転職ドラフトは一般的な転職サイトと異なり、年収付きでオファーがくる逆求人型のサービスで「自分の市場価値の目安がわかる」点が魅力です。
このページでは、他の転職サービスと比較しながら、メリットデメリットを網羅的に解説。最後まで読めば、使うべきか否かを判断できます。
転職ドラフトの特徴まとめ
転職ドラフトは、ITエンジニアを対象に、転職ドラフトの審査基準で選ばれた100~200社ほどの企業から、年収確約付きでオファーがくる逆求人型転職サービスです。
ドラフトに参加するエンジニアは、現収入を企業に伝える必要がなく、純粋にエンジニアとしての高いスキルがあれば、好条件な指名を受けることができるのが大きな魅力です。
また、利用者は自分だけでなく他のエンジニアの入札結果を見ることもできるので、各社が誰を・いくらで指名したかというリアルな相場がわかるメリットもあります。
- 企業から年収確約オファーがくる
- エンジニアとしての市場価値を知ることができる
最初に運営の審査を通過しなければなりませんが、企業からの指名で自身の市場価値を知ることができて、年収アップが実現できるので、ぜひ登録してみましょう。
転職ドラフトの基本情報 | |
タイプ | スカウトサイト |
対象 | エンジニア専門 |
対象地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社リブセンス(企業HP) |
Pマーク | なし |
公式サイト | https://job-draft.jp/ |
次章からは、利用者の口コミを分析してわかった、転職ドラフトの良い評判と悪い評判を詳しく解説していきます。
口コミからわかる良い悪い評判を検証
幅広い年代、地域のエンジニア500人を対象に実施した調査から、転職ドラフトの特徴を整理すると、以下のようになりました。
- エンジニアとしての実力を正当に評価してもらえる
- 他者の入札結果や自分の市場価値がわかる
- 指名の段階でリアルな年収と仕事内容を確認できる
それでは、個別に解説していきます。
良い評判・メリット①
エンジニアとしての実力を正当に評価してもらえる
転職ドラフトを利用する大きなメリットとして、エンジニアとしての実力を正当に評価してもらいやすい、という点が挙げられます。
例えば通常の転職活動では、転職後の年収は前職の年収を目安とされるのが一般的。
たとえエンジニアとして高い技術や豊富な経験があったとしても、企業側の業績や不当な評価などの理由によって実力に見合わない低い年収である場合は、たとえ転職しても年収アップが難しいということもあるのです。
一方、転職ドラフトでは、サービスの利用時に現年収を企業に伝える必要はなく、エンジニアとしての純粋な実力を正当に評価され、指名における年収や仕事内容が決定されます。
転職によってキャリアアップや年収アップを目指すエンジニアの方には、この点は非常に大きな魅力と言えるでしょう。
さらに同サービスでは、企業からの提示年収の90%を下回る年収での内定は禁じられていますので、指名での年収が実際の内定と大きく異なる心配もありません。
エンジニアとしてスキルや経験に自信がある方は、ぜひドラフトに参加してみてください。
良い評判・メリット②
他者の入札結果や自分の市場価値がわかる
転職ドラフトでは、他の登録者の入札結果を閲覧したり、企業からの指名をもらったりすることにより、自身の市場価値を確認できる、というメリットもあります。
どういった企業が「誰を、いくらで指名したか」という他人の入札結果を見ることができ、かつ利用者それぞれのスキルや年齢、携わってきたプロジェクト内容などの詳細なスペックも確認可能です。
この機能により、どういった人が業界企業に評価されるのか・評価されないのかというリアルな相場を体感できます。
さらに、エンジニアとしての実力やスキルレベルによって正当に評価されるシステムであることから、企業からの指名をもらうことができれば、それを参考に自分の市場価値を確認することも可能。
利用者の中にも「企業からの指名によって自分の市場価値を知ることができた」という声や「自身のスキルの可視化のために同社サービスを利用したい」といった声が多数見られました。
転職ドラフトをきっかけに、スキルの棚卸しをしてレジュメを充実させたり、自分の価値を客観視したりすることで、エンジニアとしての今後の成長やキャリアプランの見直しなどのきっかけにもなるでしょう。
良い評判・メリット③
指名の段階でリアルな年収と仕事内容を確認できる
多くの転職活動では、転職後の年収や具体的な業務内容などは、最終面接や内定段階になるまで提示されない場合が多いもの。
転職ドラフトでは、企業から最初の指名をもらう段階でリアルな年収と仕事内容を知ることができます。
こういった情報を早い段階で把握することができるので、転職活動中の希望条件と内定後のミスマッチが起こりにくくなり、かつその案件の選考に進むかどうかも早期に判断できます。
なお、指名内容について、その企業自体に興味はあっても内容的に不満や気になる点がある場合は「再提示リクエスト」を求めることも可能です。
