forkwellは、IT業界に特化した転職エージェントです。一定の知名度があるサービスですが、悪い評判がないか、登録すべきか気になりますよね。
このページでは、他の転職エージェントと比較しながら、メリットデメリットを網羅的に解説。最後まで読めば、使うべきか否かを判断できます。
Forkwellの特徴まとめ
「Forkwell(フォークウェル)」は、ITエンジニアが「自分を知り、成長する」ことを目的とした総合人材支援サービス。
エンジニアが自分らしく幸せに働くための、スキルの棚卸しや自身の市場価値の確認、転職支援、情報提供など6種類のサービスを展開しているのが特徴です。
自分のスキルや成果を簡単にまとめられる「ポートフォリオサービス」では、過去の実績やコードを解析し、グラフで可視化することが可能。
他のエンジニアと交流し相互にスキルを評価し合う独自システムでは、自身のスキルレベルを客観的に見つめ直すことができ、市場価値の確認や成長のきっかけとなるでしょう。
また、エンジニア向けの「転職支援サービス」も充実しており、一括送信ではなく、利用者に本当に興味を抱いている企業からのみスカウトが送られてくるスカウトサービスや、選考に進む前に企業の空気感を体感できるカジュアル面談などが好評です。
成果物の管理やスキルアップ、転職支援など、ITエンジニアをあらゆる側面からサポートしてくれるForkwellのサービスをフル活用して、エンジニアとしてのキャリアアップを目指しましょう。
公式サイト
https://forkwell.com/
次章からは、利用者の口コミを分析してわかった、Forkwellの良い評判と悪い評判を詳しく解説していきます。
口コミからわかる良い悪い評判を検証
幅広い年代、地域、職種の300人を対象に実施した調査から、Forkwellの特徴を整理すると、以下のようになりました。
- 本気の企業からのスカウトのみ受けられる
- カジュアル面談で企業の雰囲気を事前にチェックできる
- 自分のスキルレベルや市場価値を可視化できる
それでは、個別に解説していきます。
良い評判・メリット①
本気の企業からのスカウトのみ受けられる
Forkwellの強みのひとつが、無駄のない独自のスカウトサービスであるForkwell Scout。
一般的な転職サイトのスカウト機能では「大量の無意味なコピペメールが送られてくるのが煩わしい」という難点がありますが、Forkwellのスカウトサービスでは、そうした自動送信・一括送信機能を排除しています。
こうすることで、利用者に対して本当に魅力を感じた企業からのスカウトだけが届く仕組みとなり、求職者とのミスマッチや無駄なやり取りを極力減らすことが可能です。
さらに、興味のないスカウトに対して見送り理由のフィードバックを送ることで、マッチング精度をより高めていくこともできます。
このスカウトサービスは利用者からの評価も高く、プロフィールをしっかり見た上で、自分に興味を持ってくれた企業からスカウトが受けられると好評です。
自分の希望と企業とのマッチング率を高め、たくさんのスカウトを受けるためにも、プロフィールはしっかりと充実させておきましょう。
良い評判・メリット②
カジュアル面談で企業の雰囲気を事前にチェックできる
Forkwellでスカウトメッセージを受け取ると、企業とカジュアルな「面談」を行い、選考に進む前に現場の雰囲気を気軽にチェックできます。
スカウトを受け取った後は、企業が提示する以下のような選択肢の中から、好きな方法で企業とつながることが可能です。
- 面接から始める
- ランチでもしながら
- 気軽にオフィスに遊びに来ませんか?
- スカイプ等のオンラインツールで気軽にお話ししませんか?
