マイナビ看護師に登録しようとしても、
「このまま登録して良いのかな」
「実際に利用した人からの評判は?」
などと、気になりますよね。
マイナビ看護師のような転職サイトに登録すれば、より希望にあった求人を見つけ、効率的に転職活動を進められる可能性がありますが、
全ての人にお勧めできるわけではありません。
そこでこのページは、転職アドバイザーとして多くの求職者を支援してきた筆者が、Twitterや2ch、独自アンケートの口コミを元に、マイナビ看護師の評判を整理したものです。
目次
マイナビ看護師の特徴|全国で求人数が豊富!

求人数 | 4万件 | エリア | 全国 |
対応職種 | 看護師 准看護師 保健師 助産師 | 対象年代 | 全年代 |
得意年収 | 400万円~ | 口コミ評判 | ★★★★☆ |
マイナビ看護師は、転職業界最大手のマイナビが運営する『3年連続 看護師認知度No.1』の実績を持つ看護師に特化した転職サイトです。
2020年4月時点で、求人数が4万件と非常に多く、雇用形態も正社員からパートまで、そして全国各地の求人を探すことができることが特徴です。
そのため、「他の転職サイトでなかなか好条件な求人が見つからない..」という方でも安心してお仕事を探すことができるという点で、総じて評判が良い傾向にありました。
職種は看護師をはじめ、准看護師、保健師、助産師の転職にも強く、最初のヒアリングから転職した後まで、お仕事を長く続けられるような手厚いサポートを得意としています。
そのため、看護師資格を持つ方であれば、全ての方にお勧めできる転職サイトと言えるでしょう。
次章からは、300人の口コミを分析してわかった、マイナビ看護師のメリット&デメリットを詳しく解説していきます。
なお、他の転職サイトに関する評判は、「763人が選んだ転職サイトおすすめランキング」でご紹介しているのでよろしければご覧ください。
マイナビ看護師の評判|メリット&デメリット
幅広い年代、地域、職種の300人を対象に実施した調査から、マイナビ看護師の特徴を整理すると、以下のようになりました。
- 求人数4万件と日本最大級!
- サポートが丁寧で安心できる
- 独自のセミナーや相談会を実施している
それでは、個別に解説していきます。※リンクをタップすればジャンプします。
メリット(1) 求人数は4万件と日本最大級!
マイナビ看護師は、40年の実績を医療機関とのネットワークが非常に強い転職サイトの1つです。
そのため、多くの求人を提案してもらうことができ、幅広い働き方を選択できます。また、キャリアアドバイザーは企業訪問を頻繁に行っているので、1つの転職先に関する情報を多く持っています。
また、数ある求人情報の中には、有給休暇の取得率や育児休業からの復帰率を記載してあり、密度の濃い情報を得ることができます。
求職者にとっては、求人情報にないその職場の良いところ、悪いとことろ、人間関係や職場の雰囲気などを聞くことができるのは非常に良い点と言えるでしょう。
メリット(2) サポートが丁寧で安心できる
マイナビ看護師では、キャリアアドバイザーと直接相談をしたい場合に出張相談会を行っています。
これは、自分の所在地から登録会場が遠い人向けに不定期に開催しているものですが、地方在住の方はこのような相談会を利用して転職活動を行ってみてはいかがでしょうか。
また、キャリアアドバイザーは求職者の条件と合うお仕事を紹介するだけでなく、応募先に好印象に映る、経歴や自己アピールなど履歴書の書き方をアドバイスしてくれます。
自分のアピールポイントがわからない、自信がない人は積極的に相談してみることをおすすめします。
メリット(3) 独自のセミナーや相談会を実施
マイナビ看護師では、こまめな企業訪問と情報収集を行って得た独自のノウハウを活かし、定期的な転職セミナーや相談会を行っています。
そのため、自分の希望に合わせて求人を紹介してもらえるのはもちろん、履歴書や職務経歴書の添削指導、細かな相談に乗ってくれたりと、幅広いサービスを受けることができるのも特徴です。
転職をする時に、自分はどのような仕事に向いているのか、今後挑戦したい領域は何なのか悩むことがあると思いますが、その際は、マイナビ看護師のアドバイザーに相談してみましょう!
