看護師の転職では、エージェント選びが転職後の満足度を左右すると言っても過言ではありません。中でも「とらばーゆ看護」は、求人数の多さに加えてサポート力に定評があるので、多くの方に利用されています。
この記事では、他の看護師転職サービスと比較しながら、特徴と評判の良し悪しを網羅的に解説。最後まで読めば、使うべきかを判断できます。
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利用者の口コミ評判が良かった
おすすめ転職サービス5選
編集部が転職サイトを利用した上で、利用者の口コミ調査を実施。自信を持っておすすめできる転職サイトを厳選しました。(2024年4月更新)
順位 | サービス名 | おすすめ度 | 求人掲載数 | コメント | 公式サイト | 個別解説 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | レバウェル看護 | ★★★★★ 5/5 | 150,000件 以上 | 常勤/非常勤ともに求人数が多い 月20万人以上が利用する大手サイト | 詳しく見る | 評判を見る |
2位 | 看護roo!転職 | ★★★★★ 5/5 | 130,000件 以上 | 幅広い施設の非公開求人を保有する プライム上場企業のクイックが運営 | 詳しく見る | - |
3位 | マイナビ看護師 | ★★★★☆ 4/5 | 80,000件 以上 | 全国展開している大手転職サイト 常勤中心で20代向けのサポートが強い | 詳しく見る | 評判を見る |
4位 | ナースではたらこ | ★★★☆☆ 3/5 | 4,000件 以上 | 全国のクリニックが掲載 ただ募集中は少なく、求人は多くはない | 詳しく見る | 評判を見る |
5位 | 看護師ワーカー | ★★★☆☆ 3/5 | 30,000件 以上 | 1ヶ月以内に転職するならおすすめ 企業スカウト機能もあり可能性が広がる | 詳しく見る | 評判を見る |
とらばーゆ看護の特徴まとめ
とらばーゆ看護の大元のサイトである「とらばーゆ」は、元々女性の就職・転職に特化した求人情報誌として発行されていたものが、2007年にWebへと移行した転職サイトです。
運営会社は、大手総合サービス企業リクルートホールディングスのグループ企業であるリクルートジョブズで、同社は人材派遣・紹介、求人広告、販売促進など様々なサービスを手掛けています。
元々が求人情報誌ということもあり、とらばーゆ看護では求人情報を自分で検索して応募するのが基本です。
そのため、一般的な転職支援サービスでよくある、担当者からしつこく連絡がくることもなく、自分のペースで転職活動ができるのが大きな特徴になります。
良い評判・メリット
幅広い年代、地域、職種の300人を対象に実施した調査から、とらばーゆ看護の特徴を整理すると、以下のようになりました。
[box class="blue_box" title="◯良い評判" type="ttl"]
- 女性の求人に特化している
- 求人紹介のための新規会員登録は不要
- 細かな求人検索条件から検索が可能
[/box]
[box class="red_box" title="×悪い評判" type="ttl"]
- コンサルタントによる転職サポートは受けられない
- 全体の求人数が少ない
- 年収アップを目指すのは難しい場合もある
[/box]
それでは、個別に解説していきます。
良い口コミ評判・メリット#1
女性の求人に特化している
とらばーゆは1980年の創刊当初より、女性の就職・転職情報に特化した求人情報を提供していました。
1980年から1981年頃には「とらばーゆ」は「(キャリア形成を考える)女性の転職」を意味する代名詞となり、『とらばーゆする』との流行語も誕生したほどです。
このような歴史を持つ「とらばーゆ」から派生したとらばーゆ看護においても、女性のための求人情報が豊富で、かつ多様な働き方に対応した求人が多く取り揃えられています。
更にX(旧Twitter)やメールなどでは、女性が思わず「こんな女子、職場にいる!」と頷いてしまいそうな共感を集める漫画コンテンツや、転職のお役立ち情報も発信しているので、この機会にフォローして情報収集を行ってみてはいかがでしょうか。
良い口コミ評判・メリット#2
求人紹介のための新規会員登録は不要
一部の転職サイトでは、求人の閲覧するために会員登録が必要になったり、面談に行かなければ求人を紹介してもらえなかったりすることがあります。
