JACリクルートメントは、ハイクラス層に特化した転職エージェントです。業界では名の知れたサービスですが、悪い評判がないか、登録すべきか気になりますよね。
このページでは、他の転職エージェントと比較しながら、メリットデメリットを網羅的に解説。最後まで読めば、使うべきか否かを判断できます。
JACリクルートメントの特徴まとめ
- ハイクラス転職特化
- オリコン満足度調査「6年連続1位」
- アドバイザーの専門性・提案力が高い
JACリクルートメントは、オリコン満足度調査「4年連続1位」を獲得しているハイクラス専門の転職エージェントです。
業界ごとに担当者がついているため専門性が非常に高く、求職者の経歴に沿った求人を提案してくれることが大きな特徴。また、両面型で企業の採用担当者と直接やり取りをしているため、その企業の内部情報に詳しく、選考対策も的確というメリットもあります。
【公式】http://www.jac-recruitment.jp/
JACリクルートメントの基本情報 | |
タイプ | 転職エージェント |
得意 | ハイクラス特化 |
対象地域 | 全国+海外(WEB面談実施中) |
求人件数 | 11,797件 |
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
Pマーク | あり(確認はこちら) |
公式サイト | http://www.jac-recruitment.jp/ |
高収入で魅力的な求人が多い
いくつかエージェントに登録したのですが、JACリクルートメントが一番、条件にあった求人がたくさんありました。
印象的には、他のエージェントよりも年収が高い人向けの求人がたくさんあったように思えます。
アドバイザーの質が高い
アドバイザーがしっかりサポートしてくれました。特に面接対策のアドバイスが細くて、オンラインでも1時間ほどアドバイスしてくれます。
また、最終面接前には面接担当者の特徴などを一人ひとりについてしっかりと教えてもらえたので、それほど緊張することなく面接をすることができました。
他転職エージェントとの比較
ハイクラス向け転職エージェントの利用者満足度の調査結果、JACリクルートメントの総合評価は「1位」と高評価でした。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | コメント | 詳細解説 |
1位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 4.3/5.0 |
ハイクラス専門で圧倒的な実績 専門性の高いコンサル複数人が提案 |
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2位 | ランスタッド | ★★★★☆ 4.2/5.0 |
世界最大規模の外資系転職エージェント 外資系企業の年収800万円以上求人に強い |
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3位 | リクルートエージェント | ★★★★☆ 4.1/5.0 |
取引企業数No.1の圧倒的求人数 グループ選りすぐりのアドバイザー力 |
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4位 | エンワールド | ★★★★☆ 4.0/5.0 |
東京近郊の外資特化(年収800~2,000万円) 職業紹介優良事業者の認定あり |
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5位 | ロバートウォルターズ | ★★★★☆ 4.0/5.0 |
外資系・グローバル企業に特化 30~40代管理職から人気が高い一社 |
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6位 | クライス&カンパニー | ★★★☆☆ 3.9/5.0 |
IT業界の管理職・スペシャリストに強い 国家資格保有のアドバイザーが担当 |
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7位 | マイナビエージェント | ★★★☆☆ 3.8/5.0 |
首都圏近辺の日系大手企業に総じて強い 管理職からスペシャリストまで豊富に保有 |
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8位 | dodaエージェント | ★★★☆☆ 3.7/5.0 |
高年収帯の公開求人数No.1 実績豊富なアドバイザーが多数在籍 |
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9位 | エグゼクティブボード | ★★★☆☆ 3.7/5.0 |
エグゼクティブに特化 日系上場企業・事業会社への転職に強い |
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10位 | ISSコンサルティング | ★★★☆☆ 3.7/5.0 |
中小規模のためやや求人数は少ないも、 外資系企業への転職者からは評価が高い |
ハイクラス専門転職エージェントとして1988年に創業してから累計43万人以上を支援し続けてきた実績と蓄積された転職ノウハウ、太いパイプがあるからこそ成せる結果です。
次章では、実際にアンケートやSNSで散見された口コミを元に、JACリクルートメントのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
- 良い口コミ評判・メリット
- 紹介求人の質が高い
- 経歴と希望を汲んだ求人提案力が高い
- アドバイザーのサポートが丁寧で抜群
- 悪い口コミ評判・デメリット
- 担当者の提案力・知識に大きな差がある
- 断りなく、採用企業に打診や応募をする
- メールの返信がない、遅い
- 担当者が対応してくれない、嘘をつく
ではまず、良い評判からみていきましょう!
