「HSS型HSPにあった仕事は?」「自分に向いている仕事を知りたい!」と気になりますよね。
HSS型HSPとはいえ、得意不得意は一人ひとり異なるので全員に共通する適職はありませんが「繊細、かつ刺激を求める」という特性からヒントは見えてきます。
HSS型HSPに向いている仕事・働き方
まず、HSSHSPだから必ず向いているという仕事はありません。例えるなら「男性は力持ちだから肉体労働が向いている」くらいの暴論なので、あなた個人の強みやスキルで見極めましょう。
という前提で、HSS型HSPに向いている仕事を紹介していきます。ここで紹介するのはあくまで性格傾向でのおすすめなので参考までにとどめてください。
- 営業職(コンサルティング営業)
- ビジネスコンサルタント
- WEBデザイナー
- WEBライター
- IT/WEBエンジニア
- 事業創造・企画職
- インターネット・WEBサービス企業
- 経営者・個人事業主(フリーランス)
HSS型HSPに向いている仕事#1
営業職(コンサルティング営業)
HSS型HSPには、コンサルティング営業といった、顧客の課題に対して適切な解決策を提案することが求められる上流工程の営業職が向いています。
実際、クライアントへの直接提案を通して、受注するか否かの回答がもらえるので、日々達成感を得やすく、提案実行後の貢献度合いも評価してもらえるので、満足感が得やすいです。
一方で、一般的な営業職(ソルジャー枠)だと、基本的に決まった商品をひたすら売るケースが多く、細かく設定されたKPIで管理されるので、変化と自由を求めるHSS型には適していません。
また、ルート営業も、すでに取引のある顧客を担当して、契約済みのサービスや商品の運用保守・サポート業務を行う職種で、仕事内容に幅が少ないので避けるようにしてください。
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HSS型HSPに向いている仕事#2
ビジネスコンサルタント
HSS型HSPにはビジネスコンサルタントも向いています。プロジェクト制で数ヶ月単位で案件を受注し、クライアント企業に常駐するタイプであれば、定期的に違った刺激を得ることができます。
なによりプロジェクト終了のタイミングで長期休暇を取りやすい職業でもあるので、疲れたときに休めるのもポイントです。ただ、一般的に激務であることが多いので、個別企業ごとにチェックするようにしましょう。
また、すでに決まったパッケージの販売・実行が中心の代行業寄りのコンサルティング(業務支援ツール関連やSEOコンサルティング等)も避けるようにしてください。
なるべく同じ作業の繰り返しが少なく、状況によって違った企画や実行内容が必要となる職場がおすすめです。
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HSS型HSPに向いている仕事#3
WEBデザイナー
WEBデザイナーもおすすめです。リモートワークしやすいので自由な働き方を実現させやすく、さらに多様なクライアントと多様な作品を作る点で、刺激も得ることができます。
HSPならではの共感能力の高さを活かして、顧客が言語化できていない意図を汲み取った作品を作ることができて個人として評価をされれば、独立・起業も視野に入れられるでしょう。
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HSS型HSPに向いている仕事#4
WEBライター
文章を書くことが苦手でなければ、WEBサイトの記事を執筆するWEBライター職もおすすめです。
副業やフリーという形でスタートすれば、仕事をする場所や時間に制約がありませんし、執筆テーマを選ぶこともできれば、こだわって丁寧に作り上げることも可能です。
さらに、クラウドソーシングから気軽に始めやすいというのがポイントで、軌道に乗ればフリーライターとして独立・開業することもできる点が魅力の一つです。
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HSS型HSPに向いている仕事#5
IT/WEBエンジニア
