転職エージェントおすすめランキング|目的別の選び方と比較表

転職エージェントに登録しようにも、大手のリクルートやdodaをはじめとして、選択肢がたくさんあるので迷ってしまいますよね。

詳しくは転職エージェントの選び方で解説していますが、転職エージェントはあなたの状況や志望業種に応じて、大手総合型と特化型を組み合わせて使いましょう。

本ページは、過去二度の転職を経て現在、上場企業の管理職を務める筆者が、転職エージェント49社の利用者4,354人に実施した満足度調査をもとに解説したものです。

この記事を書いた専門家
佐々木
佐々木
東証プライム上場企業の管理職。企業側として新卒・中途採用をしている経験と、自身が転職した体験談をもとに記事を執筆。

迷ったら使いたい大手転職エージェント

転職エージェントの比較ポイント
  • 総求人数
  • 利用者満足度(サポート対応力)

なお、転職エージェント満足度は、幅広い年齢・地域・職種の男女4,354人に対してアンケートを実施し、信頼に足る口コミを回収したものです。

サンプル数:4,354件
調査期間 :2020年2月1日〜2022年1月11日
調査企業数:49社
調査対象者:転職エージェントを利用した20歳以上の方

←左右にスクロール可能→
順位名称評価基本データ個別解説
総合評価求人数&質提案/支援対応地域公開求人非公開求人
1位リクルートエージェント
(総求人数No.1)
★★★★☆
4.10/5.00
4.31/5.00
高い!
3.89 /5.0
普通
全国295,243件
多い!
274,055件
多い!
2位パソナキャリア
(サポート満足度No.1)
★★★★☆
4.07/5.00
3.96/5.00
普通
4.17/ 5.0
高い!
首都圏,
大阪,名古屋
15,101件
普通
34,899件
普通
3位マイナビエージェント
(20代の利用満足度No.1)
★★★☆☆
4.02/5.00
3.97/5.00
普通
4.08/ 5.0
高い!
首都圏,
大阪,名古屋
41,498件
普通
13,060件
少ない
4位dodaエージェント
(総求人数No.2)
★★★★☆
4.01/5.00
4.13/5.00
高い!
3.64 / 5.0
低い
全国166,303件
多い!
38,658件
普通
5位ワークポート
(IT業界や営業職に強い)
★★★☆☆
3.98/5.00
3.94/5.00
普通
3.62 / 5.0
低い
全国61,330件
多い!
非公開

※2023/3/1時点の数値

1位の「リクルートエージェント」は業界でも群を抜いて求人件数が多く、よほど特殊な業種や地域でない限り、転職では欠かせません。

また、「マイナビエージェント」や「パソナキャリア」は大手2社ほどではありませんが、首都圏では十分な求人を保有しており、20代30代の転職支援に強い特徴にあります。

どれにしようか迷った場合は、最大手で求人の多い「リクルートエージェント」「dodaエージェント」に登録すれば、あなたにあった求人を紹介してくれるでしょう。

それぞれ特徴を説明していきます。

1位.リクルートエージェント

リクルートエージェントは、人材業界No.1の求人数と実績を誇る転職エージェントです。

求人数は常時30万件以上と、さまざまな地域・業界・職種の求人を網羅しているので、どなたが登録をしても満足な求人を紹介してもらえる点が強みです。

また、大手企業で全国から優秀な人材が集まるリクルートだからか「優秀なコンサルタントが多い」ことで知られているので、ぜひ一度相談してみると良いでしょう。

リクルートエージェントの特徴
  • 求人数No.1、どの地域でも対応可能
  • 第二新卒からハイクラス帯まで全てに強い
  • 優秀なコンサルタントが多く頼りになる

筆者も転職活動のたびに登録していますが、毎日のように新しい求人が追加されてシステムが通知してくれるので、求人数の多い転職サイトのような感覚で使っています。

実際のところ、大手企業や人気企業となると、リクルートを使っていない企業のほうが珍しいと思うので、新着求人にいち早く応募するためにとりあえず登録しておくことをおすすめします。

ただ、口コミアンケートを見てみると、コンサルタント1人あたりが多くの求職者を見ていることもあってか、以下のようにネガティブな評判も見られました。

  • 求人を強引に勧めてくる
  • 担当者の対応が淡白で物足りない

筆者は毎回アタリを引いているようですが、担当者との相性は運によるところが存在するので、サポート面での評判が良い転職エージェント(例:パソナキャリアマイナビエージェントと併用し、より良いところに絞るようにするのが良いでしょう。

リクルートエージェントの基本データ
タイプ転職エージェント
得意総合(全業界、全職種)
対象地域全国+海外(WEB面談実施中)
求人件数569,298件(うち非公開求人は274,055件)
運営会社株式会社リクルート(企業HP
Pマークあり(確認はこちら
公式サイトhttps://www.r-agent.com/

※2023/3/1時点の数値

2位.パソナキャリア

パソナキャリアは、派遣業界最大手のパソナが運営する『オリコン顧客満足度調査4年連続No.1』を獲得している大手転職エージェントです。

首都圏エリアを中心に28,000社以上の企業と取引実績があるため求人数が多く、手厚いサポート・対応力に定評があるので、慣れない転職に不安がある方におすすめできます。

パソナキャリアの特徴
  • 転職者からの満足度評価No.1(4年連続)
  • 丁寧なサポートで慣れない転職に強い
  • 都心エリアの求人が豊富で高年収求人も多い

