これらの記事を書いた専門家

長谷川
国立大学卒業後、メンタルヘルス関連の専門的心理相談業務に従事。臨床心理学関連の論文執筆歴多数(保有資格:臨床心理士、公認心理士)
アンカリング効果とは アンカリング(Anchoring)効果とは、とある事象に対して最初に接触した情報がその後の印象や判断、意思決定にまで影響を及ぼすという「認知バイアス」の一種です。 この「情報」は主に数値(アンカーと...
反動形成とは 反動形成とは、受け入れがたい思いと反対の行動を取ることで、自分自身が受け入れがたい感情を意識化しないようにする「防衛規制」のことです。 よくある有名な例は、幼稚園〜小学生の男の子が「好きな女の子に意地悪をし...
同一化とは 「同一化」とは、自分にとって重要な人物の真似することを通して、叶わない願望による空虚感や葛藤に対処する「防衛規制」の一つです。 親や兄弟の真似をする 憧れの芸能人の服装や髪型を真似する といった経験がある方は...
錯誤相関とは、もともと関係ない2つの事象に対して相関がある、と思い込んでしまう認知バイアスの一種です。 特に、その事象同士が、記憶に浮かびやすい出来事(例:珍しい、ネガティブ)であった場合に発生しやすい心理現象として知ら...
一貫性バイアスとは、人の行動や言動に一貫性があると思い込んでしまう認知バイアスのことです。 例えば、ゴミ拾いなどの奉仕活動をしている人を見て、「過去にもしてきたのだろう、これからもしていくのだろう」と思い込んでしまうこと...
社会的学習理論(モデリング理論)とは、人は自身の体験だけでなく、他者の行動を観察・模倣すること(=モデリング)によっても学習する、とした理論です。 1970年代、カナダ出身の心理学者でスタンフォード大学の教授であるアルバ...
リスキーシフトとは、1人だと慎重で理性的な行動を取れる人間が、集団の「極端な言動が注目されやすくなる」という特性によって、リスクの高い意思決定に加担してしまうという心理です。 例えば、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」と...
カクテルパーティー効果とは、例え喧騒の中でも、自分が興味のある話は、自然と聞きとることができる、という注意力にまつわる心理効果です。
初頭効果とは、物事や人に対して“最初”に示された情報が、もっとも記憶や印象に定着しやすいとされる心理効果のことです。 一般的に口にされる「人は第一印象で決まる」というのもこの初頭効果を表した言葉ですね。今回はそんな初頭効...
同調効果(同調現象)とは、無意識に自分の考えや行動を、周囲に合わせて同調してしまう心理効果のことです。 そして、この同調効果は、非常に強い効力があると知られており、例え周囲の意見が間違えているとわかっている場合でも、それ...
非認知能力とは、学力テストといった数値で測定できないが、人生を豊かにするために必要な能力のことで、以下の3要素から成り立っています。 忍耐力 最後までやり抜こうとする能力 社会性 人とうまくコミュニケーションを行うことの...
認知バイアスとは、常識や固定観念、また周囲の意見や情報など、さまざまな要因によって誤った認識や合理的でない判断を行ってしまう認知心理学の概念です。
確証バイアスとは、自分にとって都合の良い情報だけを信じ、反証となる情報を探そうともせず、客観性を失ってしまう心理現象のことです。
ジョブクラフティングとは、仕事への姿勢や行動を変えることによって、仕事にやりがいを見出していこうとする考え方のことです。 語源は、「job(仕事)craft(作る)」から来ており、自分自身で仕事の意義を作り出すという意味...
クレショフ効果とは、前後の脈絡がない映像や写真の羅列に対し、前後のつながりを無意識に関連づけ、勝手に意味を解釈してしまう心理効果のことです。 例えば、以下のような画像を見ると「猫がご飯を食べたがっている」ように見えるので...
「第三者話法」とは、相手を説得する際、第三者の事例や意見・気持ちを紹介して相手からの信用を高める手法のことを指しています。 聞き手は第三者の体験を聞かされているうちに、あたかも自分ごとのように感じてくれるので、話し手の意...
返報性の原理とは、相手が何かをしてくれたり譲歩してくれたりした際に生じる、お返しをしたい(しなければならない)と思う心理現象のことです。
選択話法(二者択一話法)とは、相手に2つの選択肢を提示して、どちらが選ばれても自分の期待する結果が得られる会話テクニックです。 例えば、「商品Aと商品Bどちらを購入しますか?」といったような営業トークが挙げられます。これ...
アロンソンの不貞の法則とは、よく知っている相手からの褒め言葉よりも、よく知らない相手からの褒め言葉の方が嬉しい、と感じる心理現象です。 例えば、以下のような経験に、身に覚えがあるのではないでしょうか。 家族に認められても...
クレスピ効果とは、報酬量の変化によって意欲が変化する心理現象のことを指しています。 特にマイナス効果である、「それまで一定だった報酬が減少すると、その後の意欲が顕著に低下する」現象が非常に有名です。