トゥモローブライトの退会方法|解約・登録解除前の注意点をわかりやすく解説

トゥモローブライトの退会方法
この記事のまとめ

トゥモローブライトの退会方法

トゥモローブライトでは、専用の退会ページは用意されていないので、お問い合わせに記載されているメールアドレスから「退会したい」と連絡する必要があります。

<公式の連絡先>

引用元:トゥモローブライト公式

ちなみに、連絡先が公開されているので、電話するという手もありますね。

連絡先

件名:退会、および個人情報の削除について

◯◯様

お世話になっております。
△△(あなたの名前)です。

貴社サービスの退会および、個人情報の削除を希望します。
状況に変化があり、転職活動を中断/終了することになったからです。

ここまでの間、貴重なアドバイスやサポートをいただき、
誠にありがとうございました。大変お世話になりました。

今後の手続きについてお知らせいただけますと幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

△△(あなたの名前)


ここからは退会に関する「注意点」や「確認すべき項目」について、網羅的に解説していきます。

トゥモローブライトの特徴
  • 東京近郊のみ対応
  • ややハイクラス寄り
    • 年収400万円以上の求人が70%
    • 精神障害向けの時短求人は少ない
  • 身体障害者の年収UPにおすすめ

トゥモローブライトは、2016年創業でスカウトやヘッドハンティングを中心に、障害者雇用の転職支援をしている転職エージェントです。

全社員数は10~20人程度と少数精鋭ですが、新卒や第二新卒といった若年層から、年収500万円以上のハイクラスまで、手広く就職支援をしています。

また、対応エリアは東京近郊のみと限定されてますが、その代わりに年収400万円以上の正社員求人が70%を占めているので、年収を上げたい方におすすめです。

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【公式】https://tomorrow-bright.jp/

佐々木
ただ、トゥモローブライトに掲載されている利用者の口コミを見ると、身体障害の方がほとんどでした。

年収高めのハイクラス求人が多いだけあって、精神障害だと応募できる求人は少ないかもしれません。念の為、他社との併用をおすすめします。

トゥモローブライトの基本情報
公式サイトhttps://tomorrow-bright.jp/
タイプ転職エージェント
利用料金無料
障害者手帳必須
対象地域東京近郊
求人件数非公開
運営会社株式会社トゥモローブライト

※2023年10月更新

退会手続き後の個人情報の取り扱い

ここでは退会手続き後の気になる項目について解説していきます。

気になる個人情報の取り扱い
  1. 退会しても個人情報は削除されない
  2. いずれ削除はされるから放置でOK

①退会しても個人情報は削除されない

トゥモローブライトの公式規約ページを確認したところ、個人情報における退会後の取り扱いに関する記載はありませんでした。つまり、削除はされずに、保持・管理され続けるということです。

トゥモローブライトでは、個人情報の利用目的も本サービス提供のためと明記されており、さらに情報漏洩が起きたこともないので、そう心配する必要はありません。

②いずれ削除はされるから放置でOK

個人情報の取り扱いに関するページに、保有する個人データの削除を行う、という旨の記載はありませんが、いずれ削除されるのでこれ以上の対応は不要です。

漏洩や目的外の利用は心配しなくて良いですが、すぐに個人情報の削除してほしい場合は、お問い合せページから依頼すると、対応してくれるはずです。

個人情報の管理者

個人情報管理についてのお問い合わせは、以下の担当部門宛にお願いします。

〒101-0052 東京都千代田区神田小川町1丁目10番2号 ATELIER YOURS 小川町4F
株式会社トゥモローブライト 個人情報管理部門
TEL:03-5577-5115 E-mail:info@tomorrow-bright.co.jp

本当に退会すべきかを最終確認して

退会する前に、本当に退会して良いのかを検討してください。あなたが「退会したい」と思う理由次第では、別の対処法があるかもしれません。

状況別に退会するかを最終確認しよう
Case1.転職活動を終了・中断する
  1. 転職先が決まった
  2. 転職活動を中断することになった
Case2.転職活動は継続中
  1. 希望条件の求人を紹介してもらえない
  2. 利用してみたけど担当者があわなかった

上記のうち「Case1.転職活動を終了・中止」の場合なら問題ありませんが、「Case2.転職活動は継続中」の場合には、改善余地があるかもしれません。

佐々木
中途半端な転職活動にならないように、ぜひ検討してみてください!

①希望条件の求人を紹介してもらえない

コンサルタントと面談をしてもあなたが希望している求人を紹介してもらえないケースであれば、以下のような原因が考えられるので、それぞれ確認していきましょう。

  • 転職意欲が低いと思われている
  • あなたの経歴にフィットする求人がない

転職意欲が低いと思われている

転職意欲が低いと思われると、求人を紹介してもらえにくくなります。なぜなら、転職エージェントはビジネスモデル上、転職希望者が求人に応募して採用されることで収益が発生する仕組みになっているので、転職する気のない方を相手にする時間は無駄になってしまうからです。

例えば、以下のような項目に当てはまると、転職意欲が低いと見做される可能性があります。

転職意欲が低いと見做されるポイント
  • 返信が遅い/しない
  • 転職理由や希望条件が曖昧
  • 職務経歴書をいつまでも提出しない
  • 職務経歴書の内容が浅すぎる
  • 推薦された求人を理由なく断る
  • 他社経由で内定をもらったと伝える
  • 遅刻やマナー違反など礼節に欠いた

上記でもよくあるのが「返信が遅い、忘れる」というものです。仮に忙しかったとしても、その旨を事前に伝えておき、平日夜や土日にしっかりと返信をするようにしましょう。

佐々木
紹介求人に応募しないとしたら、どういった点が希望と異なるのかをしっかりと伝えることで意欲が伝わりますよ!無視はNGです!

あなたの経歴にフィットする求人がない

一般的に転職エージェントは、企業の採用条件に合わない候補者を、企業側に提案することはありません。例えば、採用企業側が「発達障害の方は採用したくない」と言えば、転職エージェントからは紹介できくなってしまうのです。

佐々木
残念ながら転職エージェントは企業ファーストです。なぜなら採用企業に嫌われて契約を切られてしまったら売上なくなりますからね。。

そのため、トゥモローブライトに登録しても目ぼしい求人を紹介してもらえない場合は、以下の点を見直してみてください。

求人がない場合の対処法

②利用してみたけど担当者があわなかった

所属コンサルタントのレベルが総じて高い傾向にあるトゥモローブライトであっても、経験の浅い方も稀にいるので、担当が合わなければ変更を依頼しましょう

また、別の転職エージェントを利用するのもおすすめです。障害者向けに転職支援をしているのはトゥモローブライトだけではないので、他社に相談してみてください。

他の転職エージェントを見る

退会を決めたら念のため確認したいこと

就活/転職活動を終えた場合であれば、退会することに問題はありません。ただ、トゥモローブライトを退会してしまう前に、念の為、下記項目を確認してください。

退会前に確認したいこと
  1. 選考中の企業はないか
  2. 保存しておくべき情報はないか
  3. 退会後も再利用はできる

では見ていきましょう!

