キャリアパーク就職エージェントの評判は悪い?口コミと他社比較からわかる全特徴

ホワイト企業へのスピード内定に定評のあるキャリアパーク就職エージェント。よく名前は聞くものの、悪い評判がないか、登録すべきか気になりますよね。

このページでは、実際にキャリアパーク就職エージェントを利用した就活生の口コミをもとに、上場企業の管理職として新卒・中途採用をおこなう筆者が評判を整理しました

【9月版】就活の最新情報
<まだ内定が少ない24卒向け>

24卒の就活も終盤に差し掛かりつつありますね。内定がなく、持ち駒が少ない方は就活エージェントに登録して増やしましょう。

とにかく情報収集・行動をしてください。

公式サイト
https://careerpark-agent.jp/

この記事を書いた専門家
佐々木
佐々木
東証プライム上場企業の管理職。企業側として新卒・中途採用をしている経験と、自身が転職した体験談から記事を執筆。

キャリアパーク就職エージェントの特徴

キャリアパーク就職エージェントの特徴
  • 就活がうまく行っていない人向け
    • 利用者の学歴も高くはない
    • 日東駒専 未満が約4割を占める
  • 就活生ごとに平均5回の面談サポート
  • 最短3日のスピード内定、就職率98%

キャリアパーク就職エージェントは、就活生一人あたり平均5回の面談を通して、自己分析や選考アドバイスなどの支援を受けられる就活エージェントです。

就活初心者向けのサポートが充実しているので「面接でことごとく落ちてしまう」と悩んでいる方におすすめで、最短1週間のスピード内定、さらに就職率98%という高い実績がポイントです。

ただどちらかと言えば、就活がうまく行っていない方向けのサービスです。人気企業の求人はそう多くなく、就活が順調なら優先度は下がります。

\60秒で無料登録!限定求人あり/
佐々木
最短1週間でのスピード内定を支援してくれることが強みの就活エージェントです。実際、内定が1個あるだけで心の余裕ができるので、就活に苦戦している方はぜひ利用してみてください。
キャリアパーク就職エージェントの基本情報
タイプ就活エージェント
料金全て
地域関東/関西
運営会社ポート株式会社
公式サイトhttps://careerpark-agent.jp/

利用している就活生

学歴は決して高くない

実際に登録している就活生の学歴をみても、日東駒専未満が37%も占めているので、学歴に自信がなくても安心して相談できる点がポイントです。

引用元:キャリアパーク就職エージェント公式

一般的な大手は、高学歴層がたくさん登録しているので、学歴が低いと時間を割いてもらえません。学歴に自信がなければキャリアパークがおすすめです。

地域は関東圏が7割

引用元:キャリアパーク就職エージェント公式

22卒より、大阪、そして理系向けのサービスを開始しています。該当されている方はぜひ利用してみてください。

他就活エージェントとの比較

22/23卒就活エージェントの利用者984名へのアンケートの結果、キャリアパーク就職エージェントの総合評価は「3位」と高評価でした。

スクロール可能です→
順位就活エージェント総合評価コメント
1位キャリアスタート★★★★☆
4.5/5.0
就活後半で内定がないなら
最短2週間のスピード内定も可能!
2位キャリセン就活エージェント★★★★☆
4.3/5.0
累計6万人が利用するノウハウ
比較的経歴の長い担当者がフルサポート
3位キャリアパーク就職エージェント★★★★☆
4.2/5.0
自信がない方向け。ホワイト企業多数
優良企業の紹介と就活支援力に定評あり
4位キャリアチケット★★★☆☆
4.1/5.0
就活生の4人に1人が利用(年間10万人以上)
オリコン満足度No.1の丁寧なサポート
5位リクナビ就職エージェント★★★☆☆
3.9/5.0
担当者はリクルート新卒の就活強者
大手なので時間はかけないが求人は豊富
6位doda新卒エージェント★★★☆☆
3.8/5.0
ベネッセとパーソルが共同運営
逆求人のdodaキャンパスと併用する就活生が多い
7位マイナビ新卒紹介★★★☆☆
3.7/5.0
新卒利用者数No.1のマイナビが運営
大手もあるが、日系中小企業がやや多め
8位Goodfind★★★☆☆
3.6/5.0
ややハイスペ就活生向け
メガベンチャー/外資大手狙いにおすすめ
9位Meets Company★★★★☆
3.7/5.0
少人数の座談会イベントを実施!
就活仲間を作るにもおすすめ
10位就職エージェントneo★★★☆☆
3.6/5.0
自信がない方向け。累計4万人の内定を支援
支援実績15年のノウハウで就活スキルが上がる

※2023年10月時点の評価

キャリアパーク就職エージェントは、他社と比べると、やや学歴に自信がない方向けに、優良企業の紹介をしているエージェントですね。


次章では、実際にアンケートやSNSで散見された口コミを元に、キャリアパーク就職エージェントのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

良い悪い評判

ではまず、良い評判からみていきましょう!

良い口コミ評判(メリット)

ここではキャリアパーク就職エージェントの良い口コミ評判(メリット)について解説していきます。具体的には下記の通りです。

佐々木
実際に利用した方の口コミを引用しつつ、順番に解説していきますね!

