「転職エージェントやめとけって何故?」「デメリットや裏事情を全て知りたい」と気になりますよね。
転職エージェントは無料で転職支援をしてくれるので、ここ数年で多くの求職者に使われるようになりましたが、注意が必要です。裏側まで知りましょう。
当ページで全てを網羅的に解説します。
まずは1,2章でデメリットと裏事情を。そして3章でメリットを紹介していきます。「良い面」「悪い面」の両方を見た上で判断しましょう!
転職エージェントやめとけの理由
「転職エージェントはやめとけ」と言われる理由は下記6パターンに分類されます。例外はありません。
- 理由①紹介企業は人気のないところが多い
- 理由②身の丈にあった求人しか紹介されない
- 理由③通常応募の求職者と比べて選考で不利になる
- 理由④ムカつく担当者に時間と思考体力を奪われる
- 理由⑤無能なポンコツ担当者に足を引っ張られる
- 理由⑥「お世話になったので断るのが申し訳ない」と転職先選びにバイアスがかかる
①②は単に「メリットに期待しすぎないでくださいね」という話ですが、③〜⑥は「明確なデメリット」です。
後述しますが、メリットもあるので、利用すべきケースは当然あります。
という前提を踏まえて、一つひとつ見ていきましょう。
理由①紹介企業は人気のないところが多い
まず、転職エージェントが保有する企業の多くは、あなたが聞いたことのない中小企業です。もちろん人気企業も一部ありますが、応募してもほとんど通りません。
なぜなら、人気企業は離職率が低く、さらに自社採用ページからどんどん募集がくるので、採用費用の高い転職エージェントを積極的に利用してまで“凡人”を採用しないからです。数百万円払ってでも採用する価値がある“市場価値の高い人材”のみを採用します。
企業側は、転職エージェント経由で紹介された人材を採用する場合には、年収の約3割ほどの成果報酬を払う必要があります。例えば、年収400万円で中途人材を採用したら成果報酬額は120万円(+税)になります。(詳しいビジネスモデルは次章で解説)
そのため、自然と下記に当てはまる求人ポジションが多くなります。(例外はあります。あくまで傾向です。)
- 給料が低くて、人が集まらない企業
- 知名度が低くて、人が集まらない企業
- 評判が良くなくて、人が集まらない企業
- 離職率が高くて、人が常に足りない企業
ちなみに、知名度がなく離職率まで高い企業は、事業の維持及び継続成長のために、転職エージェントを積極利用(依存)しています。どうしても求人の多くはこういった企業が占めるので、期待はほどほどにしましょう。
転職エージェントは「知名度は低いが、優良な穴場企業を探す」「面接練習先を探す」というスタンスで利用しましょう。
理由②身の丈にあった企業しか紹介されない
公式採用ページから応募する場合は、身の丈に合っていない人気ポジションにも応募することはできます。しかし、転職エージェントではそもそも紹介されません。
その理由は下記2点です。
- 紹介してもどうせ落ちるので時間の無駄だから
紹介企業に求職者が入社しないと利益が出ないので - レベルの低い人材を紹介すると企業側に怒られるから
企業側の採用条件を聞いて動いているのでズレると怒られます
①はここまでの説明でわかると思うので、②について補足しますね。
採用企業側は「こういった人材が欲しい」という条件をエージェントに伝えて、人材紹介を依頼しています。なので、求めるレベルからズレた人材を紹介すると詰められるケースがあります。
エージェントにとって、求職者は一度キリの付き合いですが、クライアント企業とは継続して取引するので、なるべく良い関係性を続けたいのが本音なのです。
居酒屋で例えるなら「ビールを頼んだお客さんに、オレンジジュースは出さない。」ただそれだけです。当たり前ですよね。
もし注文ミスが続くと、お客さんは減り、いずれ店は潰れます。報酬をもらう以上、お客さん(クライアント企業)が求めるものを提供するのがビジネスです。
事実、転職エージェントは、企業側の採用条件に合わない求職者を間引く「プチ面接官」の役割を担っているので当然ですね。
そのため、転職エージェントを利用することで、図らずとも「自分自身の市場価値」がやんわりとわかってしまいます。
理由③通常応募の求職者と比べて選考で不利になる
転職エージェントやめとけと言われる理由3つ目は、通常応募と比べて成果報酬が発生する分、選考で不利になるからです。
もし、下記のように「全く同じ評価の求職者」が2人いて、1人しか採用できないとしたら、あなたはどちらを採用しますか?