筆者も過去に何回か利用しましたが、求職者側の要望をしっかりとヒアリングして、その人にあった求人を丁寧に探してきてくれている、という印象でした。

地域は都心に偏っていますが、400万円前後の求人から800万円以上のハイクラス求人まで多く保有しているので、どなたでもぜひ一度確認してみることをおすすめします。

ただ、対象エリア以外での求人数はそう多くはないので、地方の場合はリクルートエージェントdodaエージェントを活用することをお勧めします。

パソナキャリアの基本データ
タイプ転職エージェント
得意総合(全業界、全職種)
対象地域首都圏、大阪、名古屋(WEB面談実施中)
求人件数15,101件(非公開求人は不明)
運営会社株式会社パソナ(企業HP
Pマークあり(確認はこちら
公式サイトhttps://www.pasonacareer.jp/

※2023/3/1時点の数値

3位.マイナビエージェント

マイナビエージェントは新卒大手のマイナビが運営する20代30代といった若手〜ミドル層向けの転職エージェントです。

新卒領域での取引実績から、首都圏を中心に若年層向けの求人数が非常に多く、また丁寧なサポートに『20代の満足度No.1』の強さです。

さらに、ITエンジニア領域や医療系分野(看護師など)にも特化したサービスを出しており、専門性が非常に高いことが特徴なので、どなたでも1度相談してみることをおすすめします。

マイナビエージェントの特徴
  • 20代からの利用者満足度評価No.1
  • 圧倒的シェアを持つ新卒領域での取引実績から若年層に強い
  • 経歴の棚卸からキャリア設計までサポートが好評
▼口コミ|求人数がとても多い
匿名口コミ

営業系職種を探していたのですが、求人数がとても多く、大企業から中堅企業、ベンチャーまで幅広くあったように思います。

また、担当者の方がそれぞれの企業について詳しい様子で、業界内における立ち位置や、違い、内部事情を含めたアドバイスをしていただきました。

▼口コミ|親身にサポートしてくれた
匿名口コミ

いくつかの転職エージェントに登録しましたが、マイナビの担当者の方が一番親身になって、私の話を聞いてくださいました。

私が求める転職業先のご提案はもちろんの事、企業へのアポイント等など、思っていたよりも素早い対応をしてくださり感謝です。

ここまでの内容をまとめるとマイナビエージェントは、都心エリアに在住の20代~30代前半であれば利用を強くおすすめしたい転職エージェントです。

ただ、やや若手向けなので、年収800万円越えの求人を探すのであれば、JACリクルートメントビズリーチといった高年収専門の転職サービスと併用するようにしましょう。

マイナビエージェントの基本データ
タイプ転職エージェント
得意総合(全業界、全職種)
対象地域首都圏、大阪、福岡、名古屋(WEB可)
求人件数54,558件(うち非公開求人は13,060件)
関連サービスマイナビIT AGENT(エンジニア向け)
マイナビ営業 AGENT(営業職向け)
マイナビ金融 AGENT(金融業界向け)
運営会社株式会社マイナビ(企業HP
Pマークあり(確認はこちら
公式サイトhttps://mynavi-agent.jp

※2023/3/1時点の数値

4位.dodaエージェント

dodaエージェントは、転職サイトと転職エージェント両方の機能を1つのサイトで提供していることが特徴の業界最大手エージェントです。

求人数がリクルートエージェントに次いで業界No.2(全国15万件)と多く、求人の選択肢を増やすためにもぜひ登録すべき1社です。

また、定期的に転職イベント・転職フェアを開催しているので、今すぐの転職を考えていなくても登録する価値あり。

dodaエージェントの特徴
  • 求人数14万件と業界No.2!地方も強い
  • 転職イベントが定期的に開催されている
  • 転職サイトとエージェント両方の機能を備えており一貫した転職サポートが実現

ただ、比較的経験の浅いコンサルタントが多いのか担当者の質に差があり、他転職エージェントと比べると、口コミ満足度はそう高くない傾向にあります。

  • 専門性の浅いコンサルタントが多い
  • 担当者のサポートや対応力に差がある

サポートに期待する場合は、口コミ評価が総じて高いパソナキャリアマイナビエージェントに登録すると良いでしょう。

dodaエージェントの基本データ
タイプ転職エージェント、サイト
得意総合(全業界、全職種)
対象地域全国+海外(WEB面談実施中)
求人件数204,961件(うち非公開求人は38,658件)
運営会社パーソルキャリア株式会社(企業HP
Pマークあり(確認はこちら
公式サイトhttps://doda.jp/

※2023/3/1時点の数値

5位.ワークポート

ワークポートは、2003年3月設立とやや後発ながらも全国トップクラスの求人数を誇る、いま勢いのある総合型転職エージェントです。

特に、20代若手層におけるIT業界やゲーム業界、営業職の転職に強みがあり、魅力的な大手企業の求人を豊富に取り揃えていることが特徴です。

ワークポートの特徴
  • IT、ゲーム業界、営業職の転職に強い
  • 第二新卒から20代後半までの転職に強い
  • 未経験者向けの転職サポートが充実している

特に、第二新卒から若手向けの、IT/WEB業界の営業職やマーケ職、エンジニアといった求人は、他よりも群を抜いて多い傾向にあるので、該当の方はぜひ利用しましょう。

(筆者もIT企業の事業部長として中途採用をおこなうことが多いですが、ワークポートさんには営業職やマーケ職といった職種で頻繁にお世話になっています。)