①選考中の企業はないか

まだ選考中の企業があるなら、選考を辞退する旨を連絡しておきましょう。なぜなら、急に連絡が取れなくなってしまっては企業側やトゥモローブライト側が困ってしまうからです。

特に、面接の予定を調整していた場合には、辞退の連絡を必ずしてください。面接で待機しているのに、いつまで経っても相手が来ないと非常に寂しいものです。

○○株式会社 ご担当者様

お世話になっております。
◯◯でございます。

大変申し訳ございませんが、
諸般の事情により選考を辞退したくご連絡いたしました。

貴重なお時間を割いていただいたにも関わらず、
このような形のご連絡となってしまい、誠に申し訳ございません。

末筆ながら、貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。

②保存しておくべき情報はないか

トゥモローブライトを退会すると全ての情報が消えてしまうので、今後のために各社の選考状況(どこを受けたか等)を保存しておくことをおすすめします。

特に職務経歴や自己PRといった文章は、次回転職活動をするときに参考になるものです。再度1から練り直すのは大変だと思いますので、どこかに保存しておきましょう。

③退会後も再利用はできる

もちろん退会後も再利用は可能です。実際に、トゥモローブライトに登録したアカウントで、退会後すぐに登録しましたが、問題なく利用できました

ただ、再利用があまりに早すぎると、担当のキャリアアドバイザーから連絡があるかもしれないので、注意してくださいね。

代わりに使いたい障害者転職エージェント

ここでは、トゥモローブライトを使ってみたものの合わず、まだ転職活動を継続される方向けにおすすめの転職サービスを紹介していきます。

転職エージェントの比較ポイント
  • 比較1. 障害者支援の実績
  • 比較2. 求人数(障害者雇用枠)
  • 比較3. 利用者満足度アンケート

まずは概要まとめ表とTOP5の特徴を解説していきます。(選び方の詳細はこちら

スクロール可能です→
順位就職/転職エージェント評価
おすすめ度エリア公開求人満足度コメント個別解説
1位LITALICO仕事ナビ★★★★★
4.6
全国3,571件
多い
4.2/5.0
高い
業界最大級の求人数
在宅ワーク案件あり
2位
dodaチャレンジ
★★★★☆
4.4
全国1,349件
多い
4.1/5.0
高い
大手人材会社が運営
事務職やIT技術職メイン
3位
atGPエージェント
★★★★☆
4.2
関東/関西
名古屋
1,153件
多い
3.9 /5.0
普通
全国で豊富な求人数
地方や作業系案件もある
4位
エージェント・サーナ
★★★★☆
4.1
首都圏
関西
1,165件
普通
4.0 /5.0
高い
転職支援歴31年
累計1,000名以上
5位障害者雇用バンク★★★★☆
4.0
首都圏
関西
886件
普通
3.8/ 5.0
普通
ハローワークや
就労移行支援も掲載あり
6位
ランスタッドチャレンジド
★★★★☆
4.0
全国
精神は首都圏
306件
普通
4.1/ 5.0
高い
60%が300万円以上
フルタイム正社員中心
7位
DIエージェント
★★★☆☆
3.9
全国1,667件
普通
3.9/ 5.0
普通
7,500人以上を支援
正社員求人少なめ
8位マイナビパートナーズ紹介★★★☆☆
3.8
首都圏
関西
219件
少なめ
4.1/5.0
高い
2020年開始
大手のノウハウあり
9位リコモス★★★☆☆
3.8
東京近郊582件
普通
3.7/5.0
普通
東京都近辺に特化
職業適性検査もある
10位ソーシャルパートナーズ★★★☆☆
3.7
一都三県214件
少なめ
3.8/5.0
普通
2018年開始
世界規模の人材会社
11位
アビリティスタッフィング
★★★☆☆
3.7
一都三県281件
少なめ
3.6/5.0
普通
首都圏の事務職中心
精神障害のみ
12位Tech Agent Sana★★★☆☆
3.6
首都圏
関西
非公開3.9/5.0
普通
転職支援歴31年
IT系職種に特化している
13位マイナーリーグ★★★☆☆
3.6
全国167件
少なめ
3.8/5.0
普通
2018年とやや後発
就労支援のkaienが運営
14位サーチコア★★★☆☆
3.5
東京近郊156件3.7/5.0
普通
少数で運営
年収400万円以上なら
15位トゥモローブライト★★★☆☆
3.4
東京近郊非公開3.7/5.0
普通
少数で運営
年収400万円以上なら

※2023/8/16更新

>>障害者手帳がないなら

転職エージェント登録のポイント

転職エージェントは最初から一つに絞る必要はないので、良い求人を見逃しにくくなるように複数登録がおすすめです。(ただ、多すぎると連絡が面倒になるので、多くても4社程度にしておきましょう。)

佐々木
実際に利用された方の口コミを程よく紹介しつつ、詳しく解説をしていきますね!もちろん当たり外れはありますが、利用する価値のあるところばかりですよ!

1位.LITALICO仕事ナビ

LITALICO仕事ナビの特徴
  • 求人数が業界最大級(全国対応)
  • 人気の在宅ワーク求人も豊富
  • 就労支援の案件も検索できる

LITALICO仕事ナビは、国内最大級の求人数を持つ就職サービスです。全国に対応しており、首都圏や関西をはじめ、地方求人も豊富なのが特徴。

全国100拠点を超える就労移行支援事業で培った累計10,000人以上の支援実績をもとに、安定感のあるサポートをしています。

もともと就労移行支援のイメージが強いですが、身体障がい者や若手向けのサポートも充実しています。無料なのでぜひ相談してみてください。

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【公式】https://snabi.jp/

佐々木
もちろん情報収集のみの登録も可能です。障害者雇用求人をどこよりも多く掲載しているので、必ず登録しておきましょう!
利用した方の口コミ
親身に支えてくれた
40代男性 鬱病/社会不安障害 製造
★★★★★5
スタッフの方は非常に親身になって支えてくださいました。書類の作成や模擬面接もして頂き、非常に感謝しております。私も急に精神的な病気になってしまい、非常に落ち込んでいたのですが、おかげさまで明るさを取り戻しました。(アンケート調査より)
他と比べて求人数が多い
20代女性 摂食障害 事務職
★★★★☆4
他のエージェントと比べて、求人数は多いように感じました。身体障害の方、精神障害でもある程度自己管理ができる方は良いと思います。ただ、サポートはすごく良いですが、求人のレベルは割と高く、条件に合わないことも多いです。(アンケート調査より)
ハローワークよりずっと探しやすい
30代男性 うつ病/双極性障害 軽作業
★★★★★5
時期が閑散期なので難しかったかと思いますが、協力体制があり、たくさんの求人を紹介してくれました。ハローワークよりずっと探しやすいと思います。(アンケート調査より)
求人は紹介してくれる
20代女性 発達障害/全般性てんかん 事務職
★★★☆☆3
求人を紹介してくれるのだろうかという不安を抱いていたので「求人を紹介してください」という要求に応えてくれた事には感謝したい。ただ、私の希望する勤務地や職種が抜けていたのが残念。(アンケート調査より)
LITALICO仕事ナビの基本情報
公式サイトhttps://snabi.jp/
タイプエージェント
利用料金無料
障害者手帳必須(なくても登録は可能)
求人件数3,571件(全国で保有)
サポート対象首都圏のみ
対象障害全て
運営会社株式会社LITALICO
関連サービスLITALICOワークス(就労移行支援)
LITALICOキャリア(福祉職のエージェント)

※2023/8/16更新

2位.dodaチャレンジ

dodaチャレンジは、大手人材企業のパーソルグループが運営する、転職支援実績No.1(2021年)の障がい者特化型転職エージェントです。

東京・大阪・名古屋の3ヶ所にオフィスを構えており、大手企業や特例子会社での、事務職からIT系技術職といったオフィスワーク求人を多く保有しています

dodaチャレンジの特徴
  • 事務職~IT系技術職中心
  • 東京/大阪/名古屋にとにかく強い
    • 正社員求人が多い
    • 大手企業、上場企業に強い
  • 障がい者転職に特化したコンサルタント