上記のように、選考を目的とした「面接」だけでなく、選考の前の段階としての「面談」を選ぶことも可能です。
どんな企業なのか、まずは自分の目で空気感を確かめたい、社員と直接話してみてから、応募するか判断したい、という方にとっては、大変便利なサービスであると言えるでしょう。
その際には、面談でどんなことを聞きたいか、事前に企業側に伝えておくと、スムーズに面談が進みます。面談の時間を有効に活用するためにも、事前にしっかり準備をしていくのがおすすめです。
なお、スカウト内容に興味がないようでしたら「今回は見送る」ボタンをタップクリックし、見送り理由を送信することも可能。
フィードバックを送ることで、今後のスカウトのマッチング精度が高まり、より自分の希望に沿ったスカウトをもらえる可能性が高まります。
転職活動の視野も広がりますので、スカウトを受け取ったらじっくり内容を確認し、少しでも興味があれば、積極的に企業と面談してみましょう。
良い評判・メリット③
自分のスキルレベルや市場価値を可視化できる
Forkwellを利用することで、エンジニアとしての自分の市場価値を確認できる、というメリットもあります。
同サービスの「ポートフォリオサービス」では、自身の経歴や作品を簡単にまとめられるだけでなく、GitHubを解析してコードを可視化するなど、スキルレベルを客観的なデータによって把握することができます。
また同サービスには、利用者が登録した「自分のスキル」を、知り合いのエンジニア同士で相互に評価し合えるユニークなシステムも。
リアルで実力を知る別のエンジニアから、自分が登録しているスキルが認められれば「+1」されるなど、他者からの客観的な評価をもらうことができます。
誰がどのようなスキルを持っていて、どのような活動をしているか、また自分が誰にどれくらい評価されているか等を可視化できる、Forkwell独自のシステムです。
このサービスを利用して自分の市場価値を知れれば、エンジニアとしての成長や、転職活動のヒントに繋げることができるでしょう。
悪い評判・デメリット①
スカウトの内容がミスマッチということも
Forkwellのスカウトサービスは、利用者に魅力を感じた企業からのスカウトのみが届く、というメリットがあります。ですが、必ずしも全てがそうだというわけではなく、中には「スカウト内容がミスマッチだった」というケースもあるようです。
口コミでは「希望条件とズレた内容のスカウトだった」「企業からのスカウトをきっかけに面談に行ったのに、先方から志望理由を聞かれて困惑した」といった、スカウトに対する不満も見られました。
スカウト内容を確認して、興味がない、希望条件と合わないと感じた場合は「今回は見送る」をタップクリックし、見送り理由のフィードバックを送りましょう。こうすることで、スカウト機能のマッチング精度を高めていくことができます。
時にはミスマッチのケースもあるようですが、スカウトによって転職活動の視野が広がったり、企業と求職者の相互理解や採用までの過程がスムーズに進む可能性が高かったりするのも事実です。
スカウトから面談を実施すると特典もありますので、メッセージを受け取ったら、まずは内容を確認するのを忘れないようにしましょう。
悪い評判・デメリット②
東京都以外の求人が少ない
Forkwellの求人は、勤務地が「東京都内」のものがほとんど。それ以外の勤務地の求人は、極端に少ないのもデメリットと言えます。
実際に「東京以外の求人」と条件を付けて検索してみると、全1,292件の求人中133件しか、該当の求人がありませんでした。
東京都内がメインではありますが、Forkwellの取り扱う求人企業は、最新技術を使用するWeb系企業や自社サービス開発企業など、独自基準で厳選した優良企業が多いのが強みです。
また、公式サイトによると、同サービスの利用者は、転職によって平均70万円もの年収アップを実現しています。
求人数が少なくても、今より待遇の良い企業に巡り合える可能性はありますので、登録して時々求人を見てみる、スカウトを待つ、という使い方もひとつの手でしょう。
それでもやはり求人数が少ない、と感じる地方転職をご希望の方は、「マイナビエージェントIT」や「レバテックキャリア」など、全国エリアの求人を取り扱うエンジニア専門の転職支援サービスも併用することで、より多くの求人を見つけることができるでしょう。
悪い評判・デメリット③
未経験者向けの求人が少ない
Forkwellでは、業界未経験者や実務経験が浅い方向けの求人が少ないのも特徴です。
Forkwell jobs公式サイトの求人検索欄には、「言語未経験可」「プログラミングスクール卒業生歓迎」など、経験の浅いエンジニア向けの検索項目もありますが、それでも件数はあまり多くありません。
実際に「言語未経験可」の条件で求人を検索してみると、全1,292件の求人中223件しか該当しないという結果になりました。
