LITALICOキャリアの評判/口コミは悪くない?福祉転職におすすめ?他社比較と全特徴

児童福祉・障害福祉に特化した転職エージェントのLITALICOキャリア。名前は聞くものの、悪い評判がないか、登録すべきか気になりますよね。

当ページでは、福祉領域での転職目線で他サービスと比較しながら、LITALICOキャリアのメリットデメリットを網羅的に解説していきます。

この記事のまとめ
  • 障害児通所施設での転職なら必須
    障害児通所施設(放課後等デイサービス・児童発達支援)の求人を探しているなら、強くおすすめ。どの職種でも求人数が圧倒的。
  • 学校や保育園、病院などは少ない
    代わりに使うならジョブメドレーがおすすめ
この記事を書いた専門家
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運営者
東証プライム上場企業の現役管理職。企業側として新卒・中途採用をしている経験と、自身が転職した体験談から記事を執筆。元転職エージェント。

LITALICOキャリアの特徴まとめ

LITALICOキャリアは、障害福祉・児童福祉に特化した転職エージェントです。特に、放課後等デイサービス・児童発達支援の求人が多いですね。

基本的に、全国で幅広い職種を取り扱っていますが、児童に携わる仕事が中心で、児童指導員や保育士、心理士関係といった求人が多い傾向にあります。

LITALICOキャリアの特徴
  1. 児童福祉と障害福祉に特化
    • 有資格者向け
    • 放デイ・児発の求人が中心
    • 全国で幅広く職種を保有している
  2. キャリアアドバイザーの転職支援あり
  3. 定期的にイベントや勉強会を開催している

ほぼ全ての求人で資格が必要ですが、LITALICOならではの好条件求人を紹介してもらえます。無料で利用できるので、ぜひ気軽に相談してみてください。

\60秒で無料登録!限定求人あり/

【公式】https://litalico-c.jp/

LITALICOキャリアの基本情報
タイプ 転職エージェント
利用料金 無料
対象地域 全国
求人件数 10,000件
運営会社 株式会社LITALICO
公式サイト https://litalico-c.jp/
2024年3月更新

保有している求人の特徴

LITALICOキャリアの求人特徴
  1. <職種>
    全体的に充実。児童指導員が多い
  2. <事業種>
    放デイ・児発の求人が中心
    あと就労支援関連の求人なら多い
  3. <地域>
    都心部に集中するも全国各地で十分保有
  4. <雇用形態>
    正社員とアルバイトは半々

LITALICOキャリアは、放課後等デイサービスと児童発達支援の案件がほとんどで、直接、児童と関わる職種(児童指導員や保育士)が多い傾向にありますね。

詳しい解説を見る

他の転職エージェントと比較して

他の児童指導員向け転職エージェントと比較すると「1位」の結果となりました。特に障害児向けの施設ならおすすめです。

スクロール可能です→
エージェント 求人件数  評価
順位 サービス名 総求人数 正社員 アルバイト 契約社員 満足度 コメント
1位 LITALICOキャリア 5,746件 3,154件 2,394件 198件 ★★★★☆
4.4
ほとんど療育施設(放デイ・児発)
アドバイザーによる丁寧な支援あり
2位 療育biz 3,734件 3,713件 2件 19件 ★★★☆☆
3.7
療育専門アドバイザーの支援あり
やや中規模なので都市部メイン
3位 マイナビ保育士 337件 261件 62件 14件 ★★★☆☆
3.4
大手転職エージェントのサポート
保育士の有資格者ならおすすめ
2024年3月更新

ただ、学校や保育園、病院などは少ないのでジョブメドレーマイナビ保育士といった他の転職サービスも利用できるとなお良いですね。

LITALICOキャリアの評判/口コミ

ここではLITALICOキャリアについての口コミを紹介していきます。求人サイトなので、X(旧Twitter)やGoogle等で調べても、参考になる口コミは直近2年間で5件しか見つかりませんでした