しかしとらばーゆ看護は、会員登録不要で求人の閲覧、応募まで行うことが可能です。
もちろん応募もメールで行えるので、会員登録で細かい情報を入力する手間はありません。
このように、登録なしで思い立った時に気軽に求人を見ることができるのも、とらばーゆ看護の大きなメリットです。
良い口コミ評判・メリット#3
細かな求人検索条件から検索が可能
現在のとらばーゆ看護では、一般的な検索条件の「勤務地」「職種」「診療科目」の他に、こだわり条件をつけての検索が可能です。
こだわり条件の具体例としては「働きやすさ」「職場環境」「勤務時間」等が挙げられます。
例えば働きやすさの中だと「平均勤続年数5年以上」や「院内保育施設あり」などの細かい内容の項目があり、ピンポイントで自分の条件にあった求人を見ることができるのです。
このように細かく求人情報を絞って検索できるのは、転職活動にあまり時間がかけられず、求人の選別を素早く行いたい方にももちろんおすすめですし、それ以外の方であっても、転職後のミスマッチを防げるため非常に有用です。
また、求人の更新頻度も週に2回(月曜日・木曜日)設定されていますので、更新日を狙って最新の求人情報をチェックしてみるのも良いでしょう。
悪い評判・デメリット
悪い評判・デメリット#1
コンサルタントによる転職サポートは受けられない
とらばーゆ看護は転職サイトのため、専任のコンサルタントは存在しません。
元々が求人情報誌から始まった歴史もあり、とらばーゆ看護は情報を提供するのみの媒体で、仲介や紹介などは一切行っていないのです。
もしコンサルタントによる手厚いサポートを希望する場合には、とらばーゆ看護では求人を探すだけと割り切り、並行して他の転職支援サービスに登録するのが良いでしょう。
ですがとらばーゆ看護においても、Q&A方式の悩み相談コンテンツなど、転職に関する記事を読むことができますので、情報収集の一環としてチェックしておくことをおすすめします。
悪い評判・デメリット#2
全体の求人数が少ない
とらばーゆ看護は他の転職サイトと比較して、あまり求人数の多いサービスとは言えません。
実際に、とらばーゆ看護では全国を8ブロックの求人情報を閲覧することができますが、関東地区の2021年1月現在求人数は289件、関西地区になると89件と大きな地域差が見られます。
さらに九州地区では求人数が10件と、比較検討するのが厳しい状況です。
そのため、関東地区以外の地域で転職を考えている方や、もっと多くの求人情報を比較検討して探したいと考えている方は、とらばーゆ看護以外の転職サイトも並行して利用することをおすすめします。
悪い評判・デメリット#3
年収アップを目指すのは難しい場合もある
とらばーゆ看護は自分で求人を検索し、そして自分で求人に応募する形式を取っています。
多くの転職支援サービスでは面接対策だけでなく、給与面の交渉等も専任のコンサルタントに任せることができますが、とらばーゆ看護を利用しての転職では、それらも全て自分で行わなくてはいけません。
特に給与面については、求人の選び方や交渉に失敗すると「転職前の方が良かった…」と後悔してしまう可能性もあります。
転職を機に年収を上げたいと考えている方は、とらばーゆ看護だけではなく、コンサルタントに相談が可能な転職支援サービスの利用も検討すると良いでしょう。
利用をおすすめできる条件
ここまでで解説したとらばーゆ看護の良い評判と悪い評判を再掲すると、以下のようになります。
[box class="blue_box" title="◯良い評判" type="ttl"]
- 女性の求人に特化している
- 求人紹介のための新規会員登録は不要
- 細かな求人検索条件から検索が可能
[/box]
[box class="red_box" title="×悪い評判" type="ttl"]
- コンサルタントによる転職サポートは受けられない
- 全体の求人数が少ない
- 年収アップを目指すのは難しい場合もある
[/box]
とらばーゆ看護は、全国各地を対象とした、医療・看護系特化型の求人サイトです。
求人数の少なさや年収アップが狙いにくい点についてのネガティブな口コミはあるものの、女性の求人に特化していたり、細かく求人を絞って検索出来たりなど、とらばーゆ看護ならではの強みもありますので、登録してみて損はないサービスと言えるでしょう。
ここまで紹介してきた特徴を踏まえると、以下に該当する方であればおすすめできます。
