「就労移行支援は自分に向いているのかな」と気になりますよね。他にも障害福祉サービスはあるので、使うべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、就労移行支援が向いている人の特徴をわかりやすく説明します。事業所の選び方や注意点まで網羅的に解説していきますね。
就労移行支援とは(タップで開く)
就労移行支援は「一般企業に就職すること」を目的に、「働くための準備(生活リズムの安定化、障害特性の理解と対策、スキル習得)」を行う場所です。
就労移行支援が向いている人の特徴
就労移行支援の利用が向いているのは、すぐの就職に自信がなく、スキルアップして障害者雇用枠で働きたいという人です。
- 今すぐ就職することに自信が持てない
- 障害特性や配慮事項が明確にできていない
- 金銭的な余裕がありスキルアップしたい
- 自分で就職活動するも苦戦してしまっている
上記に当てはまらず、十分に働くことができる状態なら、就労移行支援ではなく転職エージェントを利用することをお勧めします。
①今すぐ就職することに自信が持てない
就労移行支援の利用を第一におすすめできるのは、一般就労を目指しているものの、体調や精神的な状況を踏まえて、今すぐのフルタイム勤務には自信がないという方です。
- 週4~5勤務は自信がない
- 1日8時間働くのは厳しいかも…
このような場合でも、就労移行支援施設では、少しずつストレス負荷を上げてリハビリすることができるので、段階的に慣らしていくことができます。
また、うつ病等で職歴に長いブランク期間があるような場合には、一度、就労移行支援を利用することで、問題なく継続就労できることを就職先企業に示す効果もあります。
②障害特性や配慮事項が明確にできていない
次に、障害特性や配慮事項を自身で明確にすることが難しいといった場合にも、就労移行支援の利用をおすすめできます。
なぜなら、障害者雇用で働くときに重要なのは「自身の障害特性と、企業の業務内容がマッチしていること」なので、自身で言語化しておく必要があるからです。
- 障害名
- ASD(発達障害)
- 障害特性
- 短納期の作業でケアレスミスが起きやすい
- マルチタスクが苦手
- 過集中による疲労
- 自己対処
- 納品前に確認時間を設ける
- 作業開始前に優先順位と所要時間を決める
- ポモドーロテクニック(25分作業+5分休憩)
- 配慮事項
- 時間や休憩への配慮
- 残業なし
- 週30時間以内(1日6時間)
- 月に1度通院のための休暇
- 休暇や勤務中の休憩を取得しやすく
- 業務のわかりやすい指示
- 作業手順はマニュアル化
- 作業完了時間の目安を共有
- フィードバックは文章でおこなう
- 業務を手助けしてくれる担当を用意
- 時間や休憩への配慮
上記は一例ですが、ストレスを減らしながら、能力を発揮できる仕事ができるようにするためにも、障害特性と配慮事項を明確にしていきましょう。就労移行支援なら、一緒に調べながら検討してくれるので、自身だけでの言語化に自信がない方はぜひ利用してみてください。
③金銭的な余裕がありスキルアップしたい
就労移行支援では、資格取得やスキル向上のためのプログラムを無料で受けることができるので、就職前にスキルを身につけたい方にも利用されています。
下記のように、職業訓練の幅は広く、事業所によってさまざまなので、自分が習得したいスキルにあった事業所を選ぶようにしましょう。
- 基礎スキル講座
- 報連相
- コミュニケーションスキル
- 専門スキル講座
- 事務、PCスキル
- デザイン、プログラミングなど
- レジ打ち、梱包等の軽作業など
- ネイル、美容系
近年、ITスキルが流行っているので補足ですが、就労移行支援事業所で学習をしたとしても、職業未経験からエンジニアやデザイナーとして就職するのは難しい点にだけは注意が必要です。
実際、デザイナーやエンジニアを未経験から雇う会社は限りなく少ない(特に精神障害があると、育成コストや離職リスクが高く…)ので、就職を急ぐなら避けましょう。もし、好奇心でプログラミングやWEB制作を学習したいだけなら、progateやudemyをのぞいてみてください。
④自分で就職活動するも苦戦してしまっている
現在、職には就いていない状態で、就職活動を続けているものの上手く行かない場合であれば、就労移行支援サービスの利用をおすすめします。
おそらく就職活動が上手くいっていない理由には、下記のような原因が考えられますが、就労移行支援事業所を利用すれば、解決できるかもしれません。
- 障害への自己理解ができていない
- 自分に合う企業や職業を理解していない
- コミュニケーションが上手く取れていない
- 基礎/専門スキルが不足している
なにより、ずっと一人で就職活動をしていると気が滅入ってしまいます。定期的に事業所へ通いつつ、並行して就職活動をおこなうこともできるので、ぜひ検討してみてくださいね。
ここまでのまとめ
ここまでご紹介してきた「就労移行支援が向いている人の特徴」を再掲すると下記の通りです。
- 今すぐ就職することに自信が持てない
- 障害特性や配慮事項が明確にできていない
- 職業訓練を受けてスキルアップしたい
- 自分で就職活動をするも苦戦している
上記に該当する方は、就労移行支援の利用を検討すると良いでしょう。反対に『就労移行支援が向いていない人の特徴』は下記の通りです。
就労移行支援が向いていない人の特徴
- 体調が回復していない、安定していない
→自立訓練やリワークデイケアを利用しよう - すぐにでも働ける就職準備ができている
→転職エージェントを使おう - 専門的なスキルを身に付けたいだけ
→専門サービスの方がずっと効率的 - 就職先の紹介をしてもらいたいだけ
→転職エージェントを使おう - 数ヶ月通所しても就労意欲が湧かない
→就労継続支援を検討しよう
上記いずれかに該当する方は、別サービスの利用を検討した方が良いかもしれません。対処法や代替案は以下の記事で詳しく解説しています。
就労移行支援事業所の選び方と探し方
- 就労移行支援事業所の“探し方”
- 就労移行支援事業所の“選び方”
就労移行支援事業所の“探し方”
就労移行支援事業所の探し方は、下記の通りです。
- 大手で有名な事業所から優先的に探す
- 障害福祉サービスの検索サイトで探す
- Googleマップから探す
- お住まいの役所窓口に行って相談する
- 行きやすい専門機関に行って相談する
まずは「①大手で有名な事業所から優先的に探す」ことで、事業所を比較するための基準を自分の中に作ることをお勧めします。
就労移行支援事業所の“選び方”
就労移行支援事業所を選ぶときは、まず事業所の情報を集め、実際に見学しながら、以下の3基準で比較して決めるようにしてください。
- プログラムが自分に合っているか
- 事業所の就職実績が優れているか
- 事業所の雰囲気が自分に合いそうか
おすすめ就労移行支援事業所
ここではおすすめの就労移行支援事業所サービスを紹介していきます。下記の軸で比較して整理しました。
- プログラム充実度
- 紹介される求人の質/量
- 就労移行支援の実績(就職率&継続率)
まずは概要まとめ表から見ていきましょう!