十中八九、採用担当は「Aさん」を採用するでしょう。採用費用の数百円は、会社にとって決して安い金額ではありません。
筆者経験談ですが、採用合否に悩む時「数百万円をエージェントに支払ってまで挑戦したい候補者ではない」と見送ることがあります。
そもそも普通の求職者は落としますね。エージェントでは、こちらからアプローチしないと採用できないレベルの市場価値の高い方を求めているので。
もちろん、転職エージェントからしか応募が来ないような「人気のない中小企業」を受けるなら、全員が同じ条件なので採用で不利にはなりません。
しかし、自社採用ページからどんどん応募がくるような「人気企業」を受けるなら、報酬分だけ採用ハードルが上がるのでおすすめしません。
ちなみに、ナビサイト(リクナビ等)経由で応募しても不利にはなりません。掲載課金型(例:1週間掲載して10万円〜)なので、採用費用が発生しないからです。
理由④ムカつく担当者に時間と思考体力を奪われる
「転職エージェントやめとけ」と言われる理由4つ目は、稀にいる態度が悪い担当者に「時間と思考体力」を奪われるからです。
極論、転職エージェントは、商品である求職者をクライアント企業に入社させればビジネスが成立します。しかも無料サービスです。そのため、下記のような対応が起こり得ます。
- 高圧的な態度で詰めてくる
- 一方的でしつこい電話連絡が来る
- 求人だけ送り、就活サポートをしない
- 紹介企業への応募や、内定承諾を強要する
- 都合良い情報や嘘で、内定先選択を誘導する
- マウントや根拠のない持論の押し付けをする
ゴミ担当者と関わると時間が無駄になります。彼らの一方的な話や提案を「都度疑って判断」する必要があり「断わる理由の言語化」に思考体力が奪われるものです。
キャリアアドバイザーは激務なケースが多いです。1ヶ月に100人以上の求職者とやり取りすることもあります。
一人ひとりの状況を細かく聞いても覚えられません。1~2時間おきに新しい求職者と面談するので「どうせ全員に全力で向き合えないしなぁ」となるものです。
アメリカの大学教授らが、数千人を対象に14年間の調査を行った結果でも、人が自ら態度を悪化させている原因として「過剰な仕事量」が大きいと判明しています。
60%余りの人々が、みずからの態度を悪化させている原因は「過剰な仕事量」にあるとした。人に優しく接する時間などないのだという。精神的な負荷やストレスを抱えると、何に対しても十分な配慮ができなくなる。一緒に仕事をする同僚に対してさえも。
出典:『敬意の欠如は社員と顧客の喪失につながる 「無礼」が利益を蝕む』
実際、キャリアアドバイザーが社内評価を上げるためには、商品である求職者を、企業に内定させる必要があります。ブラック体質なエージェントだと、板挟みで大変なのでしょうね。
理由⑤無能なポンコツ担当者に足を引っ張られるかも
「転職エージェントやめとけ」と言われる理由5つ目は、割と多いポンコツ担当者に足を引っ張られることがあるからです。
- 連絡が迅速ではない(遅い、滞る)
- タスク漏れ、ミスが多い、品質が低い
- 相手に正しく伝わる日本語が書けない
- 転職ノウハウを体系的に理解していない
- そもそも転職活動をしたことがない
- 業界や職種、企業の知識が浅い(または古い)
このように無能なキャリアアドバイザーが担当につくと、転職成功から遠のきます。歴史の偉人たちの名言にある通りです。
「真に恐れるべきは、有能な敵ではなく、無能な味方である」(ナポレオン)
「有能な怠け者は司令官に、有能な働き者は参謀にせよ。無能な怠け者は、連絡将校か下級兵士にすべし。無能な働き者は、すぐに銃殺刑に処せ。」(ハンス・フォン・ゼークト)
キャリアアドバイザーは、営業職の中でもハードルが低い仕事です。求職者の希望を聞いて社内システムに入力し、検索に出てきた企業を紹介すれば最低限クリアされてしまいます。
ハイクラス層向けサービスを除けば、年収も300~400万円ほどがボリュームゾーンで、他人にキャリアをアドバイスできるほどの経験のない方がほとんどです。転職経験すらない担当者も多いので、期待はほどほどにしましょう。