問題解決能力が高く、学び続ける意欲がある方であれば、エンジニアもおすすめできる職種です。
絶えず新しい仕組みやアップデートがおこなわれるので、HSS型HSPのように変化を好んで自発的に学習できるような特性を持っていないとそう長くは続きません。なにより必要以上の対人接触がないので、繊細な方に向いている職種です。
現代、IT人材の不足により給料が高くなりやすい傾向にあり、特にフリーランス化や外資系企業への転向によって大きく収入を上げることができるのもポイントです。
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HSS型HSPに向いている仕事#6
事業創造・企画職
すでに規模の大きいサービスを大勢で「100→110」に育てるよりは、まだないサービスを少人数で「0→1」で作り上げる働き方のほうをおすすめします。
特に、新規事業となると事業計画に基づいて定期的に評価されるので前進している感覚を得やすく、さらに少人数がゆえに個人の活躍が可視化されやすいので、刺激を求める方にピッタリです。
ただ、上場企業の事業創造ポジションや企画職は人気なので、転職活動はしっかりとした準備をして臨みましょう。
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HSS型HSPに向いている仕事#7
インターネット・WEBサービス企業
変化が大きいという点において、インターネット・WEBサービスもおすすめです。例えば、デジタルマーケティングやWEB広告業界、動画配信サービスなどは、コロナ禍によって大きく市場を伸ばしているからこその勢いがあります。
特に、無形商材を扱っているインターネット産業は、組織規模が小さくても成り立つことが多いので、ベンチャー企業を筆頭に、一人あたりの仕事が幅広いこともおすすめポイントの一つです。
ただ、インターネットを介していることによって、サービス次第では、エンドユーザーのリアクションが見れず、社会に貢献している実感が得にくい点は注意してください。
また、当然ながら、運用保守系の業務(ルート営業やカスタマーサポート、データアナリスト、データベースエンジニア)は、刺激が少ないので避けるようにしましょう。
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HSS型HSPに向いている仕事#8
経営者・個人事業主(フリーランス)
一歩踏み出す勇気とリスクを負う覚悟が必要になりますが、自ら仕事や働く人間を選ぶことができるという点で、自由度が高い働き方です。
経営者になれば、資金調達に経理精算、営業に採用まですべてを自身で対応する必要があるので、業務の多様性を楽しむことができます。
もちろん、いきなり起業や独立というのは厳しいので、会社員として培ったスキルや経験をもとに、まずは副業からはじめ、軌道に乗ってきたら独立・法人化という流れが一般的です。
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ここまでのまとめ
ここまでHSS型HSPの適職を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。1つ注意すべきなのが、性格的に向いていたとしても、そもそもの職務センス(例:デザイン力がない)が欠けていると就職・転職しても活躍はできないので気をつけましょう。
- 営業職(コンサルティング営業)
- ビジネスコンサルタント
- WEBデザイナー
- WEBライター
- IT/WEBエンジニア
- 事業創造・企画職
- インターネット・WEBサービス企業
- 経営者・個人事業主(フリーランス)
ここからは「HSPにあった仕事の探し方」を解説していきますが、先に上記のような仕事を探したい場合は「適職を探すときにおすすめの転職エージェント」まで読み進めましょう。
HSS型HSPにあった仕事の探し方
HSS型HSPの特性「刺激は求めるものの、繊細で疲れやすい」という性格にあう仕事は、まず以下の2つの軸で見ていきましょう。
- 知的な刺激が多いかどうか
- ストレス要因が少ないかどうか
これら2つの軸で、仕事に求められる条件を整理していくと、以下の6つのポイントが重要になってきます。