①親身に接してくれるので安心できる

キャリアパークの良い評判に「親身に接してくれるので安心できる」というものがよく見られました。

就職活動では、採用を見送られるたびに、まるで価値を否定されたような悲しい気持ちになりがちですが、親身に優しく応援してくれる存在がいれば、より前向きになれるものです。

実際の口コミをいくつか紹介します。

とてもポジティブで親身に接してくれた

就職活動に行き詰まり、6月後半頃にキャリアパークさんを利用し始めました。

最初の面談からとても親身になって話を聞いてくれ、私の長所が活き、やりたいと思える職種を紹介してくださいました。内定を頂くまでにも、連絡を密に取ってくれたので、不安になることはすぐに相談出来ました。エージェントさんが、とてもポジティブで親身に接してくださったので、就職活動に不安を抱いていた気持ちが、頑張るぞという気持ちになり、良かったです

エージェントさんという立場だけでなく、人として尊敬できる方だったので、就職活動に不安がある方は是非一度相談をしてみて欲しいです。

引用元:GoogleMap

1対1で丁寧に対策してくれた

3年の10月からお世話になりました。当時、サマーインターンで全滅しポツポツ始まっていた本選考でも書類落ちが続いて、自分が何をしたいのか、本当に今受けている業界でいいのかなど悩みはじめていた時期でした。

その折に一対一で対策をしていただけるキャリアパークさんのことを知り、応募。自分がどんなことをやりたいのかという部分も丁寧に掘り下げていただき、見つけることが出来ました。更には自分にあった企業様もたくさん紹介していただき、その中で内定を頂くことが出来ました。

内定までの対策も何回もさせてもらい安心して面接に挑むことが出来ました。ありがとうございました!

引用元:GoogleMap

4社利用して、一番親身だった

3年生の10月に登録しました。就職活動の進め方が分からなかったため利用しました。ひとりに1人の担当エージェントがつきます。

担当の方と面談をしていき、話をしていく中で自分自身が求める企業を紹介してもらいました。就職活動のアドバイスはもちろん、内定後や入社後までフォローしてくださるという点が個人的には魅力的です。

就活生担当の方以外にも、企業担当のエージェントさんがいます。そのため、面接対策等はより詳しい企業担当の方に実施していただきました。

私は4社の就活エージェントを利用していましたが、キャリアパークさんが最も親身だったと感じています。

引用元:GoogleMap

このように、一人ひとりに寄り添った親身な対応に対するポジティブなコメントが多くありました。

もともとキャリアパーク就職エージェントでは、比較的、就職活動で苦戦している就活生が相談にくる傾向にあります。そのため、ゆっくりお話を聞き、意思を尊重しながらも、繰り返し励ましてくれる親身なキャリアアドバイザーが多い、といった印象です。

佐々木
信頼できるパートナーにすぐ相談できる環境があることで、メンタル面を含めて高いモチベーションを維持しやすくなるので、就活がうまくいかずに困っている方にこそおすすめしたいです。

②徹底サポートしてくれるので自信がつく

次によくあったのが「徹底サポートしてくれるので自信がつく」といった内容でした。

キャリアパークのコンサルタントは、ただ優しいだけではありません。1対1で有益なアドバイスや、選考対策をガッツリしてくれます。実際の口コミをいくつか紹介します。

自信を持って面接に臨めた

23卒です。選考対策のサポートがとても手厚く、自信を持って面接に臨むことができました。紹介してくださった企業も自分に合っているところが多く感じました。エージェントさん側から気にかけてくださることが多かったので、相談するのが苦手な私も相談しやすい環境でした

最初はやりたいことや将来像が曖昧な状態でしたが、キャリアパークさんのおかげでそれがどんどん具体的になって納得のいく就活をすることができました!おすすめです!

引用元:GoogleMap

ガクチカの見直しや面接対策で自信を持てた

4年生の11月から再就活を始め、絶望的でした。

しかしながら、エージェントの方が親身になって接してくださり、自己PRからガクチカまで自分の納得がいくまで、見直してもらいました。また、今のままのモチベーションではいけないと熱く伝えて下さり、自分自身もやってやろうという気持ちで取り組めました。面接の対策などもしっかりして下さり、とても自信をもって面接に挑めました。結果的に第一志望の会社に内定を頂けました。

今回エージェントを通して、学生からの企業の見方や就活に対する考えなどとても浅はかだと気づくことができ、改めることができたので、利用してとても良かったと感じました。

引用元:GoogleMap

このように、サポートの充実度に対するポジティブな口コミは多く見られました。実際、キャリアパークでは定期的に面談を実施して、細かく選考対策(平均5回)をしてくれます。

大手のエージェントだと、初回面談を終えると、ひたすら求人を送りつけて、あとは電話やメールでの事務やり取りだけのケースが多いので、大きなメリットですね。

佐々木
特に、1対1で丁寧に対策をしてくれるので、なかなか書類が通らなかったり、内定がもらえていない就活生の方におすすめできます!

具体的に以下のサポートをしてくれます。

アドバイザーがやってくれること
  • 就活の悩み相談
  • 自己分析の壁打ち
  • あなたに合う企業の紹介
  • 履歴書やESの添削、面接対策
  • 企業との面接日程の調整など、やり取り全般

就活エージェントをどれくらい賢く使えるかが、就活の結果を大きく左右するといっても過言ではないので、甘えられるところは甘えましょう。少しでも困ったら相談してください。

③企業情報に詳しく、良い会社を見つけやすい

また、キャリアパーク就職エージェントについてあった良い口コミ評判として「自分に合いそうな企業の詳しい情報を共有してくれる」というものがありました。

一般的に就活エージェントに登録すると、あなたに合いそうな企業求人の情報を送ってくれるものでが、その内容が充実していることで、隠された魅力に気づきやすくなります

実際の口コミを見ていきましょう。

合いそうな企業の詳しい情報を共有してくれる

自身の圧倒的就活情報不足に悩んでおり、試しに初回面談(所要時間1時間程度)をしていただくことにしました。面談では大学での学びや今後どうなりたいのかなどを深掘りしていただき、自身を見つめ直す貴重な機会となりました(私は言葉遣いなどを褒めていただき、自分では気付かなかった自身の強みを理解しました)。

面談以降は担当のキャリアアドバイザーさんがLINEにて各々にマッチしそうな企業の、理念や業務内容、選考フローなどとても詳しく記載したデータを共有してくださいます(私は理念に賛同でき裁量権のある企業を探しており、紹介していただいた企業のどれもがそれにマッチしていて魅力的でした。大手や中小など様々な企業規模に対応している印象でした)。そこでもし興味があれば選考に進みたいと伝え、説明会に参加したりと選考に進みますが、望まない企業の選考に進む事を強制されることはありません

選考に進むことになった企業の面接対策やエントリーシート提出の際の相談(志望動機をさらに強くしたい等)など、沢山時間を設けていただきました。(面接当日には「応援しております!」とLINEが来て心強かったです!)