デメリット(1) コンサルタントのレベルにばらつきがある
マイナビ看護師は、最大手の人材会社ということもあって、キャリアアドバイザーとしてさまざまな人が在籍しているため、コンサルタントの質にバラつきが出てしまっています。
実際の口コミには、「希望と違う職種を紹介された。」や「登録してから連絡がなかなかない。」「サポートが不十分」といったものが多く寄せられていました。
ただ、担当者は交代もできるので、自分と相性が悪いと感じた場合には交代を希望してもらいましょう。
デメリット(2) 連絡がしつこい場合がある
担当者によっては時間に関係なく電話をかけてきたり、異常な頻度で電話をかけてくる場合もあり、その点で迷惑に感じる方も多いようです。
例えば、転職活動を現職と続けながら並行している場合や、育児や介護をしながらの復職を目指している場合だと、そう柔軟に時間を割けないことが多いでしょう。
あまりに連絡がしつこい場合は、その旨を伝えれば連絡の頻度は減るので、仕事をしながら自分のペースで転職活動ができるようになります。
マイナビ看護師の利用をおすすめできる人
ここまでの口コミ評判からわかった、マイナビ看護師のメリット&デメリットを再掲すると、以下のようになります。
- 求人数4万件と日本最大級!
- サポートが丁寧で安心できる
- 独自のセミナーや相談会を実施している
- コンサルタントのレベルにバラつきがある
- 連絡がしつこい場合がある
マイナビ看護師は、地域問わず看護系職種での求人を豊富に取り揃えている日本最大級の転職サイトで、その結果として多くの看護師に利用されるまでとなっています。
大手なのでコンサルタントの質にばらつきはあるものの、独自セミナーや相談会といったサポートが丁寧なので、安心して転職活動を行えるといったポジティブな口コミが多い傾向にありました。
ここまで紹介してきた特徴を踏まえると、以下に該当する方であればお勧めできます。
- 看護師資格を持っている方
- 家から近くて、たくさんの求人を見たい方
- 独自情報をもとに丁寧なサポートを受けたい方
利用は無料なので、気軽に相談してみましょう。
とはいえ、より良い求人を見つけるためには複数併用すべきです。
マイナビ看護師だけでなく、次で紹介するような転職サイトもチェックしていきましょう。
マイナビ看護師と併用したい転職サイト
1社だけでなく、複数の転職サイトを利用することで、応募できる求人の幅も広がり、転職後の満足度も向上させることができます。
なお、実際に転職する前に、職場の業務量や人間関係に問題がないか確認できるように、求人数とサポート実績が豊富な転職サービスに登録すると安心でしょう。
- 看護系職種の求人数
- より丁寧なサポート実績
順位 | 名称 | 求人数 | サポート |
1位 | 看護のお仕事 | 16万件 | ★★★★☆ (4.1/5.0) |
2位 | 看護roo! | 5.2万件 | ★★★★☆ (4.0/5.0) |
3位 | マイナビ看護師 | 4万件 | ★★★★☆ (4.3/5.0) |
これらの転職サイトは、自分1人では知ることが難しい内部情報を転職コンサルタントが収集して教えてくれることが利点です。
- 職場の離職率や離職理由
- 院内の雰囲気
- 看護師長の人柄
- 医師や看護師の人間関係
- 業務量(残業、超過)
- 有給、育休が取れるか
- 診察を受けた患者からの評判
そのため、転職で失敗する可能性を少しでも減らしたい方は、ぜひ活用しましょう。
マイナビ看護師に関するQ&A
この章では、マイナビ看護師に関連して気になる質問とその回答についてQ&A形式で解説していきます。
ではそれぞれ見ていきましょう。
Q1. マイナビ看護師にはどんなコンサルタントが在籍していますか?