良い口コミ評判・メリット
ここではJACリクルートメントの良い口コミ評判からわかるメリットについてご紹介していきます。
- 紹介求人の質が高い
- 経歴と希望を汲んだ求人提案力が高い
- アドバイザーのサポートが丁寧で抜群
良い評判・メリット①
紹介求人の質が高い
1つ目のメリットは「紹介求人の質が高い」というものです。
ハイクラス特化の大手転職エージェントであるJACリクルートメントは、管理職、専門職、外資系といった高年収な案件を多く持っているので「他の転職エージェント比べて求人が魅力的だった」という意見が多くみられました。
想像していたよりもだいぶ高収入なところばかり
いくつかエージェントに登録したのですが、JACリクルートメントが一番条件にあった求人がたくさんありました。想像していたよりもだいぶ高収入なところばかりだったので選び甲斐がありました。(40代女性 アドバイザー)
引用元:アンケート
他がもっていないレアな求人を紹介して下さいました
私は製薬会社に勤めており、同業での転職を考えております。その中でも希望する領域に絞り、他がもっていないレアな求人を紹介して下さいました。
手当たり次第、自社が持っている求人を紹介してくる会社が多い中、転職に関する考え方、ニーズ、時期、そういった点を理解してこちらに紹介してくれる事が大きな評価ポイントです。(30代男性 MR)
引用元:アンケート
外資系の求人の量質は十分
私は外資系企業に働いていますが、今回も外資系で転職を考えておりました。外資系転職エージェントとして、外資系の求人の量質は十分です。以前もお世話になったのですが、あらためて利用してみて、外資系企業の転職に関しては当エージェントを選択すべきだと思います。
もちろんコロナへの対応も進んでおり、電話でスムーズに面談プロセスが進みましたが、担当者も丁寧に対応くださり、キャリアへのアドバイスがとても為になりました。(20代男性 マーケティング)
引用元:アンケート
このように、業界や職種を問わず、求人に関するポジティブな口コミが散見されました。
特に、JACリクルートメントは国内で1,000人近いアドバイザーが在籍しており、それぞれが担当するコンフィデンシャルな「非公開求人」を、転職希望者一人に対して複数アドバイザーで多角的に紹介してくれるので、思わぬ好条件案件と出会える可能性があります。
引用元:JACリクルートメント公式
実際のところ、日本国内において、高年収ポジションでここまで多くのアドバイザーが在籍、かつ取引実績を持っている転職エージェントは他にありません。
良い評判・メリット②
経歴と希望を汲んだ求人提案力が高い
2つ目のメリットは「経歴を希望を汲んだ求人提案力が高い」というものです。
JACリクルートメントでは、ハイクラス層を専門にサポートしていることもあって、相応にレベルが高いアドバイザーが集まっている傾向にあります。
その結果として、アドバイザー一人ひとりのレベルが高く、求人のマッチング精度が高いという口コミが多くみられるので、その一部を紹介していきます。
アドバイザー一人一人の力量が他の転職エージェントに比べて高い
アドバイザー一人一人の力量が他の転職エージェントに比べて高いです。
初回面談時からこちらの経歴や経験、アピールポイントを丁寧にヒアリングしてくれてそれをベースにさらに掘り下げていく話の仕方がうまく、自分について余すことなく話ができました。
自分の希望する求人については、候補となる企業を提案してくるのですが、マッチング度がやはり他社に比べて高い割合で応募へとつながりました。(40代男性 営業職)
引用元:アンケート
希望条件に合うようにコミュニケーションをとる姿勢がとても好感がもてました。
良い点は経歴書に基づき、細部まで話を聞いてくれ、希望条件に合うようにコミュニケーションをとる姿勢がとても好感がもてました。特に退職や転職しようとする動機等は、活動に際しての適切な用語や言い回しなど、学ぶ所がとてもありました。(40代女性 化学)
引用元:アンケート
探していた仕事内容の会社を、ベストなタイミングで紹介していただけた
ちょうど自分が探していた仕事内容の会社を、ベストなタイミングで紹介していただけたことです。
担当者の対応がよくて、面接の前も色々アドバイスや事前情報をいただけたおかげで、十分に対策もできて、難しいと思っていた会社に無事に内定をもらうことができました。トントン拍子で決まり、自分でも本当に驚いています。(30代女性 事務)
引用元:アンケート
年収400万円前後の私でも良い案件の求人票を紹介してくれた
企業ごとに専門のエージェントがいるので、信頼性の高い情報を提供してもらえる。エージェント一人一人の能力が高く、面談時の対応も丁寧で、スムーズに話を進めることができる。
比較的高給与水準の方向けの転職サービスというイメージがあり、敷居の高さを感じていたが、実際に行ってみると全くそんな感じはなく、年収400万円前後の私でも良い案件の求人票を紹介してくれた。(20代男性 研究職)
引用元:アンケート
このように、幅広い転職希望者からの求人提案力に関するポジティブな意見がみられました。
筆者も過去2回ほど利用したのですが、いずれともしっかりと経歴と希望をヒアリングしていただき、いくつかのキャリアパターンに合わせて求人をご紹介いただけた記憶があります。
良い評判・メリット③
アドバイザーのサポートが丁寧で抜群
3つ目のメリットは「アドバイザーのサポートが丁寧で抜群」というものです。
JACリクルートメントのアドバイザーは、転職希望者だけでなく企業側も一気通貫で対応しているので、企業側の内情を熟知しており「選考サポートによるアドバイスが的確」という特徴があります。
サポート体制やアドバイスなどは抜群でした