理由⑥「お世話になったので断るのが申し訳ない」と転職先選びにバイアスがかかる
転職エージェントのデメリットとして、内定を獲得したときに「サポートしてもらったので断りにくい」「辞退するのが申し訳ない」と、転職先を決める軸が歪むことがあげられます。
特に、気が弱くて断るのが苦手な方にありがちです。キャリアアドバイザーもそれをわかっているので、成績が良い担当者ほど、内定を取るまでは優しく接してくれます。
返報性の原理とは、相手が何かをしてくれたり譲歩してくれたりした際に生じる「お返しをしたい(しなければならない)」と思う心理現象のことです。その心理を利用して、すぐ内定が取れそうな求職者ほど、いい顔をして面倒を見る担当者もいます。営業の基本です。
担当によっては、内定を承諾するまでは丁寧ですが、承諾した途端対応が雑になります。なぜなら釣った魚に餌をあげる理由がないからです。エージェントあるあるですね。
ここまでのまとめ
ここまでご紹介してきた「転職エージェントはやめとけ」とされる理由となるデメリットを、改めて再掲します。
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- 理由①紹介企業は人気のないところが多い
- 理由②身の丈にあった求人しか紹介されない
- 理由③通常応募の求職者と比べて選考で不利になる
- 理由④ムカつく担当者に時間と思考体力を奪われる
- 理由⑤無能なポンコツ担当者に足を引っ張られるかも
- 理由⑥「お世話になったので断るのが申し訳ない」と転職先選びにバイアスがかかる
①②は単に「メリットに期待しすぎないでくださいねー」という話ですが、③〜⑥は「明確なデメリット」ですね。
業績のために、あなたを手持ちの企業に入社させたいと考えているので適度な距離感を取るようにしましょう。
転職エージェントの裏事情
ここでは、転職エージェントを利用する前に認識すべき裏事情(ビジネスモデル)について紹介していきます。前の章でもやや触れましたが、下記の通りです。
- ビジネス上、転職希望者は「商品」である
- 売れない「商品」に時間を割くのは賢くない
匿名だからこそ語れる裏事情を包み隠さず解説していきます。エージェントにおける一般論として参考にしてください。
①ビジネス上、転職希望者は「商品」である
まず転職エージェントの仕組み(ビジネスモデル)ですが、以下のように、転職希望者を入社させることで、企業から採用報酬をもらっています。
その報酬は大まかに決定年収の30%前後と言われているので、年収400万円で入社させれば、120万円が成果報酬として支払われることになります。
そのため、求職者は、クライアント(中途採用に困って転職エージェントを利用している企業)に納品するための『商品』という考え方が、ビジネス上における正しい認識です。
特に、採用企業は報酬を支払ってくれて継続的に取引をすることになる相手ですが、求職者は一円も払わず一度しか利用(転職)しないので、どうしてもビジネス上の優先度は異なります。
②売れない「商品」に時間を割くのは賢くない
ビジネス上、求職者はクライアント企業に納品するための「商品」ですが、売れない商品に無駄に時間を割くことは、ビジネスにおいて賢い行動ではありません。
そのため、以下のような方は「売れない商品(入社できない求職者)」という烙印を押されてしまい、合理的なキャリアアドバイザーからは相手にされなくなります。
- 希望条件の求人がほとんどない
→納品できるクライアントがいない - 求職者のレベルが低い
→商品として売ることができない
そのため、転職エージェント側に「売れないな」と思われてしまったら、満足に案件紹介やサポートをしてもらえなくなってしまうので、注意してくださいね。
反対に「この求職者は売れる!」と期待をかけてもらえれば、たくさん求人を紹介してもらえて、内定するためのサポートも丁寧にしてもらえますよ!