ドラフト開催会ごとに上限7回まで再提示を求められますので、年収金額や配属先の部署、業務内容など気になる点があれば相手に希望を伝えてみましょう。
※リクエストによって内容が再提示されるかは、企業側の選択になります。予めご注意ください。
悪い評判・デメリット①
経験やスキルが浅いと運営の審査に通らないケースもある
転職ドラフトのサービスを利用するには、まず会員登録時に「年収評価シート(レジュメ)」を入力し、運営の審査を通らなければなりません。
このシートは、自身が過去に携わったプロジェクトや実務で使用した言語スキル、チームでの役割、課題解決能力など、エンジニアとしての自分の価値や経験を詳細に記入します。
そのため、実務未経験者など、スキルや経験不足で書ける内容が乏しい場合は、審査に落ちてしまうこともあるようです。中にはこのレジュメ作成の大変さを前にして、転職ドラフトの利用を挫折してしまったという方も。
ですが、この審査はサイトのシステムによって機械的に行われるのではなく、運営チームスタッフが参加の可否を判断しています。
たとえ経験が浅くスキルもそこまで高くない方でも、レジュメをしっかり充実させれば利用者の熱意や魅力が伝わり、審査に通る可能性もグッと高まります。
まずは自分のエンジニアとしての情報をしっかり掘り下げ、シートを充実させるところから始めましょう。
悪い評判・デメリット②
レジュメの入力に手間がかかる
転職ドラフトのサービス利用に必須のレジュメですが、このレジュメの作成に手間がかかって大変、という口コミも見られます。
運営の審査を通り、企業からの指名を受けるためにも、レジュメの内容はしっかり充実させたいところ。
ですが、人によっては運営の審査に通らず諦めてしまったり、入力するスキルや経験が少ないために、サービスの利用自体を断念したり、という声も見られました。
公式サイトにはレジュメ作成のコツがまとめられた記事も掲載されていますので、入力に悩む方はこちらも参考にしてみてください。
なお審査に落ちてしまっても、再審査を受けることが可能です。運営からは審査結果と共にフィードバックがもらえますので、そのアドバイスをもとに内容を修正して、まずは審査通過を目指しましょう。
悪い評判・デメリット③
経歴や希望条件によっては「指名ゼロ」の可能性も
転職ドラフトは企業から指名されるドラフト形式を採用しているため、そもそも指名が入らなかったり、希望通りの年収や仕事内容が提示されなかったりするなどのデメリットもあります。
利用者からは、入力する経歴やスキルが不足しているため、思うような結果が得られないといった不満の声も見られました。
ドラフトという性質上、指名ゼロの場合はレジュメ内容が企業の求める情報とマッチングしていなかったり、ドラフト時には希望のポジションが募集されていなかったり、というような理由が考えられます。
なかなかドラフトで指名がもらえない場合は、「自己推薦」という方法で企業にアプローチすることも可能です。
これは、利用者が興味のある企業に対し、受け身ではなく「自分ならあなたの抱える課題をこう解決できます」という能動的な意欲を示して、自らを推薦するサービス。
転職ドラフトと同じく、現年収を明かさず企業に年収提示してもらうことも可能ですので、実力で評価してもらえるのは自己推薦でも同じことです。
企業からの指名をもらうドラフト、利用者から興味のある企業にアプローチする自己推薦、それぞれの特性を上手く活用して、希望の転職を成功させましょう。
結論|こんな人におすすめ
ここまでで解説した転職ドラフトの良い評判と悪い評判を再掲すると、以下のようになります。
- エンジニアとしての実力を正当に評価してもらえる
- 他者の入札結果や自分の市場価値がわかる
- 指名の段階でリアルな年収と仕事内容を確認できる
- 経験やスキルが浅いと運営の審査に通らないケースもある
- レジュメの入力に手間がかかる
- 経歴や希望条件によっては「指名ゼロ」の可能性も
転職ドラフトは、ITエンジニアに特化した、ドラフト型の転職支援サービスです。
経験不足で審査に通らない、指名ゼロの可能性があるなどのネガティブな口コミはあるものの、自分の市場価値がわかったり、エンジニアとして正当にスキルを評価してもらえたりするなどのメリットもあるので、登録して損はないサービスだと言えるでしょう。
上記を踏まえると、転職ドラフトは以下に当てはまる方に特におすすめできます。
- ITエンジニアの職種で転職を希望している方
- 自分のスキルやキャリアに自信のある方
- エンジニアとしての自分の市場価値を見定めたい方
利用は無料なので、気軽に相談してみましょう。
公式サイト
https://job-draft.jp/
とはいえ、より良い求人を見つけるためには複数併用すべきです。
そのため、転職ドラフトだけでなく、次で紹介するような転職エージェントもチェックしていきましょう。
他のおすすめ転職エージェント
ここでは他に登録したい転職エージェントを紹介していきます。1社に絞らず、複数サービスを利用することで、応募できる求人の幅を広げるようにしてください。
- 総求人数
- 利用満足度調査(詳細)
- 実際に利用した体験談
まずは比較表から見ていきましょう!
