HSS型HSPに向いている仕事とは?職業選びのポイントも解説

繊細で敏感なHSP(Highly Sensitive Person)のなかには、刺激を求める社交的なタイプの人がいます。

そうしたHSS型HSPの人は、自らの気質が原因となって仕事で思い悩むこともあります。

実際に「仕事を思うように続けられない」「自分に向いている仕事がわからない」など感じている方もいることでしょう。

そこで本記事では、HSS型HSPの向いている仕事、仕事選びのポイントについて解説します。

HSS型HSPに向いている仕事とは?

それでは早速、HSS型HSPの適職について見ていきましょう。

個人事業主・フリーランス

HSS型HSPは好奇心旺盛ですが、刺激に圧倒されやすい傾向があります。そのため、自由な働き方が許される個人事業主やフリーランスは、HSS型HSPに向いていると考えられます。

職種の候補としては、エンジニアやWebデザイナー、Webライターなどが挙げられるでしょう。自ら起業するという方法もあります。

スケジュールなど自己管理が求められますが、拘束されたり人の目を気にしたりすることが少ないため、人間関係で悩むことはあまりありません。自分らしい働き方を実現できます。

ブロガー

文章を書くことを厭わない人は、ブロガーという選択肢もあります。

ブログを自己表現の場として活用でき、これまでの自分の経験が誰かの役に立つことができます。ブログ運営は自分が行うことなので、裁量権はすべて自分にあります。

ただブログだけで生計を立てるにはかなりの時間と労力を伴うため、まずは副業や複業から始めてみるのがおすすめです。コツコツ続けていけば、ブログだけで生きていくことも夢ではありません。

カウンセラー・セラピスト

HSP特有の共感力や傾聴力の高さから、カウンセラーやセラピストとして人に寄り添うこともできます。

社交的であるうえに感覚処理感受性も高いため、クライアントとしっかり向き合うことが可能なのです。1対1のコミュニケーションであれば、情報量も多くないため、そこまで疲れることはありません。

ただしあまりにクライアントに感情移入してしまうなら、カウンセラーやセラピストは避けるのが良いでしょう。自らの精神状態が不安定になり、正しい判断ができない状態になってしまう可能性があります。

営業職(ルート営業職ではない)

自社で提供する商品やサービスを、企業や個人の顧客に提案して契約を結ぶ営業職も向いているでしょう。

アポイントを取って新規の顧客と交流できるのは、HSS型HSPにとって刺激的です。主に一人で行動できるという自由度が高い職種であることも魅力の一つでしょう。

ただ顧客の悩みや課題がわかるため、営業そのものは向いていますが、人と関わることは避けられないため、疲れやすいというデメリットはあります。

企画職

HSS型HSPは、新しいものを企画するという点で、クリエイティブな仕事も向いています。新企画を考えるために、マーケットや商品を調査したり体験したりすることは刺激的だからです。

一口に企画職といっても、商品開発や宣伝・広告企画、営業企画など、様々な種類があります。基本的にチームで働く職種にはなるため、自分の好みや得意分野に合った企画職を見つける必要があるでしょう。

HSS型HSPの仕事選びのポイント

実際にHSS型HSPが仕事を選ぶとき、どのような点に気を付けたら良いのでしょうか。ここでは5つのポイントをご紹介します。

1人の時間を確保できる

HSS型HSPにとって、刺激を得られることは重要ですが、1人の時間が確保できるかも重要なポイントになります。HSS型HSPは、HSPでもあるため、もともと刺激に圧倒されやすく疲れやすい傾向があるからです。

社交的な気質を持っていても、刺激の少ない時間も欠かせません。移動時間や1人になれる時間があることが、HSS型HSPにとってはエネルギー補給や休息になります。

繰り返しの仕事ではない

HSS型HSPは刺激を求めてしまうため、同じ場所で同じ仕事ばかり続けていると、飽きてしまう傾向があります。

工場での流れ作業やデスクワークなどは、同じ作業の繰り返しになるため、次第に刺激も減っていきます。

たとえば上記で紹介した営業職や企画職などは外出や人と関わりが多いため、様々な業務を担うことができます。

このような業務内容が幅広い職種だと、退屈することなく一定の刺激を得ることができるでしょう。

HSP・HSSのバランスが取れている

HSS型HSPは、HSS型でありながらHSPでもあるため、両者のバランスが取れていることが非常に重要なポイントとなります。

どちらかの気質だけを重視、あるいはどちらかの気質を無視して仕事を選ぶと、後々後悔することになりかねません。

敏感で繊細な気質(HSP)だけを優先して仕事を選ぶと、慣れや飽きから退屈を味わうことになり、反対に刺激を求める気質(HSS)だけを優先して仕事を選ぶと、仕事に疲れ限界を迎えてしまう可能性もあるからです。

HSP・HSSの双方の気質のバランスを意識して、仕事を選ぶことが求められます。

仕事内容と働く環境のバランスが取れている

仕事内容と働く環境のバランスが取れていることも、欠かせないポイントです。

一般的に就職や転職活動を行っていると、どうしても仕事内容にばかり目を向けがちです。

しかしながら、実際に働くとなると、仕事内容だけでなく、働く環境や一緒に働く仲間でも重要な要素です。

HSPはその気質から人間関係に悩まされることもあるため、事前に職場の雰囲気や働く人たちをチェックすることが必要でしょう。

環境に変化がある

毎日デスクワークで繰り返しの平凡な日々を過ごすのは、HSS型HSPにとって嬉しいことではありません。同じ場所で同じ人とだけ関わっていると、刺激が減って飽きてしまうからです。

むしろ出張や外出などがあったほうが変化や刺激があって、その状況を楽しめます。このように環境に変化がある仕事かどうかは、ひとつの判断材料として考えられます。

まとめ:HSS型HSPの特性を活かして仕事を選ぼう

HSS型HSPは、刺激を求める一方で刺激に圧倒されやすいという、一見すると矛盾するような気質を持っています。

そのためどちらかの気質だけを優先して仕事を選んでしまうと、後々悔やむことにもなりかねません。

結論として、HSS型HSPには適度な刺激が得られつつ、ある程度は自由に行動できる職種が向いていると考えられます。

この条件を満たした仕事は、今回紹介した仕事以外にもきっとあるでしょう。

自分の特性や強みを活かしながら、HSS・HSP、仕事内容・働く環境のバランスを取れた仕事選びをしてみてください。

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TW編集部
東大(心理学)卒の32歳。某大手人材会社に在籍し、転職アドバイザーとして累計1,000人以上の転職活動を支援。これまでの経験と、心理学の知識を活かして、転職やキャリアの情報を発信中。