ですが、利用者の中には「実務未経験でもプロフィールをしっかり書き込むことで、企業に熱意が伝わり、スカウトが届いた」という意見も。
Forkwellのスカウトサービスには、企業側が利用者情報をしっかり見た上でスカウトを送ってくれるという強みがあります。
それはつまり、実務経験が浅くても、プロフィール内容を充実させることで、自分の希望とマッチする企業と出会える可能性があるということです。
また、未経験からエンジニア転職を目指す方は「ワークポート」など、IT系の未経験者に強い転職エージェントを併用すると、より多くの選択肢から希望に合った応募先企業を探せるでしょう。
結論|こんな人におすすめ
ここまでで解説したForkwellの良い評判と悪い評判を再掲すると、以下のようになります。
- 本気の企業からのスカウトのみ受けられる
- カジュアル面談で企業の雰囲気を事前にチェックできる
- 自分のスキルレベルや市場価値を可視化できる
- スカウトの内容がミスマッチということも
- 東京都以外の求人が少ない
- 未経験者向けの求人が少ない
Forkwellは、エンジニアが正当に評価され、幸せに働けるようサポートする転職支援サービスです。
スカウトの内容が条件と異なる、求人の偏りがあるなどのネガティブな口コミはあるものの、自分の市場価値を可視化できたり、企業からのスカウトを受けられたりするなどのメリットもあるので、登録して損はないサービスだと言えるでしょう。
上記を踏まえると、Forkwellは以下に当てはまる方に特におすすめできます。
- エンジニアの職種で転職を希望している方
- 自分の市場価値をしっかり見極めたい方
- 都内近辺にお住まいの方
利用は無料なので、気軽に相談してみましょう。
公式サイト
https://forkwell.com/
とはいえ、より良い求人を見つけるためには複数併用すべきです。
そのため、Forkwellだけでなく、次で紹介するような転職エージェントもチェックしていきましょう。
他のおすすめ転職エージェント
ここでは他に登録したい転職エージェントを紹介していきます。1社に絞らず、複数サービスを利用することで、応募できる求人の幅を広げるようにしてください。
- 総求人数
- 利用満足度調査(詳細)
- 実際に利用した体験談
まずは比較表から見ていきましょう!
順位 | 名称 | 総合評価 | 掲載求人数 | コメント | 公式サイト |
1位 | リクルートエージェント |
★★★★☆ 4.4/5.0 |
約38万件 全国 |
短期間で転職をしたいなら登録必須 取引企業数が多く、新着求人がほぼ毎日届く |
|
2位 | ワークポート | ★★★★☆ 4.3/5.0 |
約10万件 全国対応 |
営業職やIT系の未経験向け求人が多い 20代前半〜中盤でキャリアに悩む方におすすめ |
|
3位 | dodaエージェント | ★★★★☆ 4.1/5.0 |
約28万件 全国対応 |
地方や職種などバランスの良い求人がある スカウトの届く求人サイトとしての運用が可能 |
|
4位 | マイナビエージェント | ★★★☆☆ 3.9/5.0 |
約7万件 都心部のみ |
新卒ナビサイト最大手の企業提携数が魅力 若手で幅広い業界を見たいならおすすめ |
|
5位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 3.9/5.0 |
約1.2万件 全国 |
外資やITベンチャー等幅広く案件を保有 年収800万円以上での転職なら利用したい |
転職エージェントは最初から一つに絞る必要はありません。良い求人を見逃しにくくなるように、2~3社は登録しておきましょう。もしどこに登録しようと迷ったら上位2社(リクルートエージェント、ワークポート)から利用して良かったところに絞ることをお勧めします。
リクルートエージェントは、人材業界No.1の求人数と実績を誇る転職エージェントです。求人数は常時30万件以上と、さまざまな地域・業界・職種の求人を網羅しています。
実際のところ、大手企業や人気企業となると、リクルートを使っていない企業のほうが珍しいと思うので、新着求人にいち早く応募するためにとりあえず登録しておくことをおすすめします。
ただ、基本的には一度の面談のみで、最低限のフォローのみです。システムが自動で求人紹介してくるだけなので、個別支援には期待できません。求人数が多いサイトに登録するような感覚での利用をおすすめします。
【公式】https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントの基本情報 | |
タイプ | エージェント |
得意 | 総合(全業界、全職種) |
対象地域 | 全国+海外(WEB面談実施中) |
求人件数 | 595,014件(うち非公開求人は231,950件) |
運営会社 | 株式会社リクルート |
