「dodaXに登録すると会社にバレる?」
「スカウト機能を使うとバレるって本当?」
と気になりますよね。dodaXに登録すると、名前に住所・勤務先といった「個人が特定できる情報」を提供することになるので、不安を抱くのも当然です。
ただ結論として、dodaXでは2023年1月現在、企業スカウト機能がまだ存在していないので、利用をしてもバレることはありません。以下に記載の通りです。

引用元:dodaX公式ヘルプ
公式サイト
https://doda-x.jp/
スカウト機能がないのでバレない
一般的に、スカウト型転職サイトでは、ヘッドハンターや人材紹介会社だけでなく、採用企業からの直接スカウト機能があり、企業側から登録者を自由に閲覧できてしまうので、在籍企業から見つかってしまいバレてしまうケースがあります。
ただ、dodaXでは、現時点において企業スカウト機能が実装されていないため、バレることがありません。
あなたが登録をしても、あなたが登録時に入力したような職務経歴や年収、希望業界といった情報は、ヘッドハンターや人材紹介会社にしか見られることがないので安心してください。
スカウト機能で会社が確認できる情報
スカウトサイトによりますが、個人情報以外(名前や住所、電話番号など、明確に個人が特定できる情報以外)の情報はすべて記載される可能性があります。例えば以下のような表示になります。

この画像ではマスキングして隠しましたが、個人情報は載っていなくても、かなり具体的な情報が記載されているので、わかる人が見ればわかってしまうものです。
- 都道府県(例:大阪府)
- 年齢、性別(例:35歳 男性)
- 在籍企業名(例:◯◯株式会社)
- 職務&役職(例:◯◯事業部 係長)
- 在籍期間(例:2010年4月~2022年3月)
- 前職年収(例:600万円)
- 最終学歴(例:日本大学 理工学部)
- 保有資格(例:キャリアコンサルタント)

心配なら企業ブロックを事前にしておこう!
dodaXでは企業スカウト機能がないのでまずバレることはありませんが、企業ブロック機能(ヘッドハンター企業もブロック可能)があるので、心配なら設定しておきましょう!
以下のような画面から、職務経歴書を非公開にしたい会社を検索して、ブロック設定をすることができます。
▼dodaX非公開・企業ブロック設定

今後、急に企業スカウト機能が実装される可能性もあるので、いまのうちからブロックしておくと安心ですよ!

未登録企業はブロックできないので注意
企業ブロック機能は「転職サイト側の登録企業から検索して設定する形式」になっているので、まだ登録されていない場合はブロック設定ができません。実際にビズリーチ公式にも以下のような記載があります。
弊社の企業データベースに登録されている企業の基準は以下の通りです。
1) 弊社サービスをご利用いただいた実績のある企業
2) 今後ご利用いただく可能性がある企業
そのため、すでに利用している企業や、名の知れた上場企業であれば基本的には問題ありませんが、グループ企業や中小企業だとブロック設定ができないケースがあります。
もちろん現時点では利用されていないということなので、すぐにバレることはありませんが、運悪く「あなたが登録した翌日、人事が登録した」といった場合だと確実にバレます。

どれくらいバレる?採用担当者アンケート
採用担当者(人事及び事業部責任者)を対象にアンケート調査を実施したところ、個人を特定できるレベルで自社の社員だと気づいたのは、68人中6名(約9%)でした。

バレた理由には以下のようなものがありました。
- 所属企業のブロック設定が漏れていた(4名)
- 子会社のアカウントから閲覧した(1名)
- 別会社のアカウントから閲覧した(1名)

スカウトサイトに登録して気になったので検索したら何人か出てきました。うちは登録前だったのでブロック設定できなかったんでしょうね。見つけたのは、とある部署の管理職だったので年齢や経歴からすぐに特定できました。

フリーランスとして複数の会社で人事業務をやっている関係から、いくつかアカウントを持っているので、定期的に巡回しています(笑)見つけた場合「最近どう?」といったように探りを入れるようにしています。

