「ABABAは使うべき?」「ネガティブな評判があれば事前に知りたい…」と気になりますよね。
ABABAは、最終面接の不採用通知(お祈りメール)が特別スカウトに変わるオファー型就活サービスです。2020年10月リリースと後発ながらも、そのユニークさが人気を集め、2022年2月時点で累計2,000名の就活生が利用。
ただ、上場企業管理職の筆者から言わせると、コンセプト勝ちしているので今後伸びる可能性は高いが、現状ではまだそれほど良いサービスとは言えない、という見解です。
当記事では、そんなABABAの口コミ評判(と他オファー型サイトとの比較)について、実際に登録してSNSやGoogleで調査した結果をもとに、詳しく解説していきます。
公式サイト
https://abababa.jp/
ちなみに最終選考に進んでいなくとも登録自体は可能です。ES入力をすれば添削してくれるのでどの段階でも登録するメリットがありますよ!
ABABAの特徴

ABABAは、最終面接のお祈りメールが特別スカウトに変わるオファー型就活サービスです。
企業調査をして志望動機や面接対策に時間を費やしたものの、惜しくも最終面接(ほぼ相性)で落ちてしまった。そんな「残念な気持ち」を次の投資に回せる点で賢いサービスです。
ただ、特別選考と言っても新卒採用である以上「現場や会社のカルチャーに合うのか」を判断する必要があるので、現場責任者と役員(会社によっては社長)面接は必須です。

となったときに重要なのは、結局のところ「どれくらい魅力的な企業から、どれくらいスカウトが来るのか」というオファー型サービスの価値そのものです。
どれくらい魅力的な会社からどれくらいスカウトが来るのか
利用企業はIT系の中堅〜ベンチャークラスが多め
まず、利用企業はIT系の中堅〜ベンチャークラスが多めで、下記の企業が代表例として掲載されています。見ればわかる通り、いわゆる大人気メガベンチャーや大手はいません。

引用元:ABABA公式
公式サイトの「利用企業一覧」には通常、PRになりそうなブランド力の高い企業を載せるので、現状だとこれがABABAの限界なのかもしれません。(マーケティングの話です。入社する会社の良し悪しはブランド力ではないので誤解なさらず。)
スカウトは期待するほど多くはない(平均2.5件)
ABABA公式のプレスリリース(2022年2月)に記載された情報をもとに計算してみると、以下のことがわかります。
- 一人あたり平均2.5件のスカウトが来る
※2,000人の利用者がいてスカウトが累計5,000件なので - 少なくとも2人に1人はマッチングしていない
※2,000人の利用者がいてマッチングが1,000件なので
うーん。現状だとそう多くはないですね。もともと登録企業数は300社と多くない上に、どの企業の目に留まるかは運なので、期待しすぎると裏切られるかもしれません。
そしてあくまで平均なので、実態として、一部の人気な就活生(例:大手難関企業の最終まで進んだ高学歴層)にオファーが集中しているであろう点が懸念されますね。
他の就活生向けオファー型サービスとの比較
ABABAと他の主要オファー型サービスを比較してみましょう。オファー型サービスは利用者(社)が多いほどマッチングが活発になるので下記2点が重要です。
- 利用企業数
- 利用学生数
←左右にスクロール可能です→
順位 | 就活サービス | 企業数 | 学生数 | コメント |
![]() | ![]() | 11,730社 | 19万人 以上 | 利用企業も利用者数もNo.1 全就活生におすすめの逆求人サービス |
![]() | ![]() | 非公開 | 5万人 以上 | 価値観診断からマッチング エージェント最大手のレバレジーズ運営 |
![]() | ![]() | 300社 以上 | 0.2万人 以上 | 最終選考で落ちた人向け 就活終盤で威力を発揮するサービス |
※各種情報は2023年3月時点のもの
オファー型サービスだと一番規模が大きいのがオファーボックスですね。新しく可能性を広げるためにも登録しておくことをおすすめします。
また、キャリアチケットスカウトは就活エージェントとして最大手の「キャリアチケット」の関連サービスとして人気があります。

ABABAのメリットデメリット
ABABAを分析した結果、以下のようなメリットデメリットがあることがわかりました。(詳しくは後ほど解説)
▼メリット
▼デメリット
このように、ABABAはまだ新しいサービスなので、利用企業に偏りがあったり、企業によっては選考の優遇度合いが低かったりする懸念はあります。
ただ、最終選考まで進んだあなたの実績を評価した企業から、質の高いオファーが来るので、試してみる価値はあるでしょう。
ABABAをおすすめできる人
下記に該当する方にお勧めできます。
- 最終選考で落ちてしまった
- IT/WEB系ベンチャー企業に興味がある
- 自己分析やES添削をしてほしい

ちなみに最終選考に進んでいなくとも登録可能です。ES入力をすれば添削してくれるのでどの段階でも登録するメリットがありますよ!
※利用は全て無料です
また、就職活動をより効率的に進めるためには、特定のサービスだけに依存せず複数併用することで、より可能性を広げるようにしましょう。(おすすめ就活サービスは後述)
ここからはメリットデメリットについて詳しく解説していきますね。
ABABAのメリット
ここではABABAを使うメリットを紹介していきます。