転職前は応募書類の添削や模擬面接といったサポートがあり、入社後も就労に関する悩みがないか相談することが可能です。無料なので面談だけでもしてみましょう。

\60秒で無料登録!限定求人あり/

【公式】https://doda.jp/challenge/

また、就労移行支援事業所のミラトレを運営しているので、働くことに不安があり、無理なく慣れていきたいという方は、併せて利用してみてください。

佐々木
dodaチャレンジは障害者の支援実績No.1の転職サービスです。アンケート調査でも約5人に1人が利用していました。

主に、アドバイザーの対応に関するポジティブな口コミが多かった印象で、その一部を紹介していきます。

利用した方の口コミ
誠実に仕事をこなしてくれた
30代女性 うつ病 教育関係
★★★★★5
担当者の方は誠実に仕事をこなしてくださいました。病気のこともあり、自己肯定感がほぼない私に、私の長所となる部分を沢山教えてくださいました。(アンケート調査より)
寄り添いながらアドバイスしてくれた
30代男性 うつ病 事務職
★★★★★5
十分なヒアリングでこちらの就業を寄り添いながらアドバイスしてくれました。それから、企業側にいろいろと体調を崩した時などの対応を交渉してくれました。就業後も、どんな様子かヒアリングとアドバイスをしてくれてとても心強かったです。(アンケート調査より)
選考対策や書類サポートをしてくれた
40代女性 双極性障害 事務職
★★★★☆4
良かった点は、キャリアカウンセラーが私の代わりに条件交渉をしてくれたことや面接対策や書類作成のサポートもしてくれたことです。悪かった点は、社会人としての経験が浅いためとの理由で、すぐに求人を紹介してもらえなかったので、残念でした。(アンケート調査より)
丁寧にわからないことを教えてくれた
30代女性 軽度知的障害 事務職
★★★☆☆3
軽度知的障害とのこともあり、普通の人より理解力がないなか丁寧にわからないことを教えてくださいました。悪かった点としても希望の求人数があまりにも少なく、他の都道府県の求人ばかり障害されたことが悪かったといいますが不満に思った点です。(アンケート調査より)
dodaチャレンジの基本情報
公式サイトhttps://doda.jp/challenge/
タイプ就職・転職エージェント
利用料金無料
障害者手帳必須
対象地域全国
対象障害すべて※精神障害も対応
求人件数1,349件
運営会社パーソルダイバース株式会社
Pマークあり(親会社)

※2023/8/16更新

3位. atGPエージェント

atGP(アットジーピー)の特徴
  • 全国で求人数がトップクラス
    都市部の事務職が中心ではありますが、他サイトと比べて求人の幅が広いです。時短や在宅ワーク、また地方や作業系案件まで揃えています。
  • 大手で満足度が高い傾向にある
    サポートが充実している。企業からのスカウト機能もあるので、可能性が広がりやすい。

atGP(アットジーピー)は、株式会社ゼネラルパートナーズが運営する、全国トップクラスの求人を保有する障がい者向け転職サービスです。

基本的には首都圏、関西エリアの事務職求人が中心ですが、他の大手エージェントと違って、地方エリアや作業員(清掃等)案件にも力を入れています

さらに、時短(週20時間~)案件や、在宅ワーク求人も多く保有しているので、幅広いニーズに応えられる点はatGPならではの強みと言えるでしょう。

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【公式】https://www.atgp.jp/

また、エージェント機能をつけずに求人を眺めたり、スカウトを待ったりすることも可能なので「良い案件があれば」という方にもおすすめできます。

佐々木
atGPは多くの方に利用されている大手サービスなのでおすすめです。アンケート調査でも約5~6人に1人が利用しており、満足度評価が高い傾向にありました!
利用した方の口コミ
希望通りに紹介してくれて助かった
40代男性 左大腿1/2以上欠損 事務職
★★★★★5
こちらの要望に応えて求人を探してきてくれて、ずっと親身になって相談を聞いてくれた。こちらからの質問に対してすぐに回答してくれた点もありがたい。(アンケート調査より)
わからないことをすぐに教えてくれる
20代女性 双極性障害 事務職
★★★★★5
良かった点は、自分が気になっているが、少し雇用条件の部分が気になった求人をすぐに対応してくださり、雇用条件の確認などがスムーズでとても好感にもてたことです。わからないことをすぐに聞けるので安心できました(アンケート調査より)
特性を活かせる職場を探してくれた
30代女性 発達障害/統合失調症 事務職
★★★★★5
自分の障害における特性や、疲れやすさ等をすごく理解して下さって嬉しかったです。自分の特性の良いところを活かせる様に、色々親身になって話を聞いてくれて動いて下さり、ありがたかったです。(アンケート調査より)
細かい職種条件にも応えてくれる
20代男性 うつ病 事務職
★★★★☆4
職種の条件について細かい要求をしたが、自分にあった求人をしっかりと探してくれて、見つかり次第連絡してくれた。都心でないと少し求人数は物足りない印象を受けたが、在宅求人も紹介してもらえたのでおすすめです。(アンケート調査より)
atGP(アットジーピー)エージェントの基本情報
タイプエージェント
公式サイトhttps://www.atgp.jp/
利用料金無料
障害者手帳必須
対象地域全国
対象障害全て
求人件数1,153件(非公開求人は不明)
運営会社(株)ゼネラルパートナーズ
Pマークあり

※2023/8/16更新

4位.エージェント・サーナ

エージェントサーナの特徴
  • 身体障害・内部障害に特化
  • 都心の事務職と営業販売職が中心
    • 首都圏で全体の75%を占める
    • 限定求人が85%を占める
  • 面談でQUOカード1,000円分がもらえる

エージェント・サーナは、創業から31年間、身体・内部障がいを中心に、障がい者の転職支援を行い続けている転職エージェントです。

エリアは、東京、埼玉、神奈川といった首都圏エリアの求人がメイン(全体の75%)で、事務職や営業販売職を中心に取り扱っている特徴があります。

また、求人情報を一般公開しておらず、保有求人の85%が完全独自案件とのことなので、ぜひ一度、どのような求人があるのか確認してみてください。

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【公式】https://www.agent-sana.com/

利用した方の口コミ
担当が障害に詳しく話がスムーズ
30代男性 下肢障害5等級 事務職
★★★★★5
やはり障害者雇用となると一人ひとり身体の状態が違うのでなかなか理解してもらいにくいのですが、担当の方は事情に詳しくスムーズに話が進みました。さまざまな新しい情報が知れてよかったです。(アンケート調査より)
求人数が多く担当が配慮に詳しい
40代女性 聴覚障害2等級 事務職
★★★★★5
都心の求人数は多いように感じました。独自求人が多いとのことで、実際に他のエージェントにはないような会社も多かったような印象です。どこまで配慮してもらえるものかが気になっていたので、担当の方が詳しくすり合わせてくれて助かりました。(アンケート調査より)
きめ細やかなサポートが心強い
30代男性 内部障害1等級 事務職
★★★★★5
前の職場で勤務しながら転職活動を進めていたので、面接できる時間は限られていたのですが、うまくセッティングしてもらえました。職務経歴書の添削や面接対策など、きめ細やかなサポートが心強かったです。(アンケート調査より)
明るく根気強くサポートしてくれた
40代女性 下肢障がい6等級 事務職
★★★★★5
車椅子は利用していませんが下肢障害があるので通勤には負担がかかります。そのため、業種は問わずにテレワーク中心で働ける仕事を探していました。未経験業種なので最初は全然うまくいかなかったのですが担当の方が明るく元気づけ、根気強くサポートしてくれました。(アンケート調査より)
エージェントサーナの基本情報
公式サイトhttps://www.agent-sana.com/
タイプ就職・転職エージェント
利用料金無料
障害者手帳必須
対象地域関東(東京・神奈川・埼玉・千葉)
関西(大阪・京都・兵庫)・愛知
対象障害身体障害・内部障害、精神障害等
求人件数1,165件
運営会社株式会社イフ
Pマークあり
関連サービスウェブサーナ
テックエージェントサーナ

※2023/8/16更新

5位.障害者雇用バンク

障害者雇用バンクの特徴
  • 20~30代向けの障害者転職サイト
    • ハローワーク求人の掲載あり
    • 就労移行支援事業所の掲載あり
  • 対象エリアは首都圏と大阪のみ
  • 新卒やハイクラス向けにサポート実施

障害者雇用バンクは、株式会社スペシフィックが運営する障害者求人サイトです。2016年4月に「エラビバ」として開始され、2021年5月に現在の名称に変更されています。

やや後発ながらも保有している求人件数は多く、ハローワーク求人や就労移行支援事業所をまとめて検索することもできるので、物足りなさを感じることは少ないかもしれません。