引用元:GoogleMap

全く興味がない会社でも丁寧に説明してくれた

就活中10社ほどエージェントサービスに登録させていただいていました。なかでもキャリアパークさんは丁寧で親身に対応してくださるなと感じました。

最初は全く興味がなかった会社でも、どんな会社か丁寧に説明してくださり話だけでも聞いてみてくださいと担当の方が言ってくれたおかげで、いい企業に出会うことができ、内定もいただけました。そして学生担当の面談をしてくださる方だけでなく、企業担当の方もとても良くしていただきました。

面接の際の雰囲気やどういったところを見られているのかなど、しっかりした対策を教えてくださりました。このご時世ですので私は対面の面接をしたことがなく、最終面接がはじめての対面面接だったのですが、企業担当の方が時間を割いてオフィスに招いてくださり、面接練習をしていただきました

引用元:GoogleMap

このように、企業の情報を詳しく共有してくれるといったポジティブな口コミが多く見られました。

日本にある膨大な企業からあなたに合う一社を探すためにも、パッと見だと魅力を感じない企業の魅力をプロ目線で知ることができるのは、就活エージェントの大きなメリットです。

詳しいからこそ、あなたに合う会社を見つけやすい

実際、就活で企業を決める軸は、ぱっとみでわかる“平均年収やネームバリュー”だけではありません。下記の複数情報から「あなたに合うか」を総合評価する必要があります。

自分に合うかどうかを判断する軸
  • 業界での立ち位置
  • 入社後の仕事内容
  • 入社後に得られる体験
  • 社風(新卒同期、管理職の人柄)
  • 成長性(売上、利益、新規事業など)
  • 昇給のしやすさと評価方法

ただ、これらの情報を、すべての企業から一人で集めるのは根気が必要なので、就活エージェントにサポートしてもらうようにしましょう。

恋愛で「自分の好きな外見でないと中身を知ろうと思わない」という名言があるように、就活においても、ぱっとみで魅力がわからない企業を調べようとは思わないのが普通です。

それこそ、ブランド力の高い大手企業だと「人気だし良さそう!」と高い評価をつけやすく、反対に無名な企業だと「なんか微妙…」と敬遠しやすくなりますが、最初から大手に絞ってしまうのはもったいないです。

佐々木
ただ、就活エージェントは、企業側を悪く言うことは通常ないので、「ブランド力が高いだけで実態はそれほどでもない事実」を知ることはできません。

しかし反対に、ぱっとみ微妙な企業の魅力を知ることはできるでしょう。これは一つの大きなメリットです。

悪い口コミ評判(デメリット)

ここではキャリアパーク就職エージェントの悪い口コミ評判(デメリット)について解説していきます。具体的には下記の通りです。

佐々木
実際の口コミを引用しつつ、どのような注意点があるのかを解説していきます。ぜひ参考にしてくださいね。

①手持ちの企業に無理やり応募させられる

まずは批判的な評判として「手持ちの企業に無理やり応募させられる」というものがありました。例えば、以下のような内容です。

  • インターンシップを勝手に予約された
  • 無理矢理面接まで組まされた
  • 紹介する会社に行かせたい圧がすごい
  • 拒否すると説教を受けた

実際の口コミをいくつか見てみましょう。

インターンシップを勝手に予約された

22年卒です。担当のエージェントさんには、返事もしてないのにインターンシップを勝手に予約されたり、ピックアップしてくれた会社も評判悪かったり宗教じみてたりで、こっちは個人情報晒して登録してるのに裏切られた気分です。連絡を取り合ってても、「ピックアップした会社どれかひとつは絶対説明会登録させる」みたいな圧を感じて、正直もう利用したくないなと感じました。私の担当さんがおかしいだけなのかもしれませんが。

引用元:GoogleMaps

無理矢理面接まで組まされた

以前利用したが、志望していない業種を勧められ無理矢理面接まで組まされ、拒否すると他の担当者から説教を受けた。悪質。

引用元:GoogleMaps

このように、無理やり手持ち企業を受けさせようとするアドバイザーがいる、といった口コミが見られましたが、ビジネス構造上、仕方ないかもしれません。

なぜなら、就活生は、クライアントである採用企業に納品するための『商品』であるという考え方が、ビジネス上における正しい認識だからです。

事実として、就活エージェントは、就活生を企業に入社させることで、一人当たり100万円近い採用報酬を、企業からもらっています。ボランティアではありません。

上記の図が全てです。紹介した企業に入社させないと、就活エージェントはタダ働きになります。キャリアアドバイザーは「営業職」として厳しい目標が設定されているので、人によっては無理やり選考を受けさせようとするのも、理解はできます。

佐々木
どんなに親身で優しいキャリアアドバイザーだったとしても、ビジネスとしての実態がある以上「商品」と認識している側面は、少なからずあるものです。

②紹介企業が魅力的ではないケースがある

また、紹介企業の質に関するネガティブな口コミも多く散見されました。例をあげると下記の通りです。

  • 紹介企業の当たり外れが大きい
  • 評判が悪かったり、宗教じみていたりする
  • 極端に休みが少ない会社を勧められる

実際の口コミをいくつか紹介しますね。

紹介される企業は当たり外れが大きい

就活エージェントの中では最も利用者と密に連絡を取ってくれるため安心感はある。しかし紹介される企業はほかのエージェントと同様当たりはずれが大きいので、情報を鵜呑みにせず自分で精査することが重要。

引用元:GoogleMaps

評価が低い、休みが極端に少ない会社を勧められる

様々な就活エージェントにお世話になりましたが、キャリアパークさんが1番人間性などを考慮し会社を選んでくださいました。
しかし、時々あまり評価の高くない会社や、休みが極端に少ない会社などを勧められて少々困りましたが、頼りになるとも思います。

