ヤマトヒューマンキャピタルは、経営×ファイナンス業界に特化した転職エージェントですが、悪い評判がないか、登録すべきか気になりますよね。
このページでは、他の転職エージェントと比較しながら、メリットデメリットを網羅的に解説。最後まで読めば、使うべきか否かを判断できます。
ヤマトヒューマンキャピタルの特徴まとめ
ヤマトヒューマンキャピタルは「経営×ファイナンス業界」の転職支援に特化した転職エージェントです。
業界求人を網羅的に保有していることが特徴で、特に、金融機関からM&AやFAS、ファンドへの転職支援を得意としています。
引用:サービス紹介
設立は2017年とやや後発で、従業員数も10数名と中小規模ですが、「数年前まで金融業界でM&A業務や経営コンサルをしていた」という方が多く、高い専門性と対応力の高さがポイントです。
- 経営×ファイナンス業界に特化
- 業界内求人カバー率が高い(独占案件あり)
- 業界未経験者からの転職支援にも強い
また、転職サポートという点でも親身な対応をおこなっているようで、転職で不利になりやすい業界未経験者や60代以上の方からの評価が高いのもポイントです。
業界内の求人数はどこよりも多く、YHC(ヤマトヒューマンキャピタル)だけの独占案件もあるので、ぜひ利用したい転職エージェントと言えるでしょう。
公式サイト
https://yamatohc.co.jp/
ヤマトヒューマンキャピタルの基本情報 | |
対応業界 | 経営×ファイナンス業界 |
職種 | M&A、事業再生、PE、VC、プロ経営者、CFO、事業会社のPMIや経営企画 |
対象年齢 | 20代〜60代の支援実績あり |
求人件数 | 非公開 ※公式曰く、業界求人カバー率No.1 |
運営会社 | ヤマトヒューマンキャピタル株式会社 |
設立 | 2017年10月13日 |
従業員数 | 12名(法人全体:6名/人材紹介部門:6名) |
Pマーク | なし |
公式サイト | https://yamatohc.co.jp/ |
次章では、実際にアンケートやSNSで散見された口コミを元に、ヤマトヒューマンキャピタルのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
- 良い口コミ評判・メリット
- 経営ファイナンス業界の案件数が多い
- 希望を組んで、適切な対応をしてくれる
- 在籍アドバイザーの専門知識が豊富
- 悪い口コミ評判・デメリット
- 担当者の提案力・知識が物足りない
- エージェント都合の案件ばかり紹介される
- 連絡がない、音信不通になってしまった
良い口コミ評判・メリット
ここではヤマトヒューマンキャピタルの良い口コミ評判からわかるメリットについてご紹介していきます。
- 経営ファイナンス業界の案件数が多い
- 希望を組んで、適切な対応をしてくれる
- 在籍アドバイザーの専門知識が豊富
良い評判・メリット①
経営ファイナンス業界の案件数が多い
1つ目のメリットは「経営ファイナンス業界の案件数が多い」というものです。
経営×ファイナンスに特化した求人を豊富に扱っており、特にM&A業界では転職支援実績No.1クラスを訴求しているほどに対応力が高い特徴があります。
大手からベンチャーまで幅広くご紹介を頂きました
満足できました。M&A業界を志しており、大手からベンチャーまで幅広くご紹介を頂きました。独占案件もありました。
私のレベルに合わせて、名の知れた企業を多く提案いただきました。扱っている求人の質には非常に満足しています。
引用元:Liiga
案件数が多く、質もしっかりとしている
定期的に求人を紹介していただけました。案件数が多く、質もしっかりとしているので、PEやVCを希望する方にもおすすめです。
他社にない独占案件もいくつかあり、私のニッチの要望にも対応してくれました。レスポンスはやや遅いときもありましたが、提案の幅は広かったように思います。
引用元:アンケート
このように「業界求人の数と質」に関するポジティブな口コミは非常に多くあったのですが、似たような内容が多かったので割愛しておきます。
実際のところ、日本国内において、経営×ファイナンスに特化してここまで多くの求人数を網羅している転職エージェントはそうそうありません。
引用:サービス紹介
良い評判・メリット②
希望を組んで、適切な対応をしてくれる
2つ目のメリットは「希望を組んで、適切な対応をしてくれる」というものです。