認可番号等 | 有料職業紹介:13-ユ-313011 Pマーク:17000021(09) |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
2位.ワークポート
- IT/ゲーム業界、営業職に強い
- 20代(第二新卒~20代後半)に強い
- 未経験者向けのサポートが充実
ワークポートは、全国トップクラスの求人数を持つ転職エージェントです。IT業界やゲーム業界、営業職の案件が多いですね。急拡大している組織だからか、他転職エージェントと比べると若い担当者が多く、レベルに差があるように感じるかもしれません。
ただ、第二新卒から20代までの方を対象に、根気強いサポートをしているので「就職したけどこのままでいいのだろうか」と悩んでいる方は一度、求人だけでも見てみると良いでしょう。
ワークポートの基本情報 | |
タイプ | エージェント |
得意 | IT系、営業職 |
対象地域 | 全国(WEB面談実施中) |
求人件数 | 94,417件(非公開求人は不明) |
運営会社 | 株式会社ワークポート |
認可番号等 | 有料職業紹介:13-ユ-040590 Pマーク:21000352(08) |
公式サイト | https://workport.co.jp |
3位.dodaエージェント
- 転職サポート付きの求人サイト
- 自身で求人に応募可能
- 非公開求人はエージェント登録が必要
- アドバイザーの評判は割れる
- 定期的なイベント開催あり
dodaエージェントは、業界トップクラスの求人数を持つ「doda(求人サイト)」で利用することができる転職支援サービスです。TVCMも配信していて非常に勢いがある一社ですね。
担当者の評価はややネガティブなものが多いですが、厚生労働省から「優良事業者認定」を受けています。利用すると、好条件な傾向が高い「非公開求人」を紹介してくれるようになるので、ぜひ利用しましょう。
【公式】https://doda.jp/
dodaエージェントの基本情報 | |
タイプ | サイト+エージェント |
対象地域 | 全国+海外(WEB面談実施中) |
求人件数 | 264,158件(うち非公開求人は39,709件) |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
認可番号等 | Pマーク:10860051(10) 有料職業紹介:13-ユ-304785 職業紹介優良事業者:第2304002(01) |
公式サイト | https://doda.jp/ |
4位 マイナビエージェント
- 求人数は都心部に限定される
- 最大手に比べるとやや劣る
- 特に、地方求人は少ない
- 20代向けのサポート力が高い
- 優良事業者認定あり
- アンケートでも若手の評価が高い
マイナビエージェントは、新卒大手のマイナビが運営する20代30代といった若手〜ミドル層向けの転職エージェントです。
若年層向けに丁寧なサポートを行なっていることが特徴で、厚生労働省から「職業紹介優良事業者」の認可を受けています。
他エージェントと違って、各分野別(医療、介護、保育)でも認定されているので、会社全体として優れたサポートをしていることがわかりますね。業界や職種ごとに部門が分かれており専門性が高いので、一度相談してみることをおすすめします。
ただ、やや若手向けなので、年収800万円越えの求人を探すのであれば、JACリクルートメントやビズリーチといった高年収専門サービスと併用してください。
マイナビエージェントの基本情報 | |
タイプ | エージェント |
対象地域 | 首都圏、大阪、福岡、名古屋(WEB可) |
求人件数 | 68,009件(うち非公開求人は18,976件) |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
認可番号等 | Pマーク:10821880(09) 有料職業紹介:13-ユ-080554 職業紹介優良事業者:2102006(03) |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp |
5位 type転職エージェント
- 首都圏の求人に特化している
- サポートが丁寧でセミナー多数開催
- 女性特化型サービスもあり
type転職エージェントは、一都三県の案件を中心に取り扱う中堅どころの転職エージェント。求人件数は最大手ほどではありませんが、利用者一人ひとりにじっくりと手厚いサポートをしているため『利用者満足度87%』と高いことが特徴です。
在籍するキャリアアドバイザーは得意領域ごとに分かれており、利用者の経歴や希望職種、適性に合った選考対策(書類添削や面接対策)を受けることができるので、ぜひ相談してみてください。
よくある質問・転職ノウハウ
最後に、よくある質問と転職ノウハウをFAQ形式で整理しました。少しでもお役に立てれば幸いです。
- 転職エージェントはなぜ無料?