引用元:GoogleMaps

このように、紹介された企業について調べてみると、評判が悪かったり、条件が悪かったりで、魅力的に感じない、という口コミが散見されました。

ただ、そもそも就活エージェントを利用する企業の多くは、自社だけだと採用ができない中小企業です。自然と下記に当てはまる企業が多くなる傾向にあります。

就活エージェントを積極利用する企業
  • 給料が低くて、人が集まらない企業
  • 知名度が低くて、人が集まらない企業
  • 評判が良くなくて、人が集まらない企業

とにかく、就活生からの応募が集まらないために、就活エージェントに頼らざるを得ない企業が多くなる傾向にあります。(もちろん上記に該当する企業にも、素晴らしい企業はたくさんあります。)

佐々木
そもそも就活エージェントとは「モテない企業」と「モテない学生」をマッチングさせるものです。

人気企業も一応エージェントを利用してはいますが、自社採用ページにたくさん応募がくるので、一般レベルの就活生は採用されにくいです。100万円をエージェントに支払ってまで採用したいと思える優秀な学生だけを採用します

③担当者の対応品質が低いケースがある

また、ネガティブな口コミとして、担当者の対応品質が低いことを指摘したものも多くありました。以下のようなものです。

  • 担当者の連絡ミスが多い
  • 対応がおざなりでやる気がない
  • 言うことが二転三転している

実際の口コミをみてみましょう。

担当者の連絡ミスが多い

22卒です。手厚くサポートしてくださり、内定をいただくことができました。そのことに関してはとても感謝しております。

しかし担当の方の連絡のミスが度々あり、これから社会人になる身としては、信頼に欠ける部分がありました。(例:選考の結果の連絡がない、送られてきたURLが異なるなど)どの方に担当してもらえるのか によるのかと思いますが、ご参考までに。

引用元:GoogleMaps

担当者の対応がおざなりでひどい

・言葉巧みに好条件の斡旋メールを毎日のように送り付けてくるが、電話をかけると紹介できる案件は現在ないといわれる(詐欺まがいに登録を誘うやり口は悪徳派遣会社を彷彿とさせる)。

・斡旋メールには他サービスに登録しなければ内容が見れないものも多く、もはや迷惑メールそのもの。配信停止を申し込むと、こちらからは設定できないといわれる。

肝心のエージェントは対応がおざなりでやる気がない。話してても言う事が二転三転するし、肝心の社員がこのレベルじゃ斡旋先の会社の質もしれている。

引用元:GoogleMaps

このように、担当者の対応に不満を持った方の口コミは多くみられました。どの就活エージェントでも、一定こういった苦情はありますが、キャリアパーク就職エージェントも例外ではないようです。

また、学生を相手にすることもあって、経験の浅い担当者が比較的多くなりやすいことも、対応品質にバラツキが生じる理由になっています。下記の観点で見極めるようにしてください。

アドバイザーの質の見極め方

質の高いアドバイザー

・約束や時間はしっかり守る
・ビジネスマナーが身についている
・希望に沿った求人を紹介してくれる
・就活生から話を聞いて、その内容が担当者の行動に反映されている
・選考対策や、面接後のフィードバックをしてくれる
・エージェントだけが保有する就活に有益な情報を教えてくれる

質の低いアドバイザー

・時間にルーズ
・話口調がサークルの先輩感覚
・理由なく希望と異なる求人を紹介してくる
・求人を紹介してこない
・採用担当者につなぐだけでそれ以上のフォローがない
・就活生の話を聞いていない

さらに、あなたとの相性も含めて当たり外れがあるので、最初から一人に絞らず、複数のアドバイザーと面談をしてみることをおすすめします

合わない担当者は遠慮なく変更依頼しよう

担当アドバイザーの質が低いと感じたら担当変更を依頼しましょう。相手も仕事なので「申し訳ない…」と遠慮するのではなく、はっきりと伝えて大丈夫です。

そもそもキャリアアドバイザーは、多いと100人くらいの就活生を同時に相手にしているケースもあるので、一人くらいいなくなっても痛くも痒くもありません。

担当者変更の例文

いつもお世話になっております。
◯◯大学の△△(あなたの名前)です。

私は現在、××様(担当者の名前)にサポートをしていただいておりますが、
もし可能であれば、担当キャリアアドバイザーの変更をご検討いただけないでしょうか。

これまで多くのアドバイスを頂戴し、参考になる内容もあったと感じていますが、
ご提案内容に、方向性の違いがあり、改善する見込みを感じておりません。

お忙しい中恐縮ですが、何卒ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

△△(あなたの名前)

ちなみに担当変更をした場合、次に担当してくれるのは、より経験があり評判の良いキャリアアドバイザーである可能性が高いので実はお得です。

佐々木
担当者の変更はよくあることなので、遠慮せずに連絡しましょう!

佐々木
さて次章では、ここまでご紹介した良い評判と悪い評判を踏まえて、利用をおすすめできる人の条件について整理していきます!

【結論】利用をおすすめできる条件

まずは、ここまでご紹介してきた、キャリアパーク就職エージェントの良い評判(メリット)と悪い評判(デメリット)を再掲します。

◎良い口コミ評判
  1. 親身に接してくれるので安心できる
  2. 徹底サポートしてくれるので自信がつく
  3. 企業情報に詳しく、良い会社を見つけやすい
×悪い口コミ評判
  1. 手持ちの企業に無理やり応募させられる
  2. 紹介企業が魅力的ではないケースがある
  3. 担当者の対応品質が低いケースがある

このようにキャリアパーク就職エージェントは、一部アドバイザーの質に差があるものの、まだ見ぬ優良企業と出会えるチャンスが広がるためにも、ぜひ利用したいサービスです。

キャリアパーク就職エージェントをおすすめできる条件
  • 内定がまだない就活生
  • 学歴やガクチカに自信がない
  • ESや面接等の選考対策をしたい
  • 有名企業以外の優良企業を知りたい
佐々木
キャリアパーク就職エージェントは無料で就職活動全般をサポートしてくれます。WEB上で気軽に相談することができるので、まずは試してみてくださいね!
\60秒で無料登録!限定求人あり/

また、就職活動をより効率的に進めるためにも、一人の担当者に依存せず、複数の担当者と一緒に相談しながら進めたほうが安全です。次で紹介するようなサービスと併用するようにしましょう。

種別:就活サービス比較とおすすめ

ここでは就職活動をするなら利用したいサービスについて紹介していきます。どれも就活をグッと効率的に進められる可能性があるので、ぜひ利用してみてください!