就労移行支援 |
就職者数 | 実績 |
所在地 | |||||||||||||
順位 | サービス名 | おすすめ度 | 対応地域/拠点数 | コメント | 累計 | 年間 | 就職率 | 定着率 | 北海道/東北 | 北関東 | 首都圏 | 北信越 | 東海 | 関西圏 | 中国/四国 | 九州/沖縄 |
1位 |
welbe(ウェルビー) | ★★★★★ 5/5 |
全国 107拠点 |
定着率が91.3%と高い 東証プライム上場企業が運営する大手 |
6,800人 以上 |
1,020人 (2022年度) |
30~40% (決算から推定) |
91.3% (2021年度) |
札幌,仙台,郡山 | 群馬,栃木 | 東京,神奈川,埼玉,千葉 | 新潟,富山,石川,長野 | 愛知,静岡,三重 | 大阪,京都,兵庫,滋賀,奈良,和歌山 | 岡山,広島,香川,愛媛,山口 | 福岡,熊本,長崎,鹿児島 |
2位 |
ココルポート | ★★★★★ 5/5 |
全国 72拠点 |
都心に集中展開 プログラムは全555種類 |
3,724人 以上 |
709人 (2022年度) |
30~40% (決算から推定) |
87.0% (2022年度) |
- | 群馬 | 東京,神奈川,埼玉,千葉 | - | 愛知 | 大阪,兵庫 | - | 福岡 |
3位 |
LITALICOワークス | ★★★★☆ 4/5 |
全国 120拠点 |
拠点数と年間就職数No.1 職種や講座のバランスが良い大手 |
13,000人 以上 |
1,930人 (2022年度) |
30~40% (決算から推定) |
88.8% (2022年度) |
札幌,仙台 | 群馬,栃木 | 東京,神奈川,埼玉,千葉 | - | 愛知,静岡 | 大阪,京都,兵庫 | 岡山,広島 | 福岡,宮崎,沖縄 |
4位 | ミラトレ | ★★★★☆ 4/5 |
首都圏,愛知,関西 15拠点 |
大手企業の事務職多め 人材大手のパーソル運営 |
非公開 | 非公開 | 86.0% (2022年度) |
95.0% (2022年度) |
- | - | 東京,神奈川,埼玉,千葉 | - | 愛知 | 大阪,兵庫 | - | - |
5位 | atGPジョブトレ | ★★★★☆ 4/5 |
東京,神奈川,大阪 6拠点 |
ほぼ事務職,IT関連 5つの障害別コースあり |
非公開 | 144人 (2019年度) |
94.5% (2019年度) |
91.4% (2019年度) |
- | - | 東京,神奈川 | - | - | 大阪 | - | - |
6位以降のランキング表を表示する
就労移行支援 |
就職者数 | 実績 |
所在地 | |||||||||||||
順位 | サービス名 | おすすめ度 | 対応地域 | コメント | 累計 | 年間 | 就職率 | 定着率 | 北海道/東北 | 北関東 | 首都圏 | 北信越 | 東海 | 関西圏 | 中国/四国 | 九州/沖縄 |
6位 | kaien | ★★★★☆ 4/5 |
首都圏,大阪 22拠点 |
発達障害特化 100コースの職業訓練がある |
2,614人 以上 |
非公開 | 86% (累計) |
91% (累計) |
- | - | 東京,神奈川,埼玉,千葉 | - | - | 大阪 | - | - |
7位 | ディーキャリア | ★★★☆☆ 3/5 |
全国 94拠点 |
発達障害特化 求人数6,000以上で地方に強い |
非公開 | 非公開 | - | 91.3% (2022年度) |
札幌,宮城,福島,秋田,山形,岩手 | 群馬,栃木,茨城 | 東京,神奈川,埼玉,千葉 | 新潟,石川,長野,岐阜 | 静岡 | 大阪,京都,兵庫,三重,滋賀,奈良,和歌山 | 広島,愛媛,島根,山口 | 福岡,宮崎,熊本,大分 |
8位 | アクセスジョブ | ★★★☆☆ 3/5 |
都心部 19拠点 |
2018スタートから成長 支援内容は一般的なもの |
400人 以上 |
110人 | 91.0% (期間不明) |
81.3% (2023年度) |
札幌,青森,仙台 | - | 東京,神奈川,埼玉,千葉 | 新潟 | 愛知,静岡 | 大阪 | 岡山 | 福岡 |
9位 | manaby(マナビー) | ★★☆☆☆ 2/5 |
都心部 29拠点 |
ITスキルを動画学習できる 支援内容は一般的なもの |
非公開 | 非公開 | - | 85.7% (期間不明) |
山形,宮城,福島 | 茨城 | 東京,神奈川,埼玉,千葉 | - | 愛知 | 大阪,兵庫 | - | - |
10位 | アビリティーズジャスコ | ★★☆☆☆ 2/5 |
首都圏,宮城県 9拠点 |
小売系職種がメイン 販売,警備,清掃系が多い |
非公開 | 108人 (2022年度) |
- | 88.9% (2022年度) |
