医療ワーカーに登録しようとしても、
「このまま登録して良いのかな」
「実際に利用した人からの評判は?」
などと、気になりますよね。
医療ワーカーのような転職サイトに登録すれば、より希望にあった求人を見つけ、効率的に転職活動を進められる可能性がありますが、
全ての人にお勧めできるわけではありません。
そこでこのページでは、転職アドバイザーとして多くの求職者を支援してきた筆者が、Twitterや2ch、独自アンケートの口コミを元に、医療ワーカーの評判を整理しました。
目次
医療ワーカーの特徴|看護師満足度1位の看護師求人サイト

公開求人数 | 63.302件 | 非公開求人数 | 26.587件 |
対応職種 | 看護師 保健師 助産師 | エリア | 全国 |
本社所在地 | 大阪府 | 口コミ評判 | ★★★★☆ |
医療ワーカーは、関西圏や首都圏を中心に、全国各地の求人を掲載している医療系転職サイトです。
運営会社は株式会社TS工建で、「ドクターズワーカー」や「介護ワーカー」といった系列関連サービスを運営しています。
Youtubeでも広告を配信しているので、医療ワーカーの名前を見かけたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
先述の通り、医療ワーカーは全国各地の求人に対応していて、特に関西圏や仙台・札幌などの地域であれば、平均1.000件以上の求人が掲載されています。(2020.5現在)
HP上では、様々な条件で詳細に検索ができるように工夫されており、自分の目的に沿った求人を見つけやすいのも特徴です。
また、HP上には転職に関するコラム記事が記載されており、特に初めて転職活動をされる方にとっては役立つ内容が充実しています。
次章からは、300人の口コミを分析してわかった、医療ワーカーのメリット&デメリットを詳しく解説していきます。
なお、他の転職サイトに関する評判は、「763人が選んだ転職サイトおすすめランキング」でご紹介しているのでよろしければご覧ください。
医療ワーカーの評判|メリット&デメリット
幅広い年代、地域、職種の300人を対象に実施した調査から、医療ワーカーの特徴を整理すると、以下のようになりました。
- 求人情報を詳細に検索可能
- スピード感がある
- 転職について直接相談できる
それでは、個別に解説していきます。※リンクをタップすればジャンプします。
メリット(1) 求人情報を詳細に検索可能
医療ワーカーのHPには、他の転職サイトでよくある「地域別」「職種別」の検索条件とは別に「フリーワードで求人を検索する」という機能があります。
このフリーワード検索では、例えば「ママも働きやすい職場」や「男性看護師も活躍中」「60代歓迎」など、年齢や性別、自分のライフスタイルに合わせた求人を検索することが可能です。
このように医療ワーカーは、求人に関する情報量が多く、自分に合った転職先を探せることに定評があります。
メリット(2) スピード感がある
実際に登録して転職活動をした方の口コミによると、医療ワーカーは「応募から求人を紹介してもらえるまで、とても早かった」と評価されることも多いです。
医療ワーカーでは、担当者と転職希望者が直接会い、人柄や希望を知った上で、条件に合う求人を探す、という流れになっています。
ただ事務的に対応するのではなく、個々に合う求人を親身になって探してくれる点は、医療ワーカーのコンサルタントの強みです。
自分に合った転職先をできるだけ早く探したいと思っている方は、ぜひ医療ワーカーに登録することをおすすめします。
さっき登録したばかりなのに医療ワーカーさんから電話あって震えてる。対応早いかよ。
メリット(3) 転職について直接相談できる
医療ワーカーには全国13の拠点(札幌・仙台・東京・横浜・大宮・静岡・大阪・神戸・京都・広島・福岡)があり、その拠点で直接、転職に関する相談を受け付けています。
電話で相談するのが苦手な方や、直接会って病院の雰囲気や情報を知りたいという方は、対面での相談を利用してみましょう。
またコンサルタントと直接話をすることで、客観的な視点から見た、自分に合うお仕事を紹介してもらえる可能性も高まります。
キャリアについて迷っているときは、ぜひ直接コンサルタントに相談し、積極的にアドバイスをもらうようにしましょう。
デメリット(1) 希望しない求人を紹介される
医療ワーカーは求人の情報量としては充実しているとメリットでは紹介しましたが、求人の「質」については、ネガティブな口コミも多くみられました。
求人を選ぶ上でどのような病院なのか、働いている年齢層はどうなのか、残業は多めなのか、気になる事はたくさんあるでしょう。
医療ワーカーに登録された方の中には、このような疑問に対する回答がなかったり、事前に希望を伝えていたにも関わらず、希望と全く違う病院を紹介されたりした方もいらっしゃいました。