種類おすすめサービス
就活エージェント
逆求人
スカウト
OB/OG訪問
ES閲覧
就活
コミュニティ
長期インターン
佐々木
ここからはおすすめのサービスについてそれぞれ詳しく解説していきますね!

利用料金がかかるものはないので、気になるものから利用してみましょう!

就活エージェントおすすめ

ここでは、10月時点のおすすめ就活エージェントを紹介します。厳選するにあたって各サービスを下記の点で比較し、ランキング化しました。

  • 比較ポイント(1) 求人数&質
  • 比較ポイント(2) アドバイザーのサポート力

ここでは簡単に上位3社に厳選して紹介していきますね。(詳しい比較表やTOP4以降はこちら

スクロール可能です→
順位就活エージェント総合評価コメント
1位キャリアスタート★★★★☆
4.7/5.0
就活後半で内定がない方向け
最短2週間のスピード内定も可能!
2位キャリセン就活エージェント★★★★☆
4.4/5.0
累計6万人が利用するノウハウ
比較的経歴の長い担当者がフルサポート
3位キャリアパーク就職エージェント★★★☆☆
4.3/5.0
自信がない方向け。ホワイト企業多数
優良企業の紹介と就活支援力に定評あり

※2023年10月時点の評価

佐々木
実際に利用された方の口コミを程よく紹介しつつ、詳しく解説をしていきますね!もちろん当たり外れはありますが、利用する価値のあるところばかりですよ!

逆求人・スカウトサービス

就活に強い逆求人サービスは下記の通りです。採用に力を入れている企業は、優秀学生の囲い込みをすべくスカウト型アプリをどんどん取り入れています。積極的に利用しましょう。

スクロール可能です→
順位就活サービス対象評総合価企業数学生数コメント
1位ABABA24卒◎
25卒×
★★★★☆
4.8/5.0
700社
以上
2万人
以上
最終選考で落ちた人向け
就活終盤で威力を発揮するサービス
2位オファーボックス24卒○
25卒○
★★★★☆
4.5/5.0
1.2万社
ほど
19万人
以上
利用企業も利用者数もNo.1
入社でお祝いギフトがもらえる
3位キャリアチケットスカウト24卒○
25卒○
★★★★☆
4.3/5.0
非公開5万人
以上
価値観診断からマッチング
エージェント最大手のレバレジーズ運営

※2023年10月時点の評価

佐々木
登録すれば登録するほどスカウトされる可能性が上がるので、いくつか利用しておきましょう!筆者も学生の頃は4~5つほど登録していたものです。

残念ながら、逆求人サービスの多くは「就活サイトのテンプレ一斉送信のような安いスカウト」を送ってくる“スカウトもどき”が多いのが現状ですが、上記3サービスであれば、採用担当者が一人ひとりの「ガクチカ、価値観」をしっかりと見た上でスカウトをする設計になっているので、内定につながりやすい傾向にあります。

特にABABAは「最終選考まで進んだけど、惜しくも社風と合わずに落ちてしまった」という方を対象にスカウトがくるので、就活終盤のイマ、特におすすめです

OB/OG訪問に便利なサービス

OBOG訪問ができるサービスは下記の通りです。最初は緊張するかもしれませんが、企業の一次情報を積極的に取りに行くためにも、必ず利用してください。

スクロール可能です→
順位就活サービス評総合価コメント
1位マッチャー★★★★☆
4.4/5.0
会社&大学単位で探せる
ややOBOGの質は荒いが人数が多い
2位ビズリーチキャンパス★★★★☆
4.2/5.0
同じ大学のOBOGを探せる
定期的にイベントも実施されている
3位yenta★★★★☆
4.1/5.0
優秀人材(役員や社長)と繋がれる
本来OBOG訪問向けではないがおすすめ

※2023年10月時点の評価

佐々木
マッチャーは、学生からOBOG訪問され慣れた社会人が多く、個別でレビューを見ることもできるので、初心者でも安心です。

ただ、正直なところ「たいして活躍していないイマイチな社員」がほとんどです。個人の経験談に依存した再現性のないアドバイスが大半なので、取捨選択が必要ですね。

また、もともとはOBOG訪問を目的としたサービスではありませんが、yentaもおすすめです。ビジネスパーソンで繋がれるアプリで優秀な方も比較的多い印象です(胡散臭い起業家も多いですが)。

ES閲覧できる就活サービス

無料で内定者のESを閲覧することができるサービスを紹介します。ゼロベースで作るより、なにかしら参考にしたほうが楽です。基準を知るためにも利用しましょう。

スクロール可能です→
順位就活サービス評総合価コメント
1位ワンキャリア★★★★☆
4.3/5.0
ESだけでなく面接内容もわかる
独自イベントもあるので登録必須
2位みん就★★★★☆
4.1/5.0
歴史が長い大手情報サイト
利用者が多いので登録ESも多い
3位ユニスタイル★★★☆☆
3.6/5.0
内定者のES60,000以上が掲載
業界によってはやや少ない場合も

※2023年10月時点の評価

佐々木
ワンキャリアはややレベルの高い学生向けではありますが、倍率の高い企業で通過したESを見ることができるので登録必須です!