- 転職エージェントのメリットは?
- 企業が転職エージェントを利用するメリット
- 転職エージェントの仕組みは?
- 転職エージェントは複数利用すべき?
- 転職エージェントは何社利用すべき?
- 転職エージェントに登録したら会社にバレる?
- 転職エージェント利用の流れ
- 転職エージェント活用ポイント
Q. 転職エージェントはなぜ無料?
職業安定法によって「求職者から手数料や報酬を受けてはならない」と定められているからです。
(手数料)
第三十二条の三 第三十条第一項の許可を受けた者(以下「有料職業紹介事業者」という。)は、次に掲げる場合を除き、職業紹介に関し、いかなる名義でも、実費その他の手数料又は報酬を受けてはならない。
一 職業紹介に通常必要となる経費等を勘案して厚生労働省令で定める種類及び額の手数料を徴収する場合
二 あらかじめ厚生労働大臣に届け出た手数料表(手数料の種類、額その他手数料に関する事項を定めた表をいう。)に基づき手数料を徴収する場合
○2 有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。ただし、手数料を求職者から徴収することが当該求職者の利益のために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、同項各号に掲げる場合に限り、手数料を徴収することができる。
引用元:職業安定法32条の3第2項
上記のように、一部の例外を除いて、有料職業紹介事業者(転職エージェント)は、求職者(仕事を探している人)から、手数料を受け取ってはいけない決まりがあります。
Q. 転職エージェントの仕組みは?
採用された場、採用企業から報酬を受け取る仕組みです。その金額は『想定年収の2~3割ほど』にあたり、年収500万円で転職させると100~150万円が支払われることになります。
一見、高い金額に見えるものの、転職エージェントが候補者を集めて提案までしてくれるため、「より募集要項に合った人材を工数をかけずに採用できる」という利点から、積極的に人材募集している企業であれば必ず利用しています。
そのため、転職エージェントにとっては、最優先されるべき取引相手は採用企業なので、信用しすぎないように注意してください。
Q. 転職エージェントを使うメリットは?
転職エージェントのメリットを一言で言うと「転職の成功確率があがること」で、具体的には下記2点です。
①好条件な求人を紹介してもらえる
一般的に、転職エージェントの方が、求人サイトよりも求人数が多いです。さらに転職エージェントの場合、一般には公開されていない「非公開求人(好条件なことが多い)」まで取り扱っているので、条件が良い傾向にあります。
②転職のプロからサポートを受けられる
転職エージェントであれば、キャリアアドバイザーから、以下の転職サポートを受けられます。
- キャリア相談
- 希望条件に沿った求人提案
- 選考対策(書類添削、面接練習)
- 受けた選考のフィードバック
- 年収交渉
上記のサポートを受けることができて、さらに求人の数も質も多いので、利用するだけで転職活動そのものが有利になるというのが圧倒的メリットです。
Q. 企業が転職エージェントを利用するメリット
より募集要項に合った人材を、工数をかけずに採用できることです。採用しない限り費用が発生しないので、リスクがありません。
- 無名企業でも応募が集まる
- 採用しない限り費用が発生しない
- 転職エージェントが募集管理してくれる
このように、面接以外の採用業務を転職エージェントに外注する形なので時間を取られにくく、採用しない限り費用が発生しないので経済合理性に適っています。
一方で求人サイトの場合、掲載課金なので効果が読みにくく、求人や応募者の管理も自前でやらなくてはいけないので、一度に大量採用する場合以外は使いにくいというのが本音です。