サポート対象は首都圏/大阪の20~30代のみと限られますが、サイトに登録すると、担当エージェントが就職全般をサポートしてくれるので、余裕があればぜひ登録してみてください。

\公式サイトを見に行く/

【公式】https://syogai-koyo-bank.com/

障害者雇用バンクの基本情報
公式サイトhttps://syogai-koyo-bank.com/
タイプサイト・エージェント
利用料金無料
障害者手帳必須
対象地域首都圏/関西
対象障害全て
求人件数886件
運営会社株式会社スペシフィック

※2023/8/16更新

6位以降の説明はこちら

よくある質問と回答/転職ノウハウ

最後に、障害者雇用に関してよくある質問をFAQ形式で網羅的に解説していきます。気になる項目があればタップしてみてください。

障害者関連
転職エージェント関連
特例子会社関連
就労移行支援関連
その他

Q. 障害者手帳の種類は?

障害者手帳には「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者保健福祉手帳」の3種類があります。

障害者手帳の種類
  • 身体障害者手帳
    身体・内部障害のある方が取得可能
  • 療育手帳
    知的障害のある方が取得可能
  • 精神障害者保険福祉手帳
    精神・発達障害がある方が取得可能

参考:厚生労働省 障害者手帳

ちなみに、障害者手帳の申請から発行までの目安は、身体障害者手帳と療育手帳の場合は1ヶ月、精神障害者保健福祉手帳の場合は2ヶ月ほどです。(出典:厚生労働省

Q. 障害者雇用は手帳なしでも利用できる?

いいえ、手帳なしでは利用できません

なぜなら、障害者雇用は企業側が「障害者の法定雇用率」を満たす目的で作った採用枠ですが、障害者手帳がないと、障害者雇用として算定されないからです。(参考:事業主の方へ(厚生労働省)

ポイント

・障害者雇用枠は法定雇用率を満たすための枠
手帳がないと障害者雇用として算定されない
・算定されないから採用しない/できない

「法定雇用率」とは、従業員規模が一定以上の企業に対して「一定割合以上の障害者」を雇用することを義務付けた制度のことです。(現在:2.3%)

例えば、1,000人の従業員がいたら、23人以上は障害者にする必要がある、ということですね。

<法定雇用率の推移>
  • 1988年4月から1.6%
  • 1998年7月から1.8%
  • 2013年4月から2.0%
  • 2018年4月から2.2%
  • 2021年3月から2.3%(現在)
  • 2024年4月から2.5%(予定)
  • 2026年7月から2.7%(予定)

上記のように、今後も引き上げが予定されています。※なお法定雇用率を満たさない企業は、罰金やペナルティを課されます。(出典:厚生労働省

Q. 障害者枠と一般枠の違いは?

違いを表に整理しました。

 障害者枠一般枠
求人数
少ない

多い
給与
やや低い

やや高い
定着率
1年後継続率70%
△1年後継続率30~50%

上記からわかるように、条件の良い求人は探しやすいが長期継続しにくいのが「一般枠」で、条件の良い求人は少ないものの長期継続しやすいのが「障害者枠」です。

Q. 障害ごとで就職の難しさは違う?

一人ひとりの症状の種類や重さ、そして応募する仕事(給与水準)によるので、一概に断定することはできません。ただ、下記の“傾向”はあります。

障害別の就職難易度

内部障害・身体障害>>>発達障害・精神障害

身体障害や内部障害であれば、職場で必要な配慮がわかりやすく、業務に支障が出にくいので、障害者雇用枠を狙えば就職は難しくありません。

一方で、精神障害や発達障害は、症状が目に見えないために配慮がしにくく、身体障害者に比べると就職は難しくなります。

ただ、発達障害であれば、同じ「精神障害者保健福祉手帳」を持つ精神障害者(うつ病等の気分障害、統合失調症)と比べると、まだ配慮がしやすいので、就職しやすい傾向があります。

Q. 2018年の障害者雇用促進法の改正で何が変わった?

変更点は下記の通りです。

障害者雇用促進法の改正に伴う変更点

①精神障害者が「障害者雇用義務」の対象に加わる
②精神障害者の短時間勤務(週20~30時間)の雇用率算定方法が「0.5→1.0」に変更
③民間企業の法定雇用率が「2.0%→2.2%」に変更

※なお上記の「精神障害者」とは、精神障害者保健福祉手帳を所有する方を指すので、発達障害の方も含まれます

「法定雇用率」とは、従業員規模が一定以上の企業に対して「一定割合以上の障害者」を雇用することを義務付けた制度のことです。(現在:2.3%)

例えば、1,000人の従業員がいたら、23人以上は障害者にする必要がある、ということですね。

<法定雇用率の推移>
  • 1988年4月から1.6%
  • 1998年7月から1.8%
  • 2013年4月から2.0%
  • 2018年4月から2.2%
  • 2021年3月から2.3%(現在)
  • 2024年4月から2.5%(予定)
  • 2026年7月から2.7%(予定)

上記のように、今後も引き上げが予定されています。※なお法定雇用率を満たさない企業は、罰金やペナルティを課されます。(出典:厚生労働省

上記の変更(特に①②)に伴い、民間企業が精神障害者(発達障害含む)を雇用するメリットが増えたので、2018年を基点として障害者雇用がグッと加速する結果となりました。

<雇用される精神障害者(発達含む)の推移>

厚生労働省 令和4年障害者雇用状況の集計結果より編集部作成
※雇用義務のある民間企業(43.5人以上規模)における雇用人数

上記グラフのように、厚生労働省が公開している最新情報を見ると、2018年の障害者雇用法改正以降、急激に増加していることがわかります

Q. 障害者の面接でよく聞かれる質問は?

聞かれる質問は企業ごとに異なる傾向にありますが、障害者雇用では「長期的に就業し続けてくれること」が重要なので、下記は必ず確認されます。

  1. 就業意欲があるか
    例:なぜ働きたいのか、志望動機
    例:何を成し遂げたいか、ビジョン
  2. 就労準備ができているか
    例:勤務中の体調不良の対処方法
    例:自分の体調と管理方法を理解しているか
    例:自身で問題なく通勤可能か
    例:規則正しい生活、睡眠は食事はできているか
    例:支援機関がついているか
  3. 必要な配慮内容
    例:前職でストレスに感じたこと
    例:会社に配慮してほしいことは?
  4. 職務能力(できること、できないこと)
  5. 仕事における価値観、協調性

このように、障害者雇用枠の場合だと「長期継続」が求められるので、協調性があり安定して働くことができる状況かが重要視されます。

特に、IT関連や技術職に応募しない限り、そこまで求められるスキルは高くはない(事務職なら最低限のPC操作ができればOK)ので、安心してください。

Q. 障害者ではなくても利用して良い?

相談は可能ですが、求人の紹介には障害者手帳が必要です。

障害者枠求人は、障害者手帳を保有している方でないと就職することができないので、以下条件に該当する必要があります。

  • 現在すでに障害者手帳を保有している
  • これから障害者手帳を保有する予定がある

Q. 転職エージェントはなぜ無料?

転職エージェント(有料職業紹介事業者)は、職業安定法によって「求職者から手数料や報酬を受けてはならない」と定められているからです。

(手数料)
第三十二条の三 第三十条第一項の許可を受けた者(以下「有料職業紹介事業者」という。)は、次に掲げる場合を除き、職業紹介に関し、いかなる名義でも、実費その他の手数料又は報酬を受けてはならない。
一 職業紹介に通常必要となる経費等を勘案して厚生労働省令で定める種類及び額の手数料を徴収する場合
二 あらかじめ厚生労働大臣に届け出た手数料表(手数料の種類、額その他手数料に関する事項を定めた表をいう。)に基づき手数料を徴収する場合
○2 有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。ただし、手数料を求職者から徴収することが当該求職者の利益のために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、同項各号に掲げる場合に限り、手数料を徴収することができる。