イマイチな企業では、日本語やロジックがやや怪しいESだったとしても通ってしまうことがありますが、倍率が高い企業では絶対に落ちます。

ESのテーマはだいたいパターン化されるので、どうせ参考にするのであればハイレベルな企業で通過したものを選ぶに越したことはありません。

就活コミュニティ

受動的に情報を受け取れるので、就活コミュニティに所属することもおすすめです。求人紹介がメインの就活エージェントと違って、就活講座や勉強会コンテンツが充実しています。

スクロール可能です→
順位就活サービス評総合価コメント
1位イロダスサロン★★★★★
5/5
8,000人以上の24卒就活生が利用
就活講座に力を入れた就活エージェント
2位エンカレッジLINEオープンチャット★★★★☆
4/5
LINEオープンチャット(匿名)
業界別に用意されていてサクッと入れる
3位ユニスタイルLINEオープンチャット★★★★☆
4/5
LINEオープンチャット(匿名)
業界別に用意されていてサクッと入れる

※2023年10月時点の評価

1位のイロダスサロンは、就活講座や教材を無料で見ることができる就活コミュニティです。(正確には、就活講座に力を入れた就活エージェントですね。)

就活エージェントとしては提携先400社とやや物足りないですが、ライブ型講座が週1回開催されていたり、全160ページ越えの教材が配布されたりと嬉しい特典が多いので、就活初心者には特におすすめできます。

長期インターン掲載サイト

就職活動を有利に進めるためには長期インターンもおすすめです。社会経験を就活前から積めるので「働く」イメージがつきやすく志望動機やガクチカも作りやすくなります。

スクロール可能です→
順位就活サービス評総合価コメント
1位ウォンテッドリー★★★★★
4.7/5.0
求人掲載数2万件以上
気軽に話を聞けて、体験談も豊富!
2位インフラインターン★★★★☆
4.4/5.0
求人数7,000件以上!
質が高いものから気軽なものまで幅広い
3位ゼロワンインターン★★★★☆
4.1/5.0
求人数は1,500件以上。質が高い
就活向きの有給インターンが多めな印象

※2023年10月時点の評価

佐々木
Wantedlyは、ビジョンややりがいを軸に仕事を探せるベンチャー特化のサイト。他サービスと違って企業側が無料で掲載開始できるので、掲載数が圧倒的です。

時給が記載されていないところがネックですが、企業ブログやスカウト機能など、コンテンツが全体的に充実しているので、インターンを探すなら外せません。

インフラやゼロワンインターンは、企業側が掲載料を支払う必要がある(年間60万円近く)ので、求人数はやや減りますが、大量採用に向いた職種(営業やライター)が多くあります。そのため、未経験でも始めやすいのが特徴です

よくある質問と回答【就活ノウハウ】

最後に、就活全般に関するノウハウをFAQ(よくある質問と回答)形式でまとめていきます。ぜひ参考にしてください。あなたの就活がうまくいくことを祈っています。

<就活エージェント関連>
<仕事の選び方>
<面接対策について>

Q. 就活エージェントとは?

就活エージェントとは、人材を採用したい企業と、企業に就職したい就活生をマッチングさせる人材紹介サービスのことです。就活のプロが間に入り、双方にとって最適な組み合わせを実現します。

就活エージェントがしてくれること
就活生側に企業側側に
・非公開、新着求人の紹介
・企業側への推薦
・選考対策(書類、面接)
(・優秀なら給与交渉も可能)
・人材の紹介
・求人票作成、改善提案
・就活生側へのプッシュ
・各種調整

就活生は無料で利用できます。実績から培われた就活ノウハウを得ることができるので、情報収集のためにも登録することをおすすめします。

Q. 就活エージェントはなぜ無料?

就活エージェント(有料職業紹介事業者)は、職業安定法によって「求職者から手数料や報酬を受けてはならない」と定められているからです。

(手数料)
第三十二条の三 第三十条第一項の許可を受けた者(以下「有料職業紹介事業者」という。)は、次に掲げる場合を除き、職業紹介に関し、いかなる名義でも、実費その他の手数料又は報酬を受けてはならない。
一 職業紹介に通常必要となる経費等を勘案して厚生労働省令で定める種類及び額の手数料を徴収する場合
二 あらかじめ厚生労働大臣に届け出た手数料表(手数料の種類、額その他手数料に関する事項を定めた表をいう。)に基づき手数料を徴収する場合
○2 有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。ただし、手数料を求職者から徴収することが当該求職者の利益のために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、同項各号に掲げる場合に限り、手数料を徴収することができる。

引用元:職業安定法32条の3第2項

上記のように、求職者(就活生)からは、原則として手数料を受け取ってはいけない決まりがあります。(代わりに企業から採用報酬をもらっています。)

Q. 就活エージェントの仕組みは?

就活エージェントは、採用企業に対して就活生を紹介することで、採用となった場合に成果報酬を受け取るビジネスをしている「人材紹介事業所」のことです。

そのため、就活生は無料で使うことができますが、就活エージェントにとってのクライアントはあくまで採用企業なので、信用しすぎないように注意してください。

就活エージェントにとって、クライアント企業は一度や二度ではなく長期的に取引をすることになるので、ビジネス構造上どうしても「就活生は商品」となります。

結果として、中には「就活生を騙してでもクライアント企業に入社させようとする」といった不誠実な対応をとる就活エージェントもいるので注意してください。

Q. 就活エージェントのメリット

就活エージェントのメリットは下記の通りです。実は筆者も就職活動の時に使いましたが、特に赤文字で強調したところに大きな意義を感じました。

就活エージェントのメリット
  1. 代わりに企業を選んでくれる
  2. 隠れ優良企業を知れる可能性がある
  3. ぱっとみ微妙な企業の魅力を教えてくれる
  4. サボりがちでも就職活動が前に進む
  5. 自己分析、エピソードの言語化が進む
  6. 選考エントリー(ES)の手間が省ける
  7. ES添削や面接対策で選考通過率があがる
  8. お祈り理由がわかるので次に活かしやすい
  9. 担当者によっては企業側にゴリ押ししてくれる
  10. 就活市場価値をより客観的に知ることができる