ただ、急拡大している組織だからか担当者のレベルに差があり、他転職エージェントと比べると、口コミ満足度はそう高くない傾向にあります。

ハズレ担当者を引きたくない場合は、口コミ評価が総じて高いパソナキャリアマイナビエージェントに登録すると良いでしょう。

ワークポートの基本データ
タイプ転職エージェント
得意IT系、営業職
対象地域全国+海外(WEB面談実施中)
求人件数61,330件(非公開求人は不明)
運営会社株式会社ワークポート(企業HP
Pマークあり(確認はこちら
公式サイトhttps://workport.co.jp

※2023/3/1時点の数値

目的別に特化型転職エージェントも併用しよう

ひとくちに転職エージェントといっても得意不得意があるので「あなたが志望している業界・ポジションにどれだけ強いか」に合わせて併用することをおすすめします。

まずは特殊な「属性」に該当しないかを確認してください。なぜなら、一般的な状況と転職活動のポイントが違うので、専用の対策が必要だからです。

上記に該当しない場合、業界特化型の転職エージェントにも登録しておきましょう。業界の出身者がキャリアアドバイザーとして在籍しているので、情報収集や選考対策に役立ちます。

女性の状況や立場に寄り添ったサポート

女性の転職には、結婚や出産、育児、配偶者の転勤といった多くの悩みが付きまといます。

そのため、女性の気持ちを理解してくれて、状況や立場にあった求人を紹介できるだけのサポート力を持った転職エージェントを利用するようにしましょう。

転職エージェントの選び方
  • 求人数&質(優良案件の多さ)
  • コンサルタントの質(女性目線の提案)
順位サービス名求人数平均満足度
1位パソナキャリア38,8764.00 / 5.0
2位マイナビエージェント33,5833.84 / 5.0
3位type女性の転職エージェント7,7893.98 / 5.0

※2023/3/1時点の数値

いずれとも女性向け専門サービスも用意しており、求職者のことを考えた丁寧なサポートを実施していることから、すべての女性におすすめです。

登録すると専任の女性コンサルタントが付くので、安心して相談できます。

→ 転職エージェント活用ポイント をみる

未経験歓迎(第二新卒、既卒)

ここでは、第二新卒・既卒をはじめとした、経歴やスキルに自信がない未経験の方の支援に強い転職エージェントを紹介します。

転職エージェントの選び方
  • 未経験可の求人が多い
  • 転職サポートの満足度が高い
順位サービス名未経験
求人数
サポート
満足度
1位dodaエージェント49,932件3.54 / 5.0
2位リクルートエージェント27,172件3.81/ 5.0
3位パソナキャリア6,547件4.00/ 5.0

※2023/3/1時点の数値

一般的に中途採用は『即戦力』が前提なので、経験やスキルがほとんどない『未経験』だと転職の難易度は高くなります。

そのため、未経験でも応募可能な求人数はもちろんとして、徹底したキャリアアドバイス・選考対策を実施している転職エージェントの利用がおすすめです。

3位のパソナキャリアは、首都圏特化のため総求人数では劣っているものの、実績をもとにした丁寧なサポートが好評なので、不安がある方におすすめです。

→ 転職エージェント活用ポイント をみる

ニート・フリーター(学歴・経歴不問)

ここでは、中卒や高卒、フリーターから『正社員』への転職を目指している方向けに、実績豊富な転職エージェントを紹介します。

基本的には求人数や支援実績で選ぶべきことを推奨しますが、経歴・学歴不問の転職エージェントは求人情報を公開していないところが多いので、注意が必要です。

転職エージェントの選び方
  • 公開求人数が多いこと
  • 転職支援実績が豊富であること
順位サービス名求人数満足度
1位Re就活13,428件
※募集職種と勤務地の組み合わせで件数算出
★★★☆☆
3.54
2位マイナビジョブ20s2,512
★★★☆☆
3.43
3位ハタラクティブ2,300
★★★☆☆
3.39

※2023/3/1時点の数値

職歴やスキルで不利であっても上記で紹介したような転職エージェントに登録すれば、正社員として就職することは十分可能です

ただ、条件の良い求人にありつこうとすればするほど転職活動は難航するので、最低でも3社に登録して選択肢を広げることをおすすめします。

求人情報が非公開なので自信を持って推奨はできませんが、知名度のある転職エージェントを以下に掲載しておきます。

→ 転職エージェント活用ポイント をみる

ハイクラス向け(年収600万円以上)

ここでは最低でも年収600万円を超えるハイクラス層での転職を検討されている方向けの転職サービスを紹介します。高年収向けの転職サービスは2種類。

ハイクラス向け転職サービス

基本的には、複数併用することがおすすめです。

特に、エグゼクティブ層の転職となると、求人が世に出回ることはなくヘッドハンターがスカウトをする、のが一般的なので登録だけでもしておきましょう。

ハイクラスポジションを探すなら一般登録型の求人サイトはおすすめしない

一般的に、indeedやリクナビNEXTをはじめとした大手求人サイトは、スタッフクラスの求人が中心で、ハイクラス帯の求人は極端に少なくなる傾向にあるのでおすすめはしません。

なぜなら、企業側にとって課長や部長クラスの募集は事業戦略上の重要度が高いので、ピンポイントの人材獲得をおこなうためにエージェントやヘッドハンターを活用することが多くなるからです。(実際に私も事業部長として課長クラスの採用をおこなっていたことがありますが、求人サイトでは募集しませんでした。)