あまりにも希望とかけ離れた求人を紹介される場合は、担当のコンサルタントを変更してもらったり、他の転職サイトと並行して転職活動をしたりするなどの工夫をしてみるのがおすすめです。
とにかく、医療ワーカーはやめておけ
信じられない対応を何度かされました、まあほんとに誠実さが足りませんわ。
マイナビは信用できたので、今も付き合っております(´・ω・`)
デメリット(2) 担当者からの連絡がしつこい
転職サイトに登録すると、希望の条件や働き方などのヒアリングのため、担当者から連絡がくることがほとんどです。
ですが、医療ワーカーの場合、その連絡の頻度があまりにも多すぎるという口コミがありました。
また、担当者が一方的に話している、希望条件に沿わない求人ばかり紹介してくるなど、コミュニケーションが取れずに苦労したという方もいらっしゃいます。
このような場合は、「連絡頻度を下げて欲しい」「担当者を交代してほしい」など、自分から具体的に要望を伝えてみることで、コンサルタントの対応が改善する可能性も高まるでしょう。
それは医療ワーカーも同じですよ。
数ヵ月に1回の割合でかけてくる。
そしてショートメールでも転職内容を送ってくる
歩合制だからね。
そして私が登録して紹介してほしい病院は紹介せず、こっちの病院にしろみたいな誘導して強引に面接させてるから断ると逆ギレされる。
医療ワーカーからの連絡しつこい。
断ったはずなのに。
デメリット(3) 実状とは異なる求人を掲載している場合も
サイト内の求人情報はとても充実している医療ワーカーですが、それに惹かれて応募してみると「既に希望者が出てしまった」等の何かしらの理由を付けて紹介してもらえない…というケースもあります。
そのため、もし気になる求人を見つけたら、その求人にはまだ応募できるのか、担当のコンサルタントに現状を確認してみるのも良いでしょう。
また、希望する求人を最初から1つに絞らず、幅広く気になるものをピックアップしておくことも大切です。
求人情報が充実しているということは、つまり、転職先の選択肢が幅広く用意されているということにも繋がります。
後悔しない転職をするためにも、気になる求人は複数チェックしておき、常に選択肢を広げておくことを意識しましょう。
医療ワーカーの利用をおすすめできる人
ここまでの口コミ評判からわかった、医療ワーカーのメリット&デメリットを再掲すると、以下のようになります。
- 求人情報を詳細に検索可能
- スピード感がある
- 転職について直接相談できる
- 希望しない求人を紹介される
- 担当者からの連絡がしつこい
- 実状とは異なる求人を掲載している場合も
医療ワーカーは、関西圏や首都圏を中心に、全国各地の求人情報を提供している看護師向け求人サイトです。
コンサルタントの対応などについてのネガティブな口コミはあるものの、詳細に条件を絞って求人を検索することができたり、内定までのスピードの速さに提供があったりするなど、医療ワーカーならではの強みもありますので、登録してみて損はないサービスと言えるでしょう。
ここまで紹介してきた特徴を踏まえると、以下に該当する方であればおすすめできます。
- 看護師資格を持っている方
- できるだけ早く転職先を決めたい方
- 自分のライフスタイルに合った転職先を探している方
利用は無料なので、気軽に相談してみましょう。
とはいえ、より良い求人を見つけるためには複数併用すべきです。
医療ワーカーだけでなく、次で紹介するような転職サイトもチェックしていきましょう。
医療ワーカーと併用したい転職サイト
1社だけでなく、複数の転職サイトを利用することで、応募できる求人の幅も広がり、転職後の満足度も向上させることができます。
なお、実際に転職する前に、職場の業務量や人間関係に問題がないか確認できるように、求人数とサポート実績が豊富な転職サービスに登録すると安心でしょう。
- 看護系職種の求人数
- より丁寧なサポート実績
順位 | 名称 | 求人数 | サポート |
1位 | 看護のお仕事 | 16万件 | ★★★★☆ (4.1/5.0) |
2位 | 看護roo! | 5.2万件 | ★★★★☆ (4.0/5.0) |
3位 | マイナビ看護師 | 4万件 | ★★★★☆ (4.3/5.0) |
これらの転職サイトは、自分1人では知ることが難しい内部情報を転職コンサルタントが収集して教えてくれることが利点です。
- 職場の離職率や離職理由
- 院内の雰囲気
- 看護師長の人柄
- 医師や看護師の人間関係
- 業務量(残業、超過)
- 有給、育休が取れるか
- 診察を受けた患者からの評判
そのため、転職で失敗する可能性を少しでも減らしたい方は、ぜひ活用しましょう。
医療ワーカーに関するQ&A
この章では、医療ワーカーに関連して気になる質問とその回答についてQ&A形式で解説していきます。
ではそれぞれ見ていきましょう。
Q1. 医療ワーカーにはどんなコンサルタントが在籍していますか?