[box class="pink_box" title="とらばーゆ看護をおすすめできる条件" type="ttl"]
- 医療・看護系の求人を探している方
- 女性の方
- 細かく条件を絞って求人を探したい方
[/box]
利用は無料なので、気軽に相談してみましょう。
公式サイト
https://toranet.jp/kango_p/
とはいえ、より良い求人を見つけるためには複数併用すべきです。
とらばーゆ看護だけでなく、次で紹介するような転職サイトもチェックしていきましょう。
他の看護師転職サイト/エージェント
転職サイトは複数登録することで、転職活動をより効率的に進めることができるようになります。1つに絞らずに、紹介求人やサポートを比較しましょう。
- 保有求人の質・量
- アドバイザーの提案力やサポート力
- サポート全般の充実度
順位 | サービス名 | おすすめ度 | 求人掲載数 | コメント | 公式サイト | 個別解説 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | レバウェル看護 | ★★★★★ 5/5 | 150,000件 以上 | 常勤/非常勤ともに求人数が多い 月20万人以上が利用する大手サイト | 詳しく見る | 評判を見る |
2位 | 看護roo!転職 | ★★★★★ 5/5 | 130,000件 以上 | 幅広い施設の非公開求人を保有する プライム上場企業のクイックが運営 | 詳しく見る | - |
3位 | マイナビ看護師 | ★★★★☆ 4/5 | 80,000件 以上 | 全国展開している大手転職サイト 常勤中心で20代向けのサポートが強い | 詳しく見る | 評判を見る |
4位 | ナースではたらこ | ★★★☆☆ 3/5 | 4,000件 以上 | 全国のクリニックが掲載 ただ募集中は少なく、求人は多くはない | 詳しく見る | 評判を見る |
5位 | 看護師ワーカー | ★★★☆☆ 3/5 | 30,000件 以上 | 1ヶ月以内に転職するならおすすめ 企業スカウト機能もあり可能性が広がる | 詳しく見る | 評判を見る |
どれにしようか迷ったら、上位サイトに登録して、よかったところに絞ることをお勧めします。
転職サイトは最初から一つに絞らないことで、担当者の当たり外れリスクを防ぎつつ、紹介求人を取りこぼさないようにしておきましょう。
最初に3つほど登録し、紹介される求人を比較してくださいね!
よくある質問と回答/転職ノウハウ
最後に、よくある質問と転職ノウハウをFAQ形式で整理しました。少しでもお役に立てれば幸いです。
- <転職エージェント関連>
それぞれ簡単に説明していきます。
Q. 転職エージェントとは?
転職エージェントとは、人材を採用したい企業と、企業に就職したい求職者をマッチングさせる人材紹介サービスのことです。転職のプロが間に入り、双方にとって最適な組み合わせを実現します。
- 看護師にしてくれること
-
- 企業の紹介
- 企業側への推薦
- 選考対策(書類、面接)
- 選考結果のフィードバック
- 優秀なら給与交渉も可能(望みは薄いが)
- 採用企業/病院側にしていること
-
- 人材紹介
- 求人票作成、改善提案
- 求職者側へのプッシュ
- 各種調整
求職者は無料で利用できます。実績から培われた転職ノウハウを得ることができるので、情報収集のためにも登録することをおすすめします。
Q. 転職エージェントはなぜ無料?
職業安定法によって「求職者から手数料や報酬を受けてはならない」と定められているからです。
(手数料)
引用元:職業安定法32条の3第2項
第三十二条の三 第三十条第一項の許可を受けた者(以下「有料職業紹介事業者」という。)は、次に掲げる場合を除き、職業紹介に関し、いかなる名義でも、実費その他の手数料又は報酬を受けてはならない。
一 職業紹介に通常必要となる経費等を勘案して厚生労働省令で定める種類及び額の手数料を徴収する場合
二 あらかじめ厚生労働大臣に届け出た手数料表(手数料の種類、額その他手数料に関する事項を定めた表をいう。)に基づき手数料を徴収する場合
○2 有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。ただし、手数料を求職者から徴収することが当該求職者の利益のために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、同項各号に掲げる場合に限り、手数料を徴収することができる。