メリット①最終面接で落ちてもポジティブになれる
ABABAの一番のメリットは、最終面接で不採用通知をもらったとしても次に繋げることができる点です。
本来悲しいだけのお祈りメールですが「ポジティブになれる」といった口コミが散見されました。
一部を紹介しますね。
▼自分の頑張りが評価されてうれしい
ABABAに月末に受けた最終選考の内容を登録したら早速企業からスカウトが届いた😭😭 自信のあった面接だったからこそ凹んでいたけど、自分の頑張りが評価されて嬉しい、、🥲
引用元:Twitter
▼最終面接落ちてもポジティブにとらえられる
最終選考でのお祈りメールを登録すると、”他社の選考フローをカットしていただけるスカウト”が来るサービスです!
自分も今使用しているのですが、最終面接に落ちてもポジティブに捉えられるので、おすすめです!!
引用元:Twitter
▼選考がサクサク進み、解禁前に内定獲得できた
就活を早い段階から動いていた人にもおすすめです。最終選考まで進んだ実績をもとにスカウトを頂いたのですが、同業界なので選考がサクサク進みました。また就活解禁前に内定をもらうことができたので、解禁後の選考がやりやすくなったのもよかったです。
引用元:アンケート
このように、選考に落ちたとしても「次があるかもしれないと期待が持てる」といった口コミは非常に多くみられました。
特に、就職活動が終盤になると選考で落ちてしまう数は増えます。第一志望の企業も落ちてしまい、手持ちの選考企業数が少なくなると、下記にように”絶望感”を抱く方もいるでしょう。
- もう受けたい企業がなくなった
- また就活を最初からやり直しでつらい
- 自分は社会に求められていないのかもしれない
上記のように就職活動で苦戦した結果、就活鬱に陥る方は多くいます。それこそ就活難となった2010年(リーマンショック直後)だと”7人に1人”もいたとか。(出典:NPO法人POSSE)
~ 就活で鬱になった親友のために ~ 経済産業大臣賞を受賞したABABA

引用元:PRTIMES
ABABA創業のきっかけは、親友の「就活鬱」とのことです。最終面接で落とされてしまったとしても次に繋がることで、就活生の心理的ストレスを軽減することを目指しています。(※2020年に経済産業大臣賞を受賞)
ちなみにABABAの名前の由来は、就職最終面接で落ちた友人から「あばばばば」というメールメッセージを受け取ったこと、だそうです。(出典:RSK山陽放送)

特に、最終選考まで進まないと登録ができないようになっているので「落ちることでようやく登録できる!」と新しいモチベーションが湧くのも良いポイントです。
メリット②サービスそのものが使いやすい
ABABAのメリット2つ目は、登録したら全てのやり取りをLINEで完結できるので「サービスそのものが使いやすい」という点です。(ちなみに2023年3月時点で、LINEのみで完結するオファーサービスはABABAのみ)
他アプリのインストールや煩雑な登録がないので利用しやすい、という口コミが多くみられました。その一部を紹介します。
▼最終面接の日程メールや合否メール送るだけ
私も最終落ちたときすごくショックでつらかったです…
ABABAっていう最終面接の日程メールや合否メール送るだけで最終までいけたことを評価した企業からスカウトがくるっていうサービスがあるのでおすすめします!
引用元:Twitter
▼LINEで全部完了するってのが最高
てかABABAの何がいいかって”めっっちゃ使いやすい”事なんよ。
オファー来る企業のレベルクソ高いのも勿論最高なんやけど、LINEで全部完了するってのが最高。
毎回メール見たり別のアプリとかサイト見さされるのが殆どだから最高🥺
引用元:Twitter
このように、使いやすさに関するポジティブな意見は多くありました。実際、ABABAの登録は下記3ステップと簡単です。
- 基本情報入力
- メールアドレスで本人確認
- LINE連携
スカウトをもらうためには自己PRやガクチカ、詳細プロフィールを入力する必要はありますが、すべてLINE上で操作可能なのでPC操作に慣れない方でも大丈夫です。
メリット③自己PRとガクチカを添削してくれる
メリット3つ目はABABAがES基本項目(自己PRとガクチカ)を添削してくれる点です。登録したら下記3つを入力する欄があるので、試してみてください。
- 座右の銘
- 自己PR(約400文字)
- ガクチカ(約400文字)

▼実際の画面


なぜかある1つ目の「座右の銘」を除けばどこでも聞かれる質問なので、コピーして貼り付けておきましょう!
ABABAのデメリット
ここでは、ABABAのデメリットについて解説していきます。具体的には下記の通りです。

デメリット①客観的証拠を提出できないと利用できない
ABABAのデメリット1つ目は、客観的な証拠(例:メールのスクリーンショット)を提出できないと、最終選考まで進んだ扱いにならないということです。
企業の一部では、文書に残るメールを避けて、電話で直接連絡をすることがありますが、そういった場合だと客観的な証拠にはならないので利用できません。
▼電話予約だと証拠にはならない
ABABAにもお祈りされた。。。
電話で最終面接予約したから、ダメだって。
私の最終面接は結局何の役にもたたんかったやん。。。
引用元:Twitter