①変化:多様で変化に富んでいるか
②前進:進歩や成長を感じやすいか
③貢献:社会に影響を与えている実感を得られるか
④自律:労働時間や作業ペースの決定権はあるか
⑤明確:目標から評価、報酬までが明瞭か
⑥仲間:自分に近い人はどれくらいいるか
それぞれ具体的に解説していきます。
知的な刺激が多いかどうか
HSS型は好奇心旺盛なので、似たような業務が続くとすぐに飽きてしまいます。それこそ、責任を課されコツコツと日々業務に向き合う働き方は長く続きません。
どちらかといえば「達成したい目標に向かって挑戦していくようなアクティブな働き方」が向いており、変化が多く、こまめに達成感を感じることができる仕事が向いています。
具体的には、以下3項目でチェックしていきましょう。
①変化:多様で変化に富んでいるか
②前進:進歩や成長を感じやすいか
③貢献:社会に影響を与えている実感を得られるか
上記のように、仕事を通じて得ることができる「体験」に焦点を当てた働き方をすることで、HSS型HSPの方は、能力を発揮しやすく仕事の満足度が高まるとされています。一つずつ、見ていきましょう。
①変化:多様で変化に富んでいるか
人間はどのような変化にもすぐに慣れてしまう性質がありますが、HSS型HSPはその傾向が特に強いので、多様で変化に富んだ職場環境であることが重要です。
反対に、仕事で担当する範囲が狭かったり、定型業務(ルーティーン)の割合が多かったりすると、すぐに飽きてしまいます。
それこそ例えば、営業職で「あなたはこの商品を売るだけでいい」と言われた場合、もって3ヶ月といったところでしょう。
そのため、以下2つのポイントで見極めてください。
- 変化に富んだ環境か
例:市場で新しいサービスや製品が頻繁に出る
例:急拡大する組織で人の入れ替わりが大きい - 業務内容の幅が広いか
例:事業の上流から下流まで携われる
例:リスクを負った挑戦・失敗が許容される
例:自身の持つ様々なスキルや経験を活かせる
上記であげたように、ビジネス市場や職場環境の変化が激しく、より柔軟で臨機応変な対応を求められる状況でこそ、HSS型HSPは真価を発揮することができます。
②前進:進歩や成長を感じやすいか
仕事で最もやりがいを感じるのは「達成したい目標に向かって前進している感覚があるとき」なので、その感覚をこまめに得られる仕事を選びましょう。
事実として、ハーバード大学が238人のビジネスマンを対象に行った研究でも「仕事のモチベーションを高める最大の要素は、物事が前進している感覚である」という結果が出ています。(出典:Teresa M. Amabile and Steven J. Kramer(2011)The Power of Small Wins)
ここでいう「前進」は、あなたが達成したいと思えて、仕事から得られる感覚であれば、どのようなものでも問題はなく、例をあげると以下のようなものです。
- 事業が成長し、No.1に一歩近づく感覚
- スキルが熟達し、できることが増える感覚
そして、仕事を通じてこのような「前進している感覚」を得るには、以下の3つの要件をより高いレベルで満たすことが求められます。
- 明確な目標が設定されている
- どの行動が進捗に結びついたかが即座にわかる
- 十分な時間とリソース提供、適切なサポートがある
特に、高い頻度で刺激を求めるHSS型であるならば、転職先を検討する際にはしっかりと確認してください。
③貢献:社会に影響を与えている実感を得られるか
綺麗事のように感じるかもしれませんが「自分の行為が社会に貢献している実感」を得られるかどうかは非常に重要です。
実際に、シカゴ大学が5万人を対象に行った調査でも、高い満足感を得られやすい職業の共通点として「他人を気遣い、新たな知見を与え、人生を変える要素を持っている」ことが明らかになっています。(Tom Smith(2007)Job Satisfaction in the United States)
特に、貢献を「実感すること」が重要で、エンドユーザーが喜んでいたり、クライアントや同僚に感謝されたり、といった直接のリアクションが得られるような仕事がベストです。
具体的には以下の点で確認しましょう。