引用元:職業安定法32条の3第2項

上記のように、求職者(障害者雇用の仕事を探している人)からは、原則として手数料を受け取ってはいけない決まりがあります。(代わりに企業から採用報酬をもらっています。)

Q. 転職エージェントの仕組みは?

転職エージェントは、採用企業に対して転職希望者を紹介することで、採用となった場合に成果報酬を受け取るビジネスをしている「人材紹介事業所」のことです。

そのため、転職希望者は無料で使うことができますが、転職エージェントにとってのクライアントはあくまで採用企業なので、信用しすぎないように注意してください。

転職エージェントにとって、クライアント企業は一度や二度ではなく長期的に取引をすることになるので、ビジネス構造上どうしても「転職希望者は商品」となります。

結果として、中には「転職希望者を騙してでもクライアント企業に入社させようとする」といった不誠実な対応をとる悪質なコンサルタントもいるので注意してください。

Q. 転職エージェントは複数利用すべき?

はい。転職エージェントによって保有求人や対応の質が全く異なるので、比較するため、かつより多くの非公開求人を集めるためにも、必ず、複数利用すべきです。

Q. 転職エージェントは何社利用するのがいい?

結論、転職エージェントは「3社」利用することをおすすめします。

実際に、転職エージェント利用者向けのアンケート調査(有効回答数1,515件)でも、利用社数に応じて、転職活動における満足度が大きく変わり、以下のことが判明しています。

利用社数と転職成功率の統計結果
  • 1社だと、成功確率が低く、失敗確率が高い
  • 3社までは成功確率が上がり失敗確率も下がる
  • 4社以上利用しても3社とそう大きな差がない

▼利用社数と転職成功率の分布(有効回答数1,515件)

利用社数満足/成功普通不満/後悔
1社のみ66.5%
低い
24.5%
(-)
8.9%
高い
2社70.5%
(普通)
22.2%
(-)
7.3%
(普通)
3社74.3%
高い
20.6%
(-)
5.1%
低い
4社75.0%
高い
20.5%
(-)
4.5%
低い
5社以上74.0%
高い
22.0%
(-)
4.1%
低い

このように、1社のみを利用した場合に比べて、3社以上を利用することで、「満足した割合が10pt近く高くなる」「転職に不満を持っている割合が半分になる」といった差が出ています。

佐々木
ただ、4社以上利用してもあまり結果が変わらないのと、同時に多く併用すると連絡が大変になってしまうので、悩んだら「3社」をおすすめします!

Q. 転職エージェント利用のメリット

ここでは障がいのある方が転職エージェントを利用するメリットについて解説していきます。

必要な配慮に合わせて最適な求人を探してくれる

まず、あなたの障害を理解したうえで、必要な配慮を満たした最適な求人探しを手伝ってくれます。特に、精神疾患の場合、受け入れ体制が整っている職場はとても少ないので、自身で転職サイトから探すと時間がかかってしまうでしょう。

なにより、企業側が自ら求人掲載するタイプの転職サイトより、転職エージェントの方が多くの求人数を取り扱っている傾向にあるので、ずっと求人を見つけやすくなります。

企業にプッシュしてくれるので通過率が上がる

また、転職エージェントはあなたのことを企業側に推薦してくれるので、単純に選考通過率が上がるというメリットがあります。おそらく、一人で転職活動をしていると書類がほとんど通らないかと思いますが、エージェント経由なら2社に1社くらいは通る方が多いです。

選考通過率が上がる理由

エージェントは、求職者側からお金を取らない代わりに、求職者が内定したときに企業側から報酬をもらっているので、なんとしても内定させようと企業側に猛アタックしてくれるのです。

障がいを理解した上で寄り添った転職支援をしてくれる

また、障がいの内容を理解した上で寄り添った転職支援(書類対策や面接練習)をしてくれるというのも、選考通過率が上がる理由の一つです。

転職エージェントは転職のプロでもあるので、書類や面接練習をしてもらうことで、内容がブラッシュアップされていきます。それこそ、障がい者雇用となると選考過程や質問内容がやや特殊なものになるので、相応の対策を受けることが大きなポイントになるのです。

実際、対策をしているかしていないかでは大きな差が出てしまうので、他のライバルに負けないようにするためにも、転職エージェントを有効活用するようにしてください。

Q. 転職エージェントの裏事情は?

ここでは、無料で利用できて求人紹介からサポートまでしてくれるエージェントの、利用する前に認識すべき裏事情について紹介していきます。

  1. ビジネス上、求職者は「商品」である
  2. 売れない商品に時間を割いてはくれない
  3. 障害者を欲しがるクライアントが少なくサポートしてもらえないケースがある

匿名だからこそ語れる裏事情を包み隠さず公開していきます。転職エージェント全般における一般論として参考にしてくださいね!

佐々木
元転職エージェントとしての筆者の経験を踏まえつつ、赤裸々に裏事情を解説していきます。

①ビジネス上、転職希望者は「商品」である

まず転職エージェントの仕組み(ビジネスモデル)ですが、以下のように、転職希望者を転職させることで、企業から採用報酬をもらっています。

その報酬は大まかに決定年収の30%前後と言われているので、年収400万円で転職させれば、120万円が成果報酬として支払われることになります。

そのため、転職希望者は、クライアント(採用に困って転職エージェントを利用している企業)に納品するための『商品』という考え方が、ビジネス上における正しい認識です。

特に、採用企業は報酬を支払ってくれて継続的に取引をすることになる相手ですが、転職希望者は一円も払わず一度しか利用(転職)しないので、どうしてもビジネス上の優先度は異なります。

佐々木
どんなに親身で優しいキャリアアドバイザーだったとしても、ビジネスとしての実態がある以上「商品」と認識している側面は、少なからずあるものです。

②売れない商品に時間を割いてはくれない

ビジネス上、転職希望者はクライアント企業に納品するための「商品」ですが、売れない商品に無駄に時間を割くことは、ビジネスにおいて賢い行動ではありません。

そのため、以下のような方は「売れない商品(転職できない求職者)」という烙印を押されてしまい、合理的なキャリアアドバイザーからは相手にされなくなります。

  • 希望条件の求人がほとんどない
    →納品できるクライアントがいない
  • 求職者の市場価値が低い
    →商品として売ることができない

そのため、転職エージェント側に「売れないな」と思われてしまったら、満足に案件紹介やサポートをしてもらえなくなってしまうので、注意してくださいね。

反対に「この転職希望者は売れる!」と期待をかけてもらえれば、たくさん求人を紹介してもらえて、内定するためのサポートも丁寧にしてもらえますよ!

佐々木
本来、市場価値の低くて自力での転職が難しい利用者にこそ、丁寧なサポートが必要なのですが、時間をかけられないジレンマがあるのです。

③障害者を欲しがる企業は少なく、サポートしてもらえないケースがある

障害者雇用制度」によって、大手企業を中心に障害者の雇用は進められているものの、それでもまだ障害のある方を採用したがる企業はそう多くありません。

実際、厚生労働省が令和2年に公開した調査でも、就職率(就職件数/新規求職申込件数)が42.4%と低く、就職したいが就職できていない方がまだ多くいる現状があります。特にコロナによる業績の悪化により、ますます就職が厳しくなっています(前年差-3.8pt)

そのため、「求職者に対して求人案件が足りていない(競争倍率が高い)」状況が続いてしまうので、企業側が欲しがるような人材でない場合、相手にしてもらえないケースがあります。特に、仕事に支障をきたしにくい身体障害であればまだしも、精神障害だと転職が厳しいのが現実です。

そのため、①②で説明したように、エージェントは就職できない可能性が高い利用者を相手にしないため、登録してもサポートしてもらえないことが頻発するのです。

佐々木
もちろん試す価値はありますが、サポートしてもらえない場合は就労移行支援やハローワークを利用するようにしましょう!