Q. 転職エージェントは複数利用すべき?
はい。複数利用すべきです。
転職エージェントによって保有求人や対応の質が全く異なるので、比較するため、かつより多くの非公開求人を集めるためにも複数利用をお勧めしています。
Q. 転職エージェントは何社利用すべき?
3社利用することをおすすめします。
実際に、転職エージェント利用者向けのアンケート調査でも、利用社数に応じて、転職活動における満足度が大きく変わるという結果となりました。
利用社数 | 満足/成功 | 普通 | 不満/後悔 |
1社のみ | 66.5% (低い) |
24.5% (-) |
8.9% (高い) |
2社 | 70.5% (普通) |
22.2% (-) |
7.3% (普通) |
3社 | 74.3% (高い) |
20.6% (-) |
5.1% (低い) |
4社 | 75.0% (高い) |
20.5% (-) |
4.5% (低い) |
5社以上 | 74.0% (高い) |
22.0% (-) |
4.1% (低い) |
このように、1社のみを利用した場合に比べて、3社以上を利用することで、「満足した割合が10pt近く高くなる」「転職に不満を持っている割合が半分になる」といった差が出ています。
- 1社だと、成功確率が低く、失敗確率が高い
- 3社までは成功確率が上がり失敗確率も下がる
- 4社以上利用しても3社とそう大きな差がない
Q. 登録したら今の会社にバレる?
転職エージェントに登録をしても、転職活動中であることが、今の会社にバレることはまずありません。理由は以下の通りです。
- 企業側は応募前情報を見れないため
応募前に求職者情報を見れるのはエージェントのみ。本人の同意なく、企業側に情報開示されることはない - エージェントが情報管理を徹底しているため
情報漏洩は、人材紹介会社にとって信用リスクが大きい。各アドバイザーにとっても、漏洩のデメリット(懲戒処分)があるので細心の注意が払われる。
特に転職エージェント側の管理不足によって個人情報が漏洩した場合、有料職業紹介事業の許可を取り消されるリスクすらあるので最大限注意されています。
Q. 転職エージェント利用の流れ
基本的にどの転職エージェントも上記の手順を踏んでいくことになりますが、特に重要なのがStep2の初回面談です。今後紹介していく求人の内容をすり合わせる場になので、希望条件や譲れない条件などは事前に整理してしっかりと伝えるようにしましょう。
また、面談は一度限りではなく、必要に応じて随時頼むこともできるので、書類添削や面接対策などをしてほしければ積極的に依頼するようにしてください。
Q. 転職エージェント活用ポイント
転職エージェントを利用する流れの中で、効果的に活用するためのポイントを整理すると、以下のようになります。
- 応募フォームから登録・申し込み
・転職エージェントは複数登録する
・事前に転職活動用のメールアドレスを作る - 担当アドバイザーと面談
・事前に経歴と希望条件を整理しておく
・経歴を盛るとしても嘘にならない程度に
・担当者と合わなければ担当変更を依頼する
・その後、担当者にはこまめに返信する - 選考対策(書類添削、面接練習)
・自分から依頼する
・面接の想定質問を事前に聞いておく
・フィードバックが少ない担当は変更する - 求人紹介、応募
・応募時の推薦文を必ず確認する
・応募企業の業界内での立ち位置を聞く
・むやみやたらに求人へ応募しない
・その企業の退職者から一次情報を集める - 面接、選考フィードバック
・その企業でされやすい質問を聞く
・その企業に聞くべき逆質問を聞く
・選考で見送りになったら対策を依頼する - 内定、入社前後の最終調整
・妥協しない
・言いなりにならず自分で決める
結局は担当者次第ではあるものの、他の転職エージェントと比べるとやや劣るので、余裕があれば利用するくらいでOK
求人数は大手と比べるとやや劣るので、レバテックキャリアやギークリー、転職サイトGreenなどを利用しないと求人を取りこぼす可能性が高い