ヤマトヒューマンキャピタルでは、経営×ファイナンスに特化したハイクラス層をサポートしていることもあって、相応にレベルが高いアドバイザーが集まっている傾向にあります。
当方の希望をしっかりと理解しており、適切なタイミング求人案件のご紹介がありました
当方の希望をしっかりと理解しており、適切なタイミング求人案件のご紹介がありました。求人案件においても、選考プロセスにかかる注意事項やアドバイスもありました。
レスポンスは非常に早く、スケジュールの案内タイミングも非常に適切だと思います。特に疑問点に関わるレスポンスが早く、非常にありがたく思います。
引用元:Liiga
転職活動に不慣れな20代の方にもオススメできる
M&Aやファンドなどのプロファーム志望でありながら、転職活動に不慣れな20代の方にもオススメできます。
私自身がこれまで経験してきた業務や、やりがいを感じたポイントを詳しく把握した上で転職候補先をご提案して頂けました。
引用元:Liiga
信頼できるエージェントだと思います。友達にも勧めてみたいです。
とても誠実な印象を受けました。業界に詳しいだけではなく、案件についても子細な面まで把握されており、ピンポイントで必要な指摘を受けることができました。
また、レジュメなどの添削についても、かなり頼りになる方だと感じました。信頼できるエージェントだと思います。友達にも勧めてみたいです。(社会人4-6年)
引用元:Liiga
このように、幅広い転職希望者からの求人提案力に関するポジティブな意見がみられました。実際、公式サイトでも20代〜60代までの幅広い支援実績が公開されています。
ときには思わぬ観点からアドバイスをもらえ、キャリアの可能性が広がることもありますよ!
良い評判・メリット③
在籍アドバイザーの専門知識が豊富
3つ目のメリットは「在籍しているアドバイザーの専門知識が豊富である」というものです。
特にM&Aやファンド業界のように専門性が高い業界では、アドバイザーに求められる業界知識や企業側の実務を詳細に把握している必要があるので、基本ですが、大きなメリットと言えるでしょう。
MAやFAS領域での転職を考えている方には、特に自信を持ってお勧めできる
豊富な業界知識をお持ちなので、MAやFAS領域での転職を考えている方には、特に自信を持ってお勧めできるエージェントだった。
事前にどのようにレジュメ・志望動機書を書けばいいか適切なアドバイスを下さったので、初めての転職活動だったがスムーズに進めることができた。
引用元:Liiga
投資銀行業界の知見はかなりある
対応は非常に誠実で良かったです。特に、投資銀行業界の知見はかなりあるので、投資銀行志望にはおすすめのエージェント。
基本的にこちらが希望する業界の求人は出してくれる。私の場合は外資系投資銀行であったが、しっかり情報提供してくれた。
引用元:Liiga
このように、知識面でも「十分な情報提供をしてもらえた」といった内容の口コミがいくつか見られました。
そもそもヤマトヒューマンキャピタルには業界出身のアドバイザーしか在籍しておらず、公式サイトに、全員の顔と名前、経歴が公開されています。(一部抜粋)
引用:サービス紹介
何名かの経歴を見るに、証券会社でM&A業務や経営コンサルを担当し、高い実績を出している方が多い印象です。頼りになりますね。
悪い口コミ評判・デメリット
ヤマトヒューマンキャピタルは、魅力的な非公開求人とレベルの高いサポートに定評がある一方で、一部ネガティブな口コミもあったので、引用しつつ紹介していきます。
悪い評判・デメリット①
担当者の提案力・知識が物足りない
デメリット一つ目は「担当者の提案力・知識が物足りなかった」というものです。
ヤマトヒューマンキャピタルには2022年6月時点において、従業員が12名(法人営業6名、アドバイザー6名)と小規模で運営されていますが、その中でもやや当たり外れがあるようです。
ハズレの担当者を引いてしまいました
自分の場合はハズレの担当者を引いてしまいました。転職エージェントは当たり外れが多いので、登録してみないとわかりませんが、物足りないと感じた場合は、速やかに他のエージェントに当たるようにしましょう。
引用元:アンケート
当該業界に深い知見があるかというと疑問符
求人件数が多い・提案の幅が広いのは評価できるが、当該業界に深い知見があるかというと疑問符がつくときがある。
相談する中で様々な提案をしてくれたことで、企業とのパイプラインも一定数もっていることがわかり頼もしかった。一方で提案を絞りきれていないことはマイナスな印象
引用元:Liiga