- その仕事はどう社会に貢献しているか
- 貢献している実感はどのように得ることができるのか
上記のような質問を面接官にしてすぐに納得できる回答が出てこない場合、組織として社会貢献意識が低く、利益追求型の文化である可能性が高いので、注意しましょう。
また、貢献性の高い仕事として代表される仕事(介護職、教育関係者、消防士)は、総じて「変化に乏しい」傾向があるので、あくまで総合的に評価するようにしてください。
ストレスの要因が少ないかどうか
HSPの方はとても繊細で神経質なので、職場におけるストレス要因を減らすことが重要です。具体的には以下のような項目で見極めましょう。
④自律:労働時間や作業ペースの決定権はあるか
⑤明確:目標から評価、報酬までが明瞭か
⑥仲間:自分に近い人はどれくらいいるか
上記の項目は、企業ごと、また事業部ごとによって異なるため、ご自身で転職活動を通して確認する必要があります。それぞれ具体的に解説していくのでしっかりとチェックしておきましょう。
④自律:労働時間や作業ペースの決定権はあるか
職場における自由度が低ければ低いほど、仕事への満足度が下がるので「自分の仕事における決定権・裁量がどれくらいあるか」は必ず確認しましょう。
実際に、リクルートワークス研究所の調査(働き方が仕事満足度・生活満足度に与える影響(2018年))でも、勤務の自由度が高ければ高いほど満足度が上がる、という分析結果が出ています。
社会で生きていくうえで完全な自由こそ存在しないものの、少しでも自由度の高い会社を選ぶことによってストレス要因を減らすことができるので、具体的に以下のような点を確認しましょう。
- 労働時間、場所はどこまで好きに選べるのか
- 仕事内容や作業ペースはどこまで社員の裁量に委ねられるのか
上記の観点で見極めることで、仕事の制約が多くて自由のない環境や、仕事を細かく管理される(いわゆるマイクロマネジメント)といった状況を避けるようにしてください。
⑤明確:目標から評価、報酬までが明瞭か
仕事における「不明瞭さ・不透明さ」は、大きなストレスになるので事前に潰しておきましょう。
特に、仕事の流れは「目標に向かって行動し、出した成果に評価を受け、評価に応じた報酬を得る」といった一連のプロセスで成り立っているので、以下の4項目で確認すべきです。
- 目標(会社、及び事業部のビジョン)
- 行動(タスクの手順や納期、責任範囲)
- 評価(人事評価、貢献と失敗の可視化)
- 報酬(報酬体系の透明性、公平性)
実際に、スタンフォード大学が228件の先行研究を精査したメタ分析でも、給与や評価が不明確な企業では、社員の精神病の発症率や死亡率が上がるとされています。(出典:Joel GohJeffrey PfefferStefanos Zenios(2015) The Relationship Between Workplace Stressors and Mortality and Health Costs in the United States)
就職・転職活動を進める中で、企業の選考を受けることになった際には、以下のような項目を確認するようにしてください。
- 会社のビジョンは明確か
- ビジョン実現に向けた行動や仕組みはあるか
- 組織はどのような目標で動いているのか
- 個人目標の設定内容と、役割ごとの責任範囲
- 給与体系と評価制度はどのようになっているのか
- 個人の貢献と失敗を可視化して判断する仕組み
また、面接官として、採用部署の管理職に当たる人物(未来の上司ですね)が登場したときには、マネージャーの役割とポリシーを確認するのも良いでしょう。
他にも、転職エージェントに確認するなり、口コミサイトで情報を収集するなり、OB訪問をするなりして確認することで、最悪の職場を避けることができます。
⑥仲間:自分に近い人はどれくらいいるか
人間は自分に似た相手を好きになる特性(類似性効果)があるので、上司や同僚を含め、自分と近い存在がいるかが非常に重要です。
どことなく疎外感を感じながら生きていたHSS型HSPだからこそ、自分と近い存在が一人いるだけで嬉しく感じるものです。