入社の希望などを細かく聞いてくれました。担当者一人ではなく、チームでいろいろな案件を送っていただき、質問等にもきちんと返答されて、信用できるかなと思います。
履歴書、職務経歴書に関しても、訂正箇所など教えてくれたり、面接時の対応などサポート体制やアドバイスなどは抜群でした。(40代男性 営業職)
引用元:アンケート
担当者のサポートが非常にきめ細やか
担当者のサポートが非常にきめ細やかで、電話・メールと臨機応変に対応頂き、採用条件についても、最大のものを引き出して頂いたと感謝している。
面接対策に関しても、転職先が必要としている人物像、想定される質問、他選考者の状況も含めて情報共有頂き、心配することなく面接に挑むことができた。
実際の採用決定後にも、研修に入るまでの間の準備事項、先方との調整を行っていただき、包括的にサポートをして頂いた。(30代男性 エンジニア)
引用元:アンケート
アドバイザーの質がとても高い
アドバイザーの質がとても高いです。特に面接対策のアドバイスが細くてオンラインでアドバイスをしてくださったのですが、一時間ほど事細かくしてもらえました。
また最終面接前には面接担当者の特徴などを一人一人についてしっかりと教えてもらえたので、それほど緊張することなく面接をすることができました。(40代女性 アドバイザー)
引用元:アンケート
英語版の職務経歴書の添削をしてくれた
日系だけでなく外資系の求人を提案してくれたところがよかった点です。また英語版の職務経歴書の添削をしてくれたところと、内定をもらうためのコツや面接対策のアドバイスなどをいただけた点もよかったです。(30代男性 営業職)
引用元:アンケート
このように、職務経歴書をブラッシュアップしてくれたり、面接に向けて対策を練ってくれたり、といったサポートを受けることができるので選考が有利に進みます。
このように質が高いサポートが可能な理由は、業界や職種ごとにチームが細かく分かれているからこその専門性と、両面型で企業側に求められるニーズを把握しているからこそです。
悪い口コミ評判・デメリット
JACリクルートメントは、魅力的な非公開求人とレベルの高いサポートに定評がある一方で、一部ネガティブな口コミもあったので、引用しつつ紹介していきます。
- 担当者の提案力・知識に大きな差がある
- 断りなく、採用企業に打診や応募をする
- メールの返信がない、遅い
- 担当者が対応してくれない、嘘をつかれた
悪い評判・デメリット①
担当者の提案力・知識に大きな差がある
デメリット一つ目は「担当者の提案力・知識に大きな差がある」というものです。
JACリクルートメントは国内でも800人以上のアドバイザーが在籍している大手規模の転職エージェントなので「能力が低い担当者がいた」というネガティブな口コミが散見されました。
エージェントの質が低い
他の人も言ってるがエージェントの質が低い。求人も他で扱っているものがほとんどなので他から同求人を探して応募したほうが選考通過確立が高い。おそらくここは他の企業より金額が高いんでしょうね。評価も☆一つさえもあげたくない。
引用元:Google
レベルが低いです。
確か肩書きはマネージャーの方だったかと思いますが、話が噛み合わず、言葉を選ばずにいってしまうと「頭が悪い」としか思えない担当者でした。人材紹介業というビジネス上、高度な知能が求められる仕事でないことは理解していますが、それにしてもレベルが低いです。
引用元:アンケート
リクルーターのレベルがまちまちでほとんどが頼りない
以前お世話になりましたが、担当別のリクルーターたらい回し。リクルーターのレベルがまちまちでほとんどが頼りない人です。幸運にいい人に当たることをお祈りします。
引用元:Google
会話がかみあっていなさすぎて怖くなりました
代理店としてのWEBアドバイザーとしてではなく、事業サイドへの転職をしたいと相談したのですが、ベンチャーのWEBコンサル案件を嬉しそうに紹介されました。経歴的に転職はしやすいと思いますが、会話がかみあっていなさすぎて怖くなりました。
引用元:アンケート
視野が狭いし担当者が人の話を聞いていない
前職と違う業界にしたいと言っているのに前職と同じ業界しか送ってこない。この時点で非常に視野が狭いし担当者が人の話を聞いていない。
引用元:Google
迷惑なので言わなくても理解していて欲しい
担当アドバイザーと初回面談をした翌日、勤務時間中に電話をかけてきました。直後にメールがありましたが、そもそもメールで済む用事なら、相手の時間を自己都合で一方的に奪おうとせずに、最初から言語化してメールで送るべきかと。普通に迷惑なので言わなくても理解していて欲しいです。
引用元:アンケート
このように「担当者の質の低さ」に関する口コミがみられるのは大手エージェントあるあるなのですが、ハイクラス特化型のJACリクルートメントにおいても例外ではないようです。
実際に、筆者も二度利用したことがありますが、一度目は担当者のレベルが頼りなかったので変更してもらい、それ以降は良い担当者と巡り会えています。
このようにメイン担当者の変更は可能なので、もし担当者の質が頼りないと感じた場合には、遠慮なく交換してもらいましょう。
悪い評判・デメリット②
断りなく、採用企業に打診や応募をする
デメリット2つ目は、担当アドバイザーが「断りなく、採用企業に打診や応募をする」というものです。
JACリクルートメントではアドバイザー一人ひとりが、転職希望者と企業側の両方を対応しているためか、話を通す順番を間違えてしまい、採用側に先に打診するケースがあるようです。
勝手に求人に応募された
