特例子会社とは?働くメリットデメリットや障害者雇用枠との違いをわかりやすく解説

「特例子会社で働くデメリットは?」
「障害者雇用枠とどちらがいいのだろう…」

特例子会社は、障害者のみを集めたグループ会社です。配慮が行き届き居心地は良いものの、低賃金で仕事も単調というデメリットがあるので慎重に判断しましょう。

特例子会社で働く“メリット”
  1. 配慮した環境が整っていて安定して働ける
  2. 周囲に障害者しかいないので居心地が良い
  3. 大企業傘下だと福利厚生が充実している
特例子会社で働く“デメリット”
  1. とにかく給料が低い
  2. 単純作業が多く、専門スキルが身につかない
  3. 他の様々な障がい者に配慮をする必要がある

当ページでは、特例子会社で働くメリットやデメリット、そして“障害者雇用枠との比較”を通じて、特例子会社がおすすめかを、わかりやすく解説していきます。

この記事を書いた専門家
佐々木
佐々木
上場企業の部長職。自身の転職経験(過去二回)と、新卒及び中途採用の経験をもとに、ポジショントーク抜きの本質的な情報発信にこだわっている。

特例子会社とは

特例子会社とは、その子会社に雇用されている障害者を、親会社を含むグループ全体の実雇用率に算定できる子会社のことです。以下の要件を満たす必要があります。

◆特例子会社の認定要件(一部抜粋)

①雇用される障害者が5人以上で、全従業員に占める割合が20%以上であること。
②雇用される障害者に占める重度身体障害者、知的障害者及び精神障害者の割合が30%以上であること。
③障害者の雇用管理を適正に行うに足りる能力を有していること。(具体的には、障害者のための施設の改善、専任の指導員の配置等)

出典:厚生労働省 特例子会社制度の概要

上記からわかるように、特例子会社は、①多くの障害者の雇用促進、かつ②障害者が働きやすい環境や体制を用意することが前提とされています。

特例子会社の特徴

特例子会社では、障害を持った方がたくさん集まり、配慮の行き届いた施設環境が用意されているので、障害を抱えながらも働きやすいことが特徴です。

特例子会社の特徴
  1. ほとんどの従業員が障害者
  2. 重度身体障害、知的及び精神障害者が30%以上
  3. 障害に配慮した設備や制度、指導員がいる
  4. 大都市に多く、地方には少ない傾向がある
  5. 大企業の子会社なので、ハズレな職場が少ない
  6. 良い会社ほど空きが出ないから募集されない

特例子会社はそもそも400社ほどしかないうえに、増員されることもないのでほとんど募集は出ません。倍率が高いので、狙うなら法定雇用率が引き上がったタイミングがおすすめです。

佐々木
特例子会社は、障害者を雇用するための会社です。大手グループ企業なので、地方には少ない傾向にありますが、ハズレが少なく設備も充実しているので、安定して長期就業できる可能性が高いですよ!

特例子会社で働くメリットとデメリット

詳しくは後述しますが、特例子会社のメリットとデメリットを簡単に見ていきましょう。

特例子会社で働く“メリット”
  1. 配慮した環境が整っていて安定して働ける
  2. 周囲に障害者しかいないので居心地が良い
  3. 大企業傘下だと福利厚生が充実している
特例子会社で働く“デメリット”
  1. とにかく給料が低い
  2. 単純作業が多く、専門スキルが身につかない
  3. 他の様々な障がい者に配慮をする必要がある

このように、配慮が行き届いた環境で安定して働きやすい反面、給料が低くスキルが身につかないというデメリットがあるのが特例子会社です。

特例子会社と障害者雇用枠の違い

特例子会社と障害者雇用枠の明確な違いは、働いている障害者の割合(人数)と、障害者が働きやすい職場環境(施設や制度)の充実度合い、です。

一方で“傾向”として、特例子会社は障害者メインの会社ということもあり、社内に存在する仕事は「単純作業」ばかりで、年収やスキルは上げにくいかもしれません。

特例子会社障害者雇用枠
従業員障害者が多い障害者は少ない
配慮環境◎設備等は充実△職場次第
仕事内容×単純作業△職種次第
給料×とても低い△基本低め
スキル×上がらない△意欲次第
採用企業大企業の子会社大〜中小企業

このように、特例子会社は障害者雇用枠に比べて、年収やスキルアップはしにくいものの、より安定して長く働くことができる可能性が高いことが特徴です。

一方で、仕事の幅が少なく単純作業がメインになってしまうので、年収やキャリアアップはしにくく、仕事を頑張りたいという方には向いていません。

特例子会社と障害者雇用枠、どちらがおすすめ?