このように「担当者の提案力の低さ」に関する口コミがみられることはどの転職エージェントでも一定はあることなのですが、ヤマトヒューマンキャピタルでも例外ではないようです。
アドバイザーのレベル感に不満を感じた場合、担当者の変更は可能なので、もし担当者の知識が頼りないと感じた場合には、遠慮なく変更してもらいましょう。
悪い評判・デメリット②
エージェント都合の案件ばかり紹介される
口コミにあったデメリット二つ目としては「紹介案件が求職者目線ではなく、エージェント都合だった」というものです。
こちらの志望を無視し、エージェント都合の案件ばかりを紹介される
こちらの志望を無視し、エージェント都合の案件ばかりを紹介される。志望と私のキャリアがあまりにもかけ離れたものであれば、仕方がないかもしれないが、少なくともこのエージェント以外でそのような対応されたことはない
引用元:Liiga
伝えたはずの希望条件を無視された印象
職種の知識があまりないのか、私の経歴に近い求人ばかりで、伝えたはずの希望条件を無視された印象です。また、求人の数自体は多いもののやや情報が古いものが多く、心配になりました。
引用元:アンケート
このように転職エージェントの中には、求職者の都合や希望に寄り添わず、ただただ持ち合わせている案件を紹介してくるケースがあります。
本来であれば、企業側目線と求職者目線のそれぞれが求める「最低条件」をクリアする求人を探し、かつ言語化されていないニーズを踏まえた「ベストな提案」を模索すべきです。
■採用企業目線
→求める経験や実績、カルチャーに合う人材を提案
■求職者目線
→本人が志望し、キャリアにプラスになる求人を提案
しかしながら、転職エージェントの一般論として『企業側が指定した定量的な条件“特定資格を保有し、特定職務での◯年以上の実務経験”に当てはまる場合はとりあえず紹介しよう』と安直な対応をする方は結構多いのが現状です。
そもそも求職者にとっては「人生を賭けた転職活動」であるにも関わらず、一人ひとりに寄り添った提案ができないような相手ならば相談しなくて構いません。見極めが必要です。
ただ、ヤマトヒューマンキャピタルさんは比較的アドバイザーの質が高いほうなので、とりあえず相談する価値はありますよ!
悪い評判・デメリット③
連絡がない、音信不通になってしまった
ネガティブな口コミ3つ目は「連絡がない、音信不通になってしまった」というものです。
一人当たりのアドバイザーが何人もの求職者とやり取りをしているために、一つひとつの連絡に対して返信をしてくれなかったり、対応が遅かったりするケースはあります。
口コミ|案件紹介もなく音信不通となりました。
案件紹介もなく音信不通となりました。スカウトの連絡を頂き連絡をとっていたが、面談に時間を割いたにも関わらずこのような対応をされ、大変残念です。
引用元:アンケート
口コミ|こちらから催促しないと連絡が滞ることが何回かあった
レスポンスも遅く、コミュニケーションも丁寧とは言えない。もちろん社会人として最低限のことはしてくれるが、こちらから催促しないと連絡が滞ることが何回かあった
引用元:Liiga
このように連絡が遅い、ないというケースは転職エージェントに関するネガティブなものとしてよくあるのですが、ヤマトヒューマンキャピタルでもいくつか見られました。
実際、ビジネスである以上どうしても「転職意向度が低かったり、経歴が浅く転職できなさそうな求職者」に時間を割くことは合理的ではありません。
そのため、連絡が遅かったり返ってこなかったりした場合は、単純に優先度を下げられているだけの可能性があるので、担当を変更するか、別の転職エージェントを使うようにしましょう。
結論|こんな人におすすめ
ここまでの口コミ評判からわかった、ヤマトヒューマンキャピタルのメリットとデメリットを再掲すると、以下のようになります。
- 経営ファイナンス業界の案件数が多い
- 希望を組んで、適切な対応をしてくれる
- 在籍アドバイザーの専門知識が豊富
相性にやや当たり外れはあるものの、M&Aやファンド業界への転職であれば、専門性が高く、求人数も多いので、自信を持っておすすめできる転職エージェントです。
- M&AやFAS、ファンド業界の求人を見たい
- 専門性の高いアドバイザーから選考サポートを受けたい
中長期的な情報提供と転職支援をおこなってくれるので、当該業界への転職を見据えているのであれば、気軽に相談してみましょう。
公式サイト
https://yamatohc.co.jp/
ハイクラス転職サービス一覧