LITALICOキャリアの口コミ評判
  • 良い口コミ評判
    • 福祉系の求人をたくさん紹介してもらえる
    • 速攻電話がかかってくる
  • 悪い口コミ評判
    • 地方では求人が少なく、資格が必要な求人のみ
    • 臨床・公認心理師の求人は放デイばっかり
    • たくさん電話がかかってくる

具体的なものを引用していきます。

福祉系の求人をたくさん紹介してもらえる

放課後等デイサービスはめちゃくちゃ人欲しがってますよ。時間の融通が効くならどうですか?LITALICOキャリアに登録すると、福祉系たくさん紹介してもらえます

引用元:X(旧Twitter)

速攻電話がかかってくる

一昨日リタリコキャリアに登録したら速攻電話かかってきた。いま担当してる人たちが大事だし転職したかねえけど、会社がこんなやからいつでも動けるようにしとかんとね……

引用元:X(旧Twitter)

地方では求人が少なく、資格が必要な求人のみ

リタリコキャリアで求人探してみたけど、まず近くの市町村には無い。車で2時間かかる所にあるけど、全て資格必要(簡単に取れない資格)。やっぱり出来ることなかった…

引用元:X(旧Twitter)

臨床・公認心理師の求人は放デイばっかり

LITALICOキャリアの臨床心理士・公認心理師の求人は放デイばっかであり、今勤めている放デイと比べた際にどうやって差別化しようとしてるかが分かりづらい…

引用元:X(旧Twitter)

たくさん電話がかかってくる

リタリコキャリアに登録したらめっちゃ電話くるようになってしまった…
失敗だったかしら。

引用元:X(旧Twitter)

LITALICOキャリアの保有求人の特徴まとめ

ここではLITALICOキャリアが掲載している求人の特徴を解説してきます。職種、業種、地域で確認したところ、下記のような傾向があることがわかりました。

LITALICOキャリアの求人特徴
  1. <職種>
    全体的に充実。児童指導員が多い
  2. <事業種>
    放デイ・児発の求人が中心
    あと就労支援関連の求人なら多い
  3. <地域>
    都心部に集中するも全国各地で十分保有
  4. <雇用形態>
    正社員とアルバイトは半々

LITALICOキャリアは上記のような特徴を持っています。一つひとつ、簡単に説明していきます。

①職種は全体的に充実。児童指導員が多い

求人数を職種別で集計すると下記のようになりました。求人数が500件に満たない職種はすべて「その他」にまとめています。

職種 求人数 割合
サービス管理責任者 861件 3.1%
理学療法士 2,564件 9.1%
作業療法士 2,741件 9.8%
児童指導員 5,591件 19.9%
保育士 5,789件 20.6%
児童発達支援管理責任者 2,666件 9.5%
言語聴覚士 2,742件 9.8%
臨床心理士/公認心理師 2,423件 8.6%
その他 2,723件 9.7%

※それぞれ2023年5月14日時点の数値

どの職種もバランスよく保有していることがわかります。特に、児童指導員の求人数が多いですね。他社と比べても圧倒的だと思います。

職種 求人数 割合
ヘルパー 26件 0.1%
サービス提供責任者 80件 0.3%
管理者 128件 0.5%
看護職員 227件 0.8%
生活支援員 353件 1.3%
サービス管理責任者 861件 3.1%
理学療法士 2,564件 9.1%
作業療法士 2,741件 9.8%
世話人 117件 0.4%
職業指導員 52件 0.2%
就労支援員 141件 0.5%
相談支援専門員 106件 0.4%
児童指導員 5,591件 19.9%
保育士 5,789件 20.6%
障害福祉サービス経験者 3件 0.0%
児童発達支援管理責任者 2,666件 9.5%
機能訓練担当職員 25件 0.1%
指導員 304件 1.1%
その他 1,161件 4.1%
言語聴覚士 2,742件 9.8%
臨床心理士/公認心理師 2,423件 8.6%
合計 28,100件 100%