デメリット②利用企業は多くなく、業界にも偏りがある
ABABAのデメリット2つ目は、利用企業がそう多くはなく、業界にも偏りがあるということです。
先述した通り、ABABAは、中堅ベンチャーを中心とした300社ほどが利用していますが、競合と比べると利用企業の多様性に劣るかもしれません。
▼企業の9割がバリバリベンチャー
ABABA使ってたけどあそこ使ってる企業の9割がバリバリベンチャーばっかだった
企業の面接とか面談経て「俺はやっぱりバリバリ働くよりワークライフバランス整えたいなぁ」と改めて思えたから今の御社と縁があったと思う😌
引用元:Twitter
▼勤務希望地が地方だと過疎
ABABA(最終選考まで進んだけど落とされたっていうのを、頑張ったねって評価してもらえてスカウトが来るアプリ)教えてもらって登録したけど非常に過疎ってる〜、勤務希望地を地方にしてるからかな、は〜😮💨過疎過疎っと
引用元:Twitter
あなたが「最終選考まで進んだ実績」をもとに、質の高いオファーがくる点がABABAの利点ではありますが、まだ首都圏のIT/WEB系ベンチャー企業が中心です。
そのため、企業からのスカウトに期待する方は、他のサービス(オファーボックスやキャリアチケットスカウト)と併用することをおすすめします。
再掲|他のオファー型サービスとの比較
←左右にスクロール可能です→
順位 | 就活サービス | 企業数 | 学生数 | コメント |
![]() | ![]() | 11,730社 | 19万人 以上 | 利用企業も利用者数もNo.1 全就活生におすすめの逆求人サービス |
![]() | ![]() | 非公開 | 5万人 以上 | 価値観診断からマッチング エージェント最大手のレバレジーズ運営 |
![]() | ![]() | 300社 以上 | 0.2万人 以上 | 最終選考で落ちた人向け 就活終盤で威力を発揮するサービス |
※各種情報は2023年3月時点のもの
デメリット③特別選考といっても他サービスと変わらない
ABABAのデメリット3つ目は、特別選考といっても他サービスと選考手順が変わらないというものです。
まずは口コミから見てみましょう。
▼選考ステップが他サービスと変わらない
スカウトは来るものの結局のところ他スカウトサービスと変わりません。最初に人事面談(いろいろ聞かれるので実質面接っぽかったです)があって、そこから現場に役員と面接でした。書類もあとから出す必要があったので、どこが特別なんだろう?と疑問でした。
引用元:アンケート
このように、特別選考といえども実質的には通常選考と変わらない工程を踏まされるケースがあるようです。オファーを出す会社によるのかもしれませんが認識しておきましょう。
ただ、会社側の立場からすると、現場責任者と役員面接は外せないものです。なぜなら、正社員は簡単に解雇できないので「現場や会社のカルチャーに合うのか」を慎重に見極める必要があるので。
となるとカットされるのは、一番最初の下っ端人事(通称:足切り面接)くらいなもので、結局のところ2~3回は面接が必須なんですよね。
新卒採用はリスクが大きいので慎重な判断が必要
新卒採用にはリスクがあるので、会社側としても「カルチャーにあうか」「ポテンシャルがあるか」を慎重に判断する必要があります。
- リスク①正社員はほぼ解雇できない
- リスク②新卒はスキルがないので育成コストがかかる
リスク①を補足すると、日本では労働契約法第16条によって労働者の立場が守られているので、よほどのことがない限り、解雇ができません。
厚生労働省のページにも下記記載があります。
▼労働契約の終了に関するルール(厚生労働省)
使用者からの申し出による一方的な労働契約の終了を解雇といいますが、解雇は、使用者がいつでも自由に行えるというものではなく、解雇が客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当と認められない場合は、労働者をやめさせることはできません(労働契約法第16条)。解雇するには、社会の常識に照らして納得できる理由が必要です。
例えば、解雇の理由として、勤務態度に問題がある、業務命令や職務規律に違反するなど労働者側に落ち度がある場合が考えられますが、1回の失敗ですぐに解雇が認められるということはなく、労働者の落ち度の程度や行為の内容、それによって会社が被った損害の重大性、労働者が悪意や故意でやったのか、やむを得ない事情があるかなど、さまざまな事情が考慮されて、解雇が正当かどうか、最終的には裁判所において判断されます。
引用元:厚生労働省
このように、解雇をするためには、客観的証拠を揃えた上で、その正当性を裁判所に認めさせる必要があります。つまり「解雇はほぼ無理」という理解で差し支えありません。

みなさんからすると「会社でそんなことあるの?」と思うかもしれませんが、高校や大学でもろくに勉強しなかったり成績が悪かったりする学生がいるように、仕事をしなかったりパフォーマンスが低かったりする社会人は職場にたくさんいます。
次章では、ここまでご紹介したメリットとデメリットを踏まえて、利用をおすすめできる人の条件について整理していきますね。
就活で使うべき?利用をおすすめできる条件
ここまでの口コミ評判からわかった、ABABAのメリットとデメリットを再掲すると、以下のようになります。
▼メリット
- 最終面接で落ちてもポジティブになれる
- サービスそのものが使いやすい
- 自己PRとガクチカを添削してくれる
▼デメリット
- 客観的証拠を提出できないと利用できない
- 利用企業は多くなく、業界にも偏りがある
- 特別選考といっても他サービスと変わらない
このようにABABAは、まだ新しいサービスなので、利用企業に偏りがあったり、企業によっては選考の優遇度合いが低かったりする懸念はあります。
ただ、最終選考まで進んだあなたの実績を評価した企業から、質の高いオファーが来るので、試してみる価値はあるでしょう。下記に該当する方におすすめです。
- 最終選考で落ちてしまった
- IT/WEB系ベンチャー企業に興味がある
- 自己分析やES添削をしてほしい

※全国対応可
また、就職活動をより効率的に進めるためにも、一人の担当者に依存せず、複数の担当者と一緒に相談しながら進めたほうが安全です。なるべく、他のサービスと併用するようにしましょう。
目的別:就活サービス比較とおすすめ
ここでは就職活動をするなら利用したいサービスについて紹介していきます。どれも就活をグッと効率的に進められる可能性があるので、ぜひ利用してみてください!
目的 | おすすめサービス |
就活エージェント | |
逆求人 スカウト |
|
OB/OG訪問 |
|
ES閲覧 | |
長期インターン |