仮に仕事が好きだったとしても、職場の人間関係に魅力を感じていなければ、「自分は彼らと分かり合えない」という孤独感を感じることとなり、虚しさ故に長くは続きません。
就活でよく聞いたフレーズ「入社の決め手は人です!」というのはあながち間違いでもなかったということが、以下の調査でも示唆されています。
統計)職場に友人がいるだけで人生の満足度が上がる
500万人を対象に行われたアメリカの調査(出典:Tom Rath(2006) Vital Friends: The People You Can’t Afford to Live Without)では「職場の人間関係」に関して、以下の傾向が導き出されました。
- 職場に親しい友人がいる場合、仕事のモチベーションが7倍になる
- 職場に3人以上の友人がいる場合、人生の満足度が96%上がり、給料への満足度が2倍になる
このように、職場に親しい友人がいるだけで仕事の満足度は大きくプラスに変わるので、事前のOB訪問などで「どのような人が働いているか」を見極めることが重要です。
ちなみに、OB訪問ツールだと「キャリーナ」や「マッチャー」がおすすめです。(マッチャーは新卒向けですが「社会人ですが相談したいです!」と言えば、ほとんどの方は応じてくれます。)
仕事でストレスを感じる要因を避けよう
HSS型HSPの方はストレスを避けることも重要なので、「あなたが仕事でなにをストレスに感じるのか」を理解して避けることもおすすめします。
ストレス要因は主に以下3つに分類されるので見ていきましょう。
- 職場環境
- 仕事内容
- 人間関係
職場環境によるストレス要因
ストレス要因 | 説明 |
変化、混沌 | ・先の予測できない環境に置かれる ・体制や仕事内容が急激に変化する |
突発的な出来事 | ・前もって計画を立てる時間がない ・アクシデントへの臨機応変な対応が必要 |
ハードスケジュール | ・厳しい時間制限とプレッシャーがある ・余裕のないスケジュールを強いられる |
戦略や目標の欠如 | ・どこを目指しているのかが不明確 ・はっきりとした目標が与えられない |
上下関係の厳しさ | ・命令や上下関係に縛られる企業文化 |
評価されない | ・目標を達成しても評価されない ・評価に対する対価がもらえない |
ぬるま湯体質 | ・結果が良くても悪くても評価が同じ ・周囲のやる気、向上心が低い |
自主的にできない | ・仕事の進め方を決める権利がない ・独自性が発揮できない |
意思決定に参画できない | ・物事が自分のいないところで決定される |
仕事内容によるストレス要因
ストレス要因 | 説明 |
高度な分析力 | ・アウトプットに高いレベルを求められる ・論理的な根拠が求められる |
知的要素の不足 | ・知的好奇心が刺激されない ・興味のない仕事をする |
ルーティーン | ・仕事の内容に変化が少ない ・定型業務を繰り返す |
創造的機会の欠如 | ・創造性を発揮できない ・新しいものを生み出せない |
難しい局面での決断 | ・必ず批判を伴う決断をする ・誰かの意見を否定する決断 |
人間関係によるストレス要因
ストレス要因 | 説明 |
営業、交渉 | ・商材を売ったり、交渉したりする |
意見交換、調整 | ・他者との意見交換や連絡が必要 |
人間関係の葛藤 | ・意見や価値観が異なる人間がいる ・対人関係で緊張感がある |
ドライな社風 | ・ビジネスライクな付き合いを求められる ・あたたかさや慣れ合いがない |
矢面に立つ | ・喜ばしくない事実を伝える損な役回りを請け負う |
チームワークの強制 | ・周囲の人間と同じ歩幅で動かなくてはならない ・一人で動けない |
孤独な業務 | ・長い間、一人で働く ・他者と連絡を取る機会がない |
HSS型HSPの適職探しにおすすめな転職エージェント
自分に向いている仕事を探すのであれば、アドバイザーがあなたの経歴や適性を踏まえて求人を紹介してくれる転職エージェントを利用するようにしましょう。
仮に転職するつもりはなかったとしても相談だけでも可能であり、さらに無料なので、これからのキャリアに悩んだ場合にはピッタリのサービスです。
- 総求人数
- 利用満足度調査(詳細)
- 実際に利用した体験談
まずは比較表から見ていきましょう!