宮城 | - | 東京,神奈川,千葉 | - | - | - | - | - |
迷ったら大手の上位3社をおすすめします。利用者が多い“大手”ほど、プログラムの種類が充実しており、かつ紹介求人の種類も多いからです。
それぞれの対応地域をみて「お住まいの地域にあること」を確認し、いくつかの事業所を見学して「雰囲気が合うか」を確かめられるとベストですね。
1位 ウェルビー
- 最大手の東証プライム上場企業
- 全国で100以上の事業所を展開
- 地方にも強い(31都道府県に展開)
- 幅広い職種や希望に対応するプランあり
- 半年後の定着率は91.3%と圧倒的
ウェルビーは、全国31の都道府県に事業所展開する最大手の就労移行支援サービスです。
特に、企業からビジネス上で求められる職務スキルをロールプレイ形式で実践的に体験できる“オフィスワークシミュレーション”が人気。未経験の仕事だったとしても、無理なく少しずつステップアップできるのが魅力です。
大手で幅広い障害や職種を対応しているにも関わらず、定着率は91.3%と高いので、ぜひ一度見学してみてください。
【公式】https://www.welbe.co.jp
また、短期就活に重点を置いた【就活集中コース】も用意しているので、職業訓練や生活リズムを受けつつ、半年以内に仕事を就きたい方にもおすすめです。
ウェルビーの基本情報
サービス | 就労移行支援 |
対象障害 | 全て |
事業所数 | 107 |
就職者数 | 累計:6,800人 年間:1,020人(2022年度) |
就職率 | 非公開 |
定着率 | 91.3% |
対象地域 | 北海道:札幌 東北:仙台,郡山 関東:群馬,栃木,東京,神奈川,埼玉,千葉 北信越:新潟,富山,石川,長野 東海:愛知,静岡,三重 近畿:大阪,京都,兵庫,滋賀,奈良,和歌山 中国四国:岡山,広島,山口,香川,愛媛 九州:福岡,熊本,長崎,鹿児島 |
運営会社 | ウェルビー株式会社 |
公式サイト | https://www.welbe.co.jp/ |
ウェルビーの事業所一覧
札幌
仙台
郡山
【23区内】秋葉原/三鷹/北千住/錦糸町/池袋/渋谷/荻窪/蒲田
【23区外】町田/八王子/府中
大宮/西川口/春日部/草加/川越/朝霞台/新越谷/所沢/空港公園駅前
西船橋/松戸/千葉駅前/浦安
桜木町/新横浜/本厚木/藤沢/溝の口/上大岡/戸塚/横須賀
高崎駅前
宇都宮
新潟/万代
富山
金沢
松本/長野
静岡/浜松/なゆた浜北
名古屋/千種/金山/東岡崎
四日市
大津
四条烏丸
天王寺/梅田/新大阪/淡路
神戸/三宮/尼崎/姫路
奈良
和歌山市駅前
岡山駅前
広島駅前/横川駅前/福山
下関シーモール
高松
松山
天神北/博多/小倉/黒崎/西鉄久留米/小倉
長崎駅前
熊本駅前/水道町/水前寺
鹿児島中央センター
2位 ココルポート
- 都心に集中展開※全72事業所
- 首都圏/群馬/名古屋/大阪/兵庫/福岡
- プログラムは全555種以上と豊富
- 一人ひとりに合わせた「個別支援」
- eラーニング(動画講座)で自己学習
ココルポートは、都心エリアを中心に展開している就労移行支援サービスです。2022年の就職者数709名(累計3,724名)の大手ですね。
利用者の6割以上は精神障害を持っている方ですが、就職後の6ヶ月定着率が88.2%と高い傾向にあります。(※精神障害の方が多い割には高い)
また、「交通費・ランチ応援制度」があるので、より少ない負担で利用することができるのが嬉しいポイントです。都心なら事業所がたくさんあるので、ぜひ見学してみてください。
【公式】https://www.cocorport.co.jp/
ちなみに、一般就労を希望しない場合には自立訓練サービス「ココルポート カレッジ」に相談してみてください。就労継続支援(B型/A型)事業所を紹介してもらうことも可能です。
ココルポートの基本情報
サービス | 就労移行支援事業所 |
対象障害 | 全て |
事業所数 | 72 |
就職者数 | 累計3,724人(2021年は709人) |
就職率 | 非公開 |
定着率 | 87.0% |
対象地域 | 関東:東京,神奈川,埼玉,千葉,群馬 東海:愛知 近畿:大阪,兵庫 九州:福岡 |
運営会社 | 株式会社ココルポート |
公式サイト | https://www.cocorport.co.jp/ |
ココルポートの事業所一覧
町田/目黒/北千住/赤羽/新小岩/三鷹/調布/日暮里/府中/八王子/新板橋/国分寺
川崎/湘南藤沢/湘南辻堂/本厚木/相模大野/武蔵小杉/横浜/横浜関内/横須賀/平塚/大和/横浜戸塚/長津田
千葉/船橋/柏/津田沼/新松戸/船橋/蘇我/勝田台/流山おおたかの森/新浦安/本八幡
大宮/川越/武蔵浦和/朝霞台/所沢/南越谷/春日部/北朝霞
高崎駅前
名古屋駅前/金山/大曽根/栄
梅田/なんば/京橋/千里中央
神戸三宮/尼崎
天神駅前/博多
3位 LITALICOワークス