結論として、居心地の良い環境で安定して働きたいなら特例子会社障害が軽度で年収やスキルアップを諦めたくないなら障害者雇用枠がおすすめです。

  • 特例子会社がおすすめな人
    ①体調や働きやすさを重視したい
    ②給料を上げるよりも長期就業したい
    ③他の障害者と助け合って働きたい
  • 一般企業がおすすめな人
    ①専門分野でスキルアップしたい
    ②たくさん働いて年収を上げていきたい
    ③より仕事熱心な人と働いて刺激を得たい

特例子会社と障害者雇用枠のどちらで働くかによって「職場の居心地や働きやすさ」「年収やスキルアップのしやすさ」が変わるので注意しましょう。

特に、3級だと障害年金をもらえないので、特例子会社だと給料が低くて生活が厳しくなるかもしれません。一人暮らしなら一般企業をおすすめします。

佐々木
とはいえ企業や求人によって大きく変わる部分はあるので、悩んだら両方とも受けてみて自分に合いそうなところに就職するというのも一つの手ですよ!

例えば、LITALICOdodaチャレンジなら、一般企業の障害者雇用枠から特例子会社まで、幅広い求人を取り扱っているので、ぜひ一度話を聞いてみてください。

特例子会社で働くメリット

ここでは特例子会社で働くメリットを詳しく解説します。企業で差はありますが概ね以下の通りです。

順に見ていきましょう。

①障害への配慮や環境が整っていて安定して働ける

特例子会社で働く一番のメリットは、さまざまな障害に合わせた配慮や仕事内容の調整をしてもらえるので、安定して働きやすいことです。

配慮の例
  • 勤務時間(時短やフレックス制)
  • 仕事内容(難易度や業務量は各人ごとに調整)
  • 相談体制(精神保健福祉士や支援スタッフ配置)
  • バリアフリー対応(トイレ等)
  • 外部支援機関との連携 等

また、個別に配慮内容を相談して無理なく業務を進められるようにしてもらえるので、精神や発達障害といった障害でも安心して就業できます。

いくつか口コミを見てみましょう。

配慮やサポート体制も一般就労より理解がありそう

今回私が勤務しているのは障害者雇用に特化した特例子会社なのですが、かなりゆっくり進めていただいているので、本当に助かっています。配慮やサポート体制も一般就労より理解がありそうです。

引用元:Twitter

業務量、相談体制の配慮が十分に行き届いてます

給与面で折り合いがつくなら、障害者雇用(一般企業ではなく特例子会社)は強くお勧めしたいです。業務量、相談体制の配慮が十分に行き届いてます。心の穏やかに働ける可能性が高いと思います。繰り返しになりますが、給与面ではいろいろ考えないといけないかもしれません。

引用元:Twitter

このように、業務や配慮、サポート面に関するポジティブな口コミは多く見られました。特に、一般企業とは違い、特例子会社では従業員に合わせて仕事内容が決められるのがポイントです。

②周囲に障害者しかいないので居心地が良い

特例子会社は、周りにいるほとんどの従業員が障害者なので、多くの方にとって居心地が良いことがメリットです。

口コミ|軽い人選別して回してるような特例はほんと居心地いい

パッと見分からないような軽い人選別して回してるような特例はほんと居心地いいよな

引用元:5ch

口コミ|特例の事務補助とか居心地の良さはすごい

特例の事務補助とか居心地の良さはすごいけど、定年まで雇用されるものなんだろうか・・・

引用元:5ch

反対に、一般企業だと、周りには健常の社員がたくさんいるので、一人だけ残業せず帰ったり、特別扱いをしてもらったりすることに引け目を感じてしまうものです。

実際、人間は、自身と共通点のある相手に親近感を抱くので(心理学では「類似性の法則」と言います)、同じ境遇の障害者が集まっている職場の方が、良好な人間関係を作りやすいかもしれません。

③大企業傘下だと福利厚生が充実している

また、特例子会社の多くは、大企業傘下のグループ企業なので、福利厚生が充実していることもメリットです。(会社によりますが)