ハイクラス・エグゼクティブにおすすめの転職エージェント

ここでは、ハイクラス層が使うべき転職エージェントを紹介していきます。比較軸は以下3点です。

  • サービスの種類
    ハイクラス特化の両面型サービスを前提
  • 比較ポイント(1) 求人数
    年収800万円以上の求人数を集計
  • 比較ポイント(2) キャリアアドバイザーの質
    提案/交渉力で年収800万円以上364人にアンケート

上記の調査をしたうえで、ランキング化しました。(詳しい選び方や比較表が気になる方は「ハイクラス転職エージェントの選ぶ基準と比較表」をご覧ください。)

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順位転職エージェント総合評価得意コメント詳細
1位JACリクルートメント★★★★☆
4.15/5.0
全般ハイクラス専門で圧倒的な実績
専門性の高いコンサル複数人が提案
2位ランスタッド★★★★☆
4.08/5.0
外資
IT系
世界最大規模の外資系転職エージェント
外資系企業の年収800万円以上求人に強い
3位リクルートエージェント★★★★☆
4.07/5.0
全般取引企業数No.1の圧倒的求人数
グループ選りすぐりのコンサルタント力
4位エンワールド★★★☆☆
4.02/5.0
外資東京近郊の外資特化(年収800~2,000万円)
職業紹介優良事業者の認定あり
5位ロバートウォルターズ★★★★☆
4.01/5.0
外資外資系・グローバル企業に特化
30~40代管理職から人気が高い一社
6位クライス&カンパニー★★★☆☆
3.96/5.0
IT
業界
IT業界の管理職・スペシャリストに強い
国家資格保有のコンサルタントが担当
7位マイナビエージェント★★★☆☆
3.86/5.0
ALL首都圏近辺の日系大手企業に総じて強い
管理職からスペシャリストまで豊富に保有
8位dodaエージェント★★★☆☆
3.78/5.0
ALL高年収帯の公開求人数No.1
実績豊富なコンサルタントが多数在籍
9位エグゼクティブボード★★★☆☆
3.77/5.0
EXエグゼクティブに特化
日系上場企業・事業会社への転職に強い
10位ISSコンサルティング★★★☆☆
3.71/5.0
外資中小規模のためやや求人数は少ないも、
外資系企業への転職者からは評価が高い

ハイクラス層の転職は、担当コンサルタントの質(専門性や対応力)に大きく依存しますが、上位3社はその点で圧倒的な評価を得ています。

特に、1位のJACリクルートメントは、ハイクラス専門の転職エージェントとして長い歴史と実績があり、コンサルタントのレベルが非常に高いことで知られています。

ハイクラス層の転職は、いかに条件にあった非公開求人を集めることができるかが鍵なので、2~3社は利用して、定期的に求人を紹介してもらえるようにしておきましょう。

また上記のような転職エージェントだけでなく、ここから紹介するスカウト型転職サービスも併用することをおすすめします。

長期を見据えた転職活動なら「スカウト型転職サービス」も利用しよう

重要ポジションは枠の絶対数が少なく、転職活動が長期化しやすい傾向にあるので、機を逃さないためにも「スカウト型転職サービス」への登録もおすすめしています。比較軸は以下3点です。

  • 比較ポイント(1) ヘッドハンター数
    実際に登録してヘッドハンターを検索して確認
  • 比較ポイント(2) 高年収の求人数
    年収800万円以上の求人数を集計
  • 比較ポイント(3) 今の会社にバレにくいか
    企業ブロック機能やセキュリティ観点を確認
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順位スカウト型転職サイト評価基本
個別解説
総合評価取引企業数企業ブロックPマーク
1位ビズリーチ★★★★☆
4.1/5.0
1.7万社ありあり
2位リクルートダイレクトスカウト★★★☆☆
3.9/5.0
非公開あり
(10社まで)
あり
3位dodaX★★★☆☆
3.7/5.0
非公開そもそも企業
スカウトなし
あり
4位ミドルの転職★★★☆☆
3.6/5.0
非公開ありあり

※2023/3/1時点の数値

ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトは、評価の高いヘッドハンターを自分から選ぶことができるので、積極的に転職を検討されている方にもおすすめできます。

もし迷ったら、一旦ビズリーチに登録しておけば十分です。企業ブロック機能があるのでバレにくく、ヘッドハンター数も一番多いので登録するだけで可能性が広がります。

障がい者

障がい手帳をお持ちの方、あるいは申請中の方向けに、オープン就労(企業に障がいを公開しておこなう転職活動)でおすすめの転職エージェントを紹介していきます。比較ポイントは以下3点です。