これらの就活サポートを全て無料でしてくれるので、何から始めていいか困っている就活生にとっては、これ以上ない頼もしい仲間かもしれません。

特に、エージェントを利用する意義は「②③隠れ優良企業とその魅力を知れる」点にあります。ナビサイトやネットで情報収集するだけだとどうしても限界がありますからね。

また、成果報酬があるので選考にはやや不利になりますが「⑥大手企業であってもエントリーシートをいちいち出さなくて良い」点は、意外とメリットです(自信のある方向けですが)。

Q. 就活エージェントのデメリット

就活エージェントのデメリットは大きく以下の6パターンに分類されます。例外はありません。

  1. 紹介企業は人気のないところが多い
  2. 身の丈にあった求人しか紹介されない
  3. ゴミ担当者に時間と思考体力を奪われる可能性
  4. ポンコツ担当者に足を引っ張られる可能性
  5. 通常応募の就活生と比べて不利になることがある
  6. 「お世話になったので断るのが申し訳ない」と就職先選びにバイアスがかかる

①②は単に「紹介企業に期待しすぎないでくださいねー」という話ですが、③〜⑥は「明確なデメリット」ですね。

特に担当者には当たり外れが大きいので、違和感があればすぐに変更するようにしてください!

Q. 就活エージェントの裏事情は?

ここでは、無料で利用できて求人紹介からサポートまでしてくれる就活エージェントの、利用する前に認識すべき裏事情について紹介していきます。

  1. ビジネス上、就活生は「商品」である
  2. 売れない商品に時間を割いてはくれない

匿名だからこそ語れる裏事情を包み隠さず公開していきます。就活エージェント全般における一般論として参考にしてくださいね!

佐々木
元エージェントとしての筆者の経験を踏まえつつ、赤裸々に裏事情を解説していきます。

①ビジネス上、就活生は「商品」である

まず就活エージェントの仕組み(ビジネスモデル)ですが、以下のように、就職希望者を入社させることで、企業から採用報酬をもらっています。

その報酬は大まかに決定年収の30%前後と言われているので、年収400万円で入社させれば、120万円が成果報酬として支払われることになります。(就活だと一律100万円のところもあります。)

そのため、就活生は、クライアント(新卒採用に困って就活エージェントを利用している企業)に納品するための『商品』という考え方が、ビジネス上における正しい認識です。

特に、採用企業は報酬を支払ってくれて継続的に取引をすることになる相手ですが、就活生は一円も払わず一度しか利用(就職)しないので、どうしてもビジネス上の優先度は異なります。

佐々木
どんなに親身で優しいキャリアアドバイザーだったとしても、ビジネスとしての実態がある以上「商品」と認識している側面は、少なからずあるものです。

②売れない商品に時間を割いてはくれない

ビジネス上、就活生はクライアント企業に納品するための「商品」ですが、売れない商品に無駄に時間を割くことは、ビジネスにおいて賢い行動ではありません。

そのため、以下のような方は「売れない商品(入社できない就活生)」という烙印を押されてしまい、合理的なキャリアアドバイザーからは相手にされなくなります。

  • 希望条件の求人がほとんどない
    →納品できるクライアントがいない
  • 就活生のレベルが低い
    →商品として売ることができない

そのため、就活エージェント側に「売れないな」と思われてしまったら、満足に案件紹介やサポートをしてもらえなくなってしまうので、注意してくださいね。

反対に「この就活生は売れる!」と期待をかけてもらえれば、たくさん求人を紹介してもらえて、内定するためのサポートも丁寧にしてもらえますよ!

佐々木
本来、市場価値の低くて自力での就活が難しい利用者にこそ、丁寧なサポートが必要なのですが、時間をかけられないジレンマがあるのです。

Q. 就活エージェントは複数利用すべき?

必ず、複数利用すべきです。就活エージェントによって保有求人や対応の質が全く異なるので、いくつか登録して、比較するようにしてください。

Q. 就活エージェントは何社利用すべき?

就活エージェントは「3社」利用することをおすすめします。

実際に、エージェント利用者向けのアンケート調査(有効回答数1,515件)でも、利用社数に応じて最終的な満足度が大きく変わり、以下のことが判明しています。

利用社数と転職成功率の統計結果
  • 1社だと、成功確率が低く、失敗確率が高い
  • 3社までは成功確率が上がり失敗確率も下がる
  • 4社以上利用しても3社とそう大きな差がない

▼利用社数と転職成功率の分布(有効回答数1,515件)

利用社数満足/成功普通不満/後悔
1社のみ66.5%
低い
24.5%
(-)
8.9%
高い
2社70.5%
(普通)
22.2%
(-)
7.3%
(普通)
3社74.3%
高い
20.6%
(-)
5.1%
低い
4社75.0%
高い
20.5%
(-)
4.5%
低い
5社以上74.0%
高い
22.0%
(-)
4.1%
低い

このように、1社のみを利用した場合に比べて、3社以上を利用することで、「満足した割合が10pt近く高くなる」「転職に不満を持っている割合が半分になる」といった差が出ています。

上記は転職エージェントにおける統計ですが、全く同じ業態をとっている就活エージェントに対しても同様のことが当てはまるのは言うまでもありません。

佐々木
ただ、4社以上利用してもあまり結果が変わらないのと、同時に多く併用すると連絡が大変になってしまうので「3社」をおすすめします!