口コミ|福利厚生が充実している

ある会社の特例子会社に正社員で転職できたわけだが
土日休み、8時間拘束7時間勤務、残業は今のところ無し、研修中ではあるが今のところ理不尽な指示無し、ハラスメント無し、変なビジネスの付き合い無し、有給もすでに使える…
ほんとは普通の会社がこういう福利厚生すべきなんだろうけどね…

引用元:Twitter

障害者雇用枠での就職だと、その企業はあくまで健常の労働者がメインなので、企業や上司によって当たり外れがあります。

特に中小企業で障害者雇用の実績が少ない会社だと、まともに配慮をしてもらえず、ただ給料が安いだけ、なんてこともあるので注意してください。

特例子会社で働くデメリット

ここでは特例子会社で働くデメリットを詳しく解説していきます。企業で差はありますが概ね以下の通りです。

では順に見ていきましょう。

①とにかく給料が低い

特例子会社の一番のデメリットは、なによりも給料が低いことです。時給換算で最低賃金スタートで、手取り10万円のこともあります。

下記グラフは、特例子会社の平均年収を分布したものになりますが、時短勤務等あるとはいえ、年収の低さは一目瞭然。約80%が年収250万円以下です。

出典:野村総合研究所(2018年12月)

実際にネットでの口コミを見てみても、給料の低さに関するネガティブなコメントが一番多く寄せられていました。一部を紹介していきます。

給料安すぎてドン引き

特例子会社の求人見るたびに給料安すぎてドン引きして帰ってくる

引用元:Twitter

手取り12だった

特例子会社に勤めてたADHDの友達の給与明細見せてもらったら(見せてって言ったんじゃなくてLINEでいきなり送られてきた)手取り12だった

引用元:Twitter

このように、特例子会社は給与が低いことが特徴です。3級だと障害年金をもらうことができないので、実家暮らしでないと生活が厳しくなります。

実際、特例子会社で募集している職種の多くが「事務補助」や「清掃作業系」といった単純作業になるので、時給が最低賃金ギリギリとなりやすい傾向にあります。

②単純作業が多く、専門スキルが身につかない

特例子会社のデメリット2つ目は、単純作業が多く専門スキルが身につかないということです。

実際、特例子会社で募集している職種の集計データをみたところ、多い順で「事務補助(79.1%)」「清掃管理(50%)」「製造作業(23.5%)」と単純作業系が上位を占めています。

出典:野村総合研究所(2018年12月)
※複数回答を認めているので合計が100%を超える

このように、仕事そのものに求められる専門性が高くはないので、どんなに経験を積んだとしても昇給しにくく、転職でも評価されません。

③他の様々な障がい者に配慮をする必要がある

特例子会社だと、さまざまな障害を持った方が働いているので、自分も他の障害者に配慮する必要があり、関係性構築が難しいと感じるケースがあります。

身体障害の方であれば見ればわかるのですが、知的や精神障害の場合だと、本人から言われない限りわからないので、配慮のしようもありません。

他に障害の人にも自分が配慮しなければならない

障害クローズで就職するかオープンで就職するか悩んでる。クローズはもちろん障害に配慮されない。だがオープン、特に特例子会社の場合、周りは障害者しかいないので、自分の障害に配慮してもらえるが他の障害の人にも自分が配慮しなければならない。

引用元:Twitter

ユニークな同僚たちとの関係で病みがち

クローズ勤務の人間関係で病んだ人、特例子会社で働くとユニークな同僚たちとの関係で病みがち。

引用元:Twitter

管理職が過去2年で5名辞めてる

某特例子会社で健常者の管理職が過去2年で5名辞めてる。理解があると言われる特例子会社でも、発達障害者の悪影響がグループ全体の人材育成に影響してるいい事例。#カサンドラ症候群

引用元:Twitter

このように、人間関係に関するネガティブな口コミは多く見られました。

特例子会社は、給与の低さを許容してでも配慮を求めたい障害者の申し込みが多いので、より繊細な障害の方が多く、人間関係で困ることも少なくはありません。(職場次第ですが)

特例子会社がおすすめな人

ここまで紹介してきた特例子会社のメリットとデメリットをあらためて再掲すると下記の通りです。

特例子会社で働く“メリット”
  1. 配慮した環境が整っていて安定して働ける
  2. 周囲に障害者しかいないので居心地が良い
  3. 大企業傘下だと福利厚生が充実している
特例子会社で働く“デメリット”
  1. とにかく給料が低い
  2. 単純作業が多く、専門スキルが身につかない
  3. 他の様々な障がい者に配慮をする必要がある