順位 | 名称 | 総合評価 | 掲載求人数 | コメント | 公式サイト |
1位 | リクルートエージェント |
★★★★☆ 4.4/5.0 |
約38万件 全国 |
短期間で転職をしたいなら登録必須 取引企業数が多く、新着求人がほぼ毎日届く |
|
2位 | ワークポート | ★★★★☆ 4.3/5.0 |
約10万件 全国対応 |
営業職やIT系の未経験向け求人が多い 20代前半〜中盤でキャリアに悩む方におすすめ |
|
3位 | dodaエージェント | ★★★★☆ 4.1/5.0 |
約28万件 全国対応 |
地方や職種などバランスの良い求人がある スカウトの届く求人サイトとしての運用が可能 |
|
4位 | マイナビエージェント | ★★★☆☆ 3.9/5.0 |
約7万件 都心部のみ |
新卒ナビサイト最大手の企業提携数が魅力 若手で幅広い業界を見たいならおすすめ |
|
5位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 3.9/5.0 |
約1.2万件 全国 |
外資やITベンチャー等幅広く案件を保有 年収800万円以上での転職なら利用したい |
転職エージェントは最初から一つに絞る必要はありません。良い求人を見逃しにくくなるように、2~3社は登録しておきましょう。もしどこに登録しようと迷ったら上位2社(リクルートエージェント、ワークポート)から利用して良かったところに絞ることをお勧めします。
リクルートエージェントは、人材業界No.1の求人数と実績を誇る転職エージェントです。求人数は常時30万件以上と、さまざまな地域・業界・職種の求人を網羅しています。 実際のところ、大手企業や人気企業となると、リクルートを使っていない企業のほうが珍しいと思うので、新着求人にいち早く応募するためにとりあえず登録しておくことをおすすめします。 ただ、基本的には一度の面談のみで、最低限のフォローのみです。システムが自動で求人紹介してくるだけなので、個別支援には期待できません。求人数が多いサイトに登録するような感覚での利用をおすすめします。 ワークポートは、全国トップクラスの求人数を持つ転職エージェントです。IT業界やゲーム業界、営業職の案件が多いですね。急拡大している組織だからか、他転職エージェントと比べると若い担当者が多く、レベルに差があるように感じるかもしれません。 ただ、第二新卒から20代までの方を対象に、根気強いサポートをしているので「就職したけどこのままでいいのだろうか」と悩んでいる方は一度、求人だけでも見てみると良いでしょう。 dodaエージェントは、業界トップクラスの求人数を持つ「doda(求人サイト)」で利用することができる転職支援サービスです。TVCMも配信していて非常に勢いがある一社ですね。 担当者の評価はややネガティブなものが多いですが、厚生労働省から「優良事業者認定」を受けています。利用すると、好条件な傾向が高い「非公開求人」を紹介してくれるようになるので、ぜひ利用しましょう。 【公式】https://doda.jp/ マイナビエージェントは、新卒大手のマイナビが運営する20代30代といった若手〜ミドル層向けの転職エージェントです。 若年層向けに丁寧なサポートを行なっていることが特徴で、厚生労働省から「職業紹介優良事業者」の認可を受けています。 他エージェントと違って、各分野別(医療、介護、保育)でも認定されているので、会社全体として優れたサポートをしていることがわかりますね。業界や職種ごとに部門が分かれており専門性が高いので、一度相談してみることをおすすめします。 ただ、やや若手向けなので、年収800万円越えの求人を探すのであれば、JACリクルートメントやビズリーチといった高年収専門サービスと併用してください。 type転職エージェントは、一都三県の案件を中心に取り扱う中堅どころの転職エージェント。求人件数は最大手ほどではありませんが、利用者一人ひとりにじっくりと手厚いサポートをしているため『利用者満足度87%』と高いことが特徴です。 在籍するキャリアアドバイザーは得意領域ごとに分かれており、利用者の経歴や希望職種、適性に合った選考対策(書類添削や面接対策)を受けることができるので、ぜひ相談してみてください。1位.リクルートエージェント
リクルートエージェントの基本情報
タイプ
エージェント
得意
総合(全業界、全職種)
対象地域
全国+海外(WEB面談実施中)
求人件数
595,014件(うち非公開求人は231,950件)
運営会社
株式会社リクルート
認可番号等
有料職業紹介:13-ユ-313011
Pマーク:17000021(09)
公式サイト
https://www.r-agent.com/
2位.ワークポート
ワークポートの基本情報
タイプ
エージェント
得意
IT系、営業職
対象地域
全国(WEB面談実施中)
求人件数
87,778件(非公開求人は不明)
運営会社
株式会社ワークポート
認可番号等
有料職業紹介:13-ユ-040590
Pマーク:21000352(08)
公式サイト
https://workport.co.jp
3位.dodaエージェント
dodaエージェントの基本情報
タイプ
サイト+エージェント
対象地域
全国+海外(WEB面談実施中)
求人件数
264,158件(うち非公開求人は39,709件)
運営会社
パーソルキャリア株式会社
認可番号等
Pマーク:10860051(10)
有料職業紹介:13-ユ-304785
職業紹介優良事業者:第2304002(01)
公式サイト
https://doda.jp/
4位 マイナビエージェント
マイナビエージェントの基本情報
タイプ
エージェント
対象地域
首都圏、大阪、福岡、名古屋(WEB可)
求人件数
68,009件(うち非公開求人は18,976件)
運営会社
株式会社マイナビ
認可番号等
Pマーク:10821880(09)
有料職業紹介:13-ユ-080554
職業紹介優良事業者:2102006(03)
公式サイト
https://mynavi-agent.jp
5位 type転職エージェント
よくある質問・転職ノウハウ
最後に、よくある質問と転職ノウハウをFAQ形式で整理しました。少しでもお役に立てれば幸いです。
- 転職エージェントはなぜ無料?