勝手に求人に応募された。アドバイザーから電話があり求人紹介され、メールも来たがビジネスに疑問がある会社だったので、その紹介は「結構です」と断ったところ、応募され書類選考合格と連絡あり。アドバイザーは「結構です」が応募してよいのかと思いましたとか言い訳をしていたが抗議した。新人でもなくプリンシパルアドバイザーと肩書きがついたベテランだった。
引用元:Google
受けるとも言っていないのに、採用企業側に私の情報を伝えたようで
まだ選考を受けるとも言っていないのに、採用企業側に私の情報を伝えたようで「先方がぜひ一度面談を、と言っています」と連絡が来ました。私はもちろん興味がなかったので断りましたが、採用企業に言ってしまったためか、しぶとく粘ってきました。さすがに違和感があり、不信感を拭えません。
引用元:アンケート
実際のところ、転職希望者に断ることなく、採用企業側に打診をしてしまうことは、両面型の転職エージェントではよくあることです。なぜなら個人情報にならない範囲であれば、転職希望者の応募の意思がなくとも、共有して問題がないからです。
その結果、弊害として「あとで時期を見てから応募しよう」と思っていた企業であったとしても、話が通ってしまったことで、断りにくくなることがあります。
なにより「カジュアル面談でもぜひ、と先方が強く希望しています」と言われてしまうと、本当は興味がなかったとしても、申し訳なく拒否しにくいものです。
このように、自分本位で転職希望者の時間を奪い、断る罪悪感によるストレスを与えるような配慮に欠ける担当者は、付加価値マイナスなので変更しましょう。
悪い評判・デメリット③
メールの返信がない、遅い
ネガティブな口コミからわかるデメリット3つ目は「メールの返信がない、遅い」というものです。
アドバイザーは、企業側と求職者側をいくつも相手にしているために、一つひとつの連絡に対して返信をしてくれなかったり、遅かったりするケースがよくあります。
選考結果もまともに連絡してこない
最低最悪のエージェント。選考結果もまともに連絡してこない。メールで問い合わせをしても連絡が帰ってこない。別の転職エージェントをオススメします。きっと使ったところで不快な思いしかしない。
引用元:Google
とにかく対応が遅い。毎回催促してやっと連絡返ってくる
とにかく対応が遅い。毎回催促してやっと連絡返ってくる感じ。メールの文章ちゃんと読んでないのか、返信に回答がない。担当者のせいで面接受けられなかった。とにかく信用できない!転職機会が失われる危険性あり。ほんとっこの会社ヤバイ…。
引用元:Google
丁寧に返答しているのですが、いつも返信がきません
紹介求人を断るときは、希望と異なる理由を論理的に整理したうえでかなり丁寧に返答しているのですが、いつも返信がきません。次回以降の求人案内につなげていただきたいのですが、反応がないということは、単純にメールを見ていないのでしょうか。
引用元:アンケート
このように連絡が遅い、ないというケースは非常によくあります。
実際、労働集約型のビジネスである以上、どうしても「転職意向度が低く、経歴が浅く転職できなさそうな求職者」に時間を割くわけにはいきません。
やむを得ず「選択と集中」を行った結果、無視するという意思決定をしている可能性もあります。(気持ちはわからないでもないです。)
そのため、連絡が遅かったり返ってこなかったりした場合は、単純に優先度を下げられているだけの可能性があるので、担当を変更するか、別の転職エージェントを使うようにしましょう。
悪い評判・デメリット④
担当者が対応してくれない、嘘をつかれた
口コミからわかるデメリット4つ目は「担当者が対応してくれない、嘘をつく」というものです。
代理店のような調整業務では、構造上バレないので、営業が怠慢したり都合良く嘘をついたりすることはあるものですが、リクルーターにおいても例外ではありません。
給与交渉や条件交渉など全く行ってくれない
2年前に利用し案件紹介は豊富でしたが、転職エージェントが本来するべき給与交渉や条件交渉など全く行ってくれず、自分で直接企業とするはめになった。条件交渉などの際も直接企業と実施してくれと言われ驚いたのを覚えている。本来条件交渉をエージェントがやってくれるのに意味があるため、二度と利用しないと思う。
引用元:Google
応募させるために条件面等で嘘つくし都合悪くなったら返事すらなくなる
応募させるために条件面等で嘘つくし都合悪くなったら返事すらなくなる。エージェントですらないと思う。EC系プラットフォーム担当。程度の低い詐欺集団の末端みたい。故に全く信用できない
引用元:Google
案件クローズとか嘘付いたりして最悪
リクルーターの言う通りにしないと紹介してくれなくなります。案件クローズとか嘘付いたりして最悪です。二度と利用しません。
引用元:Google
このように、リクルーターの対応に関するネガティブな口コミは散見されました。また、一般論ですが、転職エージェントの中には、自分がミスをしたにも関わらず、自らの保身から、裏で転職希望者を悪者にしているような担当者もいるので注意が必要です。
もし、担当者に対して信頼できないと思った場合は、すぐに変更を依頼するか、別の転職エージェントを使うことをおすすめします。
担当者の質にばらつきがある理由
担当者の質にばらつきがある理由はシンプルに「人員の大幅増員で採用を強化しているが、研修がうまくいかず従来の質に追いついていない」ためです。
担当者の質がばらつく背景①
採用を大幅強化して組織拡大している
担当者の質にバラツキがある理由としては、大手規模の転職エージェントで835名(2021年)もいるからというのもありますが、それ以上に、採用を大幅強化して組織を拡大しているからです。