転職エージェントにも得意不得意があるので、保有求人や取引実績によって、あなたが志望する業種・役職に強いかどうかで使い分けられると理想です。いくつか併用して提案求人やサポートの質を比較していきましょう。
志望業種・役職で選ぶ転職エージェントおすすめ | |
スカウトサイト | |
外資系/グローバル | |
M&A/ファイナンス | |
IT/WEB/AIエンジニア | |
役員/エグゼクティブ | |
20代前半/第二新卒 |
迷ったら大手の「JACリクルートメント」や「リクルートエージェント」に登録しましょう。各業種ごとにいくつもの専門チームが分かれているので、あなたの経歴をもとに転職全般のサポートと非公開求人の紹介をおこなってくれます。
現時点で年収600万円以下なら
高年収に特化した転職エージェントだと、経歴によっては「紹介できる求人がない」と断られる可能性があります。そのため、幅広い年収層の求人を保有している大手転職エージェント(リクルートエージェントやワークポートなど)を使うようにしましょう。
スカウト型のハイクラス転職サイト
ハイクラス層の転職では、ヘッドハンティング型サイトにも登録して、いつでも”企業から”スカウトが届く状態にしておきましょう。余談ですが”求人数”は気にしなくて構いません(中小規模エージェントが社名非公開で大量に傘増ししているので)。
順位 | スカウト型転職サイト | 評価 | 基本 | 個別解説 | ||
総合評価 | 取引企業数 | 企業ブロック | Pマーク | |||
1位 | ビズリーチ | ★★★★☆ 4.1/5.0 |
1.7万社 | あり | あり | |
2位 | リクルートダイレクトスカウト | ★★★☆☆ 3.9/5.0 |
非公開 | あり (10社まで) |
あり | |
3位 | doda X | ★★★☆☆ 3.7/5.0 |
非公開 | あり | あり | |
4位 | ミドルの転職 | ★★★☆☆ 3.6/5.0 |
非公開 | あり | あり |
迷ったら、ビズリーチに登録しておけば十分です。企業ブロック機能があるのでバレにくく、人気のヘッドハンターを選ぶこともできるのでおすすめです。
外資系/グローバルに強い転職エージェント
外資転職に強い転職エージェントは下記の通りです。近年のDXバブルによって外資系企業(特にITコンサルティング)は採用拡大しているので年収を比較的上げやすい分野です。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | 必要年収 | コメント |
1位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 4.11/5.0 |
600万円 以上 |
外資転職の高年収求人に強い 専門性の高いコンサル複数人が求人提案 |
2位 | ランスタッド | ★★★★☆ 4.04/5.0 |
800万円 以上 |
世界最大規模の外資系エージェント 外資系”IT企業”のハイクラス求人に強い |
3位 | エンワールド | ★★★★☆ 4.09/5.0 |
600万円 以上 |
東京近郊の外資特化(年収800~2,000万円) 職業紹介優良事業者の認定あり |
外資系企業となると、英文レジュメが必要であったり、面接がやや風変わりだったりと、特別な選考対策が必要になるので、専門性の高いエージェントを活用して有利に進めましょう。
JACリクルートメントはハイクラス全般に強く、外資系求人が豊富にあります。ランスタッドとエンワールドはそもそもが”外資系専門”なので高いノウハウに期待できるでしょう。
M&A/ファイナンス業界に強い転職エージェント
M&A、ファイナンス業界の転職に強い転職エージェントは下記の通りです。経営戦略やファイナンスといった上流職務の転職は、専門的なエージェントを使いましょう。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | コメント | 詳細 |
1位 | ヤマトヒューマンキャピタル | ★★★★☆ 4.12/5.0 |
M&A業界の転職支援数No.1 経営×ファイナンス領域の支援に強い |
|
2位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 4.06/5.0 |
ハイクラス転職全般に強い 専門性の高いコンサル複数人が求人提案 |
|
3位 | ムービン | ★★★★☆ 4.03/5.0 |