看護師の転職サポートに特化したアドバイザーが多数在籍しており、登録後の面談から入職までをしっかりサポートしてくれます。
マイナビでは、「マイナビDOCTOR」、「マイナビ薬剤師」など、幅広く転職支援を手がけていますが、業界によって必要な知識や経験が異なるため、キャリアアドバイザーはそれぞれの職種に特化しているとのことです。
とはいえ、人間同士の付き合いなので、どうしても「合わない」と感じることもあると思います。そんなときは、担当の変更を願い出ましょう。
Q2. マイナビ看護師以外のサイトにも登録していいの?
はい、問題ありません。
そもそも登録するにあたり、他社への登録の有無について特に問われることはないので、安心して併用してください。
世の中には、さまざまな特色を持った転職サイトがあり、併用することで求人の選択肢も広がるので、いくつかのサイトの求人を比較しながら転職活動を進めましょう!
Q3. マイナビ看護師は本当に無料で利用できる?
はい、全てのサービスを無料で利用することが可能です。
マイナビ看護師は、厚生労働省の認可を受けており、病院からの紹介料で運営をしているサイトですので、内定を辞退したりしても違約金などはかかりません。
転職エージェントの活用ポイント10ヶ条
転職エージェントに登録後、転職コンサルタントと面談をして、求人を紹介してもらうことになりますが、効果的に活用するために以下のポイントを押さえておきましょう。
- 経歴と希望条件を事前に整理しておく
- 経歴やスキルには嘘を絶対につかない
- 転職をするという意思を示すこと
- 担当コンサルタントへこまめに連絡する
- 企業側に出される推薦書は事前確認する
- 面接前に企業の情報を丁寧に聞いておく
- 選考企業の情報は口コミサイトでも集める
- 言いなりにならず自分の頭で判断する
- 担当者と合わなければ担当変更を依頼する
- 転職エージェントは1社だけに依存しない
それぞれ簡単に説明していきます。
①経歴と希望条件を事前に整理しておく
転職エージェントは、ご自身の経歴や希望に沿った求人を提案してくれるサービスなので、なるべく事前に整理しておくことが重要です。
- 履歴書と職務経歴書
- 希望条件(簡単にメモする程度)
履歴書や職務経歴書は、求人に応募するためにも必要ですが、担当コンサルタントにスキルや経歴を正しく伝えるために役立つので、必ず用意しましょう。
もちろん準備ができていなければ後でも構いませんが、事前に伝えておいた方が効果的なアドバイスを受けることができるので、現段階である程度書けるのであれば、準備した方がよいです。
また、希望条件に関しては詳細には決めていなくても、業界に職種、年収などで譲れない条件があれば、事前に整理して伝えることで、より希望に沿った提案を受けることができるでしょう。
②経歴やスキルには嘘を絶対につかない
こちらは言うまでもありませんが、これまでの経歴やスキルに嘘をつくことは絶対にやめてください。
転職だけの付き合いとはいえ、バレる可能性は非常に高いですし、詐称して入社したとしてもそれは本来の実力ではないため、入社後にギャップが生じてしまう可能性があります。
もし転職後にバレたら、内定・入社が取り消されることもありますし、何より嘘をついたという過去があなたを一生苦しめることになります。
ただ、自身の経歴やスキルを魅力的に見せたいという気持ちは非常にわかるので、嘘にならない範囲で、細かい言い回しや表現の工夫をするに留めてください。
③転職をするという意思を示すこと
まず転職をするという意思を示すことで、彼らの中で優先度を高めてもらうことが非常に重要になってきます。
大前提として転職コンサルタントは、サポートしている求職者が転職をすることが成果となり、そして日々目標に追われているため、 なるべく転職しそうな方に時間をかける傾向があるからです。
目安としては『3ヶ月以内』と言われており、転職エージェントによっては、3ヶ月以上かかる場合、サポートしないと決めていることもあります。
④コンサルタントへこまめに連絡すること
転職コンサルタントには定期的に連絡を入れて、優先度を高めてもらうことが大事です。
理由については、①と近い内容ではありますが、1人で複数の求職者を担当している転職コンサルタントに、こまめへ連絡をすることによって良い印象をつけるためです。