実際、20世紀までは終身雇用が当たり前で転職しても20代までがせいぜいでしたが、ここ20年でハイクラス人材の流動性が大きく上がり、業績が右肩上がり。
事業好調に伴って、新卒や中途を含めて多くの増員を行なった結果、ここ5年で2倍以上(2016年548名→2021年1,102名)に増員しています。
引用:JACリクルートメント決算説明資料(2022年2月24日)
上記のように、組織の急拡大に向けて、採用を大幅に強化した結果、担当者の質にバラツキが出てしまっている結果となっています。
ただ、もちろん採用と研修がうまくいっているのであれば、質を落とさずにスケールできるのですが、なかなかそうはうまくいきません。
担当者の質がばらつく背景②
新卒1年目が担当になることがある
JACリクルートメントでは、運が悪いと、転職経験どころか社会人経験すらまともにない新卒1年目が担当者になる可能性があります。(もちろん最初は経験豊富な上司が付いています)
実際、新卒ではアドバイザー職(企業と求職者を担当)が毎年50名ほど募集されているので、国内社員数が835人(2021年)ということを踏まえると毎年約6%ずつ新人が入ることになり、新卒3年以内で経験の浅い社員が15%前後(離職率次第)を占めることになります。
余談ですが、人材業界で1年目の年棒350万円は最低クラスの部類に入るので、高学歴でコミュニケーション能力が高い優秀な新卒は、大手でブランド力があり年収も450万円以上の競合他社(リクルートやパーソル、レバテック等)へ行き、そう優秀な方は残りません。(まあ当然ですよね)
補足|直近の新卒入社実績
コロナが流行り始めたことで転職市場が落ち着いていた2021年度では採用を控えたようですが、基本的には毎年50名ほどの新卒を採用していることがわかります。
2017年度:45名入社
2018年度:64名入社
2019年度:44名入社
2020年度:51名入社
2021年度:15名入社
引用元:マイナビ
補足|直近の新卒の採用大学
東京大学、京都大学、一橋大学、大阪大学、神戸大学、筑波大学、広島大学、大阪教育大学、横浜国立大学、熊本大学、静岡大学、愛媛大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、国際基督教大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、東京学芸大学、東京理科大学、東京外国語大学、明治学院大学、駒澤大学、日本大学、専修大学、南山大学、國學院大學、首都大学東京、順天堂大学、東京農工大学、同志社大学、関西大学、関西学院大学、立命館大学、甲南大学、関西外国語大学、京都産業大学、近畿大学、武蔵野大学、武蔵大学、神戸市外国語大学、お茶の水女子大学、東京女子大学、日本女子大学、聖心女子大学、フェリス女学院大学、奈良女子大学、白百合女子大学
引用元:マイナビ
採用大学は偏差値上位校がもちろん並べられていますが、マッチャー(就活生向けOB訪問サイト)を見るに、ボリュームゾーンとしては、偏差値55~60前後の中堅大学群(MARCH,関関同立あたり)が中心といった印象でした。
担当者の質がばらつく背景③
中途転職の応募条件が低すぎる
JACリクルートメントの中途採用の募集ページを見る限り、ハイクラス専門の転職エージェントにしては、応募条件が緩すぎる印象があります。
営業経験があれば誰でも応募することができ、6ヶ月という長い試用期間(一般的には3ヶ月です)を設けて解雇しやすくしていることからも、正直、社員のレベルが高いとは思えません。
このように採用ハードルが低い背景としては、一般認知度が低くて応募者が集まりにくいからかと思いますが、その結果として、従来JACリクルートメントが持っていた「質の高い提案・サポート力」が失われることがないように祈るばかりです。
補足
20代の転職希望者は若手が担当する
経験と実績のない1,2年目の社員(新卒及び第二新卒)は、各業界ごとに登録した20代の転職希望者を担当することになります。(30代相手はさすがに年齢差が浮き彫りになって難しいですからね)
もちろん初回面談では、経験豊富な『20代専門の面談担当者』がヒアリングの進行を担当してくれる(若手と2名体制)ので、経歴や条件理解にズレは起こりません。ただ、面談以降では若手担当者一人だけで対応することになるので注意が必要です。
実際、筆者が過去2度利用したうちの1度は20代だったのですが、初回面談を担当してくれた2名のうち、1名は経験豊富そうで円滑に会話ができていたものの、もう1名はほとんど喋りませんでした。(ちなみに喋らないほうがメイン担当者となってしまい、メールのやり取りで不満を感じたので、担当変更(上司)を依頼したものです。)
結論|こんな人におすすめ
ここまでの口コミ評判からわかった、JACリクルートメントのメリットとデメリットを再掲すると、以下のようになります。
- 紹介求人の質が高い
- 経歴と希望を汲んだ求人提案力が高い
- アドバイザーのサポートが丁寧で抜群
- 担当者の提案力・知識に大きな差がある
- 断りなく、採用企業に打診や応募をする
- メールの返信がない、遅い
- 担当者が対応してくれない、嘘をつく
ここまで紹介してきた特徴をまとめると、JACリクルートメントは、年収800万円以上のハイクラス層にとって、非公開求人の質、手厚いサポートという2点において高評価にあることがわかりました。
↓に該当する方であればぜひ利用しましょう。
- 年収800万円以上の高年収帯求人を見たい方
- 両面型アドバイザーの質の高いサポートを受けたい方
利用は無料なので、気軽に相談しましょう。
公式サイト
http://www.jac-recruitment.jp/
とはいえ、より良い求人を見つけるためには転職サービスは複数併用すべきです。