このように、配慮が行き届いた環境で安定して働きやすい反面、給料が低くスキルが身につかないというデメリットがあるのが特例子会社です。

そのため、特例子会社は、年収やスキルアップを一定妥協してでも、居心地の良い環境で安定して働きたいという方におすすめできます。

特例子会社がおすすめな人
  • 体調や働きやすさを重視したい
  • 給料を上げるよりも長期就業したい
  • 他の障害者と助け合って働きたい

一方で、障害が軽度で、まだ年収やスキルアップを諦めたくないなら、一般企業の障害者雇用枠で探すようにしましょう。

特に、3級だと障害年金をもらえないので、特例子会社だと給料が低くて生活が厳しくなるかもしれません。現在、一人暮らししている(できるくらいに軽い)なら特例子会社はおすすめしません。

特例子会社をおすすめできない人
  • 専門分野でスキルアップしたい
  • たくさん働いて年収を上げていきたい
  • より仕事熱心な人と働いて刺激を得たい

特例子会社と障害者雇用枠のどちらで働くかによって「職場の居心地や働きやすさ」「年収やスキルアップのしやすさ」が変わるので注意しましょう。

佐々木
とはいえ企業や求人によって大きく変わる部分はあるので、悩んだら両方とも受けてみて自分に合いそうなところに就職するというのも一つの手ですよ!

特例子会社に強いおすすめ転職エージェント

障がい手帳をお持ちの方、あるいは申請中の方向けに、特例子会社求人を探す時におすすめの転職エージェントを紹介していきます。

比較ポイントは以下3点です。(詳しい選び方や6位以降が気になる方は「障がい者向け転職サイト・エージェントの選ぶ基準と比較表」をご覧ください。)

  • 比較1. 総求人数
  • 比較2. 利用者満足度
  • 比較3. 障がい者支援の実績

←左右にスクロール可能です→

順位就職/転職エージェント評価
おすすめ度エリア公開求人満足度コメント
1位LITALICO仕事ナビ★★★★☆
4.21
全国3,769件
多い
4.07/ 5.0
高い
業界最大級の求人数
在宅ワーク案件あり
2位
dodaチャレンジ
★★★★☆
4.14
全国1,296件
多い
4.04 / 5.0
高い
大手人材会社が運営
事務職やIT技術職メイン
3位
atGPエージェント
★★★★☆
4.11
全国1,057件
多い
3.98 /5.0
普通
全国で豊富な求人数
地方や作業系案件もある
4位
ランスタッドチャレンジド
★★★★☆
4.03
全国
(精神は一都三県)
323件
普通
4.04/ 5.0
高い
60%が300万円以上
フルタイム正社員中心
5位
エージェント・サーナ
★★★★☆
4.01
関東、関西958件
普通
4.02 /5.0
高い
転職支援歴29年
累計1,000名以上
6位
DIエージェント
★★★☆☆
3.81
全国1,529件
多い
3.92/ 5.0
普通
2009年開始
7,500人以上を支援
7位
アビリティスタッフィング
★★★★☆
4.01
一都三県239件
普通
3.86 / 5.0
普通
首都圏の事務職中心
精神障害のみ
8位
ソーシャルパートナーズ
★★★☆☆
3.90
一都三県230件
少なめ
3.76 / 5.0
普通
2018年開始
世界規模の人材会社
9位マイナビパートナーズ紹介★★★☆☆
3.87
首都圏、関西45件
少なめ
-2020年開始
大手のノウハウあり
10位トゥモローブライト★★★☆☆
3.79
一都三県非公開3.85/ 5.0
普通
2016年開始

※求人数は2022/11/4時点の数値

転職エージェントは最初から一つに絞る必要はないので、良い求人を見逃しにくくなるように複数登録がおすすめです。(ただ、多すぎると連絡が面倒になるので、多くても4社程度にしておきましょう。)

1位.LITALICO仕事ナビ

LITALICO仕事ナビは、国内最大級の求人数を持つ転職サービスです。全国に対応しており、首都圏や関西はもちろん、地方求人も豊富なのが特徴。

全国100件を超える就労移行支援で培った累計10,000人以上の支援実績をもとに、安定感のあるサポートをしています。

LITALICO仕事ナビの特徴
  • 求人数が業界最大級(全国対応)
  • 人気の在宅ワーク求人も豊富
  • 就労移行支援や継続案件も掲載あり

もともと就労移行支援のイメージが強いですが、身体障がい者や若手向けのサポートも充実しています。無料なのでぜひ相談してみてください。

対応障害:すべて(精神や発達も可能)

佐々木
もちろん情報収集のみの登録も可能です。障害者雇用求人をどこよりも多く掲載しているので、必ず登録しておきましょう!