ここまでのまとめ
ここまで1,2章で紹介してきた「デメリットと裏事情」の内容をまとめると下記の通りです。
- 紹介企業は人気のないところが多い
- 身の丈にあった求人しか紹介されない
- 通常応募の求職者と比べて選考で不利になる
- ゴミ担当者に時間と思考体力を奪われる可能性
- 無能なポンコツ担当者に足を引っ張られるかも
- 「お世話になったので断るのが申し訳ない」と転職先選びにバイアスがかかる
- ビジネス上、求職者は「商品」である
- 売れない「商品」に時間を割くのは賢くない
ただ「デメリットがあるから使わない」と決めてしまうのは賢い選択ではありません。転職エージェントのメリットまでを知ったうえで判断しましょう。
では転職エージェントのメリットを見ていきましょう!
悪質な転職エージェントが増えている理由
近年、悪質な転職エージェントが増えている理由を解説していきます。以前に比べて低レベルなエージェントが多すぎますよね。
実際、厚生労働省が出している「民営の転職エージェント(職業紹介事業所)数」の推移を見ても、直近20年間で5,6倍まで増加していることがわかります。
出典:厚生労働省
増えすぎですね。急増した理由は下記の通りです。
- 単純に利益率が高く、儲かるため
- 初期費用やランニングコストが少ないため
- 求人DBの普及で参入障壁が下がったため
簡単に説明していきます。
①単純に、儲かるため
人材紹介は非常に儲かります。報酬相場は、採用企業に求職者を就職させることで「想定年収の30%」をもらえるのが一般的ですね。
SNSやスカウトサイト経由で「転職したそうな方」を何人か捕まえて、求人を紹介し、たった一人でも就職すれば、100~200万円もらえるのです。
②初期費用やランニングコストが少ないため
他のビジネスに比べて、必要な費用(初期費用&ランニングコスト)が少ないことも大きな理由です。飲食店などと違い、材料費もなければ、場所代もかかりません。
免許取得に必要なのは「面談ブース」くらいですが、近年はほとんどリモートで対応できるので、レンタルオフィスでも簡単に開業要件を満たせます。
- 職業紹介責任者の資格
- 成人していること
- 三年以上の就業経験がある
- 他の会社の社員でないこと
- 1日間、講習を受講すること
- 簡単な理解度試験に受けること
- 一定の資産と預金額があること
- 完全に区分けされた面談スペースがあること
講習は1万円ちょっとで受けられるので、初期費用はほとんどありませんね。毎月かかるコストも「月額○万円のオフィス代」くらいです。
③求人DBの普及で参入障壁が下がったため
ここ数年で「求人DB(データベース)」と言われる、エージェント同士で「企業求人」をシェアできるサイトが普及したため、参入障壁が大きく下がりました。
これまでは「企業に営業して、採用要件を聞き取る」という企業側へのアプローチが必要だったのですが、今では、DBにある求人を紹介すれば良いので、一人でも簡単にできてしまいます。
求人DB(データベース)とは?