  • 比較1. 総求人数
  • 比較2. 利用者満足度
  • 比較3. 障がい者支援の実績
←左右にスクロール可能→
順位就職/転職エージェント評価
おすすめ度エリア公開求人満足度コメント個別解説記事
1位LITALICO仕事ナビ★★★★☆
4.2
全国3,211件
多い
4.2 / 5.0
高い
業界最大級の求人数
在宅ワーク案件あり
2位
dodaチャレンジ
★★★★☆
4.1
全国1,393件
多い
4.1 / 5.0
高い
大手人材会社が運営
事務職やIT技術職メイン
3位
atGPエージェント
★★★★☆
4.0
関東・関西
名古屋
1,143件
多い
3.9 /5.0
普通
全国で豊富な求人数
地方や作業系案件もある
4位
ランスタッドチャレンジド
★★★★☆
4.0
全国
(精神は一都三県)
314件
普通
4.1/ 5.0
高い
60%が300万円以上
フルタイム正社員中心
5位
エージェント・サーナ
★★★★☆
4.0
関東、関西1,007件
普通
4.0 /5.0
高い
転職支援歴29年
累計1,000名以上
6位
DIエージェント
★★★☆☆
3.9
全国1,739件
多い
3.9/ 5.0
普通
2009年開始
7,500人以上を支援
7位障害者雇用バンク★★★☆☆
3.8
首都圏、大阪946件
普通
3.8/ 5.0
普通
ハローワーク求人や
就労移行支援も掲載
8位マイナビパートナーズ紹介★★★☆☆
3.8
首都圏、関西非公開
少なめ
4.1 / 5.0
高い
2020年開始
大手のノウハウあり
9位
ソーシャルパートナーズ
★★★☆☆
3.7
一都三県242件
少なめ
3.8 / 5.0
普通
2018年開始
世界規模の人材会社
10位
アビリティスタッフィング
★★★☆☆
3.7
一都三県129件
少なめ
3.6 / 5.0
普通
首都圏の事務職中心
精神障害のみ

※2023/3/1時点の数値

転職エージェントは最初から一つに絞る必要はないので、良い求人を見逃しにくくなるように複数登録がおすすめです。(ただ、多すぎると連絡が面倒になるので、最初は3社程度にしておきましょう。)

→ 転職エージェント活用ポイント をみる

50代60代の中高年シニア

定年の近い50代60代は、スキルや経験をどの程度積んでいるのか、によって使うべき転職エージェントが分かれます。

自分がどちらか迷った場合は、シンプルに年収800万円に達しているか否かで判断すると良いでしょう。

経歴に自信あり(年収800万円以上)

年収800万円を超えるような、ある程度スキルや経験がある50代の場合、高待遇な非公開求人を多く保有している転職エージェントに登録するのがおすすめです。

また、ご自身のキャリアに沿ったポストを調整できるだけの専門性&提案力が求められるので、転職コンサルタントの質も重視すべきです。

転職サービスの選び方
  • 求人数(高年収求人の保有数)
  • コンサルタントの質(専門性&提案力)
順位サービス名高年収
求人数
専門性
提案力
1位JACリクルートメント12,161
4.13 / 5.0
2位リクルートダイレクトスカウト110,365
担当次第
3位ビズリーチ69,637
担当次第

※2023/3/1時点の数値

50代60代の高年収転職は、担当コンサルタントと二人三脚で転職活動を進めることになるので、より高いレベルの専門性&提案力に期待できる転職エージェントを利用しましょう。

コンサルタントに依頼したいこと
  • 経歴の棚卸し&職務経歴書の添削
  • キャリア設計へのアドバイス
  • 希望条件に沿った案件提案と選考対策

その点、両面型エージェントであるJACリクルートメントは、1人のコンサルタントが業界ごとに企業と直接繋がっているため、専門性や提案力のレベルが本当に高い、と評価されています。

また、リクルートが運営するヘッドハンティング型転職サイトの「リクルートダイレクトスカウト」は110,365件の求人を保有しており、その80%以上が年収1,000万円以上と非常に良質な求人が揃っています。

ビズリーチと同様、登録すれば転職コンサルタントからスカウトがくるので、良いポジションが提案されるまで、待ちのスタイルに徹することも可能なので、気軽に利用しましょう。

経歴に自信なし(年収600万円以下)

あまり経歴に自信がない50代60代の場合、転職活動が難航する可能性が高いです。

そのため、幅広い求人の選択肢を持っており、かつ丁寧なサポートを実施している転職エージェントに登録する必要があります。

転職エージェントの選び方
  • 求人数と質
  • 提案&サポートの満足度
順位サービス名求人数満足度
1位リクルートエージェント387,113
★★★☆☆
3.81
2位dodaエージェント153,088
★★★☆☆
3.54
3位Spring転職エージェント53,087
★★★☆☆
3.76