順位 | 名称 | 総合評価 | 掲載求人数 | コメント | 公式サイト |
1位 | リクルートエージェント |
★★★★☆ 4.4/5.0 |
約38万件 全国 |
短期間で転職をしたいなら登録必須 取引企業数が多く、新着求人がほぼ毎日届く |
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2位 | ワークポート | ★★★★☆ 4.3/5.0 |
約10万件 全国対応 |
営業職やIT系の未経験向け求人が多い 20代前半〜中盤でキャリアに悩む方におすすめ |
|
3位 | dodaエージェント | ★★★★☆ 4.1/5.0 |
約28万件 全国対応 |
地方や職種などバランスの良い求人がある スカウトの届く求人サイトとしての運用が可能 |
|
4位 | マイナビエージェント | ★★★☆☆ 3.9/5.0 |
約7万件 都心部のみ |
新卒ナビサイト最大手の企業提携数が魅力 若手で幅広い業界を見たいならおすすめ |
|
5位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 3.9/5.0 |
約1.2万件 全国 |
外資やITベンチャー等幅広く案件を保有 年収800万円以上での転職なら利用したい |
転職エージェントは最初から一つに絞る必要はありません。良い求人を見逃しにくくなるように、2~3社は登録しておきましょう。もしどこに登録しようと迷ったら上位2社(リクルートエージェント、ワークポート)から利用して良かったところに絞ることをお勧めします。
リクルートエージェントは、人材業界No.1の求人数と実績を誇る転職エージェントです。求人数は常時30万件以上と、さまざまな地域・業界・職種の求人を網羅しています。 実際のところ、大手企業や人気企業となると、リクルートを使っていない企業のほうが珍しいと思うので、新着求人にいち早く応募するためにとりあえず登録しておくことをおすすめします。 ただ、基本的には一度の面談のみで、最低限のフォローのみです。システムが自動で求人紹介してくるだけなので、個別支援には期待できません。求人数が多いサイトに登録するような感覚での利用をおすすめします。 ワークポートは、全国トップクラスの求人数を持つ転職エージェントです。IT業界やゲーム業界、営業職の案件が多いですね。急拡大している組織だからか、他転職エージェントと比べると若い担当者が多く、レベルに差があるように感じるかもしれません。 ただ、第二新卒から20代までの方を対象に、根気強いサポートをしているので「就職したけどこのままでいいのだろうか」と悩んでいる方は一度、求人だけでも見てみると良いでしょう。 dodaエージェントは、業界トップクラスの求人数を持つ「doda(求人サイト)」で利用することができる転職支援サービスです。TVCMも配信していて非常に勢いがある一社ですね。 担当者の評価はややネガティブなものが多いですが、厚生労働省から「優良事業者認定」を受けています。利用すると、好条件な傾向が高い「非公開求人」を紹介してくれるようになるので、ぜひ利用しましょう。 【公式】https://doda.jp/ マイナビエージェントは、新卒大手のマイナビが運営する20代30代といった若手〜ミドル層向けの転職エージェントです。 若年層向けに丁寧なサポートを行なっていることが特徴で、厚生労働省から「職業紹介優良事業者」の認可を受けています。 他エージェントと違って、各分野別(医療、介護、保育)でも認定されているので、会社全体として優れたサポートをしていることがわかりますね。業界や職種ごとに部門が分かれており専門性が高いので、一度相談してみることをおすすめします。 ただ、やや若手向けなので、年収800万円越えの求人を探すのであれば、JACリクルートメントやビズリーチといった高年収専門サービスと併用してください。 type転職エージェントは、一都三県の案件を中心に取り扱う中堅どころの転職エージェント。求人件数は最大手ほどではありませんが、利用者一人ひとりにじっくりと手厚いサポートをしているため『利用者満足度87%』と高いことが特徴です。 在籍するキャリアアドバイザーは得意領域ごとに分かれており、利用者の経歴や希望職種、適性に合った選考対策(書類添削や面接対策)を受けることができるので、ぜひ相談してみてください。1位.リクルートエージェント