- 転職エージェントのメリットは?
- 企業が転職エージェントを利用するメリット
- 転職エージェントの仕組みは?
- 転職エージェントは複数利用すべき?
- 転職エージェントは何社利用すべき?
- 転職エージェントに登録したら会社にバレる?
- 転職エージェント利用の流れ
- 転職エージェント活用ポイント
Q. 転職エージェントはなぜ無料?
職業安定法によって「求職者から手数料や報酬を受けてはならない」と定められているからです。
(手数料)
第三十二条の三 第三十条第一項の許可を受けた者(以下「有料職業紹介事業者」という。)は、次に掲げる場合を除き、職業紹介に関し、いかなる名義でも、実費その他の手数料又は報酬を受けてはならない。
一 職業紹介に通常必要となる経費等を勘案して厚生労働省令で定める種類及び額の手数料を徴収する場合
二 あらかじめ厚生労働大臣に届け出た手数料表(手数料の種類、額その他手数料に関する事項を定めた表をいう。)に基づき手数料を徴収する場合
○2 有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。ただし、手数料を求職者から徴収することが当該求職者の利益のために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、同項各号に掲げる場合に限り、手数料を徴収することができる。
引用元:職業安定法32条の3第2項
上記のように、一部の例外を除いて、有料職業紹介事業者(転職エージェント)は、求職者(仕事を探している人)から、手数料を受け取ってはいけない決まりがあります。
Q. 転職エージェントの仕組みは?
採用された場、採用企業から報酬を受け取る仕組みです。その金額は『想定年収の2~3割ほど』にあたり、年収500万円で転職させると100~150万円が支払われることになります。
一見、高い金額に見えるものの、転職エージェントが候補者を集めて提案までしてくれるため、「より募集要項に合った人材を工数をかけずに採用できる」という利点から、積極的に人材募集している企業であれば必ず利用しています。
そのため、転職エージェントにとっては、最優先されるべき取引相手は採用企業なので、信用しすぎないように注意してください。
Q. 転職エージェントを使うメリットは?
転職エージェントのメリットを一言で言うと「転職の成功確率があがること」で、具体的には下記2点です。
①好条件な求人を紹介してもらえる
一般的に、転職エージェントの方が、求人サイトよりも求人数が多いです。さらに転職エージェントの場合、一般には公開されていない「非公開求人(好条件なことが多い)」まで取り扱っているので、条件が良い傾向にあります。
②転職のプロからサポートを受けられる
転職エージェントであれば、キャリアアドバイザーから、以下の転職サポートを受けられます。
- キャリア相談
- 希望条件に沿った求人提案
- 選考対策(書類添削、面接練習)
- 受けた選考のフィードバック
- 年収交渉
上記のサポートを受けることができて、さらに求人の数も質も多いので、利用するだけで転職活動そのものが有利になるというのが圧倒的メリットです。
Q. 企業が転職エージェントを利用するメリット
より募集要項に合った人材を、工数をかけずに採用できることです。採用しない限り費用が発生しないので、リスクがありません。
- 無名企業でも応募が集まる
- 採用しない限り費用が発生しない
- 転職エージェントが募集管理してくれる
このように、面接以外の採用業務を転職エージェントに外注する形なので時間を取られにくく、採用しない限り費用が発生しないので経済合理性に適っています。
一方で求人サイトの場合、掲載課金なので効果が読みにくく、求人や応募者の管理も自前でやらなくてはいけないので、一度に大量採用する場合以外は使いにくいというのが本音です。