新規事業で子会社を設立してそこで人員を募集することになったので、アカウントを作成し、親会社の名前で検索したら何人か出てきました。全員が特定できたわけではないですが、人事なのでだいたいわかります。
バレたとしても問題が起こるケースは少ない
「もし転職サイトで社員を見つけた場合どうする?」というアンケート調査をおこなったところ、過半数(56%)の採用担当者は「何もしない」という選択を取りましたが、それ以外(44%)の方は何かしらのアクションを起こす、という結果となりました。

特に、採用担当者が、見つけた社員と近い立場であったり、優秀な社員だったりした場合には何かしらのアクションを起こす確率が高いことがわかりました。

見つけた社員が管理職や優秀なプレイヤーだった場合には、全力で対策をします。直上長にそれとなく伝え、職場改善や、期待している旨を伝えるなど、離職を避けるためにできることを検討すると思います。
一方でそこまで成績や評価がすぐれない社員の場合は何もしません。転職がうまく行くことを願っています。笑

関係性が近くて気軽に話せる人だったら話しますが、そうでない場合は特に何もしないと思います。転職するしないは個人の自由だと思うので。

自身の部下が登録している場合は、それとなく探りを入れて直接話すと思います。何かしらの不満を抱えているのであれば解決するために意見を聞きます。
このように、無理に引き留めるためという感じではなく、不満や要望を聞いたうえで「職場の改善に活かしたい」という建設的な内容ばかりだったので、大きく心配することはないでしょう。
dodaX以外でもバレないための注意点
転職活動全般において、そもそも以下のような点に注意しないとバレてしまう可能性があるので、事前におさえておきましょう。
- 職場では話さない、同僚には話さない
- 社内PC、アドレスを使って登録しない
- 転職サイトを社内回線で閲覧しない
- 会社のカレンダーに面接予定を記載しない
- エージェントからの電話を社内で受けない
- Facebookで担当者と繋がるときは注意する
- 面接と同僚の営業訪問がかぶっていないか確認

①職場では話さない、同僚には話さない

転職活動中であることは職場の人間には話さないようにしておきましょう。仲が良くて信用していたとしても、そのメンバーは裏でつい言ってしまっているケースがあります。
実際、筆者が部下と飲みに行ったときに、部下の同期メンバー(別部署)が転職活動していることを聞いたことがありました。(特になにもしていませんが)
他にも、トイレで話していたら上司が個室にいた、ということもあるかもしれません。この手の話題は、すぐ噂話として広まってしまうので、注意してください。
②社内PC、アドレスを使って登録しない
転職サービスに登録するときは、会社から貸与されたPC、スマホ、及びアドレスを使って登録しないようにしてください。(そもそも私的な利用は禁止されていますが、、)
実際、会社が付与しているPCであればアクセスしたURLを全て把握することができますし、管理者権限で全職員のメール一覧を見ることができるので、バレるケースがあります。
特に最近はコロナ禍においてリモートワークが促進し、セキュリティ管理上の目的で、デバイス操作を監視できるようにしている企業が多くあるので注意しましょう。
③転職サイトを社内回線で閲覧しない
dodaXをはじめとした転職サイトを社内回線で閲覧するとバレる可能性があります。
特にセキュリティの厳しい上場企業やISMS認証企業となると、個別社員がどういったサイトにアクセスしたかの履歴を残している会社が多くあるので注意してください。
仮に個人のスマホやPCデバイスを利用していたとしても、会社のアカウントでWi-Fi接続するとバレる可能性が高いです。
④会社のカレンダーに面接予定を記載しない
当たり前ですが、会社のカレンダーに面接予定を記載しないように注意してください。あなたの上司や部下は日々あなたの予定を確認するので、バレるリスクが高いです。
仮に、共有非公開で自分だけ見れるようにしていたとしても、非公開の予定は気になるもので、ふとしたときに画面を見られて目に入ってしまうケースもあります。
絶対にプライベートのカレンダーで管理しましょう。仕事用のカレンダーしか日々見ていない方は、せめて、件名非公開で枠だけ確保しておくようにしてください。
⑤エージェントからの電話を社内で受けない
転職エージェントやヘッドハンターからの連絡は社内で受けないようにしてください。
オフィスだと周囲のメンバーは、自然とあなたが話す内容が耳に入ってしまうので、転職に関連する話題であることはすぐにバレてしまいます。そのため、メールでの連絡を依頼するか、誰もない場所で折り返しの連絡をするようにしましょう。
⑥Facebookで担当者と繋がるときは注意する
転職エージェントではありませんが、ビズリーチをはじめとするスカウトサイトでコンタクトを取った個人規模の転職エージェントだと、稀にFacebookで繋がろうとしてくるので注意してください。
もし、会社の同僚や上司とFacebookで繋がっていて、転職エージェントとFacebookで繋がった場合「新しい友達を追加しました」というアクティビティ表示で怪しまれる可能性があります。