転職コンサルタントも人なので、『定期的に報告してくれた方が、アドバイスしたい気持ちになる』という単純接触効果による心理的バイアスを利用していきましょう。
⑤企業側に出される推薦書の内容はしっかりと確認すること
前提として、転職エージェントは求職者からヒアリングした内容をもとに、推薦文を企業に提出しています。
企業側の採用担当はその文章を見てから求職者に会っているため、もし内容に齟齬があれば「あれ?聞いていた話とズレているぞ...」と不信感を与える結果となり、選考で不利になってしまいます。
なにより、間違えた情報で推薦されていたために、書類で落ちてしまう可能性もあるので、必ず確認するようにしましょう。
⑥面接前に企業情報を丁寧に聞いておく
面接前に、企業や担当者の特徴、さらに選考対策について丁寧に聞いておくことをお勧めします。
過去に、その企業の選考を別の求職者が受けている場合があるので、転職エージェント側として、ポジションに応じた想定質問などをノウハウとして持っていることが多いです。
仮に持っていなくても、その業界ならではの選考アドバイスをもらえることがありますし、面接練習に付き合ってくれることがあるので、気軽に頼ることをお勧めします。
⑦企業の情報は口コミサイトでも集める
転職エージェントから聞いた情報だけでなく、実際に働いている(働いていた)人からの本音口コミを見るようにしておきましょう!
というのも、当然ながら転職エージェントは紹介企業で働いた経験がないので、全てを知っているわけではないからです。
なるべく口コミサイト、例えば『転職会議』や『カイシャの評判』を見ることで、選考企業に悪評がないか、安心して入社することができるか、を確認するようにしてください。
⑧言いなりにならず自分の頭で判断する
基本的に転職エージェントは求職者側の味方ですが、企業から報酬をもらうというビジネスモデル上、企業側の味方になりやすい構造にあります。
例えば、内定を2社からもらったとき、多少社風があっていなかったとしても敢えて言わず、マージン額の高い『年収が高い企業』をお勧めしてくることもあるかもしれません。
そのため、思考停止で信じ切って全てを鵜呑みにするのは危険です。
⑨担当者と相性が合わないと思った場合は担当変更を申し出ること
転職コンサルタントも人間なので相性があります。
例えば、ぶっきらぼうな性格の担当者もいれば、 温和で人当たりの良い担当者もいます。
また、経験が浅い担当者もいれば、専門性が高く非常に経験が豊富な担当者もいます。
転職活動はあなたの人生を左右する非常に大事な事柄なので、少しでも合わない・物足りないと思った担当者は変更してもらいましょう。
ちなみに、例えば『専門知識が浅く、頼りない』と伝えれば、より専門性が高くて経験豊富なコンサルタントが出てくるケースが多いので、遠慮なく変更を申し出ましょう。
⑩転職エージェントは1社に依存しない
転職エージェントは1社だけに依存せず、複数社併用しましょう。
なぜならば、保有している求人がそもそも違いますし、担当コンサルタントによってアドバイスの内容が違うことがあるからです。
人間は心理的めんどくささのあまり、選択肢を減らしてシンプルに決断をしようとする傾向にありますが、
オハイオ州立大学の研究によると、
『3択の選択肢を用意して進めた場合ですら32%が失敗をしてしまい、2択の場合はなんと52%が失敗してしまった』
という調査結果があるので、1択の場合などもう目も当てられません。
そのため、求人の幅を広げるためはもちろん、より多くのコンサルタントからアドバイスをもらい失敗しない判断をするためにも、最低3社以上は併用することにしましょう。
最後に
マイナビ看護師は名前の通り、看護師に特化した転職サイトです。
以下のような方々であれば是非利用しましょう。
- 看護師資格を持っている方
- より多くの求人を見たい方
- 独自情報をもとに丁寧なサポートを受けたい方
ただ、転職でより良い求人を集めるためにも、複数登録することをおすすめします。
以下にあげたような転職サイトも併用するようにしましょう。
- 看護のお仕事
公式)https://kango-oshigoto.jp - 看護roo!
公式)https://kango-roo.com
あなたの転職がうまく行くことを祈っています。