◆利用した方の口コミ(一部抜粋)

親身に支えてくれた
40代男性 鬱病/社会不安障害 製造
★★★★★5
スタッフの方は非常に親身になって支えてくださいました。書類の作成や模擬面接もして頂き、非常に感謝しております。私も急に精神的な病気になってしまい、非常に落ち込んでいたのですが、おかげさまで明るさを取り戻しました。(アンケート調査より)
他と比べて求人数が多い
20代女性 摂食障害 事務職
★★★★☆4
他のエージェントと比べて、求人数は多いように感じました。身体障害の方、精神障害でもある程度自己管理ができる方は良いと思います。ただ、サポートはすごく良いですが、求人のレベルは割と高く、条件に合わないことも多いです。(アンケート調査より)
ハローワークよりずっと探しやすい
30代男性 うつ病/双極性障害 軽作業
★★★★★5
時期が閑散期なので難しかったかと思いますが、協力体制があり、たくさんの求人を紹介してくれました。ハローワークよりずっと探しやすいと思います。(アンケート調査より)
求人は紹介してくれる
20代女性 発達障害/全般性てんかん 事務職
★★★☆☆3
求人を紹介してくれるのだろうかという不安を抱いていたので「求人を紹介してください」という要求に応えてくれた事には感謝したい。ただ、私の希望する勤務地や職種が抜けていたのが残念。(アンケート調査より)
LITALICO仕事ナビの基本データ
タイプ転職エージェント
利用料金無料
※障害者手帳がなくても登録は可能
対象地域全国
対象障害全て(精神や発達障害も可能)
求人件数3,769件
運営会社株式会社LITALICO(企業HP
関連サービスLITALICOワークス(就労移行支援)
公式サイトhttps://snabi.jp/

※求人数は2022/11/4時点の数値

2位.dodaチャレンジ

dodaチャレンジは、大手人材企業のパーソルグループが運営する、転職支援実績No.1(2018年~2020年)の障がい者特化型転職エージェントです。

東京・大阪・名古屋の3ヶ所にオフィスを構えており、大手企業や特例子会社での、事務職からIT系技術職といったオフィスワーク求人を多く保有しています

dodaチャレンジの特徴
  • 事務職からIT系技術職に強い
  • 東京・大阪・名古屋の大企業求人に強い
  • 障がい者の転職に特化したコンサルタント

転職前は応募書類の添削や模擬面接といったサポートがあり、入社後も就労に関する悩みがないか相談することが可能です。無料なのでまずは面談だけでもしてみましょう。

また、就労移行支援事業所のミラトレを運営しているので、働くことに不安があり、無理なく慣れていきたいという方は、併せて利用してみてください。

佐々木
dodaチャレンジは障害者の支援実績No.1の転職サービスです。アンケート調査でも約5人に1人が利用していました。

主に、アドバイザーの対応に関するポジティブな口コミが多かった印象で、その一部を紹介していきます。

◆利用した方の口コミ(一部抜粋)

誠実に仕事をこなしてくれた
30代女性 うつ病 教育関係
★★★★★5
担当者の方は誠実に仕事をこなしてくださいました。病気のこともあり、自己肯定感がほぼない私に、私の長所となる部分を沢山教えてくださいました。(アンケート調査より)
寄り添いながらアドバイスしてくれた
30代男性 うつ病 事務職
★★★★★5
十分なヒアリングでこちらの就業を寄り添いながらアドバイスしてくれました。それから、企業側にいろいろと体調を崩した時などの対応を交渉してくれました。就業後も、どんな様子かヒアリングとアドバイスをしてくれてとても心強かったです。(アンケート調査より)
選考対策や書類サポートをしてくれた
40代女性 双極性障害 事務職
★★★★☆4
良かった点は、キャリアカウンセラーが私の代わりに条件交渉をしてくれたことや面接対策や書類作成のサポートもしてくれたことです。悪かった点は、社会人としての経験が浅いためとの理由で、すぐに求人を紹介してもらえなかったので、残念でした。(アンケート調査より)
丁寧にわからないことを教えてくれた
30代女性 軽度知的障害 事務職
★★★☆☆3
軽度知的障害とのこともあり、普通の人より理解力がないなか丁寧にわからないことを教えてくださいました。悪かった点としても希望の求人数があまりにも少なく、他の都道府県の求人ばかり障害されたことが悪かったといいますが不満に思った点です。(アンケート調査より)
dodaチャレンジの基本データ
タイプ転職エージェント
利用料金無料 ※障害者手帳が必要
対象地域東京、大阪、名古屋(WEB対応可)
対象障害すべて※精神障害も対応
求人件数1,296件(非公開求人は不明)
運営会社パーソルキャリア株式会社(企業HP
Pマークあり(確認はこちら
公式サイトhttps://doda.jp/challenge/