利用料金がかかるものはないので、気になるものから利用してみましょう!
就活エージェントおすすめ
ここでは、ハズレの少ない就活エージェントを紹介します。厳選するにあたって各サービスを下記の点で比較し、ランキング化しました。
- 比較ポイント(1) 求人数&質
- 比較ポイント(2) アドバイザーのサポート力
ここでは簡単に上位3社に厳選して紹介していきますね。(詳しい比較表やTOP4以降はこちら)
←左右にスクロール可能です→
順位 | 就活エージェント | 総合評価 | コメント |
![]() | ![]() | ★★★★☆ 4.13/5.0 | 就活生の4人に1人が利用(年間10万人以上) オリコン満足度No.1の丁寧なサポート |
![]() | ![]() | ★★★★☆ 4.09/5.0 | 担当者はリクルート新卒の就活強者 大手なので時間はかけないが求人は豊富 |
![]() | ![]() | ★★★☆☆ 3.98/5.0 | 自信がない方向け。ホワイト企業多数 優良企業の紹介と就活支援力に定評あり |

1位.キャリアチケット
- オリコン顧客満足度No.1
- 就活生の4人に1人が利用している
- 学歴や職種も幅広く対応
- バランスが良いので全員におすすめ
キャリアチケットは、就活生一人ひとりに寄り添った「質重視」のサポートによって、オリコン紹介企業満足度No.1を獲得している就活エージェントです。
就活生一人あたりに平均3.6回の面談を実施しており、適性と希望を見極めたうえでピンポイントにマッチする企業を紹介しているので、少ない選考で内定が取りやすいのが特徴。
その結果として、就活生の4人に1人(年間13万人以上)が利用する規模まで拡大しているので、就活エージェントなら、まずおすすめしたい一社ですね!
対応:24卒

また、価値観診断に基づいてオファーが来る「キャリアチケットスカウト」も運営しているので、あわせて利用するといいですよ!
キャリアチケットの基本データ | |
タイプ | 就活エージェント |
利用料金 | 無料 |
対象地域 | 全国 |
運営会社 | レバレジーズ株式会社(企業HP) |
公式サイト | https://careerticket.jp/ |
2位.リクナビ就職エージェント
リクナビ就職エージェントは、人材業界No.1の実績を持つリクルートならではの企業コネクションをもとに、魅力的な新卒求人を紹介してくれる就活エージェントです。
どちらかと言えば、就活サポートを熱心にしてくれるというよりは、就活生の希望や状況をもとに合いそうな企業求人をピックアップしてくれることが特徴。
- 人材業界No.1ゆえの求人数
- サポートはやや薄めで上級者向き
- 大手企業〜日系中小企業が多め
ちなみに、取り扱い求人の多くは、リクナビで大量新卒募集をしているような「大手企業の補欠枠」か「新卒採用がうまくいっていない中小企業」が中心です。
就活生がたくさん登録していることもあって、学歴やガクチカが弱いと大手企業はなかなか紹介してもらえない(他の就活生が優先される)ので、就活弱者にはおすすめしません。
実際にある口コミとしても「サポートは薄めだが求人が魅力的だった」というコメントが多くを占めていました。

30分ほどの電話面談でいくつか質問をされ、それ以降は求人をポンポン紹介されるだけでした。
私は面接慣れしていたので、履歴書添削や選考アドバイスは特にありませんでしたが、魅力的な求人が多く、紹介された企業の選考を受けていくつか内定を獲得しました。
ここまでの内容をまとめると、就活は順調に進められており、「まだ見つけられていない優良企業や特別選考ルートを紹介して欲しい」という方におすすめしたい就活エージェントです。
ただ、一人当たりのキャリアアドバイザーが多くの就活生を見ていることもあって、就活レベルが低い学生にはあまり時間を割いてもらえません。不安なら面倒見の良い中規模エージェント(キャリアチケットやキャリアパーク就職エージェントなど)を使うようにしましょう。
対応:23卒/24卒

当然ながらリクルート関連会社の求人も持っていて、担当者が枠をこじ開けてくれる可能性もありますよ!応募期限は過ぎてましたが、グループ選考にねじ込んでもらった記憶があります。
リクナビ就職エージェントの基本データ | |
タイプ | 就活エージェント |
利用料金 | 無料 |
対象地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート(企業HP) |
公式サイト | https://job.rikunabi.com/agent/ |
3位.キャリアパーク就職エージェント
- 就活がうまく行っていない人向け
- 利用者の学歴も高くはない
- 日東駒専 未満が約4割を占める
- 就活生ごとに平均5回の面談サポート
- 最短3日のスピード内定、就職率98%
キャリアパーク就職エージェントは、就活生一人あたり平均5回の面談を通して、自己分析や選考アドバイスなどの支援を受けられる就活エージェントです。
就活初心者向けのサポートが充実しているので「面接でことごとく落ちてしまう」と悩んでいる方におすすめで、最短1週間のスピード内定、さらに就職率98%という高い実績がポイントです。
ただどちらかと言えば、就活がうまく行っていない方向けのサービスです。人気企業の求人はそう多くなく、就活が順調なら優先度は下がります。

キャリアパーク就職エージェントの基本情報 | |
タイプ | 就活エージェント |
料金 | 全て |
地域 | 関東/関西 |
運営会社 | ポート株式会社 |
公式サイト | https://careerpark-agent.jp/ |
逆求人・スカウトサービス
就活に強い逆求人サービスは下記の通りです。採用に力を入れている企業は、優秀学生の囲い込みをすべくスカウト型アプリをどんどん取り入れています。積極的に利用しましょう。
←左右にスクロール可能です→
順位 | 就活サービス | 対象 | 評総合価 | 企業数 | 学生数 | コメント |
![]() | ![]() | 24卒○ 25卒○ | ★★★★☆ 4.5/5.0 | 1.2万社 ほど | 19万人 以上 | 利用企業も利用者数もNo.1 入社でお祝いギフトがもらえる |
![]() | ![]() | 24卒○ 25卒○ | ★★★★☆ 4.3/5.0 | 非公開 | 5万人 以上 | 価値観診断からマッチング エージェント最大手のレバレジーズ運営 |
![]() | ![]() | 24卒◎ 25卒△ | ★★★★☆ 4.2/5.0 | 300社 以上 | 0.2万人 以上 | 最終選考で落ちた人向け 就活終盤で威力を発揮するサービス |