そのため、JACリクルートメントだけでなく、次で紹介するような転職エージェントもチェックしていきましょう。
ハイクラス転職サービス一覧
転職エージェントにも得意不得意があるので、保有求人や取引実績によって、あなたが志望する業種・役職に強いかどうかで使い分けられると理想です。いくつか併用して提案求人やサポートの質を比較していきましょう。
志望業種・役職で選ぶ転職エージェントおすすめ | |
スカウトサイト | |
外資系/グローバル | |
M&A/ファイナンス | |
IT/WEB/AIエンジニア | |
役員/エグゼクティブ | |
20代前半/第二新卒 |
迷ったら大手の「JACリクルートメント」や「リクルートエージェント」に登録しましょう。各業種ごとにいくつもの専門チームが分かれているので、あなたの経歴をもとに転職全般のサポートと非公開求人の紹介をおこなってくれます。
現時点で年収600万円以下なら
高年収に特化した転職エージェントだと、経歴によっては「紹介できる求人がない」と断られる可能性があります。そのため、幅広い年収層の求人を保有している大手転職エージェント(リクルートエージェントやワークポートなど)を使うようにしましょう。
スカウト型のハイクラス転職サイト
ハイクラス層の転職では、ヘッドハンティング型サイトにも登録して、いつでも”企業から”スカウトが届く状態にしておきましょう。余談ですが”求人数”は気にしなくて構いません(中小規模エージェントが社名非公開で大量に傘増ししているので)。
順位 | スカウト型転職サイト | 評価 | 基本 | 個別解説 | ||
総合評価 | 取引企業数 | 企業ブロック | Pマーク | |||
1位 | ビズリーチ | ★★★★☆ 4.1/5.0 |
1.7万社 | あり | あり | |
2位 | リクルートダイレクトスカウト | ★★★☆☆ 3.9/5.0 |
非公開 | あり (10社まで) |
あり | |
3位 | doda X | ★★★☆☆ 3.7/5.0 |
非公開 | あり | あり | |
4位 | ミドルの転職 | ★★★☆☆ 3.6/5.0 |
非公開 | あり | あり |
迷ったら、ビズリーチに登録しておけば十分です。企業ブロック機能があるのでバレにくく、人気のヘッドハンターを選ぶこともできるのでおすすめです。
外資系/グローバルに強い転職エージェント
外資転職に強い転職エージェントは下記の通りです。近年のDXバブルによって外資系企業(特にITコンサルティング)は採用拡大しているので年収を比較的上げやすい分野です。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | 必要年収 | コメント |
1位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 4.11/5.0 |
600万円 以上 |
外資転職の高年収求人に強い 専門性の高いコンサル複数人が求人提案 |
2位 | ランスタッド | ★★★★☆ 4.04/5.0 |
800万円 以上 |
世界最大規模の外資系エージェント 外資系”IT企業”のハイクラス求人に強い |
3位 | エンワールド | ★★★★☆ 4.09/5.0 |
600万円 以上 |
東京近郊の外資特化(年収800~2,000万円) 職業紹介優良事業者の認定あり |
外資系企業となると、英文レジュメが必要であったり、面接がやや風変わりだったりと、特別な選考対策が必要になるので、専門性の高いエージェントを活用して有利に進めましょう。
JACリクルートメントはハイクラス全般に強く、外資系求人が豊富にあります。ランスタッドとエンワールドはそもそもが”外資系専門”なので高いノウハウに期待できるでしょう。
M&A/ファイナンス業界に強い転職エージェント
M&A、ファイナンス業界の転職に強い転職エージェントは下記の通りです。経営戦略やファイナンスといった上流職務の転職は、専門的なエージェントを使いましょう。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | コメント | 詳細 |
1位 | ヤマトヒューマンキャピタル | ★★★★☆ 4.12/5.0 |
M&A業界の転職支援数No.1 経営×ファイナンス領域の支援に強い |
|
2位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 4.06/5.0 |
ハイクラス転職全般に強い 専門性の高いコンサル複数人が求人提案 |
|
3位 | ムービン | ★★★★☆ 4.03/5.0 |
コンサル業界の転職支援数No.1 経営、金融アドバイザーを目指すなら |
経営戦略やファイナンスに特化した職種であれば、YHC(ヤマトヒューマンキャピタル)は外せません。また、M&A仲介や戦略コンサルであればムービンがおすすめです。
もし現時点で、転職先の職種や業態を決めておらず、幅広くキャリアを検討したければ、全体をカバーしているJACリクルートメントに相談してみましょう。
IT/WEB/AIエンジニアに強い転職エージェント
IT/WEBエンジニアのハイクラス求人に強い転職エージェントを紹介します。近年では、IT人材の需要拡大に伴って転職しやすく、給与も上がりやすい傾向にあります。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | 必要年収 | コメント |
1位 | レバテックキャリア | ★★★★☆ 4.06/5.0 |
600万円 以上 |
エンジニア専門の転職サービス 保有求人の70%が年収600万円以上 |