※求人数は2022/11/4時点の数値

3位. atGPエージェント

atGP(アットジーピー)は、株式会社ゼネラルパートナーズが運営する、全国トップクラスの求人を保有する障がい者向け転職サービスです。

基本的には首都圏、関西エリアの事務職求人が中心ですが、他の大手エージェントと違って、地方エリアや作業員(清掃等)案件にも力を入れています

さらに、時短(週20時間~)案件や、在宅ワーク求人も多く保有しているので、幅広いニーズに応えられる点はatGPならではの強みと言えるでしょう。

atGP(アットジーピー)の特徴
  • 全国で求人数がトップクラス
  • 時短や在宅ワーク求人が豊富
  • 首都圏や関西の事務職求人が中心
  • 地方や作業系案件でも他社より充実

また、エージェント機能をつけずに求人を眺めたり、スカウトを待ったりすることも可能なので「良い案件があれば」という方にもおすすめできます。

ちなみに、就労移行支援事業所(atGPジョブトレ)も運営しているので、働くことに不安があり、まずは準備からしていきたい方は、併せて利用してみてください。

佐々木
atGPは多くの方に利用されている大手サービスなのでおすすめです。アンケート調査でも約5~6人に1人が利用しており、満足度評価が高い傾向にありました!

◆利用した方の口コミ(一部抜粋)

希望通りに紹介してくれて助かった
40代男性 左大腿1/2以上欠損 事務職
★★★★★5
こちらの要望に応えて求人を探してきてくれて、ずっと親身になって相談を聞いてくれた。こちらからの質問に対してすぐに回答してくれた点もありがたい。(アンケート調査より)
わからないことをすぐに教えてくれる
20代女性 双極性障害 事務職
★★★★★5
良かった点は、自分が気になっているが、少し雇用条件の部分が気になった求人をすぐに対応してくださり、雇用条件の確認などがスムーズでとても好感にもてたことです。わからないことをすぐに聞けるので安心できました(アンケート調査より)
特性を活かせる職場を探してくれた
30代女性 発達障害/統合失調症 事務職
★★★★★5
自分の障害における特性や、疲れやすさ等をすごく理解して下さって嬉しかったです。自分の特性の良いところを活かせる様に、色々親身になって話を聞いてくれて動いて下さり、ありがたかったです。(アンケート調査より)
細かい職種条件にも応えてくれる
20代男性 うつ病 事務職
★★★★☆4
職種の条件について細かい要求をしたが、自分にあった求人をしっかりと探してくれて、見つかり次第連絡してくれた。都心でないと少し求人数は物足りない印象を受けたが、在宅求人も紹介してもらえたのでおすすめです。(アンケート調査より)
atGP(アットジーピー)エージェントの基本データ
タイプ転職エージェント
利用料金無料 ※障害者手帳が必要
対象地域関東・関西・名古屋エリア
対象障害全て(精神や発達障害も可能)
求人件数1,057件(非公開求人は不明)
うち575件は精神障害の採用実績あり
運営会社(株)ゼネラルパートナーズ(企業HP
Pマークあり(確認はこちら
公式サイトhttps://www.atgp.jp/

※求人数は2022/11/4時点の数値

4位.ランスタッドチャレンジド

ランスタッドチャレンジドは、世界最大の人材企業ランスタッドが運営する障がい者向け転職エージェントで、取り扱い求人の年収やレベルが高いことが特徴です。

実際の求人も、正社員のフルタイムが大半を占めているので、フルタイムでの就業を直近2~3年継続していて「キャリアアップしたい!」と考えている方におすすめです。

もとは外資系企業なのでドライなイメージを持つかと思いますが、そういったことは一切なく、求職者に寄り添ったオーダーメイド求人をはじめ、親身なサポートが高評価でした。