求人データベースとは、エージェント同士で求人をシェアできるシステムのことです。シェアした求人に内定が決まることで、一部報酬を受け取ることができます。
ただ、「求人をシェアする側」の転職エージェントからすると、人気な求人はそのまま自社で内定を決めたほうがずっと儲かるので、人気のない求人ばかりが共有されます。
求人DBにある求人は「売れ残り」ばかり
求人データベースにある求人の多くは「売れ残り」です。なぜなら、応募がすぐ集まる人気求人を競合他社に共有する理由がないからです。
- 自社で紹介できそうな求人
例:人気求人、採用されやすい求人
→自社でそのまま内定を決める - それ以外の求人
例:不人気求人、採用目線が厳しい求人
→一定期間決まらなければ「求人DB」に
自然と「応募数が足りていない求人」が多くなるでしょう。例えば、以下のような求人ですね。
- 大量採用したい求人
- 企業側の採用目線が厳しい求人
- 人気のない企業の求人
- 人がすぐ辞めるブラック企業求人
転職エージェントが人気な理由(メリット)
筆者も転職で毎回使っていますが、決してデメリットばかりではありません。以下のメリットがあるので、状況によっては有効的な手段となり得ます。
- 代わりに企業を選んでくれる
- 隠れ優良企業を知れる可能性がある
- ぱっとみ微妙な企業の魅力を教えてくれる
- サボりがちでも転職活動が前に進む
- 自己分析、エピソードの言語化が進む
- ES添削や面接対策で選考通過率があがる
- 選考落ち理由がわかるので次に活かしやすい
- 担当者によっては企業側にゴリ押ししてくれる
- 転職市場価値をより客観的に知ることができる
これらの転職サポートを全て無料でしてくれるので、何から始めていいか困っている求職者にとっては、これ以上ない頼もしい仲間かもしれません。
特に、エージェントを利用する意義は「②③隠れ優良企業とその魅力を知れる」点にあります。ネットで情報収集するだけだとどうしても限界がありますからね。
いくつか紹介してもらって、本命企業を受ける前に練習として受けるのもアリです。私はそうしていました。実践的な面接練習になるのでおすすめです。
利用したいおすすめ転職エージェント
転職エージェントはデメリットはあるものの、使い方を間違えなければメリットが大きいのでおすすめできます。選ぶときは以下2点を軸に選びましょう。
- 総求人数
- 利用満足度調査(詳細)
- 実際に利用した体験談
まずは比較表から見ていきましょう!
順位 | 名称 | 総合評価 | 掲載求人数 | コメント | 公式サイト |
1位 | リクルートエージェント |
★★★★☆ 4.4/5.0 |
約38万件 全国 |
短期間で転職をしたいなら登録必須 取引企業数が多く、新着求人がほぼ毎日届く |
|
2位 | ワークポート | ★★★★☆ 4.3/5.0 |
約10万件 全国対応 |
営業職やIT系の未経験向け求人が多い 20代前半〜中盤でキャリアに悩む方におすすめ |
|
3位 | dodaエージェント | ★★★★☆ 4.1/5.0 |
約28万件 全国対応 |
地方や職種などバランスの良い求人がある スカウトの届く求人サイトとしての運用が可能 |
|
4位 | マイナビエージェント | ★★★☆☆ 3.9/5.0 |
約7万件 都心部のみ |
新卒ナビサイト最大手の企業提携数が魅力 若手で幅広い業界を見たいならおすすめ |
|
5位 | JACリクルートメント | ★★★★☆ 3.9/5.0 |
約1.2万件 全国 |
外資やITベンチャー等幅広く案件を保有 年収800万円以上での転職なら利用したい |
転職エージェントは最初から一つに絞る必要はありません。良い求人を見逃しにくくなるように、2~3社は登録しておきましょう。もしどこに登録しようと迷ったら上位2社(リクルートエージェント、ワークポート)から利用して良かったところに絞ることをお勧めします。
リクルートエージェントは、人材業界No.1の求人数と実績を誇る転職エージェントです。求人数は常時30万件以上と、さまざまな地域・業界・職種の求人を網羅しています。
実際のところ、大手企業や人気企業となると、リクルートを使っていない企業のほうが珍しいと思うので、新着求人にいち早く応募するためにとりあえず登録しておくことをおすすめします。
ただ、基本的には一度の面談のみで、最低限のフォローのみです。システムが自動で求人紹介してくるだけなので、個別支援には期待できません。求人数が多いサイトに登録するような感覚での利用をおすすめします。
【公式】https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントの基本情報 | |
タイプ | エージェント |
得意 | 総合(全業界、全職種) |
対象地域 | 全国+海外(WEB面談実施中) |
求人件数 | 595,014件(うち非公開求人は231,950件) |
運営会社 | 株式会社リクルート |
認可番号等 | 有料職業紹介:13-ユ-313011 Pマーク:17000021(09) |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
2位.ワークポート
- IT/ゲーム業界、営業職に強い