リクルートエージェントの基本情報
タイプ
エージェント
得意
総合(全業界、全職種)
対象地域
全国+海外(WEB面談実施中)
求人件数
595,014件(うち非公開求人は231,950件)
運営会社
株式会社リクルート
認可番号等
有料職業紹介:13-ユ-313011
Pマーク:17000021(09)
公式サイト
https://www.r-agent.com/
2位.ワークポート
ワークポートの基本情報
タイプ
エージェント
得意
IT系、営業職
対象地域
全国(WEB面談実施中)
求人件数
87,778件(非公開求人は不明)
運営会社
株式会社ワークポート
認可番号等
有料職業紹介:13-ユ-040590
Pマーク:21000352(08)
公式サイト
https://workport.co.jp
3位.dodaエージェント
dodaエージェントの基本情報
タイプ
サイト+エージェント
対象地域
全国+海外(WEB面談実施中)
求人件数
264,158件(うち非公開求人は39,709件)
運営会社
パーソルキャリア株式会社
認可番号等
Pマーク:10860051(10)
有料職業紹介:13-ユ-304785
職業紹介優良事業者:第2304002(01)
公式サイト
https://doda.jp/
4位 マイナビエージェント
マイナビエージェントの基本情報
タイプ
エージェント
対象地域
首都圏、大阪、福岡、名古屋(WEB可)
求人件数
68,009件(うち非公開求人は18,976件)
運営会社
株式会社マイナビ
認可番号等
Pマーク:10821880(09)
有料職業紹介:13-ユ-080554
職業紹介優良事業者:2102006(03)
公式サイト
https://mynavi-agent.jp
5位 type転職エージェント
よくある質問・転職ノウハウ
最後に、よくある質問と転職ノウハウをFAQ形式で整理しました。少しでもお役に立てれば幸いです。
- 転職エージェントはなぜ無料?
- 転職エージェントのメリットは?
- 企業が転職エージェントを利用するメリット
- 転職エージェントの仕組みは?
- 転職エージェントは複数利用すべき?
- 転職エージェントは何社利用すべき?
- 転職エージェントに登録したら会社にバレる?
- 転職エージェント利用の流れ
- 転職エージェント活用ポイント
Q. 転職エージェントはなぜ無料?
職業安定法によって「求職者から手数料や報酬を受けてはならない」と定められているからです。
(手数料)
第三十二条の三 第三十条第一項の許可を受けた者(以下「有料職業紹介事業者」という。)は、次に掲げる場合を除き、職業紹介に関し、いかなる名義でも、実費その他の手数料又は報酬を受けてはならない。
一 職業紹介に通常必要となる経費等を勘案して厚生労働省令で定める種類及び額の手数料を徴収する場合
二 あらかじめ厚生労働大臣に届け出た手数料表(手数料の種類、額その他手数料に関する事項を定めた表をいう。)に基づき手数料を徴収する場合
○2 有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。ただし、手数料を求職者から徴収することが当該求職者の利益のために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、同項各号に掲げる場合に限り、手数料を徴収することができる。
引用元:職業安定法32条の3第2項
上記のように、一部の例外を除いて、有料職業紹介事業者(転職エージェント)は、求職者(仕事を探している人)から、手数料を受け取ってはいけない決まりがあります。
Q. 転職エージェントの仕組みは?
採用された場、採用企業から報酬を受け取る仕組みです。その金額は『想定年収の2~3割ほど』にあたり、年収500万円で転職させると100~150万円が支払われることになります。
一見、高い金額に見えるものの、転職エージェントが候補者を集めて提案までしてくれるため、「より募集要項に合った人材を工数をかけずに採用できる」という利点から、積極的に人材募集している企業であれば必ず利用しています。