※2023/3/1時点の数値

最大手のリクルートやdodaは、圧倒的な求人数を保有しているので、そこまで経歴に自信がない方であっても応募可能な求人が見つかります。

また、3位のSpring転職エージェントは、人材業界世界No.1のアデコが運営する面談率100%の転職エージェントです。

上位2サービスと比べると求人数はやや物足りなく感じるものの、直接会っての丁寧なサポートに期待できるので、併用する形で登録するのが良いでしょう。

外資系企業

ここでは、おすすめの外資転職向けエージェントを紹介します。厳選するにあたって下記の点で比較し、ランキング化しました。

  • 比較ポイント(1) 求人数&質
    求人満足度を利用者258人にアンケート
  • 比較ポイント(2) コンサルタントの提案力
    提案/交渉力で利用者258人にアンケート
←左右にスクロール可能→
順位転職エージェント総合評価必要年収コメント
1位JACリクルートメント★★★★☆
4.11/5.0
600万円
以上
外資転職の高年収求人に強い
専門性の高いコンサル複数人が求人提案
2位ランスタッド★★★★☆
4.06/5.0
800万円
以上
世界最大規模の外資系エージェント
外資系企業の年収800万円以上求人に強い
3位エンワールド★★★★☆
4.02/5.0
600万円
以上
東京近郊の外資特化(年収800~2,000万円)
職業紹介優良事業者の認定あり
4位ロバートウォルターズ★★★★☆
4.01/5.0
600万円
以上
外資系・グローバル企業に特化
英文履歴書添削や英語面接練習もあり
5位リクルートエージェント★★★☆☆
3.95/5.0
指定なし取引企業数No.1の圧倒的求人数
もちろん外資系企業の取り扱いも豊富
6位マイケルペイジ★★★☆☆
3.94/5.0
600万円
以上
バイリンガルのハイクラス人材におすすめ
各分野の転職に特化した専門チームが対応
7位ISSコンサルティング★★★☆☆
3.93/5.0
600万円
以上
中小規模のためやや求人数は少ないも、
外資系企業への転職者からは評価が高い
8位クライス&カンパニー★★★☆☆
3.91/5.0
600万円
以上
外資系IT企業に強い
国家資格保有のコンサルタントが担当
9位dodaエージェント★★★☆☆
3.88/5.0
指定なし高年収帯の公開求人数No.1
実績豊富なコンサルタントが多数在籍
10位マイナビエージェント★★★☆☆
3.84/5.0
指定なし首都圏近辺の日系大手企業に総じて強い
管理職からスペシャリストまで豊富に保有

上位4社は基本的に年収800万円での転職をするようなハイクラス層向けの転職エージェントなので、現時点で経歴に自信がなければ、第二新卒からミドル層まで幅広く対応できるリクルートエージェント(5位)やdodaエージェント(9位)を利用しましょう。

上位陣も若手向けのハイキャリア求人を取り扱っていますが、他の転職希望者に比べて経歴が劣っていると、あまり相手にしてもらえないことがあるので注意が必要です。

IT/WEB業界

ここでは、IT/WEB業界での転職におすすめな転職エージェントを紹介します。厳選するにあたって下記の点で比較し、ランキング化しました。

転職エージェントの選び方
  • 業界求人数の多さ
  • 業界での利用者満足度
←左右にスクロール可能→
順位転職エージェント職種総合評価コメント
1位マイナビITエージェント
エンジニア専門
PG/EN
中心
★★★★☆
4.1/5.0
エンジニア20~30代満足度No.1
業界出身の専任アドバイザーが支援
2位レバテックキャリア
エンジニア専門,高年収中心
PG/EN
のみ
★★★★☆
4.0/5.0
年収600万円以上のエンジニア求人が多い
年収が高いと優秀な担当者が着く傾向あり
3位ギークリー
全職種対応,東京のみ
全職種★★★☆☆
3.9/5.0
東京のIT/WEB/ゲーム業界求人が豊富
エンジニア以外の職種にも強い
4位リクルートエージェント
全職種に強い,大手企業多め
全職種★★★☆☆
3.9/5.0
IT業界全般の公開求人数No.1
求人を探すためにもまず登録したい一社
5位ワークポート
IT業界の営業・第二新卒に強い
全職種★★★☆☆
3.8/5.0
IT業界の若手向け求人に強い
未経験からの営業職やエンジニアが豊富

IT/WEB業界はコロナ流行以降さらに市場規模が拡大していることもあり、採用が活発に行われ、転職市場そのものが拡大傾向にあります。

そのため転職エージェントの質には、ややあたりハズレが大きい傾向にあるので、上位にあるような質の高いところを利用するようにしましょう。

SE・IT/Webエンジニア

ここでは、エンジニアに特化した転職エージェントを紹介します。

転職エージェントの選び方
  • 求人数の多さ(エンジニア・デザイナー)
  • 業界専任のコンサルタントの有無
サービス名エンジニア
求人数
得意
年収帯
リクルートエージェント43,146
バランスよく保有
レバテックキャリア14,583
高年収
求人多め
ワークポート13,837
二卒・未経験
求人多め

※2023/3/1時点の数値

専門性の高いITWebエンジニア・デザイナーの転職は、担当コンサルタントのレベルに大きく依存しています。

例えば、レバテックキャリアは年収600万円以上の高年収求人が中心で、一方ワークポートは未経験可の求人が多めです。

それぞれ得意な年収帯が異なっているので、ご自身に合わせた転職エージェントを選びましょう。

→ 転職エージェント活用ポイント をみる

さて、ここまで、目的別におすすめの転職エージェントを紹介してきましたが、おすすめする根拠を詳しく知りたい方のために、次の章から順に説明していきます。

ランキング算定方法と比較表

ここまで説明してきた転職エージェントの選び方に照らし合わせて「業界・職種や年収ごとに、求人数とキャリアアドバイザーの質」を調査しました。

算定方法⑴ 転職エージェントの求人数

求人数は、提案される選択肢の数に直結するので、一番重要です。選択肢は多いに越したことはありません。

当サイトでは、各転職エージェントにおける「業界職種別・年収別・都道府県別の求人件数」を、各転職エージェント公式ページから、月ごとに取得して評価しています。

算定方法⑵ キャリアアドバイザーの質

キャリアアドバイザーの質は、求職者の希望条件をもとにキャリア及び求人を「提案する力」と、より好条件な求人に内定するために「サポートする力」で決まります。

そこで当サイトでは「提案力」と「サポート力」の2点で、転職エージェント利用者にアンケートを実施し、その結果を集計しました。

調査概要

調査人数:4,354人(大手調査会社2,894人+自社取得1,460人)
調査期間:2020年2月1日〜2022年1月12日
調査方法:大手アンケート調査会社及び自社取得
調査総額:131万円

※ランキング更新日:2022年1月12日

具体的な質問項目は以下になります。

【質問文・回答選択肢】
Q1.担当のキャリアアドバイザーの求人提案には、どのくらい満足していますか?
5:とても満足
4:やや満足
3:普通
2:やや不満
1:とても不満