残念ながら、逆求人サービスの多くは「就活サイトのテンプレ一斉送信のような安いスカウト」を送ってくる“スカウトもどき”が多いのが現状ですが、上記3サービスであれば、採用担当者が一人ひとりの「ガクチカ、価値観」をしっかりと見た上でスカウトをする設計になっているので、内定につながりやすい傾向にあります。
特にABABAは面白く、「最終選考まで進んだけど、惜しくも社風と合わずに落ちてしまった」という方を対象にスカウトがくるので、就活終盤の方にもおすすめです。
ABABA
- 最終面接に落ちた実績にスカウトが来る
- いくつかの選考をカットできる
- 企業はIT系の中堅〜ベンチャーが多め
- スカウトはそれほど多くはないかも
ABABAは、最終面接のお祈りメールが特別スカウトに変わるオファー型就活サービスです。
企業調査をして志望動機や面接対策に時間を費やしたものの、惜しくも最終面接(ほぼ相性)で落ちてしまった。そんな「残念な気持ち」を次の投資に回せます。
利用企業はIT系の中堅〜ベンチャークラスが多めで、下記の企業が代表例として掲載されています。ITやDX系の企業が多くみられるので、気になる就活生にはおすすめです。
引用元:ABABA公式
ただ、特別選考と言っても新卒採用である以上「現場や会社のカルチャーに合うのか」を判断する必要があるので、現場責任者と役員(会社によっては社長)面接は必須にはなります。
対象:23/24卒
OB/OG訪問に便利なサービス
OBOG訪問ができるサービスは下記の通りです。最初は緊張するかもしれませんが、企業の一次情報を積極的に取りに行くためにも、必ず利用してください。
←左右にスクロール可能です→
順位 | 就活サービス | 評総合価 | コメント |
![]() | ![]() | ★★★★☆ 4.4/5.0 | 会社&大学単位で探せる ややOBOGの質は荒いが人数が多い |
![]() | ![]() | ★★★★☆ 4.2/5.0 | 同じ大学のOBOGを探せる 定期的にイベントも実施されている |
![]() | ![]() | ★★★★☆ 4.1/5.0 | 優秀人材(役員や社長)と繋がれる 本来OBOG訪問向けではないがおすすめ |

ただ、正直なところ「たいして活躍していないイマイチな社員」がほとんどです。個人の経験談に依存した再現性のないアドバイスが大半なので、取捨選択が必要ですね。
また、もともとはOBOG訪問を目的としたサービスではありませんが、yentaもおすすめです。社会人同士で繋がれるアプリで優秀な方も稀にいます。実は筆者も就活時に利用して、某大手企業の役員に会えたので、特別選考枠をこじ開けてもらったものです。
ES閲覧できる就活サービス
無料で内定者のESを閲覧することができるサービスを紹介します。ゼロベースで作るより、なにかしら参考にしたほうが楽です。基準を知るためにも利用しましょう。
←左右にスクロール可能です→
順位 | 就活サービス | 評総合価 | コメント |
![]() | ![]() | ★★★★☆ 4.3/5.0 | ESだけでなく面接内容もわかる 独自イベントもあるので登録必須 |
![]() | ![]() | ★★★★☆ 4.1/5.0 | 歴史が長い大手情報サイト 利用者が多いので登録ESも多い |
![]() | ![]() | ★★★☆☆ 3.6/5.0 | 内定者のES60,000以上が掲載 業界によってはやや少ない場合も |

イマイチな企業では、日本語やロジックがやや怪しいESだったとしても通ってしまうことがありますが、倍率が高い企業では絶対に落ちます。
ESのテーマはだいたいパターン化されるので、どうせ参考にするのであればハイレベルな企業で通過したものを選ぶに越したことはありません。
長期インターン掲載サイト
就職活動を有利に進めるためには長期インターンもおすすめです。社会経験を就活前から積めるので「働く」イメージがつきやすく志望動機やガクチカも作りやすくなります。
←左右にスクロール可能です→
順位 | 就活サービス | 評総合価 | コメント |
![]() | ![]() | ★★★★★ 4.7/5.0 | 求人掲載数2万件以上 気軽に話を聞けて、体験談も豊富! |
![]() | ![]() | ★★★★☆ 4.4/5.0 | 求人数7,000件以上! 質が高いものから気軽なものまで幅広い |
![]() | ![]() | ★★★★☆ 4.1/5.0 | 求人数は1,500件以上。質が高い 就活向きの有給インターンが多めな印象 |