Q. 転職エージェントに登録したら会社にバレる?

転職エージェントに登録をしても、転職活動中であることが今の会社にバレることはまずありません。理由は以下の通りです。

登録しても今の会社にバレない理由

<理由①>
企業側は応募前の求職者情報を見れないため

└求職者の情報を見れるのはコンサルタントのみ
└本人同意なしで企業に個人情報は開示されない

<理由②>
転職エージェントが情報管理を徹底しているため

└情報漏洩は、会社の信用・ブランドが失墜する
└有料職業紹介事業の許可取り消しすらありえる

<理由③>
各コンサルタントが最大限注意しているため

└そもそもあえて情報を漏洩するメリットがない
└漏洩のデメリットが大きすぎる(懲戒処分)

特に転職エージェント側の管理不足によって個人情報が漏洩した場合、有料職業紹介事業の許可を取り消されるリスクすらあるので最大限注意されています。

転職エージェント事業所の情報管理の取り組み
  • 盗難の防止策
  • 事業所への入退室の管理
  • 個人情報の移送や送信時のリスク対策
  • 個人情報保護の社内マニュアル/ルール

ただ、転転活動をする際には、以下のような点に注意をしないと、今の会社にバレる可能性があるので注意していきましょう。

転職活動をする時の注意点
  • 職場では話さない、同僚には話さない
  • 社内PC、アドレスを使って登録しない
  • 会社のカレンダーに面接予定を記載しない
  • 企業スカウトありの転職サイトに注意する
  • Facebookで担当者と繋がるときは注意する
  • 面接と同僚の営業訪問がかぶっていないか確認

Q. 転職エージェント利用の流れ

基本的にどの転職エージェントも上記の手順を踏んでいくことになりますが、特に重要なのが初回面談です。今後紹介していく求人の内容をすり合わせる場になので、希望条件や譲れない条件などは事前に整理してしっかりと伝えるようにしましょう。

また、面談は一度限りではなく、必要に応じて随時頼むこともできるので、書類添削や面接対策などをしてほしければ積極的に依頼するようにしてください

Q. 転職エージェント活用ポイント

転職エージェントを利用する流れの中で、効果的に活用するためのポイントを整理すると、以下のようになります。

転職エージェント活用ポイント
  1. 応募フォームから登録・申し込み
    ・転職エージェントは複数登録する
    ・事前に転職活動用のメールアドレスを作る
  2. 担当コンサルタントと面談
    ・事前に経歴と希望条件を整理しておく
    ・経歴を盛るとしても嘘にならない程度に
    ・担当者と合わなければ担当変更を依頼する
    ・その後コンサルタントにはこまめに返信する
  3. 選考対策(書類添削、面接練習)
    ・自分から依頼する
    ・面接の想定質問を事前に聞いておく
    ・フィードバックが少ない担当は変更する
  4. 求人紹介、応募
    ・応募時の推薦文を必ず確認する
    ・応募企業の業界内での立ち位置を聞く
    ・むやみやたらに求人へ応募しない
    ・その企業を退職した人から一次情報を集める
  5. 面接、選考フィードバック
    ・その企業でされやすい質問を聞く
    ・その企業に聞くべき逆質問を聞く
    ・選考で見送りになったら対策を依頼する
  6. 内定、入社前後の最終調整
    ・妥協しない
    ・言いなりにならず自分で決める

Q. 特例子会社とは?

特例子会社とは、その子会社に雇用されている障害者を、親会社を含むグループ全体の実雇用率に算定できる子会社のことです。以下の要件を満たす必要があります。

◆特例子会社の認定要件(一部抜粋)

①雇用される障害者が5人以上で、全従業員に占める割合が20%以上であること。
②雇用される障害者に占める重度身体障害者、知的障害者及び精神障害者の割合が30%以上であること。
③障害者の雇用管理を適正に行うに足りる能力を有していること。(具体的には、障害者のための施設の改善、専任の指導員の配置等)

出典:厚生労働省 特例子会社制度の概要

そのため、特例子会社では、障害を持った方がたくさん集まり、配慮の行き届いた施設環境が用意されているので、障害を抱えながらも働きやすいことが特徴です。

特例子会社の特徴
  1. ほとんどの従業員が障害者
  2. 重度身体障害、知的及び精神障害者が30%以上
  3. 障害に配慮した設備や制度、指導員がいる
  4. 大都市に多く、地方には少ない傾向がある
  5. 大企業の子会社なので、ハズレな職場が少ない
  6. 良い会社ほど空きが出ないから募集されない

特例子会社はそもそも400社ほどしかないうえに、増員されることもないのでほとんど募集は出ません。倍率が高いので、狙うなら法定雇用率が引き上がったタイミングがおすすめです。

「法定雇用率」とは、従業員規模が一定以上の企業に対して「一定割合以上の障害者」を雇用することを義務付けた制度のことです。(現在:2.3%)

例えば、1,000人の従業員がいたら、23人以上は障害者にする必要がある、ということですね。

<法定雇用率の推移>
  • 1988年4月から1.6%
  • 1998年7月から1.8%
  • 2013年4月から2.0%
  • 2018年4月から2.2%
  • 2021年3月から2.3%(現在)
  • 2024年4月から2.5%(予定)
  • 2026年7月から2.7%(予定)

上記のように、今後も引き上げが予定されています。※なお法定雇用率を満たさない企業は、罰金やペナルティを課されます。(出典:厚生労働省

佐々木
特例子会社は、障害者を雇用するための会社です。大手グループ企業なので、地方には少ない傾向にありますが、ハズレが少なく設備も充実しているので、安定して長期就業できる可能性が高いですよ!

Q. 特例子会社ってどれくらいあるの?

2022年時点で579社あります。

出典:厚生労働省 障害者雇用状況の集計結果(令和4年)

Q. 特例子会社はどのような障害者が多い?

多い順に、知的障害(52%)、身体障害(29%)、精神障害(19%)となります。

出典:野村総合研究所(2018年12月)

Q. 特例子会社のメリットとデメリットは?

特例子会社のメリットとデメリットはそれぞれ下記の通りです。

特例子会社で働く“メリット”
  1. 配慮した環境が整っていて安定して働ける
  2. 周囲に障害者しかいないので居心地が良い
  3. 大企業傘下だと福利厚生が充実している
特例子会社で働く“デメリット”
  1. とにかく給料が低い
  2. 単純作業が多く、専門スキルが身につかない
  3. 他の様々な障がい者に配慮をする必要がある

このように、配慮が行き届いた環境で安定して働きやすい反面、給料が低くスキルが身につかないというデメリットがあるのが特例子会社です。

Q. 特例子会社と一般の障害者枠どっちがいい?

結論として、居心地の良い環境で安定して働きたいなら特例子会社障害が軽度で年収やスキルアップを諦めたくないなら障害者雇用枠がおすすめです。

特例子会社と一般企業はどっちがいい?
  • 特例子会社がおすすめな人
    ①体調や働きやすさを重視したい
    ②給料を上げるよりも長期就業したい
    ③他の障害者と助け合って働きたい
  • 一般の障害者枠がおすすめな人
    ①専門分野でスキルアップしたい
    ②たくさん働いて年収を上げていきたい
    ③より仕事熱心な人と働いて刺激を得たい

特例子会社と障害者雇用枠のどちらで働くかによって「職場の居心地や働きやすさ」「年収やスキルアップのしやすさ」が変わるので注意しましょう。

特に、3級だと障害年金をもらえないので、特例子会社だと給料が低くて生活が厳しくなるかもしれません。現在、一人暮らししている(できるくらいに軽い)なら特例子会社はおすすめしません。

悩んだら、両方を受けてみた上で比較すると良いでしょう。実際のところ「就職して馴染めるか」は職場や上司との相性によるところが大きいので、自分の目で確認するのがベストです。

Q. 特例子会社はなんでそんなに給料が低いの?

特例子会社の給料が低い理由は、下記の通りです。

特例子会社の給料が低い理由
  1. 市場価値の低い仕事が多いため
    誰でもできる単純作業ばかりなので給料はでません
  2. 事業として利益が出ていないため
    給料は利益から決まるので、利益が少ないと給料が出ません
  3. 低い給料でも障害者が応募するため
    特例子会社は人気なので給料を上げる理由がありません

Q. 就労移行支援とは?

就労移行支援とは、民間企業での就職を目指している障害者の方向けに、就労準備やスキルアップ、職探しを手助けしてくれる福祉サービスのことです。

佐々木
言い換えれば、障害のある方が就職するための“学校”のようなものですね!