Q2.担当のキャリアアドバイザーのサポートには、どのくらい満足していますか?
5:とても満足
4:やや満足
3:普通
2:やや不満
1:とても不満

上記に加え、具体的な内容を記述式で回収しています。

補足:検証のポイント

目的別に正確な評価を知るために、そもそも登録する転職エージェントの選び方を間違えているような回答は「無効」としています。

例⑴ 年収400万円で、高年収向け転職エージェントに登録(評価:★☆☆☆☆1)
例⑵ 営業職が、エンジニア特化型エージェントに登録(評価:★☆☆☆☆1)

さらに調査対象とする母集団に統計的偏りが生じないように、大手調査会社を利用するだけでなく、独自調査も実施しています。

補足:転職エージェントの選び方

転職エージェントの選び方は「複数の転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーの質を見極める」とシンプルです。具体的な手順は以下の通りです。

  • 手順1. 求人豊富な大手転職エージェントに登録
  • 手順2. あなたの属性と志望業界に強い特化型転職エージェントを選ぶ
  • 手順3. 複数併用しながらキャリアアドバイザーを見極める

ここから順番に説明していきますが、各工程での転職エージェントやキャリアアドバイザーの比較ポイントも紹介しているのでぜひ参考にしてください。

手順1. 求人豊富な大手転職エージェントに登録

前提として転職エージェントは「大手総合型」と「特化型」に分けられます(違いは後述)が、まずは全国規模で求人を豊富に扱っている大手総合型に登録するようにしましょう。以下の表に、大手転職エージェントの求人数を年収別で整理しました。

 総求人数400万円~700万円~1,000万円~
リクルートエージェント153,830131,71888,82614,122
dodaエージェント117,876115,37483,73419,826
ワークポート49,16436,47117,2342,352
パソナキャリア38,87633,00319,1115,807
マイナビエージェント33,58332,01419,0136,155

※2022年1月13日時点の公開求人数
※左右にスクロールできます。

上記からわかるように、どの年収帯でも求人数の多い上位2社(リクルートエージェント、dodaエージェント)は登録しておくと良いでしょう。

大手総合型だけでなく「特化型」も利用して

転職エージェントには、求人数が豊富な「大手総合型」と、特定領域の専門性が高い「特化型」の2種類ありますが、それぞれ一長一短なので併用するようにしましょう。

以下に、強み(◯)と弱み(×)を整理しました。

大手総合型特化型
◯どの領域でも求人数が多い
◯希望業種以外の提案もしてもらえやすい
◯特化領域の転職に強い
◯書類添削や面接対策の面倒見が良い
×領域によっては専門知識に弱い
×大手だとサポートはやや淡白かも
×だいたい中小規模で、求人数は多くない
×手持ちの求人を押し付けられる可能性がある

「特化型」には、業界や年代・年収など、多様な軸に特化した転職エージェントが存在しているので、次章で紹介するように、あなたの状況に応じていくつか選ぶことをおすすめします。

手順2. あなたの属性と志望業界に強い特化型転職エージェントを選ぶ

手順1で大手転職エージェントに登録できたら、次は、あなたの「属性」と「志望業界」にあった特化型転職エージェントに登録するようにしましょう。

まずは特殊な「属性」に該当しないかを確認して

転職をする方の中でも特殊な属性に該当する方は、専門の転職エージェントを選ぶようにしてください。一般的な状況と転職活動のポイントが違うので、専用の対策が必要です。

上記以外の方は、次に紹介するような業界特化型の転職エージェントに登録しましょう。

志望業界に特化した転職エージェントを選ぼう

志望業界が決まっている方は、業界特化型の転職エージェントにも登録しておきましょう。業界の出身者がキャリアアドバイザーとして在籍しているので、情報収集や選考対策に役立ちます。

業界特化型エージェントは以下のように選びましょう。

業界特化型エージェントの選び方
  • 特化領域
    あなたの志望業界に特化しているか
  • サポート内容
    求人紹介だけでなく選考対策までしてくれるか
  • 取り扱い求人件数
    どれくらいの求人を保有しているのか
  • プライバシーマーク
    個人情報を適切に取り扱っている証明があるか
注意!情報漏洩を避けるためにもプライバシーマークは確認して

転職エージェントを利用すると、名前や住所といった個人情報を共有して相談することになるので、プライバシーマーク(個人情報を適切に取り扱っている証明)の有無を確認しましょう。

特に、小規模な転職エージェントだと、大手と違ってプライバシーマークを取得していない(かつ情報の管理体制が怪しい)ケースが多いので注意が必要です。

ちなみに、個人情報の取扱がしっかりしている会社だと、初回面談のときに「個人情報の取扱同意書・誓約書」へのサインを求められるケースが多いので、見極めるポイントにしてください。

手順3. 複数併用しながらキャリアアドバイザーを見極めよう

転職エージェントに登録した後の流れは以下の通りですが、その過程でキャリアアドバイザーの質を見極め、登録から2週間程を目安として2~3社に絞りましょう。

⑴ 電話やメールで日程調整のやりとり
⑵ 担当キャリアアドバイザーとの面談
⑶ 後日、求人紹介 (※⑵でも一部紹介されます)

特に、初めての転職である場合、キャリアアドバイザーの質によって転職成功確率が変わるので、本当に信頼できる人物かどうかを見極めなくてはなりません。以下のポイントを見た上で厳しめに判断をしてください。