※それぞれ2023年5月14日時点の数値

②放課後デイと児童発達支援がほとんど

LITALICOキャリアが保有する求人を「事業種別」で集計すると下記のようになりました。求人数が20件に満たないものはすべて「その他」にまとめています。

分類 事業種 求人数件 割合
児童福祉 放課後等デイサービス 10,000件 51.7%
児童発達支援事業所 6,590件 34.0%
児童発達支援センター 26件 0.1%
障害福祉 就労移行支援 384件 2.0%
就労継続支援A型 145件 0.7%
就労継続支援B型 322件 1.7%
計画相談支援 38件 0.2%
共同生活援助 626件 3.2%
施設入所支援 57件 0.3%
居宅介護 183件 0.9%
生活介護 181件 0.9%
その他 805件 4.2%
合計 19,357件 100%

※それぞれ2023年5月14日時点の数値

上記を見るに、放課後等デイサービス(51.7%)と児童発達支援(34.0%)が圧倒的ですね。合計すると85.7%ほどを占めています。

③都心部に集中するも全国各地で十分保有

LITALICOキャリアは全国各地での福祉系求人を取り扱っています。地方別で絞り込んだときの求人件数を表に落とし込むと、下記のようになりました。

エリア 求人数 求人数
北海道 北海道 639件
東北 青森県 19件
岩手県 87件
宮城県 177件
秋田県 17件
山形県 62件
福島県 256件
北関東 茨城県 684件
栃木県 162件
群馬県 205件
首都圏 埼玉県 2,377件
千葉県 2,775件
東京都 2,796件
神奈川県 4,241件
北信越 新潟県 85件
富山県 29件
石川県 18件
福井県 5件
山梨県 38件
長野県 537件
東海 岐阜県 348件
静岡県 806件
愛知県 2,809件
三重県 285件
近畿 滋賀県 238件
京都府 358件
大阪府 3,182件
兵庫県 1,396件
奈良県 229件
和歌山県 25件
中国・四国 鳥取県 3件
島根県 37件
岡山県 195件
広島県 498件
山口県 60件
徳島県 12件
香川県 43件
愛媛県 125件
高知県 0件
九州・沖縄 福岡県 1,136件
佐賀県 58件
長崎県 113件
熊本県 423件
大分県 43件
宮崎県 37件
鹿児島県 207件
沖縄県 225件
合計 28,100件

※それぞれ2023年5月14日時点の数値

都市部は1,000件を超える求人がありますね。それ以外の地域でも、100件以上の求人がある都道府県が多いので、十分求人を探すことができそうです。

以下地域に該当しない限り、期待は持てるでしょう。

求人が20件ない都道府県
  • 青森県 19件
  • 秋田県 17件
  • 石川県 18件
  • 福井県 5件
  • 鳥取県 3件
  • 徳島県 12件
  • 高知県 0件

上記の都道府県では、ハローワークを利用するのが一番かもしれません。

④雇用形態は正社員とアルバイトが半々

LITALICOキャリアは全国各地での福祉系求人を取り扱っています。雇用形態別で絞り込んだときの求人件数を表に落とし込むと、下記のようになりました。

雇用形態 求人数 割合
正社員 10,000件 48.3%
契約社員 946件 4.6%
パート/アルバイト 9,753件 47.1%

※それぞれ2023年5月14日時点の数値

上記のように、契約社員の求人数はほとんどなく、正社員とアルバイトがほとんどを占めていることがわかります。そのため、働き方に応じて柔軟に求人を選ぶことができるでしょう。

ここまでのまとめ

LITALICOキャリアが保有している求人には下記の特徴があります。

LITALICOキャリアの求人特徴
  1. <職種>
    全体的に充実。児童指導員が多い
  2. <事業種>
    放課後デイと児童発達支援がほとんど
  3. <地域>
    都心部に集中するも全国各地で十分保有
  4. <雇用形態>
    正社員とアルバイトは半々