コンサル業界の転職支援数No.1 経営、金融アドバイザーを目指すなら |
経営戦略やファイナンスに特化した職種であれば、YHC(ヤマトヒューマンキャピタル)は外せません。また、M&A仲介や戦略コンサルであればムービンがおすすめです。
もし現時点で、転職先の職種や業態を決めておらず、幅広くキャリアを検討したければ、全体をカバーしているJACリクルートメントに相談してみましょう。
IT/WEB/AIエンジニアに強い転職エージェント
IT/WEBエンジニアのハイクラス求人に強い転職エージェントを紹介します。近年では、IT人材の需要拡大に伴って転職しやすく、給与も上がりやすい傾向にあります。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | 必要年収 | コメント |
1位 | レバテックキャリア | ★★★★☆ 4.06/5.0 |
600万円 以上 |
エンジニア専門の転職サービス 保有求人の70%が年収600万円以上 |
2位 | ランスタッド | ★★★★☆ 4.04/5.0 |
800万円 以上 |
世界最大規模の外資系エージェント 外資系”IT企業”のハイクラス求人に強い |
3位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 4.02/5.0 |
600万円 以上 |
ハイクラス転職全般に強い 専門性の高いコンサル複数人が求人提案 |
業界出身のアドバイザーが、専門性の高いサポートをしていることで定評のあるエージェントを抜粋しました。
- スペシャリストとして専門性を高める
- 経営側(CTO、開発部長)
- 事業側(PM、事業責任者)
上記のように「どのようにキャリアを積み上げていくべきか」といった方向性に悩むことが多いので、幅広い支援実績のある経験豊富なアドバイザーに相談するようにしましょう。
管理職/エグゼクティブに強い転職エージェント
ここでは企業の管理職、あるいは上級管理職(執行役員、CXO)であるエグゼクティブに強い転職エージェントを紹介していきます。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | 必要年収 | コメント |
1位 | JACエグゼクティブ | ★★★★☆ 4.11/5.0 |
800万円 以上 |
スタートアップ、ベンチャー、大手企業 と豊富に案件を取り揃えている |
2位 | リクルートエグゼクティブ | ★★★★☆ 4.09/5.0 |
600万円 以上 |
取引企業数No.1の圧倒的求人数 グループ選りすぐりのアドバイザー力 |
3位 | dodaエグゼクティブ | ★★★☆☆ 4.01/5.0 |
600万円 以上 |
高年収帯の公開求人数No.1 実績豊富なアドバイザーが多数在籍 |
基本的に、管理職やエグゼクティブの求人案件はコンフィデンシャルなものが多く、非公開求人として一部のエージェントに人材紹介を依頼するケースが多いです。
そのため、各社ごとにそれぞれ違った求人を持っているので、いくつか登録して定期的に案内をもらうことをおすすめします。
20代前半/第二新卒からハイクラスを目指すなら
ここでは20代前半(第二新卒)のうちからハイクラスを目指している方におすすめの転職サービスを紹介していきます。
順位 | 転職エージェント | 総合評価 | コメント |
1位 | ビズリーチ | ★★★★☆ 4.11/5.0 |
大手スカウトサイト 20代から第二新卒向け求人も多い |
2位 | Assign | ★★★★☆ 4.04/5.0 |
キャリア診断・価値観診断あり AIが最適な職種や業界を教えてくれる |
3位 | AMBI(アンビ) | ★★★★☆ 4.01/5.0 |
大手エングループ運営! 求人数最多の20代若手向け転職サイト |
いずれも、20代からハイクラスを目指せる転職サイトです。それぞれ強みとしているところが異なっているので、利用してみてください。
特に、2位のAssignは、独自のキャリア診断があり、あなたの価値観をもとに年収を伸ばしやすい職種や業界、具体的な企業名を教えてくれるのが魅力です。
そのため、新卒で入社して数年経ち「このまま今の会社にいて良いのだろうか」と葛藤を抱えている第二新卒の方にもおすすめできます。
よくある質問・転職ノウハウ
最後に、よくある質問と転職ノウハウをFAQ形式で整理しました。少しでもお役に立てれば幸いです。
- 転職エージェントはなぜ無料?