Q. 転職エージェントは複数利用すべき?
はい。複数利用すべきです。
転職エージェントによって保有求人や対応の質が全く異なるので、比較するため、かつより多くの非公開求人を集めるためにも複数利用をお勧めしています。
Q. 転職エージェントは何社利用すべき?
3社利用することをおすすめします。
実際に、転職エージェント利用者向けのアンケート調査でも、利用社数に応じて、転職活動における満足度が大きく変わるという結果となりました。
利用社数 | 満足/成功 | 普通 | 不満/後悔 |
1社のみ | 66.5% (低い) |
24.5% (-) |
8.9% (高い) |
2社 | 70.5% (普通) |
22.2% (-) |
7.3% (普通) |
3社 | 74.3% (高い) |
20.6% (-) |
5.1% (低い) |
4社 | 75.0% (高い) |
20.5% (-) |
4.5% (低い) |
5社以上 | 74.0% (高い) |
22.0% (-) |
4.1% (低い) |
このように、1社のみを利用した場合に比べて、3社以上を利用することで、「満足した割合が10pt近く高くなる」「転職に不満を持っている割合が半分になる」といった差が出ています。
- 1社だと、成功確率が低く、失敗確率が高い
- 3社までは成功確率が上がり失敗確率も下がる
- 4社以上利用しても3社とそう大きな差がない
Q. 登録したら今の会社にバレる?
転職エージェントに登録をしても、転職活動中であることが、今の会社にバレることはまずありません。理由は以下の通りです。
- 企業側は応募前情報を見れないため
応募前に求職者情報を見れるのはエージェントのみ。本人の同意なく、企業側に情報開示されることはない - エージェントが情報管理を徹底しているため
情報漏洩は、人材紹介会社にとって信用リスクが大きい。各アドバイザーにとっても、漏洩のデメリット(懲戒処分)があるので細心の注意が払われる。
特に転職エージェント側の管理不足によって個人情報が漏洩した場合、有料職業紹介事業の許可を取り消されるリスクすらあるので最大限注意されています。
Q. 転職エージェント利用の流れ
基本的にどの転職エージェントも上記の手順を踏んでいくことになりますが、特に重要なのがStep2の初回面談です。今後紹介していく求人の内容をすり合わせる場になので、希望条件や譲れない条件などは事前に整理してしっかりと伝えるようにしましょう。
また、面談は一度限りではなく、必要に応じて随時頼むこともできるので、書類添削や面接対策などをしてほしければ積極的に依頼するようにしてください。
Q. 転職エージェント活用ポイント
転職エージェントを利用する流れの中で、効果的に活用するためのポイントを整理すると、以下のようになります。
- 応募フォームから登録・申し込み
・転職エージェントは複数登録する
・事前に転職活動用のメールアドレスを作る - 担当アドバイザーと面談
・事前に経歴と希望条件を整理しておく
・経歴を盛るとしても嘘にならない程度に
・担当者と合わなければ担当変更を依頼する
・その後、担当者にはこまめに返信する - 選考対策(書類添削、面接練習)
・自分から依頼する
・面接の想定質問を事前に聞いておく
・フィードバックが少ない担当は変更する - 求人紹介、応募
・応募時の推薦文を必ず確認する
・応募企業の業界内での立ち位置を聞く
・むやみやたらに求人へ応募しない
・その企業の退職者から一次情報を集める - 面接、選考フィードバック
・その企業でされやすい質問を聞く
・その企業に聞くべき逆質問を聞く
・選考で見送りになったら対策を依頼する - 内定、入社前後の最終調整
・妥協しない
・言いなりにならず自分で決める