医療ワーカーには全国13拠点それぞれに、転職者の相談に乗ったり、転職先を紹介をしたりするためのコンサルタントが所属しています。
各コンサルタントはHP上で公開されていて、自己紹介や仕事のモットーなどを、それぞれ閲覧することが可能です。
医療ワーカーに登録し、自分の担当コンサルタントが決まった際には、事前にHPで人となりや考え方について確認しておくと、転職の相談もやりやすくなるでしょう。
Q2. 医療ワーカーの担当者と合わない場合はどうしたらいいですか?
希望条件に合った求人を紹介してもらえない、連絡がしつこい、話を聞いてもらえないなど、コンサルタントと相性が合わないなと思う場合は、気軽に担当の交代を申し出ましょう。
言いにくいと感じるかもしれませんが、コンサルタント側にとってはよくあることです。
変に情を移さず、自分の希望を正直に伝えてください。
また、転職活動において気持ちに寄り添ったコンサルタントと出会えることは、転職成功の鍵になります。
後々後悔しないためにも、自分に合ったコンサルタントを見つけ、転職活動をサポートしてもらいましょう。
Q3. 具体的に転職する予定が決まっていませんが、利用できますか?
転職予定が決まっていなくても、在職中であっても、医療ワーカーに登録することは可能です。
医療ワーカーは求人数業界トップクラス、公開求人数も63000件以上ありますので、どのような求人があるかまずは見てみたいという方にとっても、登録しておいて損はありません。
また、医療ワーカーが提供しているコラムや転職情報には、参考になるものが数多くあります。
まずはコラムや情報を見ながら、転職をどのように進めていくか考える時間を大切にして、その上で担当者には「じっくり考えた上で転職先を選びたい」と伝えておくと、個々人に合ったペースで求人を紹介してくれますよ。
転職エージェントの活用ポイント10ヶ条
転職エージェントに登録後、転職コンサルタントと面談をして、求人を紹介してもらうことになりますが、効果的に活用するために以下のポイントを押さえておきましょう。
- 経歴と希望条件を事前に整理しておく
- 経歴やスキルには嘘を絶対につかない
- 転職をするという意思を示すこと
- 担当コンサルタントへこまめに連絡する
- 企業側に出される推薦書は事前確認する
- 面接前に企業の情報を丁寧に聞いておく
- 選考企業の情報は口コミサイトでも集める
- 言いなりにならず自分の頭で判断する
- 担当者と合わなければ担当変更を依頼する
- 転職エージェントは1社だけに依存しない
それぞれ簡単に説明していきます。
①経歴と希望条件を事前に整理しておく
転職エージェントは、ご自身の経歴や希望に沿った求人を提案してくれるサービスなので、なるべく事前に整理しておくことが重要です。
- 履歴書と職務経歴書
- 希望条件(簡単にメモする程度)
履歴書や職務経歴書は、求人に応募するためにも必要ですが、担当コンサルタントにスキルや経歴を正しく伝えるために役立つので、必ず用意しましょう。
もちろん準備ができていなければ後でも構いませんが、事前に伝えておいた方が効果的なアドバイスを受けることができるので、現段階である程度書けるのであれば、準備した方がよいです。
また、希望条件に関しては詳細には決めていなくても、業界に職種、年収などで譲れない条件があれば、事前に整理して伝えることで、より希望に沿った提案を受けることができるでしょう。
②経歴やスキルには嘘を絶対につかない
こちらは言うまでもありませんが、これまでの経歴やスキルに嘘をつくことは絶対にやめてください。
転職だけの付き合いとはいえ、バレる可能性は非常に高いですし、詐称して入社したとしてもそれは本来の実力ではないため、入社後にギャップが生じてしまう可能性があります。
もし転職後にバレたら、内定・入社が取り消されることもありますし、何より嘘をついたという過去があなたを一生苦しめることになります。
ただ、自身の経歴やスキルを魅力的に見せたいという気持ちは非常にわかるので、嘘にならない範囲で、細かい言い回しや表現の工夫をするに留めてください。
③転職をするという意思を示すこと
まず転職をするという意思を示すことで、彼らの中で優先度を高めてもらうことが非常に重要になってきます。
大前提として転職コンサルタントは、サポートしている求職者が転職をすることが成果となり、そして日々目標に追われているため、 なるべく転職しそうな方に時間をかける傾向があるからです。
目安としては『3ヶ月以内』と言われており、転職エージェントによっては、3ヶ月以上かかる場合、サポートしないと決めていることもあります。
④コンサルタントへこまめに連絡すること