- 全国で120箇所に展開する大手
- 都心部を中心に、地方にも展開している
- 累計13,801人の就職支援実績
- 2022年は1,921人(圧倒的No.1)
- 6ヶ月定着率は89.2%
- 一人ひとりに合わせたサポート体制
- 企業インターンに参加できる
- 独自の200種以上のプログラムあり
LITALICOワークスは、就職を目指す障がい者のための就労移行支援サービスです。規模感からして最も有名なブランドの一つではないでしょうか。
2008年のサービス開始から、全国約120ヶ所の事業所で累計13,800名以上の就職サポートを行っており、半年以上の定着率も90%前後と業界内でも高い水準を誇っています。
【公式】https://works.litalico.jp/
また、大手のウェルビーやココルポートにも資料請求をしてみてください。最終的にはいくつか見学して「事業所の雰囲気が自分に合うか」で決めることをお勧めします。
LITALICOワークスの基本情報
サービス | 就労移行支援 |
対象障害 | 全て |
事業所数 | 120拠点 |
就職者数 | 累計:13,801人以上 年間:1,930人(2022年度) |
定着率 | 89.2% |
就職率 | 30~40% |
対象地域 | 東北:札幌,仙台 関東:群馬,栃木,東京,神奈川,埼玉,千葉 東海:愛知,静岡 近畿:大阪,京都,兵庫 中国:岡山,広島 九州:福岡,宮崎,沖縄 |
運営会社 | 株式会社LITALICO |
公式サイト | https://works.litalico.jp |
LITALICOワークスの事業所一覧
▼東京都にある事業所
【23区内】秋葉原/中目黒/新宿三丁目/日暮里/高田馬場/新橋/秋葉原/水道橋/錦糸町/赤羽/五反田/蒲田/大塚/新宿南口
【23区外】府中/八王子/立川/立川北
▼神奈川県にある事業所
【横浜市】横浜西口第2/横浜戸塚第2/新横浜/横浜東口/横浜西口/桜木町/関内/都筑/戸塚
【その他】COMING SOON本厚木/新百合ヶ丘/藤沢/川崎
▼埼玉県にある事業所
川越/大宮西口/和光/南越谷/所沢/大宮/さいたま浦和
▼千葉県にある事業所
京成津田沼/松戸西口中通/千葉中央公園/千葉/船橋/西船橋/柏/松戸
高崎
那須塩原
琴似/すすきの/札幌大通東/札幌/札幌大通/新さっぽろ
仙台みやぎの/仙台東口/仙台青葉
▼愛知県にある事業所
【名古屋市】八事/金山伏見通/名古屋栄/大曽根藤が丘/金山新尾頭/名古屋駅南/名古屋駅前/名古屋丸の内/名古屋野並/名古屋金山/名古屋千種
【その他】刈谷/豊橋/尾張一宮
新浜松/静岡第2/静岡/浜松
【大阪市】あべの/新大阪/梅田西/梅田北/梅田/京橋/心斎橋/なんば/天王寺
【その他】枚方第2/堺東/枚方/高槻
尼崎立花/明石/西宮/三宮/姫路/神戸/尼崎
山科醍醐/京都駅南/伏見桃山/四条大宮/烏丸御池/京都駅前/四条河原町
岡山駅南/岡山
広島駅南/広島紙屋町/広島横川/広島
中洲川端/北九州/博多/小倉/福岡中央/天神
▼宮崎県にある事業所
高千穂通/宮崎
沖縄
4位 ミラトレ
- 対象地域は都心部のみ
一都三県、名古屋、大阪、神戸に限定されている - 就職率85%かつ半年定着率90%と圧倒的
障害者雇用の転職支援実績No.1のdodaチャレンジと連携した求人紹介が可能で、大手人気企業への内定率が高い。就労実績が高いので通える距離にあればおすすめ
ミラトレは、大手人材会社パーソルグループの特例子会社「パーソルダイバース」が運営している就労移行支援サービスです。障害者支援実績No.1の転職エージェントdodaチャレンジと連携しているので、豊富な求人数を保有しており、就職率も85%と非常に高いです。
対象地域は都心部(首都圏、大阪兵庫、愛知)に限られますが、多くの方に利用されていて満足度が約9割と高い傾向にあるので、ぜひ見学してみてください。
【公式】https://mirai-training.jp/
ちなみに、データサイエンスやAI・機械学習などの最先端ITを学べるNeuro Diveというプログラムもあるので、興味があればミラトレに登録した後に聞いてみてください。(秋葉原、横浜、梅田、福岡のみ対象)
ミラトレの基本情報
サービス | 就労移行支援 |
対象障害 | 全て |
就職率 | 86%(2022年度) |
定着率 | 95%(2022年度) |
事業所数 | 15 |
対象地域 | 東京:上野、大井町、三鷹 千葉:新松戸 神奈川:川崎、横浜、関内、藤沢 埼玉:大宮、川口、川越 愛知:名古屋、金山 大阪:梅田 兵庫:尼崎 |
運営会社 | パーソルダイバース株式会社 |
公式サイト | https://mirai-training.jp/ |
ミラトレの事業所一覧
上野/大井町/三鷹
川崎/横浜/関内/藤沢
新松戸
大宮/川口/川越
名古屋/金山
梅田
尼崎