特徴まとめ
  • 年収高めのフルタイム求人
  • 全国対応(精神障害は一都三県のみ)
  • 事務職や製造業職の人気求人を多数保有

ランスタッドの保有求人の多くは非公開であり、大企業を中心に多くの転職支援実績があるので、どのような求人があるかだけでもみてみると良いでしょう。

ただ、基本的にはフルタイム求人がメインなので、経歴に自信がない方、週3~4勤務から段階的に復職したい方は、LITALICO仕事ナビatGPを利用するようにしてください。

◆利用した方の口コミ(一部抜粋)

比較的条件の良い求人が多かった
30代男性 下肢障害5等級 IT関連
★★★★★5
通勤に負担がかかるのでテレワーク中心で働くことができる仕事を探していました。障害者雇用の割にランスタッドは比較的条件の良い求人が多かった印象です。正社員の案件が多いので仕事に支障が出ずに働ける方にはおすすめですね。(アンケート調査より)
担当が障害や配慮に詳しく安心できた
40代女性 内部障害1等級 事務職
★★★★★5
担当者が障害に詳しかったので安心して配慮事項をお伝えすることができました。結果的に希望の条件で無事転職することができたのですが、事前に配慮事項を調整してくれたおかげで受入環境も良く、快適に働けています。(アンケート調査より)
スキルアップできる職場を紹介してくれた
30代男性 上肢障害6等級 IT技術職
★★★★★5
障害者雇用の場合だと簡単な事務作業しか任せてもらえないものと諦めていましたが、経験が浅いながらスキルアップできる職場を紹介してくれました。障害以外の部分での職務適正をみたうえで細かくサポートしてくれたので感謝しています。(アンケート調査より)
諦めずに一緒に頑張ってくれた
30代女性 統合失調症 事務職
★★★★★5
精神障害なので最初はうまくいかなかったのですが、担当の方は明るく励ましてくれて支えになってくれました。途中で挫けそうにもなりましたが、諦めずに一緒に頑張ってくれたので無事に希望の仕事に就くことができたんだと思います。(アンケート調査より)
ランスタッドチャレンジの基本データ
タイプ転職エージェント
利用料金無料 ※障害者手帳が必要
対象・身体障害のある方(全国対応可能)
・精神障害のある方(一都三県のみ)
求人件数323件 ※障害種別の内訳は不明
運営会社ランスタッド株式会社(企業HP
Pマークあり(確認はこちら
公式サイトhttps://www.randstad.co.jp

※求人数は2022/11/4時点の数値

5位.エージェント・サーナ

エージェント・サーナは、創業から29年間、身体障がいや内部障がいを中心に、障がい者の転職支援を行い続けている特化型の転職エージェントです。

基本的に取り扱っている求人の多くは、身体障がいや内部障がいが中心にはなりますが、精神障がいや発達障がいなどの案件も一部対応しています。

そして保有求人の85%が完全独自であり、さらに利用者の60%が面談から2ヶ月以内に内定を獲得しているので、多くの方にお勧めできる選択肢です。

エージェントサーナの特徴
  • 身体・内部障がい者の支援に特化
  • 創業30年間のノウハウによるサポート力
  • 関東&関西で求人多数保有(85%が限定求人)

◆利用した方の口コミ(一部抜粋)