転職コンサルタントには定期的に連絡を入れて、優先度を高めてもらうことが大事です。
理由については、①と近い内容ではありますが、1人で複数の求職者を担当している転職コンサルタントに、こまめへ連絡をすることによって良い印象をつけるためです。
転職コンサルタントも人なので、『定期的に報告してくれた方が、アドバイスしたい気持ちになる』という単純接触効果による心理的バイアスを利用していきましょう。
⑤企業側に出される推薦書の内容はしっかりと確認すること
前提として、転職エージェントは求職者からヒアリングした内容をもとに、推薦文を企業に提出しています。
企業側の採用担当はその文章を見てから求職者に会っているため、もし内容に齟齬があれば「あれ?聞いていた話とズレているぞ...」と不信感を与える結果となり、選考で不利になってしまいます。
なにより、間違えた情報で推薦されていたために、書類で落ちてしまう可能性もあるので、必ず確認するようにしましょう。
⑥面接前に企業情報を丁寧に聞いておく
面接前に、企業や担当者の特徴、さらに選考対策について丁寧に聞いておくことをお勧めします。
過去に、その企業の選考を別の求職者が受けている場合があるので、転職エージェント側として、ポジションに応じた想定質問などをノウハウとして持っていることが多いです。
仮に持っていなくても、その業界ならではの選考アドバイスをもらえることがありますし、面接練習に付き合ってくれることがあるので、気軽に頼ることをお勧めします。
⑦企業の情報は口コミサイトでも集める
転職エージェントから聞いた情報だけでなく、実際に働いている(働いていた)人からの本音口コミを見るようにしておきましょう!
というのも、当然ながら転職エージェントは紹介企業で働いた経験がないので、全てを知っているわけではないからです。
なるべく口コミサイト、例えば『転職会議』や『カイシャの評判』を見ることで、選考企業に悪評がないか、安心して入社することができるか、を確認するようにしてください。
⑧言いなりにならず自分の頭で判断する
基本的に転職エージェントは求職者側の味方ですが、企業から報酬をもらうというビジネスモデル上、企業側の味方になりやすい構造にあります。
例えば、内定を2社からもらったとき、多少社風があっていなかったとしても敢えて言わず、マージン額の高い『年収が高い企業』をお勧めしてくることもあるかもしれません。
そのため、思考停止で信じ切って全てを鵜呑みにするのは危険です。
⑨担当者と相性が合わないと思った場合は担当変更を申し出ること
転職コンサルタントも人間なので相性があります。
例えば、ぶっきらぼうな性格の担当者もいれば、 温和で人当たりの良い担当者もいます。
また、経験が浅い担当者もいれば、専門性が高く非常に経験が豊富な担当者もいます。
転職活動はあなたの人生を左右する非常に大事な事柄なので、少しでも合わない・物足りないと思った担当者は変更してもらいましょう。
ちなみに、例えば『専門知識が浅く、頼りない』と伝えれば、より専門性が高くて経験豊富なコンサルタントが出てくるケースが多いので、遠慮なく変更を申し出ましょう。
⑩転職エージェントは1社に依存しない
転職エージェントは1社だけに依存せず、複数社併用しましょう。
なぜならば、保有している求人がそもそも違いますし、担当コンサルタントによってアドバイスの内容が違うことがあるからです。
人間は心理的めんどくささのあまり、選択肢を減らしてシンプルに決断をしようとする傾向にありますが、
オハイオ州立大学の研究によると、
『3択の選択肢を用意して進めた場合ですら32%が失敗をしてしまい、2択の場合はなんと52%が失敗してしまった』
という調査結果があるので、1択の場合などもう目も当てられません。
そのため、求人の幅を広げるためはもちろん、より多くのコンサルタントからアドバイスをもらい失敗しない判断をするためにも、最低3社以上は併用することにしましょう。
最後に
医療ワーカーは名前の通り、看護師に特化した転職サイトです。
以下のような方々であれば是非利用しましょう。
- 看護師資格を持っている方
- できるだけ早く転職先を決めたい方
- 自分のライフスタイルに合った転職先を探している方
ただ、転職でより良い求人を集めるためにも、複数登録することをおすすめします。
以下にあげたような転職サイトも併用するようにしましょう。
- 看護のお仕事
公式)https://kango-oshigoto.jp - 看護roo!
公式)https://kango-roo.com - マイナビ看護師
公式)https://kango.mynavi.jp/
あなたの転職がうまく行くことを祈っています。