2位 | ランスタッド | ★★★★☆ 4.04/5.0 |
800万円 以上 |
世界最大規模の外資系エージェント 外資系”IT企業”のハイクラス求人に強い |
3位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 4.02/5.0 |
600万円 以上 |
ハイクラス転職全般に強い 専門性の高いコンサル複数人が求人提案 |
業界出身のアドバイザーが、専門性の高いサポートをしていることで定評のあるエージェントを抜粋しました。
- スペシャリストとして専門性を高める
- 経営側(CTO、開発部長)
- 事業側(PM、事業責任者)
上記のように「どのようにキャリアを積み上げていくべきか」といった方向性に悩むことが多いので、幅広い支援実績のある経験豊富なアドバイザーに相談するようにしましょう。
管理職/エグゼクティブに強い転職エージェント
ここでは企業の管理職、あるいは上級管理職(執行役員、CXO)であるエグゼクティブに強い転職エージェントを紹介していきます。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | 必要年収 | コメント |
1位 | JACエグゼクティブ | ★★★★☆ 4.11/5.0 |
800万円 以上 |
スタートアップ、ベンチャー、大手企業 と豊富に案件を取り揃えている |
2位 | リクルートエグゼクティブ | ★★★★☆ 4.09/5.0 |
600万円 以上 |
取引企業数No.1の圧倒的求人数 グループ選りすぐりのアドバイザー力 |
3位 | dodaエグゼクティブ | ★★★☆☆ 4.01/5.0 |
600万円 以上 |
高年収帯の公開求人数No.1 実績豊富なアドバイザーが多数在籍 |
基本的に、管理職やエグゼクティブの求人案件はコンフィデンシャルなものが多く、非公開求人として一部のエージェントに人材紹介を依頼するケースが多いです。
そのため、各社ごとにそれぞれ違った求人を持っているので、いくつか登録して定期的に案内をもらうことをおすすめします。
20代前半/第二新卒からハイクラスを目指すなら
ここでは20代前半(第二新卒)のうちからハイクラスを目指している方におすすめの転職サービスを紹介していきます。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | コメント |
1位 | ビズリーチ | ★★★★☆ 4.11/5.0 |
大手スカウトサイト 20代から第二新卒向け求人も多い |
2位 | Assign | ★★★★☆ 4.04/5.0 |
キャリア診断・価値観診断あり AIが最適な職種や業界を教えてくれる |
3位 | AMBI(アンビ) | ★★★★☆ 4.01/5.0 |
大手エングループ運営! 求人数最多の20代若手向け転職サイト |
いずれも、20代からハイクラスを目指せる転職サイトです。それぞれ強みとしているところが異なっているので、利用してみてください。
特に、2位のAssignは、独自のキャリア診断があり、あなたの価値観をもとに年収を伸ばしやすい職種や業界、具体的な企業名を教えてくれるのが魅力です。
そのため、新卒で入社して数年経ち「このまま今の会社にいて良いのだろうか」と葛藤を抱えている第二新卒の方にもおすすめできます。
よくある質問・転職ノウハウ
最後に、よくある質問と転職ノウハウをFAQ形式で整理しました。少しでもお役に立てれば幸いです。
- 転職エージェントはなぜ無料?
- 転職エージェントのメリットは?
- 企業が転職エージェントを利用するメリット
- 転職エージェントの仕組みは?
- 転職エージェントは複数利用すべき?
- 転職エージェントは何社利用すべき?
- 転職エージェントに登録したら会社にバレる?
- 転職エージェント利用の流れ
- 転職エージェント活用ポイント
Q. 転職エージェントはなぜ無料?
職業安定法によって「求職者から手数料や報酬を受けてはならない」と定められているからです。
(手数料)
第三十二条の三 第三十条第一項の許可を受けた者(以下「有料職業紹介事業者」という。)は、次に掲げる場合を除き、職業紹介に関し、いかなる名義でも、実費その他の手数料又は報酬を受けてはならない。
一 職業紹介に通常必要となる経費等を勘案して厚生労働省令で定める種類及び額の手数料を徴収する場合
二 あらかじめ厚生労働大臣に届け出た手数料表(手数料の種類、額その他手数料に関する事項を定めた表をいう。)に基づき手数料を徴収する場合
○2 有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。ただし、手数料を求職者から徴収することが当該求職者の利益のために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、同項各号に掲げる場合に限り、手数料を徴収することができる。
引用元:職業安定法32条の3第2項
上記のように、一部の例外を除いて、有料職業紹介事業者(転職エージェント)は、求職者(仕事を探している人)から、手数料を受け取ってはいけない決まりがあります。
Q. 転職エージェントの仕組みは?
採用された場、採用企業から報酬を受け取る仕組みです。その金額は『想定年収の2~3割ほど』にあたり、年収500万円で転職させると100~150万円が支払われることになります。
一見、高い金額に見えるものの、転職エージェントが候補者を集めて提案までしてくれるため、「より募集要項に合った人材を工数をかけずに採用できる」という利点から、積極的に人材募集している企業であれば必ず利用しています。