上記のように、一部の例外を除いて、有料職業紹介事業者(転職エージェント)は、求職者(仕事を探している人)から、手数料を受け取ってはいけない決まりがあります。
Q. 転職エージェントの仕組みは?
採用された場、採用企業から報酬を受け取る仕組みです。その金額は『想定年収の2~3割ほど』にあたり、年収500万円で転職させると100~150万円が支払われることになります。
一見、高い金額に見えるものの、転職エージェントが候補者を集めて提案までしてくれるため、「より募集要項に合った人材を工数をかけずに採用できる」という利点から、積極的に人材募集している企業であれば必ず利用しています。
そのため、転職エージェントにとっては、最優先されるべき取引相手は採用企業なので、信用しすぎないように注意してください。
Q. 転職エージェントは複数利用すべき?
はい。複数利用すべきです。
転職エージェントによって保有求人や対応の質が全く異なるので、比較するため、かつより多くの非公開求人を集めるためにも複数利用をお勧めしています。
Q. 転職エージェントは何社利用すべき?
転職エージェントは「3社」利用することをおすすめします。
実際に、エージェント利用者向けのアンケート調査(有効回答数1,515件)でも、利用社数に応じて最終的な満足度が大きく変わり、以下のことが判明しています。
- 1社だと満足度が低い
- 3社までは満足度が上がり不満率も下がる
- 4社以上利用しても大きな差がない
利用社数 | 満足 | 普通 | 不満 |
---|---|---|---|
1社のみ | 66.5% | 24.5% | 8.9% |
2社 | 70.5% | 22.2% | 7.3% |
3社 | 74.3% | 20.6% | 5.1% |
4社 | 75.0% | 20.5% | 4.5% |
5社 | 74.0% | 22.0% | 4.1% |
このように、1社のみを利用した場合に比べて、3社以上を利用することで、「満足した割合が10pt近く高くなる」「転職に不満を持っている割合が半分になる」といった差が出ています。
ただ、4社以上利用してもあまり結果が変わらないのと、同時に多く併用すると連絡が大変になってしまうので「3社」をおすすめします!
Q. 転職エージェント利用の流れと活用方法
転職エージェントを利用する流れは以下の5ステップになります。活用ポイントと一緒に見ていきましょう。
サイト上で大学名や名前、志望業界といった基本情報を登録します。メールアドレスは転職専用のものを作っておきましょう。
- 転職エージェントは複数登録する
- 就職活動用のメールアドレスを作る
担当アドバイザーとの面談で、希望する業界や条件を伝えます。あなたの適性や転職力を知る目的で、将来の展望やガクチカを聞かれます。
- 事前に希望条件を整理しておく
- 経験を盛るとしても嘘にならない程度に
- 担当者と合わなければ変更する
- その後、担当者にはこまめに返信する
担当によっては履歴書添削や面接練習をしてます。ただ「今のままでもどこかは受かる」と思われると時間をかけてもらえないので依頼しましょう。
- 自分から依頼する
- 面接の想定質問を事前に聞いておく
- フィードバックが少ない担当は変更する
あなたの希望する業界や適正に合わせて病院/施設を紹介してくれます。ただ、希望でなくても、企業側の採用要件に当てはまっていると思えば上手く理由をつけて紹介してくるので、キッパリ断りましょう。
- 担当者に採用基準を聞く
- 応募時の推薦文を必ず確認する
- 他の求職者が見送られた理由を聞く
- よくされる質問と評価のポイントを聞く
- むやみやたらに求人へ応募しない
どのような選考結果でも面接の感想を教えてくれます。ただ、面接担当がツール上に記載した文章をコピペするだけのケースが多いので、見送りの場合は詳しく聞いてください。内定の場合は、書類のやり取りをしてくれます。
- 選考に落ちた理由は詳しく聞く
- 見送られた理由をもとに対策を依頼する
- 言いなりにならず、自分の意思で決断する