5位 atGPジョブトレ
- 東京、神奈川、大阪(梅田)のみ
- 実績が高いのでおすすめできる
事務職での就職率が94.5%で、かつ就職後の半年継続率は91.4%と高めなので、事務職狙いならおすすめ。障害種別に5種類のコースが用意
atGPジョブトレは、株式会社ゼネラルパートナーズが運営する就労移行支援サービスです。東京都のいくつかの地域と大阪(梅田)で、全5つの障害別コースが用意されています。
- うつ症状コース
- 発達障害コース
- 統合失調症コース
- 聴覚障害コース
- 難病コース
atGPは、もともと障害者向けの転職サイトを運営している大手です。求人数が豊富で半年後継続率も91.4%と高いので、ぜひ一度、見学してみてください。
【公式】https://www.atgp.jp/training/
また、教材費等無料でWEBデザインやプログラミングを学べる「IT/WEBコース」もあるので、興味がある方はぜひ見てみてください。(ちなみにデザイン系は初心者を雇う会社はほぼないので、受けるならプログラミングがおすすめです。)
ジョブトレの基本情報
サービス | 就労移行支援 |
対象障害 | うつ病、統合失調症 発達障害、聴覚障害、難病 |
就職者数 | 年間:144人(2019年度) |
就職率 | 94.5%(事務職のみ/2019年度) |
定着率 | 91.4%(2019年度) |
事業所数 | 6 |
対象地域 | 東京:秋葉原,大手町,お茶の水 神奈川:横浜 大阪:梅田 |
運営会社 | 株式会社ゼネラルパートナーズ |
公式サイト | https://www.atgp.jp/training/ |
ジョブトレの事業所一覧
秋葉原にある事業所
大手町にある事業所
お茶の水にある事業所
横浜にある事業所
梅田にある事業所
→6~10位の解説はこちらから
補足|就労移行支援の注意点
就労移行支援は、国からの補助金で運営される障害福祉サービスだけあって、基本的にはメリットだけですが、一部、注意点もあるので解説していきます。
では順番に解説していきます。
① 長期間通う必要がある
1つ目の注意点は、一定期間は、事業所に通い続ける必要があるということです。いつでも辞められますが、就労準備には少なくとも2~3ヶ月はかかります。就職活動まで含めると、1年間くらい通う方が多いですね。
もし、すぐに働ける体調なら、転職エージェントの方がスピード感があるのでお勧めです。どんどん求人を紹介してもらえるので、早ければ1ヶ月で就職できます。
② 時間が拘束され、収入がない状態が続く
基本的に、就労移行支援事業所に通所中は、アルバイトやパートで働くことができません。働けるなら、通う必要がないことになるので。
そのため、親族の扶養に入るか、あるいは「障害年金」や「生活保護」といった支援金制度を活用して、収入がない状態に耐えられる状況を作りましょう。
支援金 | 対象 | 毎月の支給金額 | 期間上限 |
障害年金 | ①初診日が特定できる ②かつ保険料の納付要件を満たす └納付要件:年金未納がないこと等 ③かつ障害認定日に、障害認定基準に該当する └障害認定日:初診日から1年半後 └障害認定基準:受給できる基準 ④かつ昨年の年収が約460万円以下 |
3級:約6万円〜 2級:約11万円〜 1級:約15万円〜 ※子どもの数で増額 ※年収が高いと減額 |
なし |
生活保護 | ①世帯年収が13万円以下 ②かつ親族からの援助が不可能である ③かつ売却可能な資産を保有していない ④かつ働くことができない |
約10~25万円 ※扶養家族の人数次第 |
なし |
傷病手当金 | ①病気やケガで会社を休職していた ②かつ、休職期間に一定の収入がない |
手取り額相当 ※過去12ヶ月平均 |
1年半 |
失業保険 | ①失業しており収入がない └1年以上働いてから、自己都合退職 └または6ヶ月以上働いて、会社都合退職 ②かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請) |
約6~21万円 ※退職前6ヶ月の給与次第 |
自己都合:3ヶ月 会内都合:6ヶ月 |
住居確保給付金 | ①離職から2年以内 ②かつ世帯年収と預貯金が、一定の金額以下 ③かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請) |
約5~7万円 ※家賃と扶養家族次第 |
9か月 |
生活福祉資金貸付制度 (借りる) |
①低所得である(例:独身で年収360万円以下) ②かつ日常生活で金銭的な困難を抱えている |
約15~20万円 ※借りられる金額 |
原則3ヶ月 最大12か月 |
休職中なら「傷病手当金」を。失業したなら「失業保険」を。そして、いずれにせよ「障害年金」の申請は試みてください。どうすればか困ったら全国の自治体にある『生活困窮者を対象にした相談窓口』に行けば、あなたの状況に合わせた制度を紹介してもらえます。