基本的に、放課後等デイサービスと児童発達支援の案件がメインで、児童指導員や保育士として直接児童と関わる職種が多い傾向にありました。

LITALICOキャリアの強み・人気な理由

ここではLITALICOに登録することによる「求人に応募できること以外のメリット」を整理していきます。具体的には下記4点です。

それぞれ簡単に解説していきます。

①キャリアアドバイザーに相談できる

LITALICOキャリアに所属している、児童福祉・障害福祉の転職事情に詳しいキャリアアドバイザーに、転職活動の相談をすることができるようになります。

対象は有資格者のみに限りますが、具体的には、下記のサポートをしてくれるようになります。

キャリアアドバイザーの支援内容
  • 経歴の棚卸し
  • 新着・非公開求人の紹介
  • 職務経歴書などの添削
  • 過去の面接傾向の共有
  • 面接練習とフィードバック
  • 条件、給与交渉

どれも無料で対応してくれます。転職活動を効率的かつ効果的にするためにも、積極的に活用しましょう!

運営者
特に、経歴にあった非公開求人を紹介してもらえるようになるのが大きいですね。非公開なだけあって、条件が良い傾向にあるので。

②新着求人や非公開求人を見れる

LITALICOキャリアに登録することで『非公開求人』を見ることができるようになり、募集を始めたばかりの『新着の求人』も優先的に紹介してもらえます。

求人種類の傾向
  1. 非公開求人
    特徴:好条件求人の少人数募集が多い
    対義語:公開求人(大量募集系が多い)
  2. 新着求人
    特徴:好条件求人がまだ出てくる
    対義語:古い求人(売れ残り…)

特に、両方の特徴を持つ『非公開で新着な求人』は、好条件なものが多く、まだ誰も募集していないので、競争が少なく、狙い目ですね。

非公開かつ新着な求人は、狙い目
  • 非公開かつ新着求人
    枠が少ない好条件求人が見つかりやすい
    →登録しないと見れない!
  • 公開かつ古い求人
    条件が微妙な売れ残り求人が多い
    →登録せずに見れるのはコレだけ
運営者
仮にすぐの転職でなくとも、条件の良い求人があればすぐに紹介してもらえる体制を作ることをおすすめしますよ!

③各種イベント・勉強会に参加できる

LITALICOキャリアは利用者が多い大手サービスというだけあって、定期的に、勉強会やセミナーを開催しています。どれも無料で参加できます。

時期によって具体的な内容は異なりますが、2023年5月時点では、以下のようなものがありますね。

イベントの例
  1. PTOTST向けの勉強会
    • 病院と発達支援領域の違い
    • 評価の重要性と指標、コツ
  2. LITALICOジュニア説明会(学生向け)
    • 1dayインターン(オンライン)
    • 社内研修に基づく内容で体験可能
  3. 現役人事による転職活動セミナー
    • 転職活動のコツを知れる
    • 質疑応答を匿名で可能

また、こういったイベントに主体的に参加すると、職種同士でつながりができるので、就職活動の情報戦にも強くなります。ぜひ見てみてくださいね!

④オリジナルマガジン更新通知が届く

残念ながら最近はほとんど更新されていないようですが、LITALICOキャリアのマガジン更新の通知が届くこともメリットの一つですね。

ためになるものが多いので、仕事で関連する分野のマガジンがあれば、ぜひ読んでみてください。

引用元:公式情報マガジン

さて次章では、ここまでご紹介したLITALICOキャリアの特徴を踏まえて、利用をおすすめできる人の条件について整理していきますね。

結論|こんな人におすすめ

ここまで解説してきた良い悪い口コミ評判、及び他社比較の結果からLITALICOキャリアのメリットとデメリットを整理すると、以下のようになります。

◎メリット
  1. 全国で療育系の求人が多い
    • 放課後デイと児童発達支援で約9割
      • 職種は全般強い
  2. 障害福祉系の求人も多い
    • 就労支援と自立訓練
  3. 転職活動の情報収集に役立つ
    • アドバイザーの転職支援がある
    • 独自セミナーやマガジン発刊
×デメリット
  1. 資格がないと応募できない
  2. 地方で一部求人が少ないところあり
  3. 放デイと児童発達支援以外は限定的
    • 学校や保育園、病院系は少ない
    • 臨床・公認心理士はほぼ放デイ