時給が記載されていないところがネックですが、企業ブログやスカウト機能など、コンテンツが全体的に充実しているので、インターンを探すなら外せません。
インフラやゼロワンインターンは、企業側が掲載料を支払う必要がある(年間60万円近く)ので、求人数はやや減りますが、大量採用に向いた職種(営業やライター)が多くあります。そのため、未経験でも始めやすいのが特徴です。
Wantedly
- 長期インターン求人数No.1
- 応募前に、気軽に話を聞きに行ける
- 企業ブログやインターン体験談が豊富
Wantedlyは、ベンチャーやスタートアップ企業を中心とした長期インターン求人サイトです。企業側が無料でも利用できるので、どこよりも多いインターン情報(1万件以上)が掲載されています。
「はたらくを面白く」というコンセプトで、条件面(時給や交通費)が閲覧できないのが懸念ではありますが、代わりに「仕事の面白さ・やりがい」に焦点が当てられているので、お金よりも経験を大事にすべき長期インターン探しにおいては嬉しい利点です。
数年前は、ベンチャーばかりでしたが、近年は大手企業の長期インターンも掲載されているので、ぜひ探してみてくださいね。
Infraインターン
- 求人数が豊富で登録必須
- 長期インターン紹介面談がある
- 選考対策や企業選びを手伝ってくれる
- 長期サポートで就活までフォローしてくれる
- イベントや新卒スカウトもある
Infraインターンは求人数が豊富な求人サイトです。(自社調べで「求人数No.1」と記載があるものの、いつみてもWantedlyの方が2倍近くあるのでNo.2ですね)
他サイトにない特徴として、1on1でのオンライン面談を通して長期インターン先を紹介してくれる「長期インターン紹介面談」があります。具体的なサポートは下記の通り。
- ES、面接などの選考対策
- あなたに合う長期インターン先の紹介
- そのまま長期的に就活までサポート
はじめてで、何からして良いか不安な方はぜひ利用してみてください。求人数が多く、業界や職種での絞り込みもしやすいので使いやすく、おすすめです。
ゼロワンインターンに比べてレベルの高い学生は多くないので、埋もれにくいのもポイントです。(もちろん人気企業にはたくさん集まりますが)
ゼロワンインターン
- ライバルが強い(学歴や成長意欲)
- 利用者が多いので、選考に落ちやすい
- 求人数は1,500件以上で良質な企業が多い
ゼロワンインターンは、長期インターンに特化した求人サイトです。比較的学歴が高いユーザー層が多く、大学1~2年生から就活に備えたい学生が使っています。
▼ゼロワンインターンの利用学生

そのため、長期インターンを長年募集しているノウハウのある優良企業ほど、ゼロワンインターンに採用媒体を移行している印象です。一方で、たくさんの優秀な学生が利用しているため、他の学生に埋もれてしまう可能性が高いという点はデメリットかもしれません。
就活向きの長期インターンが多いので、ぜひ試してみてください。登録や応募の手続きも簡単で、無料です。
ちなみに、初勤務日から3ヶ月が経つと「社長の推薦状」と呼ばれる企業からのフィードバックがもらえることが記載してありますが、期待はしないでください。(自主的に書く企業はほとんどありません。メリットがないですからね〜。私も書いたことないです。)
よくある質問と回答【就活ノウハウ】
最後に、就活全般に関するノウハウをFAQ(よくある質問と回答)形式でまとめていきます。ぜひ参考にしてください。あなたの就活がうまくいくことを祈っています。
<就活エージェント関連>
- 就活エージェントとは?
- 就活エージェントはなぜ無料?
- 就活エージェントの仕組みは?
- 就活エージェントのメリットは?
- 就活エージェントのデメリットは?
- 就活エージェントの裏事情は?
- 就活エージェントは複数利用すべき?
- 就活エージェントは何社利用すべき?
- 就活エージェント利用の流れ
- 就活エージェント活用ポイント
<仕事の選び方>
<面接対策について>
Q. 就活エージェントとは?
就活エージェントとは、人材を採用したい企業と、企業に就職したい就活生をマッチングさせる人材紹介サービスのことです。就活のプロが間に入り、双方にとって最適な組み合わせを実現します。
就活エージェントがしてくれること | |
就活生側に | 企業側側に |
・非公開、新着求人の紹介 ・企業側への推薦 ・選考対策(書類、面接) (・優秀なら給与交渉も可能) | ・人材の紹介 ・求人票作成、改善提案 ・就活生側へのプッシュ ・各種調整 |
費用は全額企業側が負担しているので、就活生は無料で利用することができます。無料で就活ノウハウを得ることができるので、情報収集のためにも登録することをおすすめします。
Q. 就活エージェントはなぜ無料?
就活エージェントで就活生が無料なのは、そもそも人材紹介業では利用者から金銭を取ることが法律で禁止されているからです。代わりに採用企業から報酬(一人あたり100万円ほど)をもらっています。
Q. 就活エージェントの仕組みは?
就活エージェントは、採用企業に対して就活生を紹介することで、採用となった場合に成果報酬を受け取るビジネスをしている「人材紹介事業所」のことです。
そのため、就活生は無料で使うことができますが、就活エージェントにとってのクライアントはあくまで採用企業なので、信用しすぎないように注意してください。
就活エージェントにとって、クライアント企業は一度や二度ではなく長期的に取引をすることになるので、ビジネス構造上どうしても「就活生は商品」となります。
結果として、中には「就活生を騙してでもクライアント企業に入社させようとする」といった不誠実な対応をとる就活エージェントもいるので注意してください。
Q. 就活エージェントのメリット
就活エージェントのメリットは下記の通りです。実は筆者も就職活動の時に使いましたが、特に赤文字で強調したところに大きな意義を感じました。
▼就活エージェントのメリット
- 代わりに企業を選んでくれる
- 隠れ優良企業を知れる可能性がある
- ぱっとみ微妙な企業の魅力を教えてくれる
- サボりがちでも就職活動が前に進む
- 自己分析、エピソードの言語化が進む
- 選考エントリー(ES)の手間が省ける
- ES添削や面接対策で選考通過率があがる
- お祈り理由がわかるので次に活かしやすい
- 担当者によっては企業側にゴリ押ししてくれる
- 就活市場価値をより客観的に知ることができる
これらの就活サポートを全て無料でしてくれるので、何から始めていいか困っている就活生にとっては、これ以上ない頼もしい仲間かもしれません。
特に、エージェントを利用する意義は「②③隠れ優良企業とその魅力を知れる」点にあります。ナビサイトやネットで情報収集するだけだとどうしても限界がありますからね。
また、成果報酬があるので選考にはやや不利になりますが「⑥大手企業であってもエントリーシートをいちいち出さなくて良い」点は、意外とメリットです(自信のある方向けですが)。
Q. 就活エージェントのデメリット
就活エージェントのデメリットは大きく以下の6パターンに分類されます。例外はありません。
- 紹介企業は人気のないところが多い
- 身の丈にあった求人しか紹介されない
- ゴミ担当者に時間と思考体力を奪われる可能性
- ポンコツ担当者に足を引っ張られる可能性
- 通常応募の就活生と比べて不利になることがある
- 「お世話になったので断るのが申し訳ない」と就職先選びにバイアスがかかる
①②は単に「紹介企業に期待しすぎないでくださいねー」という話ですが、③〜⑥は「明確なデメリット」ですね。
特に担当者には当たり外れが大きいので、違和感があればすぐに変更するようにしてください!
Q. 就活エージェントの裏事情は?
ここでは、無料で利用できて求人紹介からサポートまでしてくれる就活エージェントの、利用する前に認識すべき裏事情について紹介していきます。
- ビジネス上、就活生は「商品」である
- 売れない商品に時間を割いてはくれない
匿名だからこそ語れる裏事情を包み隠さず公開していきます。就活エージェント全般における一般論として参考にしてくださいね!