- 転職エージェントのメリットは?
- 企業が転職エージェントを利用するメリット
- 転職エージェントの仕組みは?
- 転職エージェントは複数利用すべき?
- 転職エージェントは何社利用すべき?
- 転職エージェントに登録したら会社にバレる?
- 転職エージェント利用の流れ
- 転職エージェント活用ポイント
Q. 転職エージェントはなぜ無料?
職業安定法によって「求職者から手数料や報酬を受けてはならない」と定められているからです。
(手数料)
第三十二条の三 第三十条第一項の許可を受けた者(以下「有料職業紹介事業者」という。)は、次に掲げる場合を除き、職業紹介に関し、いかなる名義でも、実費その他の手数料又は報酬を受けてはならない。
一 職業紹介に通常必要となる経費等を勘案して厚生労働省令で定める種類及び額の手数料を徴収する場合
二 あらかじめ厚生労働大臣に届け出た手数料表(手数料の種類、額その他手数料に関する事項を定めた表をいう。)に基づき手数料を徴収する場合
○2 有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。ただし、手数料を求職者から徴収することが当該求職者の利益のために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、同項各号に掲げる場合に限り、手数料を徴収することができる。
引用元:職業安定法32条の3第2項
上記のように、一部の例外を除いて、有料職業紹介事業者(転職エージェント)は、求職者(仕事を探している人)から、手数料を受け取ってはいけない決まりがあります。
Q. 転職エージェントの仕組みは?
採用された場、採用企業から報酬を受け取る仕組みです。その金額は『想定年収の2~3割ほど』にあたり、年収500万円で転職させると100~150万円が支払われることになります。
一見、高い金額に見えるものの、転職エージェントが候補者を集めて提案までしてくれるため、「より募集要項に合った人材を工数をかけずに採用できる」という利点から、積極的に人材募集している企業であれば必ず利用しています。
そのため、転職エージェントにとっては、最優先されるべき取引相手は採用企業なので、信用しすぎないように注意してください。
Q. 転職エージェントを使うメリットは?
転職エージェントのメリットを一言で言うと「転職の成功確率があがること」で、具体的には下記2点です。
①好条件な求人を紹介してもらえる
一般的に、転職エージェントの方が、求人サイトよりも求人数が多いです。さらに転職エージェントの場合、一般には公開されていない「非公開求人(好条件なことが多い)」まで取り扱っているので、条件が良い傾向にあります。
②転職のプロからサポートを受けられる
転職エージェントであれば、キャリアアドバイザーから、以下の転職サポートを受けられます。
- キャリア相談
- 希望条件に沿った求人提案
- 選考対策(書類添削、面接練習)
- 受けた選考のフィードバック
- 年収交渉
上記のサポートを受けることができて、さらに求人の数も質も多いので、利用するだけで転職活動そのものが有利になるというのが圧倒的メリットです。
Q. 企業が転職エージェントを利用するメリット
より募集要項に合った人材を、工数をかけずに採用できることです。採用しない限り費用が発生しないので、リスクがありません。
- 無名企業でも応募が集まる
- 採用しない限り費用が発生しない
- 転職エージェントが募集管理してくれる
このように、面接以外の採用業務を転職エージェントに外注する形なので時間を取られにくく、採用しない限り費用が発生しないので経済合理性に適っています。
一方で求人サイトの場合、掲載課金なので効果が読みにくく、求人や応募者の管理も自前でやらなくてはいけないので、一度に大量採用する場合以外は使いにくいというのが本音です。