- 20代(第二新卒~20代後半)に強い
- 未経験者向けのサポートが充実
ワークポートは、全国トップクラスの求人数を持つ転職エージェントです。IT業界やゲーム業界、営業職の案件が多いですね。急拡大している組織だからか、他転職エージェントと比べると若い担当者が多く、レベルに差があるように感じるかもしれません。
ただ、第二新卒から20代までの方を対象に、根気強いサポートをしているので「就職したけどこのままでいいのだろうか」と悩んでいる方は一度、求人だけでも見てみると良いでしょう。
ワークポートの基本情報 | |
タイプ | エージェント |
得意 | IT系、営業職 |
対象地域 | 全国(WEB面談実施中) |
求人件数 | 94,417件(非公開求人は不明) |
運営会社 | 株式会社ワークポート |
認可番号等 | 有料職業紹介:13-ユ-040590 Pマーク:21000352(08) |
公式サイト | https://workport.co.jp |
3位.dodaエージェント
- 転職サポート付きの求人サイト
- 自身で求人に応募可能
- 非公開求人はエージェント登録が必要
- アドバイザーの評判は割れる
- 定期的なイベント開催あり
dodaエージェントは、業界トップクラスの求人数を持つ「doda(求人サイト)」で利用することができる転職支援サービスです。TVCMも配信していて非常に勢いがある一社ですね。
担当者の評価はややネガティブなものが多いですが、厚生労働省から「優良事業者認定」を受けています。利用すると、好条件な傾向が高い「非公開求人」を紹介してくれるようになるので、ぜひ利用しましょう。
【公式】https://doda.jp/
dodaエージェントの基本情報 | |
タイプ | サイト+エージェント |
対象地域 | 全国+海外(WEB面談実施中) |
求人件数 | 264,158件(うち非公開求人は39,709件) |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
認可番号等 | Pマーク:10860051(10) 有料職業紹介:13-ユ-304785 職業紹介優良事業者:第2304002(01) |
公式サイト | https://doda.jp/ |
4位 マイナビエージェント
- 求人数は都心部に限定される
- 最大手に比べるとやや劣る
- 特に、地方求人は少ない
- 20代向けのサポート力が高い
- 優良事業者認定あり
- アンケートでも若手の評価が高い
マイナビエージェントは、新卒大手のマイナビが運営する20代30代といった若手〜ミドル層向けの転職エージェントです。
若年層向けに丁寧なサポートを行なっていることが特徴で、厚生労働省から「職業紹介優良事業者」の認可を受けています。
他エージェントと違って、各分野別(医療、介護、保育)でも認定されているので、会社全体として優れたサポートをしていることがわかりますね。業界や職種ごとに部門が分かれており専門性が高いので、一度相談してみることをおすすめします。
ただ、やや若手向けなので、年収800万円越えの求人を探すのであれば、JACリクルートメントやビズリーチといった高年収専門サービスと併用してください。
マイナビエージェントの基本情報 | |
タイプ | エージェント |
対象地域 | 首都圏、大阪、福岡、名古屋(WEB可) |
求人件数 | 68,009件(うち非公開求人は18,976件) |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
認可番号等 | Pマーク:10821880(09) 有料職業紹介:13-ユ-080554 職業紹介優良事業者:2102006(03) |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp |
5位 type転職エージェント
- 首都圏の求人に特化している
- サポートが丁寧でセミナー多数開催
- 女性特化型サービスもあり
type転職エージェントは、一都三県の案件を中心に取り扱う中堅どころの転職エージェント。求人件数は最大手ほどではありませんが、利用者一人ひとりにじっくりと手厚いサポートをしているため『利用者満足度87%』と高いことが特徴です。
在籍するキャリアアドバイザーは得意領域ごとに分かれており、利用者の経歴や希望職種、適性に合った選考対策(書類添削や面接対策)を受けることができるので、ぜひ相談してみてください。
最後に
ここまで転職エージェントやめとけと言われるデメリットと裏事情について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。再掲しますね。
- 理由①紹介企業は人気のないところが多い
- 理由②身の丈にあった求人しか紹介されない
- 理由③通常応募の求職者と比べて選考で不利になる
- 理由④ゴミ担当者に時間と思考体力を奪われる可能性
- 理由⑤無能なポンコツ担当者に足を引っ張られるかも
- 理由⑥「お世話になったので断るのが申し訳ない」と転職先選びにバイアスがかかる
ただ、上記のようなデメリットも確かにあるものの、無料でたくさんのメリットを享受できるので、使わないのはもったいないようにも思います。ぜひうまく活用してくださいね。