質の高いキャリアアドバイザー

・あなた目線で提案をしてくれる
・志望する業種の転職事情に詳しい
・初回面談で希望を深掘りしてくれる
・応募企業のネガティブな側面も教えてくれる
・キャリア相談や面接対策に時間をかけてくれる

質の低いキャリアアドバイザー

・礼節に欠ける態度(高圧的、傾聴しない)
・業種、仕事内容に対して知識が浅い
・初回面談で表面的なことしか聞かない
・内定が出やすい求人ばかり紹介してくる
・大量の求人を説明なくひたすら送りつける

以上のポイントで転職エージェントを見極めましょう。さらに、あなたとの相性も含めて当たり外れがあるので、最初から一人に絞らず、複数のアドバイザーと面談をしてみることをおすすめします

補足:転職エージェントを使うべき理由

転職エージェントを利用すべき理由はシンプルに「転職の成功確率があがるから」で、その理由は以下の2点です。

理由(1) 好条件な求人を豊富に保有している
理由(2) 転職のプロからサポートを受けることができる

では、順にご説明します。

理由(1) 好条件な求人を豊富に保有している

転職エージェントは、多くの企業が利用しているので求人数が多い、という特徴があります。

実際に、大手3社が運営している「転職エージェント」と「転職サイト」でその求人数をまとめましたが、その違いは一目瞭然です。

転職エージェント(求人数が多い!転職サイト
リクルートエージェント:396,656件
dodaエージェント:159,599件
マイナビエージェント:67,913件
リクナビNEXT:54,198件
doda転職:120,365件
マイナビ転職:17,337件

※2023/3/1時点の数値

さらに転職エージェントの場合、一般には公開されていない「非公開求人(好条件なことが多い)」まで取り扱っているので、幅広い求人を見るためにも利用すべきと言えるでしょう。

補足:採用企業が転職エージェントを積極利用する理由

採用で転職エージェントを利用する企業は多いです。筆者も事業部長として中途採用を日常的におこなっていますが、もちろん利用しています。その理由は以下3点です。

  • 利用者が多いので、すぐに応募が集まりやすい
  • 採用しない限り費用が発生しないので採用予算が無駄にならない
  • 転職エージェントが採用管理をやってくれるので時間を取られにくい

このように、面接以外の採用業務を転職エージェントに外注する形なので時間を取られにくく、採用しない限り費用が発生しないので経済合理性に適っています。

一方で求人サイトの場合、掲載課金なので効果が読みにくく、求人や応募者の管理も自前でやらなくてはいけないので、一度に大量採用する場合以外は使いにくいというのが本音です。

そのため、多くの企業が転職エージェントを利用するようになり、結果として、多くの求人が集まっているのです。(採用予算がない企業は除く)

理由(2) 転職のプロからサポートを受けることができる

転職エージェントに在籍するキャリアアドバイザーから、以下のような転職サポートを受けることができる点も魅力の1つです。

  • キャリア相談
  • 希望条件に沿った求人提案
  • 選考対策(書類添削、面接練習)
  • 受けた選考のフィードバック
  • 年収交渉

これらのサービスを無料で受けることができる(法律により求職者側からお金をとってはいけないとされています)ので、利用しない手はありません。

補足:転職エージェントが無料な理由は、企業側が報酬を払っているため

求職者が無料で転職エージェントを利用することができる理由は、企業側が1人転職するごとに成功報酬を払っているためです。

その金額は『年収の2~3割ほど』にあたり、例えば年収500万円の方を転職させると、100~150万円が報酬として支払われることになります。

一見、高い金額に見えるものの、転職エージェントが候補者を集めて提案までしてくれるため、「より募集要項に合った人材を工数をかけずに採用できる」という利点から、積極的に人材募集している企業であれば必ず利用しています。

それだけ本気度が高い企業が利用しているので、比較的選考が前向きに進みやすい傾向にあるというのがポイントです。

転職エージェントの注意点と活用ポイント

ここでは転職エージェントを利用する「6つのタイミング」別に、注意点と活用ポイントを端的に紹介していきます。

  1. 応募フォームから登録時
    ・転職エージェントは複数登録する
    ・事前に転職活動用のメールアドレスを作る
  2. 担当コンサルタントと面談時
    ・事前に経歴と希望条件を整理しておく
    ・経歴を盛るとしても嘘にならない程度に
    ・担当者と合わなければ担当変更を依頼する
    ・その後コンサルタントにはこまめに返信する
  3. 選考対策時(書類添削、面接練習)
    ・自分から依頼する
    ・面接の想定質問を事前に聞いておく
    ・フィードバックが少ない担当は変更する
  4. 求人紹介、応募時
    ・応募時の推薦文を必ず確認する
    ・応募企業の業界内での立ち位置を聞く
    ・むやみやたらに求人へ応募しない
    ・その企業を退職した人から一次情報を集める
  5. 面接、選考フィードバック時
    ・その企業でされやすい質問を聞く
    ・その企業に聞くべき逆質問を聞く
    ・選考で見送りになったら対策を依頼する
  6. 内定、入社前後の最終調整時
    ・妥協しない
    ・言いなりにならず自分で決める

上記意識して効率的に転職エージェントを活用しましょう!

まとめ

ここまでご紹介してきたように、転職エージェントは状況に合わせて絞り込みましょう。

迷った場合は、総求人数TOPの最大手「リクルートエージェント」「dodaエージェント」に登録すれば、豊富な求人からあなたに合うものを紹介してくれます。