就労移行支援で受けられるプログラムには、下記のようなものがあります。

就労移行支援事業所のプログラム一覧
  1. 就労準備
    • 生活のリズムや体調管理
    • 障害への自己理解を深める(重要!!
  2. スキルアップ講座
    • 基礎スキル(コミュニケーション等)
    • 専門スキル(職業ごとの実践的訓練)
  3. 就職活動の支援
    • 書類作成や面接練習
    • 障がい者向け求人の紹介
佐々木
就労移行支援には「なにを指導すべき」という具体的なルールが存在しておらず、事業所によって得意としている障害や、訓練できる職種がバラバラなので、詳しく確認することをおすすめしますよ!

Q.就労移行支援のメリットは?

就労移行支援を利用するメリットを一言でいうと「就職しやすくなること」です。具体的には、下記のものがありますね。

メリット
  1. 体調、生活のリズムが安定する
  2. 障害への理解が深まり、管理しやすくなる
  3. 組織でのコミュニケーション能力が上がる
  4. 就職や、就職後の定着を支援してもらえる
  5. 職業スキルが身に付く(事業所による)
  6. 自分が働く姿を、前向きに捉えられる
  7. 障害に理解のある友人、仲間ができる

これらのメリットの大きさは、就職実績(就職率や6ヶ月定着率)で評価することができるので、事業所ごとに見てみてください。

佐々木
また、近年は学べる「職業スキル」(例:プログラミングやデザイン等)で差別化を図る事業所が増えているので、興味のある仕事で選ぶのもありだと思います!

Q.就労移行支援のデメリット・注意点は?

就労移行支援を利用することのデメリット・注意点は下記の通りです。

デメリット・注意点
  1. 時間が拘束され、収入がない状態が続く
  2. 長期間、事業所に通い続ける必要がある
  3. 原則、交通費や食費代は自己負担となる
  4. 世帯収入によっては、利用料金がかかる
  5. 実践的で高レベルなスキルは得られない
  6. ハズレ事業所が多いので見極めが難しい

④を補足すると、世帯年収が一定以上あると利用料金がかかりますが、90%以上の利用者は無料で使っているので安心してください。

Q. 就労移行支援の利用条件/対象者は?

障害福祉サービス受給資格を取得すれば、最長2年間利用することが可能になります。なお、受給者証は下記3条件を全て満たしている方が対象になります。

就労移行支援の対象者
  1. 18歳〜65歳未満
  2. 障害がある方
    障害者手帳または、医師の診断書が必要
  3. 企業等での就労または開業を希望する方で、就労が可能と見込まれる方

就労移行支援の事業所は『訓練を受ければ、就労できるようになる方』向けのサービスなので、定年を超えた65歳以上は対象外です。

Q. 就労移行支援の料金は?

9割以上の方は『自己負担なし(0円)』で利用していますが、昨年に『一定の世帯年収』がある方だと、利用料金が発生します。

「前年度の年収」に応じた料金上限
  • 年収300万円未満:0円/月
  • 年収300万円以上:最大9,300円/月
  • 年収600万円以上:最大37,200円/月

仮に料金が発生しても、1日あたり500~1,200円なので心配するほど高くはありません。また、生活保護を受けているなら負担額はゼロになります。

<世帯年収に応じた負担額の上限>
 世帯年収の目安負担額の上限
生活保護生活保護受給世帯
(~約156万円)
0円
低所得市町村民税非課税世帯
(約156~約300万円)
0円
一般1約300~約600万円9,300円/月
一般2約600万円以上37,200円/月

出典:厚生労働省「障害者の利用者負担」

佐々木
どんなに世帯年収が高くても、月額37,200円以上を負担することはありません。ほとんどの利用者が0円で利用しています。

Q. 利用したいけどお金がない場合は?

親族からの仕送りを受けられない場合は、各種給付金や貸付金制度を利用することをおすすめします。具体的には下記の通りです。

<支援金制度一覧>
スクロール可能です→
支援金対象毎月の支給金額期間上限
障害年金①初診日が特定できる
②かつ保険料の納付要件を満たす
└納付要件:年金未納がないこと等
③かつ障害認定日に、障害認定基準に該当する
└障害認定日:初診日から1年半後
└障害認定基準:受給できる基準
④かつ昨年の年収が約460万円以下

3級:約6万円〜
2級:約11万円〜
1級:約15万円〜

※子どもの数で増額
※年収が高いと減額
なし
生活保護①世帯年収が13万円以下
②かつ親族からの援助が不可能である
③かつ売却可能な資産を保有していない
④かつ働くことができない
約10~25万円
※扶養家族の人数次第
なし
傷病手当金①病気やケガで会社を休職していた
②かつ、休職期間に一定の収入がない
手取り額相当
※過去12ヶ月平均
1年半
失業保険①失業しており収入がない
└1年以上働いてから、自己都合退職
└または6ヶ月以上働いて、会社都合退職
②かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請)
約6~21万円
※退職前6ヶ月の給与次第
自己都合:3ヶ月
会内都合:6ヶ月
住居確保給付金①離職から2年以内
②かつ世帯年収と預貯金が、一定の金額以下
③かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請)
約5~7万円
※家賃と扶養家族次第
9か月
生活福祉資金貸付制度
(借りる)
①低所得である(例:独身で年収360万円以下)
②かつ日常生活で金銭的な困難を抱えている
約15~20万円
※借りられる金額
原則3ヶ月
最大12か月

※2023年10月更新

就労移行支援 お金がない

Q. 就労移行支援を利用するまでの流れは?

下記の流れで利用できます。

利用するまでの流れ
  1. お問い合わせ
  2. 無料見学・面談
  3. 無料体験
  4. 利用申請手続き(受給者証発行)
  5. 利用開始(利用できるのは2年間まで)

ちなみに、お問合せから利用開始までは、長くても1~2ヶ月ですね。

Q. 就労移行支援に向いている人は?

下記に該当するのであれば、就労移行支援の利用をおすすめします。

向いている人
  1. 今すぐの就職に自信がない
    • 週4~5勤務は自信がない
    • 1日8時間働くのは厳しい
  2. 障害特性や配慮事項が明確でない
  3. 職業訓練でスキルアップしたい

悩んだら、民間企業や就労移行支援までを幅広く紹介しているエージェント(LITALICOdodaチャレンジatGPなど)に相談してみると良いでしょう。

Q. 就労移行支援に向いていない人は?

下記に該当するのであれば、就労移行支援を使うべきではありません。別のサービスを利用するようにしましょう。

向いていない人
  1. 体調が回復していない、安定していない
    →自立訓練やリワークデイケアを利用しよう
  2. すぐにでも働ける就職準備ができている
    転職エージェントを使おう
  3. 専門的なスキルを身に付けたいだけ
    専門サービスの方がずっと効率的
  4. 就職先の紹介をしてもらいたいだけ
    転職エージェントを使おう
  5. 数ヶ月通所しても就労意欲が湧かない
    就労継続支援を検討しよう

また、就労移行支援に通っている間は、収入がなくなってしまうので、親の扶養に入るか、仕送りをしてもらうか、各種支援金を受給するようにしてください

<支援金制度一覧>
スクロール可能です→
支援金対象毎月の支給金額期間上限
障害年金①初診日が特定できる
②かつ保険料の納付要件を満たす
└納付要件:年金未納がないこと等
③かつ障害認定日に、障害認定基準に該当する
└障害認定日:初診日から1年半後
└障害認定基準:受給できる基準
④かつ昨年の年収が約460万円以下