まとめると、LITALICOキャリアは、児童福祉・障害福祉の専門職であれば、全国で幅広い求人を保有しているので、強くおすすめできます

LITALICOキャリアをおすすめできる人
  • 有資格者
  • 放デイや児童発達支援を探している
    • それ以外でも新着求人を待てるならアリ

利用は無料なので、上記いずれかに該当するのであれば、気軽に登録してみましょう。

\60秒で無料登録!限定求人あり/

【公式】https://litalico-c.jp/

よくある質問・転職ノウハウ

最後に、よくある質問と転職ノウハウをFAQ形式で整理しました。少しでもお役に立てれば幸いです。

転職エージェント関連

Q. 転職エージェントはなぜ無料?

職業安定法によって「求職者から手数料や報酬を受けてはならない」と定められているからです。

(手数料)
第三十二条の三 第三十条第一項の許可を受けた者(以下「有料職業紹介事業者」という。)は、次に掲げる場合を除き、職業紹介に関し、いかなる名義でも、実費その他の手数料又は報酬を受けてはならない
一 職業紹介に通常必要となる経費等を勘案して厚生労働省令で定める種類及び額の手数料を徴収する場合
二 あらかじめ厚生労働大臣に届け出た手数料表(手数料の種類、額その他手数料に関する事項を定めた表をいう。)に基づき手数料を徴収する場合
○2 有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。ただし、手数料を求職者から徴収することが当該求職者の利益のために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、同項各号に掲げる場合に限り、手数料を徴収することができる。

引用元:職業安定法32条の3第2項

上記のように、一部の例外を除いて、有料職業紹介事業者(転職エージェント)は、求職者(仕事を探している人)から、手数料を受け取ってはいけない決まりがあります。

Q. 転職エージェントの仕組みは?

採用された場、採用企業から報酬を受け取る仕組みです。その金額は『想定年収の2~3割ほど』にあたり、年収500万円で転職させると100~150万円が支払われることになります。

一見、高い金額に見えるものの、転職エージェントが候補者を集めて提案までしてくれるため、「より募集要項に合った人材を工数をかけずに採用できる」という利点から、積極的に人材募集している企業であれば必ず利用しています。

そのため、転職エージェントにとっては、最優先されるべき取引相手は採用企業なので、信用しすぎないように注意してください。

Q. 転職エージェントを使うメリットは?

転職エージェントのメリットを一言で言うと「転職の成功確率があがること」で、具体的には下記2点です。

①好条件な求人を紹介してもらえる

一般的に、転職エージェントの方が、求人サイトよりも求人数が多いです。さらに転職エージェントの場合、一般には公開されていない「非公開求人(好条件なことが多い)」まで取り扱っているので、条件が良い傾向にあります。

②転職のプロからサポートを受けられる

転職エージェントであれば、キャリアアドバイザーから、以下の転職サポートを受けられます。

  • キャリア相談
  • 希望条件に沿った求人提案
  • 選考対策(書類添削、面接練習)
  • 受けた選考のフィードバック
  • 年収交渉

上記のサポートを受けることができて、さらに求人の数も質も多いので、利用するだけで転職活動そのものが有利になるというのが圧倒的メリットです。

Q. 企業が転職エージェントを利用するメリット

より募集要項に合った人材を、工数をかけずに採用できることです。採用しない限り費用が発生しないので、リスクがありません。

  • 無名企業でも応募が集まる
  • 採用しない限り費用が発生しない
  • 転職エージェントが募集管理してくれる

このように、面接以外の採用業務を転職エージェントに外注する形なので時間を取られにくく、採用しない限り費用が発生しないので経済合理性に適っています。

一方で求人サイトの場合、掲載課金なので効果が読みにくく、求人や応募者の管理も自前でやらなくてはいけないので、一度に大量採用する場合以外は使いにくいというのが本音です。