③ 交通費や食費代は自己負担となる
3つ目のデメリットとして、ほとんどのケースで、就労移行支援に通所する際の「交通費」や「食費代」は自己負担となることです。
ただ、一部の事業所では、お弁当が支給されるケースがあります。交通費は自己負担になるので、障害者手帳での割引を活用しましょう。
- 電車(50%割引)
- タクシー(10%割引)
先述した通り、就労移行支援に通所中は「収入がなくなる」ので、自己負担があるのは痛手と言えるでしょう。
④ 世帯収入によっては、利用料金がかかる
9割以上の方は『自己負担なし(0円)』で利用していますが、昨年に『一定の世帯年収』がある方だと、利用料金が発生します。
- 年収300万円未満:0円/月
- 年収300万円以上:最大9,300円/月
- 年収600万円以上:最大37,200円/月
仮に料金が発生しても、1日あたり500~1,200円なので心配するほど高くはありません。また、生活保護を受けているなら負担額はゼロになります。
世帯年収の目安 | 負担額の上限 | |
生活保護 | 生活保護受給世帯 (~約156万円) |
0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯 (約156~約300万円) |
0円 |
一般1 | 約300~約600万円 | 9,300円/月 |
一般2 | 約600万円以上 | 37,200円/月 |
⑤ 実践的で高レベルなスキルは得られない
勘違いされる方が多いのですが、就労移行支援に通っても、実践的かつ高レベルな職業スキルが身に付くわけではありません。
なぜなら、そもそも就労移行支援は『体調や障害によって、働くことができない方向けのリハビリ施設』であり『スキル習得に特化した塾ではない』からです。
特に、近年は、利用者集めを目的に「プログラミング」や「デザイン」といったIT系スキルをエサに集客する事業所が多いですが『動画での自己学習』になるので限界があります。
実務経験なしでIT技術職を雇う会社は少ない
実際、デザイナーやエンジニアを未経験から雇う会社は限りなく少ない(特に精神障害があると、育成コストや離職リスクが高く...)ので、就職を急ぐなら避けましょう。
もし、好奇心でプログラミングやWEB制作を学習したいだけなら、progateやudemyがお勧めです。
⑥ ハズレ事業所が多いので見極めが必要
6つ目の注意点は、事業所にはハズレが多いので『見極めが必要』なことです。国からの補助金目当てで開業し、実績のない事業所がたくさんあります。
就職率が5割を超える事業所は23%だけ
就労移行支援を行う事業所が全部で3,019拠点あるうち、就職率が5割を超えるのは23%だけです。
出典:厚生労働省(令和2年)
さらに、就職率がない事業所がなんと16%も存在します。このように、事業所にはハズレがたくさんあるので、実績を必ず確認してください。
補足|よくある質問とノウハウ一覧
最後に、就労移行支援事業所に関してよくある質問をFAQ形式で網羅的に解説していきます。気になる項目があればタップしてみてください。
- 就労移行支援とは?
- 就労移行支援のメリットは?
- 就労移行支援のデメリットや注意点は?
- 就労移行支援の利用条件は?
- 就労移行支援の利用料金は?
- 利用したいけどお金がない場合は?
- 就労移行支援を利用するまでの流れは?
- 就労移行支援に向いている人は?
- 就労移行支援に向いていない人は?
- 就労移行支援事業所の選び方は?
- 就労移行支援事業所の探し方は?
- 就労移行支援と転職エージェントの違いは?
Q. 就労移行支援とは?
就労移行支援とは、民間企業での就職を目指している障害者の方向けに、就労準備やスキルアップ、職探しを手助けしてくれる福祉サービスのことです。
就労移行支援で受けられるプログラムには、下記のようなものがあります。
- 就労準備
- 生活のリズムや体調管理
- 障害への自己理解を深める(重要!!)
- スキルアップ講座
- 基礎スキル(コミュニケーション等)
- 専門スキル(職業ごとの実践的訓練)
- 就職活動の支援
- 書類作成や面接練習
- 障がい者向け求人の紹介
Q.就労移行支援のメリットは?
就労移行支援を利用するメリットを一言でいうと「就職しやすくなること」です。具体的には、下記のものがありますね。
- 体調、生活のリズムが安定する
- 障害への理解が深まり、管理しやすくなる
- 組織でのコミュニケーション能力が上がる
- 就職や、就職後の定着を支援してもらえる
- 職業スキルが身に付く(事業所による)
- 自分が働く姿を、前向きに捉えられる
- 障害に理解のある友人、仲間ができる
これらのメリットの大きさは、就職実績(就職率や6ヶ月定着率)で評価することができるので、事業所ごとに見てみてください。
Q.就労移行支援のデメリット・注意点は?