Q. 転職エージェントは複数利用すべき?
はい。複数利用すべきです。
転職エージェントによって保有求人や対応の質が全く異なるので、比較するため、かつより多くの非公開求人を集めるためにも複数利用をお勧めしています。
Q. 転職エージェントは何社利用すべき?
3社利用することをおすすめします。
実際に、転職エージェント利用者向けのアンケート調査でも、利用社数に応じて、転職活動における満足度が大きく変わるという結果となりました。
利用社数 | 満足/成功 | 普通 | 不満/後悔 |
1社のみ | 66.5% (低い) |
24.5% (-) |
8.9% (高い) |
2社 | 70.5% (普通) |
22.2% (-) |
7.3% (普通) |
3社 | 74.3% (高い) |
20.6% (-) |
5.1% (低い) |
4社 | 75.0% (高い) |
20.5% (-) |
4.5% (低い) |
5社以上 | 74.0% (高い) |
22.0% (-) |
4.1% (低い) |
このように、1社のみを利用した場合に比べて、3社以上を利用することで、「満足した割合が10pt近く高くなる」「転職に不満を持っている割合が半分になる」といった差が出ています。
- 1社だと、成功確率が低く、失敗確率が高い
- 3社までは成功確率が上がり失敗確率も下がる
- 4社以上利用しても3社とそう大きな差がない
Q. 登録したら今の会社にバレる?
転職エージェントに登録をしても、転職活動中であることが、今の会社にバレることはまずありません。理由は以下の通りです。
- 企業側は応募前情報を見れないため
応募前に求職者情報を見れるのはエージェントのみ。本人の同意なく、企業側に情報開示されることはない - エージェントが情報管理を徹底しているため
情報漏洩は、人材紹介会社にとって信用リスクが大きい。各アドバイザーにとっても、漏洩のデメリット(懲戒処分)があるので細心の注意が払われる。
特に転職エージェント側の管理不足によって個人情報が漏洩した場合、有料職業紹介事業の許可を取り消されるリスクすらあるので最大限注意されています。
Q. 転職エージェント利用の流れ
基本的にどの転職エージェントも上記の手順を踏んでいくことになりますが、特に重要なのがStep2の初回面談です。今後紹介していく求人の内容をすり合わせる場になので、希望条件や譲れない条件などは事前に整理してしっかりと伝えるようにしましょう。
また、面談は一度限りではなく、必要に応じて随時頼むこともできるので、書類添削や面接対策などをしてほしければ積極的に依頼するようにしてください。
Q. 転職エージェント活用ポイント
転職エージェントを利用する流れの中で、効果的に活用するためのポイントを整理すると、以下のようになります。
- 応募フォームから登録・申し込み
・転職エージェントは複数登録する
・事前に転職活動用のメールアドレスを作る - 担当アドバイザーと面談
・事前に経歴と希望条件を整理しておく
・経歴を盛るとしても嘘にならない程度に
・担当者と合わなければ担当変更を依頼する
・その後、担当者にはこまめに返信する - 選考対策(書類添削、面接練習)
・自分から依頼する
・面接の想定質問を事前に聞いておく
・フィードバックが少ない担当は変更する - 求人紹介、応募
・応募時の推薦文を必ず確認する
・応募企業の業界内での立ち位置を聞く
・むやみやたらに求人へ応募しない
・その企業の退職者から一次情報を集める - 面接、選考フィードバック
・その企業でされやすい質問を聞く
・その企業に聞くべき逆質問を聞く
・選考で見送りになったら対策を依頼する - 内定、入社前後の最終調整
・妥協しない
・言いなりにならず自分で決める
M&AやFAS、ファンド業界なら一定求人があり、評判も悪くないので期待はできるが、小規模で求人数が限定される可能性はある。
他の大手エージェント(JACリクルートメントやランスタッド)を利用しつつ、ビズリーチで良いスカウトを待つと求人を取りこぼしにくい