そのため、転職エージェントにとっては、最優先されるべき取引相手は採用企業なので、信用しすぎないように注意してください。
Q. 転職エージェントを使うメリットは?
転職エージェントのメリットを一言で言うと「転職の成功確率があがること」で、具体的には下記2点です。
①好条件な求人を紹介してもらえる
一般的に、転職エージェントの方が、求人サイトよりも求人数が多いです。さらに転職エージェントの場合、一般には公開されていない「非公開求人(好条件なことが多い)」まで取り扱っているので、条件が良い傾向にあります。
②転職のプロからサポートを受けられる
転職エージェントであれば、キャリアアドバイザーから、以下の転職サポートを受けられます。
- キャリア相談
- 希望条件に沿った求人提案
- 選考対策(書類添削、面接練習)
- 受けた選考のフィードバック
- 年収交渉
上記のサポートを受けることができて、さらに求人の数も質も多いので、利用するだけで転職活動そのものが有利になるというのが圧倒的メリットです。
Q. 企業が転職エージェントを利用するメリット
より募集要項に合った人材を、工数をかけずに採用できることです。採用しない限り費用が発生しないので、リスクがありません。
- 無名企業でも応募が集まる
- 採用しない限り費用が発生しない
- 転職エージェントが募集管理してくれる
このように、面接以外の採用業務を転職エージェントに外注する形なので時間を取られにくく、採用しない限り費用が発生しないので経済合理性に適っています。
一方で求人サイトの場合、掲載課金なので効果が読みにくく、求人や応募者の管理も自前でやらなくてはいけないので、一度に大量採用する場合以外は使いにくいというのが本音です。
Q. 転職エージェントは複数利用すべき?
はい。複数利用すべきです。
転職エージェントによって保有求人や対応の質が全く異なるので、比較するため、かつより多くの非公開求人を集めるためにも複数利用をお勧めしています。
Q. 転職エージェントは何社利用すべき?
3社利用することをおすすめします。
実際に、転職エージェント利用者向けのアンケート調査でも、利用社数に応じて、転職活動における満足度が大きく変わるという結果となりました。
利用社数 | 満足/成功 | 普通 | 不満/後悔 |
1社のみ | 66.5% (低い) |
24.5% (-) |
8.9% (高い) |
2社 | 70.5% (普通) |
22.2% (-) |
7.3% (普通) |
3社 | 74.3% (高い) |
20.6% (-) |
5.1% (低い) |
4社 | 75.0% (高い) |
20.5% (-) |
4.5% (低い) |
5社以上 | 74.0% (高い) |
22.0% (-) |
4.1% (低い) |
このように、1社のみを利用した場合に比べて、3社以上を利用することで、「満足した割合が10pt近く高くなる」「転職に不満を持っている割合が半分になる」といった差が出ています。
- 1社だと、成功確率が低く、失敗確率が高い
- 3社までは成功確率が上がり失敗確率も下がる
- 4社以上利用しても3社とそう大きな差がない
Q. 登録したら今の会社にバレる?
転職エージェントに登録をしても、転職活動中であることが、今の会社にバレることはまずありません。理由は以下の通りです。
- 企業側は応募前情報を見れないため
応募前に求職者情報を見れるのはエージェントのみ。本人の同意なく、企業側に情報開示されることはない - エージェントが情報管理を徹底しているため
情報漏洩は、人材紹介会社にとって信用リスクが大きい。各アドバイザーにとっても、漏洩のデメリット(懲戒処分)があるので細心の注意が払われる。
特に転職エージェント側の管理不足によって個人情報が漏洩した場合、有料職業紹介事業の許可を取り消されるリスクすらあるので最大限注意されています。
Q. 転職エージェント利用の流れ
基本的にどの転職エージェントも上記の手順を踏んでいくことになりますが、特に重要なのがStep2の初回面談です。今後紹介していく求人の内容をすり合わせる場になので、希望条件や譲れない条件などは事前に整理してしっかりと伝えるようにしましょう。
また、面談は一度限りではなく、必要に応じて随時頼むこともできるので、書類添削や面接対策などをしてほしければ積極的に依頼するようにしてください。
Q. 転職エージェント活用ポイント
転職エージェントを利用する流れの中で、効果的に活用するためのポイントを整理すると、以下のようになります。
- 応募フォームから登録・申し込み
・転職エージェントは複数登録する
・事前に転職活動用のメールアドレスを作る - 担当アドバイザーと面談
・事前に経歴と希望条件を整理しておく
・経歴を盛るとしても嘘にならない程度に
・担当者と合わなければ担当変更を依頼する
・その後、担当者にはこまめに返信する - 選考対策(書類添削、面接練習)
・自分から依頼する
・面接の想定質問を事前に聞いておく
・フィードバックが少ない担当は変更する - 求人紹介、応募
・応募時の推薦文を必ず確認する
・応募企業の業界内での立ち位置を聞く
・むやみやたらに求人へ応募しない
・その企業の退職者から一次情報を集める - 面接、選考フィードバック
・その企業でされやすい質問を聞く
・その企業に聞くべき逆質問を聞く
・選考で見送りになったら対策を依頼する - 内定、入社前後の最終調整
・妥協しない
・言いなりにならず自分で決める
求人件数が多く、サポートや個別提案力の評判が良いのでお勧めできる。
組織の急拡大に伴い担当に当たり外れがで始めたので、他エージェント(リクルートエージェント、ランスタッド)と併用した方が安心