就労移行支援を利用することのデメリット・注意点は下記の通りです。
- 時間が拘束され、収入がない状態が続く
- 長期間、事業所に通い続ける必要がある
- 原則、交通費や食費代は自己負担となる
- 世帯収入によっては、利用料金がかかる
- 実践的で高レベルなスキルは得られない
- ハズレ事業所が多いので見極めが難しい
④を補足すると、世帯年収が一定以上あると利用料金がかかりますが、90%以上の利用者は無料で使っているので安心してください。
Q. 就労移行支援の利用条件/対象者は?
障害福祉サービス受給資格を取得すれば、最長2年間利用することが可能になります。なお、受給者証は下記3条件を全て満たしている方が対象になります。
- 18歳〜65歳未満
- 障害がある方
障害者手帳または、医師の診断書が必要 - 企業等での就労または開業を希望する方で、就労が可能と見込まれる方
就労移行支援の事業所は『訓練を受ければ、就労できるようになる方』向けのサービスなので、定年を超えた65歳以上は対象外です。
Q. 就労移行支援の料金は?
9割以上の方は『自己負担なし(0円)』で利用していますが、昨年に『一定の世帯年収』がある方だと、利用料金が発生します。
- 年収300万円未満:0円/月
- 年収300万円以上:最大9,300円/月
- 年収600万円以上:最大37,200円/月
仮に料金が発生しても、1日あたり500~1,200円なので心配するほど高くはありません。また、生活保護を受けているなら負担額はゼロになります。
世帯年収の目安 | 負担額の上限 | |
生活保護 | 生活保護受給世帯 (~約156万円) |
0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯 (約156~約300万円) |
0円 |
一般1 | 約300~約600万円 | 9,300円/月 |
一般2 | 約600万円以上 | 37,200円/月 |
Q. 利用したいけどお金がない場合は?
親族からの仕送りを受けられない場合は、各種給付金や貸付金制度を利用することをおすすめします。具体的には下記の通りです。
支援金 | 対象 | 毎月の支給金額 | 期間上限 |
障害年金 | ①初診日が特定できる ②かつ保険料の納付要件を満たす └納付要件:年金未納がないこと等 ③かつ障害認定日に、障害認定基準に該当する └障害認定日:初診日から1年半後 └障害認定基準:受給できる基準 ④かつ昨年の年収が約460万円以下 |
3級:約6万円〜 2級:約11万円〜 1級:約15万円〜 ※子どもの数で増額 ※年収が高いと減額 |
なし |
生活保護 | ①世帯年収が13万円以下 ②かつ親族からの援助が不可能である ③かつ売却可能な資産を保有していない ④かつ働くことができない |
約10~25万円 ※扶養家族の人数次第 |
なし |
傷病手当金 | ①病気やケガで会社を休職していた ②かつ、休職期間に一定の収入がない |
手取り額相当 ※過去12ヶ月平均 |
1年半 |
失業保険 | ①失業しており収入がない └1年以上働いてから、自己都合退職 └または6ヶ月以上働いて、会社都合退職 ②かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請) |
約6~21万円 ※退職前6ヶ月の給与次第 |
自己都合:3ヶ月 会内都合:6ヶ月 |
住居確保給付金 | ①離職から2年以内 ②かつ世帯年収と預貯金が、一定の金額以下 ③かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請) |
約5~7万円 ※家賃と扶養家族次第 |
9か月 |
生活福祉資金貸付制度 (借りる) |
①低所得である(例:独身で年収360万円以下) ②かつ日常生活で金銭的な困難を抱えている |
約15~20万円 ※借りられる金額 |
原則3ヶ月 最大12か月 |
Q. 就労移行支援を利用するまでの流れは?
下記の流れで利用できます。
- お問い合わせ
- 無料見学・面談
- 無料体験
- 利用申請手続き(受給者証発行)
- 利用開始(利用できるのは2年間まで)
ちなみに、お問合せから利用開始までは、長くても1~2ヶ月ですね。
Q. 就労移行支援に向いている人は?
下記に該当するのであれば、就労移行支援の利用をおすすめします。
- 今すぐの就職に自信がない
- 週4~5勤務は自信がない
- 1日8時間働くのは厳しい
- 障害特性や配慮事項が明確でない
- 職業訓練でスキルアップしたい
悩んだら、大手のウェルビーやココルポートに相談してみてください。資料請求すると電話が来るので話を聞けます。
Q. 就労移行支援に向いていない人は?
下記に該当するのであれば、就労移行支援を使うべきではありません。別のサービスを利用するようにしましょう。
- 体調が回復していない、安定していない
→自立訓練やリワークデイケアを利用しよう - すぐにでも働ける就職準備ができている
→転職エージェントを使おう - 専門的なスキルを身に付けたいだけ
→専門サービスの方がずっと効率的 - 就職先の紹介をしてもらいたいだけ
→転職エージェントを使おう - 数ヶ月通所しても就労意欲が湧かない
→就労継続支援を検討しよう
また、就労移行支援に通っている間は、収入がなくなってしまうので、親の扶養に入るか、仕送りをしてもらうか、各種支援金を受給するようにしてください。
支援金 | 対象 | 毎月の支給金額 | 期間上限 |
障害年金 | ①初診日が特定できる ②かつ保険料の納付要件を満たす └納付要件:年金未納がないこと等 ③かつ障害認定日に、障害認定基準に該当する └障害認定日:初診日から1年半後 └障害認定基準:受給できる基準 ④かつ昨年の年収が約460万円以下 |
3級:約6万円〜 2級:約11万円〜 1級:約15万円〜 ※子どもの数で増額 ※年収が高いと減額 |
なし |
生活保護 | ①世帯年収が13万円以下 ②かつ親族からの援助が不可能である ③かつ売却可能な資産を保有していない ④かつ働くことができない |
約10~25万円 ※扶養家族の人数次第 |
なし |
傷病手当金 | ①病気やケガで会社を休職していた ②かつ、休職期間に一定の収入がない |
手取り額相当 ※過去12ヶ月平均 |
1年半 |
失業保険 | ①失業しており収入がない └1年以上働いてから、自己都合退職 └または6ヶ月以上働いて、会社都合退職 ②かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請) |
約6~21万円 ※退職前6ヶ月の給与次第 |
自己都合:3ヶ月 会内都合:6ヶ月 |
住居確保給付金 | ①離職から2年以内 ②かつ世帯年収と預貯金が、一定の金額以下 ③かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請) |
約5~7万円 ※家賃と扶養家族次第 |
9か月 |
生活福祉資金貸付制度 (借りる) |
①低所得である(例:独身で年収360万円以下) ②かつ日常生活で金銭的な困難を抱えている |
約15~20万円 ※借りられる金額 |
原則3ヶ月 最大12か月 |
休職中なら「傷病手当金」を。失業したなら「失業保険」を。そして、いずれにせよ「障害年金」の申請は試みてください。どうすればか困ったら全国の自治体にある『生活困窮者を対象にした相談窓口』に行けば、あなたの状況に合わせた制度を紹介してもらえます。