①ビジネス上、就活生は「商品」である
まず就活エージェントの仕組み(ビジネスモデル)ですが、以下のように、就職希望者を入社させることで、企業から採用報酬をもらっています。
その報酬は大まかに決定年収の30%前後と言われているので、年収400万円で入社させれば、120万円が成果報酬として支払われることになります。(就活だと一律100万円のところもあります。)
そのため、就活生は、クライアント(新卒採用に困って就活エージェントを利用している企業)に納品するための『商品』という考え方が、ビジネス上における正しい認識です。
特に、採用企業は報酬を支払ってくれて継続的に取引をすることになる相手ですが、就活生は一円も払わず一度しか利用(就職)しないので、どうしてもビジネス上の優先度は異なります。

②売れない商品に時間を割いてはくれない
ビジネス上、就活生はクライアント企業に納品するための「商品」ですが、売れない商品に無駄に時間を割くことは、ビジネスにおいて賢い行動ではありません。
そのため、以下のような方は「売れない商品(入社できない就活生)」という烙印を押されてしまい、合理的なキャリアアドバイザーからは相手にされなくなります。
- 希望条件の求人がほとんどない
→納品できるクライアントがいない - 就活生のレベルが低い
→商品として売ることができない
そのため、就活エージェント側に「売れないな」と思われてしまったら、満足に案件紹介やサポートをしてもらえなくなってしまうので、注意してくださいね。
反対に「この就活生は売れる!」と期待をかけてもらえれば、たくさん求人を紹介してもらえて、内定するためのサポートも丁寧にしてもらえますよ!

Q. 就活エージェントは複数利用すべき?
必ず、複数利用すべきです。就活エージェントによって保有求人や対応の質が全く異なるので、いくつか登録して、比較するようにしてください。
Q. 就活エージェントは何社利用すべき?
就活エージェントは「3社」利用することをおすすめします。
実際に、エージェント利用者向けのアンケート調査(有効回答数1,515件)でも、利用社数に応じて最終的な満足度が大きく変わり、以下のことが判明しています。
- 1社だと、成功確率が低く、失敗確率が高い
- 3社までは成功確率が上がり失敗確率も下がる
- 4社以上利用しても3社とそう大きな差がない
▼利用社数と転職成功率の分布(有効回答数1,515件)
利用社数 | 満足/成功 | 普通 | 不満/後悔 |
1社のみ | 66.5% (低い) | 24.5% (-) | 8.9% (高い) |
2社 | 70.5% (普通) | 22.2% (-) | 7.3% (普通) |
3社 | 74.3% (高い) | 20.6% (-) | 5.1% (低い) |
4社 | 75.0% (高い) | 20.5% (-) | 4.5% (低い) |
5社以上 | 74.0% (高い) | 22.0% (-) | 4.1% (低い) |
このように、1社のみを利用した場合に比べて、3社以上を利用することで、「満足した割合が10pt近く高くなる」「転職に不満を持っている割合が半分になる」といった差が出ています。
上記は転職エージェントにおける統計ですが、全く同じ業態をとっている就活エージェントに対しても同様のことが当てはまるのは言うまでもありません。

