慮をする必要がある
このように、配慮が行き届いた環境で安定して働きやすい反面、給料が低くスキルが身につかないというデメリットがあるのが特例子会社です。
Q. 特例子会社と一般の障害者枠どっちがいい?
結論として、居心地の良い環境で安定して働きたいなら特例子会社、障害が軽度で年収やスキルアップを諦めたくないなら障害者雇用枠がおすすめです。
- 特例子会社がおすすめな人
①体調や働きやすさを重視したい
②給料を上げるよりも長期就業したい
③他の障害者と助け合って働きたい - 一般の障害者枠がおすすめな人
①専門分野でスキルアップしたい
②たくさん働いて年収を上げていきたい
③より仕事熱心な人と働いて刺激を得たい
特例子会社と障害者雇用枠のどちらで働くかによって「職場の居心地や働きやすさ」「年収やスキルアップのしやすさ」が変わるので注意しましょう。
特に、3級だと障害年金をもらえないので、特例子会社だと給料が低くて生活が厳しくなるかもしれません。現在、一人暮らししている(できるくらいに軽い)なら特例子会社はおすすめしません。
悩んだら、両方を受けてみた上で比較すると良いでしょう。実際のところ「就職して馴染めるか」は職場や上司との相性によるところが大きいので、自分の目で確認するのがベストです。
Q. 特例子会社はなんでそんなに給料が低いの?
特例子会社の給料が低い理由は、下記の通りです。
- 市場価値の低い仕事が多いため
誰でもできる単純作業ばかりなので給料はでません - 事業として利益が出ていないため
給料は利益から決まるので、利益が少ないと給料が出ません - 低い給料でも障害者が応募するため
特例子会社は人気なので給料を上げる理由がありません
Q. そもそも仕事の選び方を知りたい
仕事の選び方は、以下の3ステップを順に進めながら選びましょう。
- Step1. 視野を広げて情報収集する
- Step2. 自分が大切にしたいものを知る
- Step3. 仕事を比較して選択肢を絞り込む
詳しくは以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください!
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