Q. 就労移行支援事業所の選び方は?
まずは事業所の情報を集め、実際に見学しながら、以下の3基準で比較して決めるようにしてください。
- プログラムが自分に合っているか
- 事業所の就職実績が優れているか
- 事業所の雰囲気が自分に合いそうか
事業所によって当たり外れが大きいので注意して選ぶようにしてくださいね。これらを基準に、最低でも2つの事業所は見学できると良いでしょう。
Q. 就労移行支援事業所の探し方は?
下記5通りの方法から探すことができます。
- 大手で有名な事業所から優先的に探す
- 障害福祉サービスの検索サイトで探す
- Googleマップから探す
- お住まいの役所窓口に行って相談する
- 行きやすい専門機関に行って相談する
まずは「①大手で有名な事業所から優先的に探す」から比較基準を自分の中に作ることをお勧めします。
Q. 就労移行支援と転職エージェントの違いは?
障害者が利用できる就職支援サービスには「就労移行支援」と「転職エージェント」の2種類があります。それぞれの特徴は下記の通りです。
- 就労移行支援
- 就労に向けたトレーニングが中心
- 就労できる準備が整っていない方向け
- フルタイム勤務に自信がない方におすすめ
- 転職エージェント
- 求人紹介と選考サポートが中心
- 就労できる準備が整った方向け
- 障害が軽度の方におすすめ
このように、就労できる自信がない方向けにリハビリをおこなうのが就労移行支援で、就労できる準備が整った方向けに就職支援をするのが転職エージェントです。
詳しいサービス内容の違いを表で整理しました。
就労移行支援 | エージェント | |
説明会や見学会 | ◯あり | ×なし |
体調管理トレーニング | ◯あり | ×なし |
スキルのトレーニング | ◯あり | ×なし |
求人紹介 | ◯あり | ◎多い |
書類作成サポート | ◯あり | ◎強い |
面接練習サポート | ◯あり | ◎強い |
入社時の条件交渉 | ×なし | △会社次第 |
入社後の職業定着支援 | ◯あり | △浅い |
このように、就労移行支援は満遍なくサポートを受けることができる一方で、転職エージェントは求人紹介と転職支援に特化していることが大きな違いです。
もちろん併用することが可能なので、自信がない方は、まずは就労移行支援を利用してリハビリしつつ、慣れてきたら転職エージェントも登録して効率的に就職活動をおこなう、といった使い方もできます。
Q. 自立訓練とは?
自立訓練とは、障害のある方の“自立”を目的に、生活能力の維持・向上を目指していく障害福祉サービスのことです。身体障害がある方には『機能訓練(リハビリ)』をおこない、精神障害がある方には『生活訓練』をおこなっています。
この『生活訓練』には、例えば、身だしなみや金銭管理といったものから、ストレス対処や生活リズムの安定化など、施設によって様々なプログラムが用意されています。
- 生活系プログラム
- 金銭管理
- 身だしなみ
- 食事、洗濯、掃除など
- 地域生活のマナー など
- 体調管理系プログラム
- ストレス対処
- 生活リズムの整え方
- アンガーマネジメント
- レクリエーション系プログラム
- グループミーティング
- 音楽、調理
- 行事、イベント、ゲーム等
お住まいの自治体によっては、在宅訓練を受けることができる場合もあるので「外出することが、体力的にも精神的にも不安」という方にもおすすめです。
Q.リワークデイケアとは?
リワークデイケアとは、大学病院やメンタルクリニックといった『精神科の医療機関』によって実施される、復職及び再休職予防のための復職支援プログラムです。
具体的なプログラム内容は、リワーク施設ごとにやや異なっていますが、概ね下記のような流れで、復職を目指していくことが多いですね。
- 生活リズムを整え、習慣的に身体を動かす
- プログラムで気づきを得る
- スタッフと課題を共有して計画を練る
- 再発防止のための方法を検討する
- 復職に向けて会社と面談する
普段通っているクリニックで実施しているリワークプログラムがあれば、そこに通うのがベストです。あなたの障害には理解があるはずなので。
Q.就労継続支援とは?
就労継続支援とは、民間企業等で働くことが困難な場合に、障害や体調にあわせて無理なく、就労訓練や仕事をすることができる福祉サービスです。
下記の2パターンが存在しています。
- A型事業所
雇用契約を結び、最低賃金以上の給与がある
例:データ入力、飲食店ホール、パッキング等 - B型事業所
雇用契約は結ばず、軽作業の就労訓練をする
例:刺繍、部品加工、農作業、クリーニング等
簡単に違いを整理しました。
A型事業所 | B型事業所 | |
雇用契約 | 結ぶ | 結ばない |
報酬 | 最低賃金以上の給与 | 進捗に応じた工賃がある |
平均金額 (2021年) |
月給81,645円 (時給だと926円) |
月給16,507円 (時給だと233円) |
職種の例 | データ入力、飲食店ホール 、パッキング等 |
刺繍、部品加工、 農作業、クリーニング等 |
実際の訓練および職業内容は、事業所によって異なるので確認してみてくださいね。
当サイトのアンケート取得に関して
就労移行支援の口コミを、定期的に取得しています。
調査人数:563人
調査期間:2022年11月1日〜2024年4月1日
調査方法:大手アンケート調査会社及び自社取得
当サイトでは、就労移行支援事業所を利用した方のアンケートを募集しています。直近1年以内に利用したものがあれば、ぜひご協力ください。
当サイトでは、視認性の観点で「障害者」と表記しています。「障がい者」と表記すると、視覚障害のある方が利用する自動読み上げソフトが「さわりがいしゃ」と読み上げる場合があるからです。