Q. 就活エージェント利用の流れ

就活エージェントを利用する流れは以下の6ステップになります。

  1. 応募フォームから登録・申し込み
  2. 担当コンサルタントと面談
  3. 選考対策(書類添削、面接練習)
  4. 求人紹介、応募
  5. 面接、選考フィードバック
  6. 内定、入社前後の最終調整

担当コンサルタントは忙しいことが多いです。積極的に選考対策(書類添削や面接練習)をやるという方はそう多くありません。こちら側から丁寧にお願いするのがポイントです。

Q. 就活エージェント活用ポイント

就活エージェントを利用する流れの中で、効果的に活用するためのポイントを整理すると、以下のようになります。

  1. 応募フォームから登録・申し込み
    ・就活エージェントは複数登録する
    ・事前に就職活動用のメールアドレスを作る
  2. 担当コンサルタントと面談
    ・事前に希望条件を整理しておく
    ・経験を盛るとしても嘘にならない程度に
    ・担当者と合わなければ担当変更を依頼する
    ・その後コンサルタントにはこまめに返信する
  3. 選考対策(書類添削、面接練習)
    ・自分から依頼する
    ・面接の想定質問を事前に聞いておく
    ・フィードバックが少ない担当は変更する
  4. 求人紹介、応募
    ・応募時の推薦文を必ず確認する
    ・応募企業の業界内での立ち位置を聞く
    ・むやみやたらに求人へ応募しない
    ・その企業を退職した人から一次情報を集める
  5. 面接、選考フィードバック
    ・その企業でされやすい質問を聞く
    ・その企業に聞くべき逆質問を聞く
    ・選考で見送りになったら対策を依頼する
  6. 内定、入社前後の最終調整
    ・妥協しない
    ・言いなりにならず自分で決める

Q. やりたい仕事がない場合どうすれば?

やりたい仕事が見つからないのは、シンプルに知識と時間が足りていないからなので、しっかりと調査してじっくりと考えれば、必ず見つかります。

  • Step1. どのような仕事があるかを知る
  • Step2. 仕事を選ぶ基準を理解して比較する

このように、悩まれている方の多くは、この世界にどのような仕事があるかを十分に知らないまま「自分にはやりたい仕事がない」と勘違いしているケースがほとんどです。

世界には、あなたの知らない仕事がたくさんあるので、しっかりと調査をして、じっくりと考えれば、興味の惹かれる仕事は必ず見つかります。

Q. そもそも仕事の選び方を教えてください

仕事の選び方は、以下の3ステップを順に進めながら選びましょう。

仕事を選ぶまでの3ステップ
  • Step1. 仕事を選ぶ10基準に重みをつける
  • Step2. 視野を広げて仕事をリストアップする
  • Step3. 点数をつけながら徹底的に比較する

詳しくは以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください!

今後のキャリアについて徹底的に考えたいなら、ポジウィルキャリアのようなキャリアコーチングサービスを利用するのも一つの手です。

利用料金はかかります(初回相談は無料)が、20~30代の無料/有料相談実績No.1を獲得している人気サービスなので、あなたが納得するまで向き合ってくれますよ!

Q. 面接でよく聞かれる質問を教えてください

就職活動では以下のような質問をよくされるので事前に対策しておくことをおすすめします。

  • 自己紹介、PR(1分)
  • 仕事における強みと弱み
  • 強みと弱みを発揮した経験や学び
  • あなたの強みをこの会社でどう活かすか
  • 周囲からどういった評価をされるか
  • 自分を一言で表すと?◯で例えると?
  • 学生時代に最も苦労したこと
  • 学生時代に最も力を入れたこと
  • 将来のキャリアビジョン
  • 就活の軸と実際に受けている企業名
  • 弊社を志望する動機
  • 逆質問(なにか質問はありますか?)

上記全ての質問で「なぜですか?」「他にはありますか?」と3回聞かれても大丈夫なように対策をしておきましょう。

特に、逆質問で「特にありません」と答えてしまうのは、思考力を疑われる(人生かかってるのに何も考えていないの)ので、必ず準備して臨みましょう。

Q. 逆質問ではなにを聞けば良いですか?

詳しくは別記事「仕事の比較基準」で解説していますが、下記のような項目を聞くことで他社と比較できるようにしましょう。

逆質問で面接官に直接聞くべき項目

  • 理念:ビジョン、社風への共感ができそうか
    →理念の浸透度合いを教えてください
    →御社らしい制度や文化があれば教えてください
    →御社ではどういった褒め言葉がよく使われますか?
  • 活躍:自分が価値貢献、強みを活かせそうか
    →どういった強みを持つ社員が多いか
    →組織内で足りていない人材・スキルは何か
    →自分の強みである◯◯は活かすことができるか
  • 明確:給与や評価、仕事内容は明瞭か
    →会社や組織のビジョンは何か
    →ビジョン実現に向けた行動や仕組みはあるか
    →組織はどのような目標で動いているのか
    →個人目標の設定内容と、役割ごとの責任範囲
    →給与体系と評価制度
    →個人の貢献と失敗を可視化して判断する仕組み
  • 前進:目標達成・成長実感を得られるか
    →目標の粒度と明確性
    →どの行動が進捗に結びついたかが即座にわかるようになっているか
    →十分な時間とリソース提供、適切なサポートがあるか(初動3ヶ月のサポート)
  • 刺激:仕事は多様性や変化に富んでいるか
    →任せられる仕事内容の幅と変化の事例
    →リスクを負った挑戦や失敗が許容された事例
  • 裁量:仕事の決定権が自分にあるか
    →組織や個人の目標はどのように決まるのか
    →労働時間、場所はどこまで好きに選べるのか
    →仕事内容や作業ペースはどこまで委ねられるのか
  • 貢献:社会や人の役に立つ感覚はあるか
    →仕事のやりがいを全て教えてください
    →その仕事はどう社会に貢献していますか
    →貢献の実感はどう得ることができますか

事前に調査すべき項目

下記3項目は面接の逆質問では聞くことができないものなので、求人票なり口コミサイト、あるいはOB訪問を駆使して1次情報を集めるようにしてください。

  • 労働:勤務時間、業務負荷は多すぎないか
    →口コミサイトやOB訪問で確認
  • 報酬:生活に必要十分な報酬は得られるか
    →口コミサイトやエージェント経由で確認
  • 仲間:一緒に働く上司や同僚は魅力的か
    →OB訪問や面接の過程で確認しましょう。