そのため、転職エージェントにとっては、最優先されるべき取引相手は採用企業なので、信用しすぎないように注意してください。
Q. 転職エージェントを使うメリットは?
転職エージェントのメリットを一言で言うと「転職の成功確率があがること」で、具体的には下記2点です。
①好条件な求人を紹介してもらえる
一般的に、転職エージェントの方が、求人サイトよりも求人数が多いです。さらに転職エージェントの場合、一般には公開されていない「非公開求人(好条件なことが多い)」まで取り扱っているので、条件が良い傾向にあります。
②転職のプロからサポートを受けられる
転職エージェントであれば、キャリアアドバイザーから、以下の転職サポートを受けられます。
- キャリア相談
- 希望条件に沿った求人提案
- 選考対策(書類添削、面接練習)
- 受けた選考のフィードバック
- 年収交渉
上記のサポートを受けることができて、さらに求人の数も質も多いので、利用するだけで転職活動そのものが有利になるというのが圧倒的メリットです。
Q. 企業が転職エージェントを利用するメリット
より募集要項に合った人材を、工数をかけずに採用できることです。採用しない限り費用が発生しないので、リスクがありません。
- 無名企業でも応募が集まる
- 採用しない限り費用が発生しない
- 転職エージェントが募集管理してくれる
このように、面接以外の採用業務を転職エージェントに外注する形なので時間を取られにくく、採用しない限り費用が発生しないので経済合理性に適っています。
一方で求人サイトの場合、掲載課金なので効果が読みにくく、求人や応募者の管理も自前でやらなくてはいけないので、一度に大量採用する場合以外は使いにくいというのが本音です。
Q. 転職エージェントは複数利用すべき?
はい。複数利用すべきです。
転職エージェントによって保有求人や対応の質が全く異なるので、比較するため、かつより多くの非公開求人を集めるためにも複数利用をお勧めしています。
Q. 転職エージェントは何社利用すべき?
3社利用することをおすすめします。
実際に、転職エージェント利用者向けのアンケート調査でも、利用社数に応じて、転職活動における満足度が大きく変わるという結果となりました。
利用社数 | 満足/成功 | 普通 | 不満/後悔 |
1社のみ | 66.5% (低い) |
24.5% (-) |
8.9% (高い) |
2社 | 70.5% (普通) |
22.2% (-) |
7.3% (普通) |
3社 | 74.3% (高い) |
20.6% (-) |
5.1% (低い) |
4社 | 75.0% (高い) |
20.5% (-) |
4.5% (低い) |
5社以上 | 74.0% (高い) |
22.0% (-) |
4.1% (低い) |
このように、1社のみを利用した場合に比べて、3社以上を利用することで、「満足した割合が10pt近く高くなる」「転職に不満を持っている割合が半分になる」といった差が出ています。
- 1社だと、成功確率が低く、失敗確率が高い
- 3社までは成功確率が上がり失敗確率も下がる
- 4社以上利用しても3社とそう大きな差がない
Q. 登録したら今の会社にバレる?
転職エージェントに登録をしても、転職活動中であることが、今の会社にバレることはまずありません。理由は以下の通りです。
- 企業側は応募前情報を見れないため
応募前に求職者情報を見れるのはエージェントのみ。本人の同意なく、企業側に情報開示されることはない - エージェントが情報管理を徹底しているため
情報漏洩は、人材紹介会社にとって信用リスクが大きい。各アドバイザーにとっても、漏洩のデメリット(懲戒処分)があるので細心の注意が払われる。
特に転職エージェント側の管理不足によって個人情報が漏洩した場合、有料職業紹介事業の許可を取り消されるリスクすらあるので最大限注意されています。
Q. 転職エージェント利用の流れ
基本的にどの転職エージェントも上記の手順を踏んでいくことになりますが、特に重要なのがStep2の初回面談です。今後紹介していく求人の内容をすり合わせる場になので、希望条件や譲れない条件などは事前に整理してしっかりと伝えるようにしましょう。
また、面談は一度限りではなく、必要に応じて随時頼むこともできるので、書類添削や面接対策などをしてほしければ積極的に依頼するようにしてください。
Q. 転職エージェント活用ポイント
転職エージェントを利用する流れの中で、効果的に活用するためのポイントを整理すると、以下のようになります。
- 応募フォームから登録・申し込み
・転職エージェントは複数登録する
・事前に転職活動用のメールアドレスを作る - 担当アドバイザーと面談
・事前に経歴と希望条件を整理しておく
・経歴を盛るとしても嘘にならない程度に
・担当者と合わなければ担当変更を依頼する
・その後、担当者にはこまめに返信する - 選考対策(書類添削、面接練習)
・自分から依頼する
・面接の想定質問を事前に聞いておく
・フィードバックが少ない担当は変更する - 求人紹介、応募
・応募時の推薦文を必ず確認する
・応募企業の業界内での立ち位置を聞く
・むやみやたらに求人へ応募しない
・その企業の退職者から一次情報を集める - 面接、選考フィードバック
・その企業でされやすい質問を聞く
・その企業に聞くべき逆質問を聞く
・選考で見送りになったら対策を依頼する - 内定、入社前後の最終調整
・妥協しない
・言いなりにならず自分で決める
企業数は限られるものの企業からの直接スカウトが来る面白みはあるので興味があれば。
転職を本格的に始めるなら転職エージェント(レバテックキャリアやギークリーなど)で個別に求人を案内してもらった方が、条件が良い求人に出会いやすい