担当が障害に詳しく話がスムーズ
30代男性 下肢障害5等級 事務職
★★★★★5
やはり障害者雇用となると一人ひとり身体の状態が違うのでなかなか理解してもらいにくいのですが、担当の方は事情に詳しくスムーズに話が進みました。さまざまな新しい情報が知れてよかったです。(アンケート調査より)
求人数が多く担当が配慮に詳しい
40代女性 聴覚障害2等級 事務職
★★★★★5
都心の求人数は多いように感じました。独自求人が多いとのことで、実際に他のエージェントにはないような会社も多かったような印象です。どこまで配慮してもらえるものかが気になっていたので、担当の方が詳しくすり合わせてくれて助かりました。(アンケート調査より)
きめ細やかなサポートが心強い
30代男性 内部障害1等級 事務職
★★★★★5
前の職場で勤務しながら転職活動を進めていたので、面接できる時間は限られていたのですが、うまくセッティングしてもらえました。職務経歴書の添削や面接対策など、きめ細やかなサポートが心強かったです。(アンケート調査より)
明るく根気強くサポートしてくれた
40代女性 下肢障がい6等級 事務職
★★★★★5
車椅子は利用していませんが下肢障害があるので通勤には負担がかかります。そのため、業種は問わずにテレワーク中心で働ける仕事を探していました。未経験業種なので最初は全然うまくいかなかったのですが担当の方が明るく元気づけ、根気強くサポートしてくれました。(アンケート調査より)
エージェントサーナの基本データ
タイプ転職エージェント
利用料金無料 ※障害者手帳が必要
対象地域関東(東京・神奈川・埼玉・千葉)
関西(大阪・京都・兵庫)
対象障害身体障害・内部障害、精神障害等
求人件数958件(非公開求人は不明)
※うち346件は精神障害者も応募可
運営会社株式会社イフ(企業HP
Pマークあり(確認はこちら
公式サイトhttps://www.agent-sana.com/

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特例子会社に関するよくある質問と回答

特例子会社ってどれくらいあるの?

2021年時点で562社あります。

出典:厚生労働省 障害者雇用状況の集計結果(令和3年)

特例子会社はどのような障害者が多い?

多い順に、知的障害(52%)、身体障害(29%)、精神障害(19%)となります。

出典:野村総合研究所(2018年12月)

特例子会社のメリットとデメリットは?

特例子会社のメリットとデメリットはそれぞれ下記の通りです。

特例子会社で働く“メリット”
  1. 配慮した環境が整っていて安定して働ける
  2. 周囲に障害者しかいないので居心地が良い
  3. 大企業傘下だと福利厚生が充実している
特例子会社で働く“デメリット”
  1. とにかく給料が低い
  2. 単純作業が多く、専門スキルが身につかない
  3. 他の様々な障がい者に配慮をする必要がある

このように、配慮が行き届いた環境で安定して働きやすい反面、給料が低くスキルが身につかないというデメリットがあるのが特例子会社です。

特例子会社と一般の障害者雇用どっちがいい?

結論として、居心地の良い環境で安定して働きたいなら特例子会社障害が軽度で年収やスキルアップを諦めたくないなら障害者雇用枠がおすすめです。

  • 特例子会社がおすすめな人
    ①体調や働きやすさを重視したい
    ②給料を上げるよりも長期就業したい
    ③他の障害者と助け合って働きたい
  • 一般の障害者枠がおすすめな人
    ①専門分野でスキルアップしたい
    ②たくさん働いて年収を上げていきたい
    ③より仕事熱心な人と働いて刺激を得たい

特例子会社と障害者雇用枠のどちらで働くかによって「職場の居心地や働きやすさ」「年収やスキルアップのしやすさ」が変わるので注意しましょう。

特に、3級だと障害年金をもらえないので、特例子会社だと給料が低くて生活が厳しくなるかもしれません。現在、一人暮らししている(できるくらいに軽い)なら特例子会社はおすすめしません。

悩んだら、両方を受けてみた上で比較すると良いでしょう。実際のところ「就職して馴染めるか」は職場や上司との相性によるところが大きいので、自分の目で確認するのがベストです。

特例子会社はなんでそんなに給料が低いの?

特例子会社の給料が低い理由は、下記の通りです。

  1. 市場価値の低い仕事が多いため
    誰でもできる単純作業ばかりなので給料はでません
  2. 事業として利益が出ていないため
    給料は利益から決まるので、利益が少ないと給料が出ません
  3. 低い給料でも障害者が応募するため
    特例子会社は人気なので給料を上げる理由がありません

さいごに

ここまで特例子会社で働くメリットやデメリット、そして障害者雇用枠との比較を通じて、あなたが特例子会社で働くべきかを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

特例子会社では、障害を持った方がたくさん集まり、配慮の行き届いた施設環境が用意されているので、障害を抱えながらも働きやすいことがメリットです。

一方で、仕事の幅が少なく単純作業がメインになってしまい、年収やキャリアアップはしにくいというデメリットがあるので、仕事を頑張りたいという方には向いていません。

悩んだらぜひ一度、あなたにとってどちらが良いかを、面接に足を運んで話を聞きながら、じっくりと検討してみてください。

あなたの人生がより豊かになることを祈っています。