そのため、コンサルタントともし連絡先を交換するときには、LINEやメールで依頼するか、Facebookで繋がるにしても友達追加のアクティビティを非表示にしてからにしましょう。
ここまで細かくあなたのアクティビティを監視している同僚や上司はなかなかいないと思いますが、念には念を入れて対策しておくに越したことはありません。
⑦面接と同僚の営業訪問がかぶっていないか確認
ほぼないと思いますが、在籍企業の取引先となるような企業への転職活動をしているのであれば、面接訪問予定と、同僚の営業訪問日程がかぶっていないかは確認しておきましょう。
現在は営業活動においてもリモートワーク化が進んでいるので大丈夫かと思いますが、もし運悪く、待合室で鉢合わせになると、かなり気まずい思いをすることになります。
転職活動がバレた時の誤魔化し方
転職活動が会社にバレた時の対策は「認める」か「誤魔化す」かの2通りしかありません。ここでは誤魔化し方について、例を元にいくつか案を紹介するので、参考にしてください。
- なんとなく登録しただけ
- 記憶にないと言い、なりすましを匂わす
- 市場価値を知るため登録した
- 友達の転職に協力するため色々試した
- 友達のアフィリエイトに協力した
①なんとなく登録しただけ
転職を意識せず「無料だからなんとなく登録してみただけ」というのもおすすめな言い訳です。
ポイントは、飄々とした態度で「それがなにか?気にしすぎですよ〜」と、なんとなく登録しただけ感を演出して「転職は考えていないです!」を納得してもらうことが重要になります。

面白いサービスですよね。まだ転職は考えていないので安心してください〜!
②記憶にないと言い、なりすましを匂わす
記憶にないといい、なりすましを匂わすのも一つの作戦です。
実際に、転職サイトでそれっぽい人物を見つけられたとしても、転職サイトでは本人確認があるわけではないので、なりすましを匂わして回避することが可能です。

なりすましだとしたら気分悪いので、画面見せてもらえますか?(真顔)
③市場価値を知るため登録した
スカウト型転職サイトは、職務経歴書をもとに企業からスカウトが来るので、市場価値がわかりやすい点が強みなので、「市場価値を知りたかった」と誤魔化すのがおすすめです。
ポイントは、「市場価値を知りたい!」という好奇心だけで登録した点と「転職はあくまで考えていない」という実験的な取り組みであることを伝えることが重要です。

④友達の転職に協力するため色々試した
自分の転職ではなく、あくまで、友達が転職するので協力するために色々と試してみた、という言い訳を使うのもありです。
ポイントは、「転職に慣れていない友達が心配だった」というアピールと、友達が自分と似たような経歴であり「自分が試すことで、似たノウハウが得られやすいこと」を伝える点です。

友達が心配なのでどうにか役に立ちたいのですが、自分は登録したことがなかったので、どうアドバイスしたらいいかわからなくて、、おすすめのサイトとかありますか?
⑤友達のアフィリエイトに協力した
dodaXを紹介したサイト経由でユーザーが登録した場合に、紹介したサイトに対して、一定の成果報酬が支払われる「アフィリエイト」を言い訳に使うのもありです。
ポイントは、「友達からどのように説得されたのか」を具体的な数字をもとに伝えることと、飄々とした態度で「転職を考えてはいないですよ」感を演出することです。