3級:約6万円〜
2級:約11万円〜
1級:約15万円〜

※子どもの数で増額
※年収が高いと減額
なし
生活保護①世帯年収が13万円以下
②かつ親族からの援助が不可能である
③かつ売却可能な資産を保有していない
④かつ働くことができない
約10~25万円
※扶養家族の人数次第
なし
傷病手当金①病気やケガで会社を休職していた
②かつ、休職期間に一定の収入がない
手取り額相当
※過去12ヶ月平均
1年半
失業保険①失業しており収入がない
└1年以上働いてから、自己都合退職
└または6ヶ月以上働いて、会社都合退職
②かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請)
約6~21万円
※退職前6ヶ月の給与次第
自己都合:3ヶ月
会内都合:6ヶ月
住居確保給付金①離職から2年以内
②かつ世帯年収と預貯金が、一定の金額以下
③かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請)
約5~7万円
※家賃と扶養家族次第
9か月
生活福祉資金貸付制度
(借りる)
①低所得である(例:独身で年収360万円以下)
②かつ日常生活で金銭的な困難を抱えている
約15~20万円
※借りられる金額
原則3ヶ月
最大12か月

※2023年10月更新

休職中なら「傷病手当金」を。失業したなら「失業保険」を。そして、いずれにせよ「障害年金」の申請は試みてください。どうすればか困ったら全国の自治体にある『生活困窮者を対象にした相談窓口』に行けば、あなたの状況に合わせた制度を紹介してもらえます。

Q. 就労移行支援事業所の選び方は?

まずは事業所の情報を集め、実際に見学しながら、以下の3基準で比較して決めるようにしてください。

就労移行支援事業所の選び方
  1. プログラムが自分に合っているか
  2. 事業所の就職実績が優れているか
  3. 事業所の雰囲気が自分に合いそうか

事業所によって当たり外れが大きいので注意して選ぶようにしてくださいね。これらを基準に、最低でも2つの事業所は見学できると良いでしょう

Q. 就労移行支援事業所の探し方は?

下記5通りの方法から探すことができます。

就労移行支援事業所の「探し方」
  1. 大手で有名な事業所から優先的に探す
  2. 障害福祉サービスの検索サイトで探す
  3. Googleマップから探す
  4. お住まいの役所窓口に行って相談する
  5. 行きやすい専門機関に行って相談する

まずは「①大手で有名な事業所から優先的に探す」から比較基準を自分の中に作ることをお勧めします。

Q. 就労移行支援と転職エージェントの違いは?

障害者が利用できる就職支援サービスには「就労移行支援」と「転職エージェント」の2種類があります。それぞれの特徴は下記の通りです。

就労移行支援とエージェントの特徴
  • 就労移行支援
    • 就労に向けたトレーニングが中心
    • 就労できる準備が整っていない方向け
    • フルタイム勤務に自信がない方におすすめ
  • 転職エージェント
    • 求人紹介と選考サポートが中心
    • 就労できる準備が整った方向け
    • 障害が軽度の方におすすめ

このように、就労できる自信がない方向けにリハビリをおこなうのが就労移行支援で、就労できる準備が整った方向けに就職支援をするのが転職エージェントです。

詳しいサービス内容の違いを表で整理しました。

 就労移行支援エージェント
説明会や見学会◯あり×なし
体調管理トレーニング◯あり×なし
スキルのトレーニング◯あり×なし
求人紹介◯あり◎多い
書類作成サポート◯あり◎強い
面接練習サポート◯あり◎強い
入社時の条件交渉×なし△会社次第
入社後の職業定着支援◯あり△浅い

このように、就労移行支援は満遍なくサポートを受けることができる一方で、転職エージェントは求人紹介と転職支援に特化していることが大きな違いです。

もちろん併用することが可能なので、自信がない方は、まずは就労移行支援を利用してリハビリしつつ、慣れてきたら転職エージェントも登録して効率的に就職活動をおこなう、といった使い方もできます。

Q. 自立訓練とは?

自立訓練とは、障害のある方の“自立”を目的に、生活能力の維持・向上を目指していく障害福祉サービスのことです。身体障害がある方には『機能訓練(リハビリ)』をおこない、精神障害がある方には『生活訓練』をおこなっています。

この『生活訓練』には、例えば、身だしなみや金銭管理といったものから、ストレス対処や生活リズムの安定化など、施設によって様々なプログラムが用意されています。

生活訓練のプログラム例
  • 生活系プログラム
    • 金銭管理
    • 身だしなみ
    • 食事、洗濯、掃除など
    • 地域生活のマナー など
  • 体調管理系プログラム
    • ストレス対処
    • 生活リズムの整え方
    • アンガーマネジメント
  • レクリエーション系プログラム
    • グループミーティング
    • 音楽、調理
    • 行事、イベント、ゲーム等

お住まいの自治体によっては、在宅訓練を受けることができる場合もあるので「外出することが、体力的にも精神的にも不安」という方にもおすすめです。

Q.リワークデイケアとは?

リワークデイケアとは、大学病院やメンタルクリニックといった『精神科の医療機関』によって実施される、復職及び再休職予防のための復職支援プログラムです。

具体的なプログラム内容は、リワーク施設ごとにやや異なっていますが、概ね下記のような流れで、復職を目指していくことが多いですね。

リワークの内容例
  1. 生活リズムを整え、習慣的に身体を動かす
  2. プログラムで気づきを得る
  3. スタッフと課題を共有して計画を練る
  4. 再発防止のための方法を検討する
  5. 復職に向けて会社と面談する

普段通っているクリニックで実施しているリワークプログラムがあれば、そこに通うのがベストです。あなたの障害には理解があるはずなので。

Q.就労継続支援とは?

就労継続支援とは、民間企業等で働くことが困難な場合に、障害や体調にあわせて無理なく、就労訓練や仕事をすることができる福祉サービスです。

下記の2パターンが存在しています。

就労継続支援の種類
  1. A型事業所
    雇用契約を結び、最低賃金以上の給与がある
    例:データ入力、飲食店ホール、パッキング等
  2. B型事業所
    雇用契約は結ばず、軽作業の就労訓練をする
    例:刺繍、部品加工、農作業、クリーニング等

簡単に違いを整理しました。

 A型事業所B型事業所
雇用契約結ぶ結ばない
報酬最低賃金以上の給与進捗に応じた工賃がある
平均金額
(2021年)
月給81,645円
(時給だと926円)
月給16,507円
(時給だと233円)
職種の例データ入力、飲食店ホール
、パッキング等
刺繍、部品加工、
農作業、クリーニング等

出典:厚生労働省 「障害者の就労支援対策の状況」2021

実際の訓練および職業内容は、事業所によって異なるので確認してみてくださいね。

Q. そもそも仕事の選び方を知りたい

仕事の選び方は、以下の3ステップを順に進めながら選びましょう。

仕事の選び方(3ステップ)
  • Step1. 視野を広げて情報収集する
  • Step2. 自分が大切にしたいものを知る
  • Step3. 仕事を比較して選択肢を絞り込む

詳しくは以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください!

今後のキャリアについて徹底的に考えたいなら、ポジウィルキャリアのようなキャリアコーチングサービスを利用するのも一つの手です。

初回の45分相談は無料で受けることができるので、ぜひ一度、どういったサービスを受けることができるのが相談してみましょう。

無料体験はこちらから
https://posiwill.jp/career/

Q. 給与交渉はして良い?

問題ありません。むしろ市場価値が高いのであれば積極的にすべきです。ただ、交渉方法やタイミングを間違えてしまうと心象が悪くなってしまうので注意しましょう。

当サイトのアンケート取得に関して

障害者向け転職サービスの口コミは、アンケートによって定期的、かつ継続的に取得しています。

調査概要

調査人数:740人以上
調査期間:2020年11月1日〜2023年10月1日
調査方法:大手アンケート調査会社及び自社取得

<アンケート回答を出力したもの>

アンケートご協力のお願い

当サイトでは、障害者向け転職サービスを利用した方のアンケートを募集しています。直近1年以内に利用したものがあれば、ぜひご協力ください。

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