Q. 転職エージェントは複数利用すべき?

はい。複数利用すべきです。

転職エージェントによって保有求人や対応の質が全く異なるので、比較するため、かつより多くの非公開求人を集めるためにも複数利用をお勧めしています。

Q. 転職エージェントは何社利用すべき?

3社利用することをおすすめします。

実際に、転職エージェント利用者向けのアンケート調査でも、利用社数に応じて、転職活動における満足度が大きく変わるという結果となりました。

▼利用社数と転職成功率の分布(有効回答数1,515件)
利用社数 満足/成功 普通 不満/後悔
1社のみ 66.5%
低い
24.5%
(-)
8.9%
高い
2社 70.5%
(普通)
22.2%
(-)
7.3%
(普通)
3社 74.3%
高い
20.6%
(-)
5.1%
低い
4社 75.0%
高い
20.5%
(-)
4.5%
低い
5社以上 74.0%
高い
22.0%
(-)
4.1%
低い

このように、1社のみを利用した場合に比べて、3社以上を利用することで、「満足した割合が10pt近く高くなる」「転職に不満を持っている割合が半分になる」といった差が出ています。

上記統計からわかること
  • 1社だと、成功確率が低く、失敗確率が高い
  • 3社までは成功確率が上がり失敗確率も下がる
  • 4社以上利用しても3社とそう大きな差がない
運営者
ただ、4社以上利用してもあまり結果が変わらないのと、同時に多く併用すると連絡が大変になってしまうので、悩んだら「3社」をおすすめします!

Q. 登録したら今の会社にバレる?

転職エージェントに登録をしても、転職活動中であることが、今の会社にバレることはまずありません。理由は以下の通りです。

登録しても今の会社にバレない理由
  1. 企業側は応募前情報を見れないため
    応募前に求職者情報を見れるのはエージェントのみ。本人の同意なく、企業側に情報開示されることはない
  2. エージェントが情報管理を徹底しているため
    情報漏洩は、人材紹介会社にとって信用リスクが大きい。各アドバイザーにとっても、漏洩のデメリット(懲戒処分)があるので細心の注意が払われる。

特に転職エージェント側の管理不足によって個人情報が漏洩した場合、有料職業紹介事業の許可を取り消されるリスクすらあるので最大限注意されています。

Q. 転職エージェント利用の流れ

基本的にどの転職エージェントも上記の手順を踏んでいくことになりますが、特に重要なのがStep2の初回面談です。今後紹介していく求人の内容をすり合わせる場になので、希望条件や譲れない条件などは事前に整理してしっかりと伝えるようにしましょう。

また、面談は一度限りではなく、必要に応じて随時頼むこともできるので、書類添削や面接対策などをしてほしければ積極的に依頼するようにしてください。

Q. 転職エージェント活用ポイント

転職エージェントを利用する流れの中で、効果的に活用するためのポイントを整理すると、以下のようになります。

転職エージェント活用ポイント
  1. 応募フォームから登録・申し込み
    ・転職エージェントは複数登録する
    ・事前に転職活動用のメールアドレスを作る
  2. 担当アドバイザーと面談
    ・事前に経歴と希望条件を整理しておく
    ・経歴を盛るとしても嘘にならない程度に
    ・担当者と合わなければ担当変更を依頼する
    ・その後、担当者にはこまめに返信する
  3. 選考対策(書類添削、面接練習)
    ・自分から依頼する
    ・面接の想定質問を事前に聞いておく
    ・フィードバックが少ない担当は変更する
  4. 求人紹介、応募
    ・応募時の推薦文を必ず確認する
    ・応募企業の業界内での立ち位置を聞く
    ・むやみやたらに求人へ応募しない
    ・その企業の退職者から一次情報を集める
  5. 面接、選考フィードバック
    ・その企業でされやすい質問を聞く
    ・その企業に聞くべき逆質問を聞く
    ・選考で見送りになったら対策を依頼する
  6. 内定、入社前後の最終調整
    ・妥協しない
    ・言いなりにならず自分で決める
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