彼は5,000円くらいもらったそうですけど、登録するだけでそんなにもらえるっていいですよね、自分もやろうかな〜、、
バレない転職サービスの選び方とおすすめ
会社にバレるリスクを減らしたいのであれば、企業スカウトがない転職エージェントを利用することをおすすめします。
ただ、リクルートエージェントやdodaのように「スカウト機能とエージェントが一体型になっている転職サイト」もあるので、念のためエージェント機能のみを有しているものをおすすめします。
- パソナキャリア|30代以上なら
- マイナビエージェント|20代若手なら
- JACリクルートメント|年収600万円以上

パソナキャリア

パソナキャリアは、派遣業界最大手のパソナが運営する『オリコン顧客満足度調査4年連続No.1』を獲得している大手転職エージェントです。
首都圏エリアを中心に28,000社以上の企業と取引実績があるため求人数が多く、手厚いサポート・対応力に定評があるので、慣れない転職に不安がある方におすすめできます。
- 転職者からの満足度評価No.1(4年連続)
- 丁寧なサポートで慣れない転職に強い
- 都心エリアの求人が豊富で高年収求人も多い
筆者も過去に何回か利用しましたが、求職者側の要望をしっかりとヒアリングして、その人にあった求人を丁寧に探してきてくれている、という印象でした。
地域は都心に偏っていますが、400万円前後の求人から800万円以上のハイクラス求人まで多く保有しているので、どなたでもぜひ一度確認してみることをおすすめします。
ただ、対象エリア以外での求人数はそう多くはないので、地方の場合はリクルートエージェントを活用することをお勧めします。
マイナビエージェント

マイナビエージェントは新卒大手のマイナビが運営する20代30代といった若手〜ミドル層向けの転職エージェントです。
新卒領域での取引実績から、首都圏を中心に若年層向けの求人数が非常に多く、また丁寧なサポートに『20代の満足度No.1』の強さです。
さらに、ITエンジニア領域や医療系分野(看護師など)にも特化したサービスを出しており、専門性が非常に高いことが特徴なので、どなたでも1度相談してみることをおすすめします。
- 20代からの利用者満足度評価No.1
- 圧倒的シェアを持つ新卒領域での取引実績から若年層に強い
- 経歴の棚卸からキャリア設計までサポートが好評
ここまでの内容をまとめるとマイナビエージェントは、都心エリアに在住の20代~30代前半であれば利用を強くおすすめしたい転職エージェントです。
ただ、やや若手向けなので、年収800万円越えの求人を探すのであれば、JACリクルートメントのような高年収専門の転職サービスと併用するようにしましょう。
JACリクルートメント

JACリクルートメントは、オリコン満足度調査「4年連続1位」を獲得しているハイクラス専門の転職エージェントです。
業界ごとに担当者がついているため専門性が非常に高く、求職者の経歴に沿った求人を提案してくれることが大きな特徴です。
また、両面型で企業の採用担当者と直接やり取りをしているため、その企業の内部情報に詳しく、選考対策も的確というメリットもあります。
- ハイクラス転職特化
- オリコン満足度調査「4年連続1位」
- コンサルタントの専門性・提案力が高い
アンケート結果を見るに、利用した方からの口コミ評価が高いので、ハイクラス帯で転職をされるなら間違いなくおすすめできる1社です。
筆者も実際に、過去の転職活動で利用したことがありますが、何社か使った中では一番コンサルタントのレベルが高く、対応の質がよかった印象でした。
上記を踏まえ、JACリクルートメントをおすすめできるのは以下のような方々です。
- 年収800万円以上の求人を探している方
- コンサルタントから選考対策を受けたい方
以上に当てはまった人は、無料で利用できるので以下のリンクから登録してみましょう。
最後に
ここまでで、dodaXに登録したらバレるケースと対処法について解説してきました。どうしても心配なようなら転職エージェントを使うことがおすすめです。
転職エージェントであればデメリットなく無料で使えるので、とことん使い倒すようにしましょう。あなたの転職がうまくいくことを願っております。