Q. 就活エージェント利用の流れ
就活エージェントを利用する流れは以下の6ステップになります。
- 応募フォームから登録・申し込み
- 担当コンサルタントと面談
- 選考対策(書類添削、面接練習)
- 求人紹介、応募
- 面接、選考フィードバック
- 内定、入社前後の最終調整
担当コンサルタントは忙しいことが多いです。積極的に選考対策(書類添削や面接練習)をやるという方はそう多くありません。こちら側から丁寧にお願いするのがポイントです。
Q. 就活エージェント活用ポイント
就活エージェントを利用する流れの中で、効果的に活用するためのポイントを整理すると、以下のようになります。
- 応募フォームから登録・申し込み
・就活エージェントは複数登録する
・事前に就職活動用のメールアドレスを作る - 担当コンサルタントと面談
・事前に希望条件を整理しておく
・経験を盛るとしても嘘にならない程度に
・担当者と合わなければ担当変更を依頼する
・その後コンサルタントにはこまめに返信する - 選考対策(書類添削、面接練習)
・自分から依頼する
・面接の想定質問を事前に聞いておく
・フィードバックが少ない担当は変更する - 求人紹介、応募
・応募時の推薦文を必ず確認する
・応募企業の業界内での立ち位置を聞く
・むやみやたらに求人へ応募しない
・その企業を退職した人から一次情報を集める - 面接、選考フィードバック
・その企業でされやすい質問を聞く
・その企業に聞くべき逆質問を聞く
・選考で見送りになったら対策を依頼する - 内定、入社前後の最終調整
・妥協しない
・言いなりにならず自分で決める
Q. やりたい仕事がない場合どうすれば?
やりたい仕事が見つからないのは、シンプルに知識と時間が足りていないからなので、しっかりと調査してじっくりと考えれば、必ず見つかります。
- Step1. どのような仕事があるかを知る
- Step2. 仕事を選ぶ基準を理解して比較する
このように、悩まれている方の多くは、この世界にどのような仕事があるかを十分に知らないまま「自分にはやりたい仕事がない」と勘違いしているケースがほとんどです。
世界には、あなたの知らない仕事がたくさんあるので、しっかりと調査をして、じっくりと考えれば、興味の惹かれる仕事は必ず見つかります。
Q. そもそも仕事の選び方を教えてください
仕事の選び方は、以下の3ステップを順に進めながら選びましょう。
- Step1. 仕事を選ぶ10基準に重みをつける
- Step2. 視野を広げて仕事をリストアップする
- Step3. 点数をつけながら徹底的に比較する
詳しくは以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください!
今後のキャリアについて徹底的に考えたいなら、ポジウィルキャリアのようなキャリアコーチングサービスを利用するのも一つの手です。
利用料金はかかります(初回相談は無料)が、20~30代の無料/有料相談実績No.1を獲得している人気サービスなので、あなたが納得するまで向き合ってくれますよ!
Q. 面接でよく聞かれる質問を教えてください
就職活動では以下のような質問をよくされるので事前に対策しておくことをおすすめします。
- 自己紹介、PR(1分)
- 仕事における強みと弱み
- 強みと弱みを発揮した経験や学び
- あなたの強みをこの会社でどう活かすか
- 周囲からどういった評価をされるか
- 自分を一言で表すと?◯で例えると?
- 学生時代に最も苦労したこと
- 学生時代に最も力を入れたこと
- 将来のキャリアビジョン
- 就活の軸と実際に受けている企業名
- 弊社を志望する動機
- 逆質問(なにか質問はありますか?)
上記全ての質問で「なぜですか?」「他にはありますか?」と3回聞かれても大丈夫なように対策をしておきましょう。
特に、逆質問で「特にありません」と答えてしまうのは、思考力を疑われる(人生かかってるのに何も考えていないの)ので、必ず準備して臨みましょう。
Q. 逆質問ではなにを聞けば良いですか?
詳しくは別記事「仕事の比較基準」で解説していますが、下記のような項目を聞くことで他社と比較できるようにしましょう。
逆質問で面接官に直接聞くべき項目
- 理念:ビジョン、社風への共感ができそうか
→理念の浸透度合いを教えてください
→御社らしい制度や文化があれば教えてください
→御社ではどういった褒め言葉がよく使われますか? - 活躍:自分が価値貢献、強みを活かせそうか
→どういった強みを持つ社員が多いか
→組織内で足りていない人材・スキルは何か
→自分の強みである◯◯は活かすことができるか - 明確:給与や評価、仕事内容は明瞭か
→会社や組織のビジョンは何か
→ビジョン実現に向けた行動や仕組みはあるか
→組織はどのような目標で動いているのか
→個人目標の設定内容と、役割ごとの責任範囲
→給与体系と評価制度
→個人の貢献と失敗を可視化して判断する仕組み - 前進:目標達成・成長実感を得られるか
→目標の粒度と明確性
→どの行動が進捗に結びついたかが即座にわかるようになっているか
→十分な時間とリソース提供、適切なサポートがあるか(初動3ヶ月のサポート) - 刺激:仕事は多様性や変化に富んでいるか
→任せられる仕事内容の幅と変化の事例
→リスクを負った挑戦や失敗が許容された事例 - 裁量:仕事の決定権が自分にあるか
→組織や個人の目標はどのように決まるのか
→労働時間、場所はどこまで好きに選べるのか
→仕事内容や作業ペースはどこまで委ねられるのか - 貢献:社会や人の役に立つ感覚はあるか
→仕事のやりがいを全て教えてください
→その仕事はどう社会に貢献していますか
→貢献の実感はどう得ることができますか
事前に調査すべき項目
下記3項目は面接の逆質問では聞くことができないものなので、求人票なり口コミサイト、あるいはOB訪問を駆使して1次情報を集めるようにしてください。
- 労働:勤務時間、業務負荷は多すぎないか
→口コミサイトやOB訪問で確認 - 報酬:生活に必要十分な報酬は得られるか
→口コミサイトやエージェント経由で確認 - 仲間:一緒に働く上司や同僚は魅力的か
→OB訪問や面接の過程で確認しましょう。
最後に
今回はABABAの評判について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ここまで紹介してきた特徴をまとめると、ABABAは、まだ新しいサービスなので、利用企業に偏りがあったり、企業によっては選考の優遇度合いが低かったりする懸念はあります。
ただ、最終選考まで進んだあなたの実績を評価した企業から、質の高いオファーが来るので、試してみる価値はあるでしょう。下記に該当する方におすすめです。
- 最終選考で落ちてしまった
- IT/WEB系ベンチャー企業に興味がある
- 自己分析やES添削をしてほしい

また、就職活動をより効率的に進めるためにも、複数サービスを利用しながら進めたほうが安全です。なるべく、他のサービスと併用するようにしましょう。
あなたの就活がうまくいくことを心から願っております。
当サイトでは、転職/就活サービスの口コミを募集しております。こちらからあなたが利用した転職/就活サービスの体験談を投稿してください。
ちなみに人間は心理的に、これまでかけたコスト(埋没費用)に対して「取り返したい」という心理が強く働くので、最終選考まで進んだ努力が報われるかもしれない、という期待を持たせるコンセプトになっているのは強いです。