中間管理職を辞めたい|ストレスで疲れたときの対処法を上場企業管理職が解説

課長や部長といった管理職の負担は大きく、”うつ病”をはじめとしたメンタル不調が多いとされています(出典:日本産業カウンセラー(2019)

筆者も管理職として働いていますが、数年前、業績悪化のプレッシャーと上司部下の板挟みによる心労に悩まされた経験があるので、辛さはわかるつもりです。

そこで当記事は、現在上場企業の管理職として勤務している筆者が、同じく管理職として働く276人へのアンケートをもとに「辞めたいと言われる理由と対処法」をまとめたものです。

管理職を辞めたい理由・ストレス

「管理職をやめたい理由」を、管理職として勤務している276人へのアンケートを取った結果をまとめると、以下のような理由で悩んでいることがわかりました。

運営者
あなたはいくつ当てはまるでしょうか?私も管理職として悩んだ経験があるので、いずれも痛いほどわかります。

理由1.業績への責任を取らされる

中間管理職をやめたい理由1つ目は、「業績が悪いことに責任を感じてしまい、精神的に疲れてしまう」です。

実際、管理職となると担当部署におけるPL責任を持つこととなり、事業状況の説明責任があるので、業績が悪いと生きた心地がしません。会社によっては社長や役員、上司からひどく詰められるケースもあります。

そのため、業績をよくするための「改善計画」を考え、スケジュールまで落とし込む必要がありますが、その光が見えていないと精神的にはつらいものがあります。

毎週ある経営会議の空気が・・・

匿名管理職

毎週ある経営会議の空気感がキツいです。「どうすんの?それでうまく行くの?」という上の詰めに、納得いくような答えを返さなくてはなりません。業務上コントロールできない部分が多く、正直しんどいです。

なによりメンバー層は、業績悪化に対して大きな責任を感じていない場合があるので、頼れる人が少なく「自分一人だけが焦って取り組んでいる」と孤独感を感じることもあるようです。

運営者
管理職になる方には真面目で責任感のある方が多いので、業績が悪い状態が長い間続くと、無意識に心のゆとりがなくなってしまうものです。

理由2.業績目標が高すぎて理不尽

中間管理職を辞めたい理由として、経営陣や部長から課される業績目標が高すぎて理不尽というものもありました。

現場事業部における司令塔の役割を担うので、ときには担当事業における期待値の高さからか、理不尽に感じるような目標を設定されることもあるようです。

成長前提で、松竹梅の松が目標となる

匿名管理職

期初で目標を設定するときには、必ず業績”拡大”シナリオを松竹梅の3パターン(絶好調、好調、不調)で提出させられます。

ただでさえ市場動向や業績がすぐれず維持だけでもぎりぎりなのですが、経営陣は「維持するのは当たり前」という考えなので、成長を前提に、一番絶好調になるケースが部の目標になります。

正直無理です。この組織だと「目標を未達の状態が当たり前」なので、私も含めチームメンバーも目標達成に対してやる気がありません。

予算が少なさすぎて無理

匿名管理職

目標に対して予算が少なさすぎて厳しいです。従業員一人当たりの生産性を上げたいのはわかりますが、売上を守るためにも人員が必要なので、予算が足りないとまわりません。

部のメンバー全員が22時まで残業するのが当たり前なくらい余裕がないので、業績の目標達成はおろか、メンバーのモチベーション維持すら難しいです。

このように経営陣が現場の状況をわかっていない(理解がない)ような場合、現場事業の司令塔である管理職に負担が集中することとなります。

ときには、部下から「無理です。どうにかなりませんか。」と言われてしまい、板挟み状態になってしまうこともあるでしょう。

稀に「あえて高すぎる目標を設定することでギリギリまで業績がよくなる」と勘違いしているセンスのない経営陣がいるので恐ろしいものです。

運営者
稀に、「1.5倍を目指せば、悪くても1.3倍で着地するだろう」という謎理論を持ち出す方もいますが、高すぎる目標ではやる気が消えるものですよね。

理由3.問題のある部下との関係が疲れる

問題のある部下との関係に疲れた、というものも管理職を辞めたい理由としてよくあるものです。例えば、以下のような特徴を持つメンバーがいると苦労します。

問題のある部下の特徴10選
  • 仕事をしない、サボる
  • 平気で嘘の報告をする
  • 普通しないようなミスを頻繁にする
  • 言わなくてわかることの水準が低すぎる
  • 同じ説明を繰り返し伝えても理解できない
  • 正しい指摘に対して逆ギレをする
  • 仕事へのやる気、焦り、反省がない
  • 裏で陰口を叩いて職場の士気を下げる
  • 上司の意思決定に毎回突っかかってくる
  • 成果を出していないのに昇給を要求してくる

もちろん、仮にできないことがあったとしても「改善しよう」と真面目に取り組んでいる部下であれば、管理職として応援したい気にもなるので問題はありません。

ただ一方で、能力も向上心も責任感も罪悪感もない部下が相手だと、自分の時間を割くことに対してバカらしく感じるものです。

やる気のない部下にも関わらないといけない

匿名管理職

無能でやる気のない部下がいてもクビにできず、関わり続けないといけないのが虚しい。

事業部予算と時間、やる気までも削がれるので本当にストレス。

部下の仕事の穴埋めをするたびに「自分は部下の給料を払うために命を削っている」「なぜ正社員はクビにできないのだろう」と虚しさを覚える方もいるようです。

このように、自分と部下の本気度のギャップに悩む管理職は多いです。面倒見がよくて、部下に期待をしている方ほどつらくなってしまいますよね。

運営者
私が過去いた会社でも、問題のある部下(無能で仕事はできず、意欲的に取り組もうともせず、ミスや過失に罪悪感を感じないサイコパス)がいたので、仕事を真面目に取り組むことをバカらしく感じたものです。

「なぜ彼らが自分の給与の半分ももらっているのか」と日々思い(もちろん表には出しません)、ストレスを溜め込んだように思います。

理由4.上司と部下との板挟みがストレス

中間管理職は立場上、上司(高すぎる数値目標)と、部下(職務遂行能力の低さ)の板挟みになりやすい性質があるので、うまく立ち回れないと苦労します。

上司部下との板挟み
  • 部長や役員からは無理な要求がくる
  • 部下から「無理」と突き上げられる

上司と部下の板挟み

匿名管理職

部長からは無理な要求がきて、何度無理だと伝えても「それを考えるのが仕事だ。本気で考え抜け。知恵を絞り切れ。」の一点張りで会話が通じません。

部下からも「いや無理です。なんとか部長にかけあってください。」と言われてしまい、どちらも説得できず板挟み状態です。

このように、現場で働いている部下は「現場は自分が一番理解している」という自負がある一方で、上司の部長は「現場にいない」ことが多いので、認識がズレてしまい板挟みが強まります。

運営者
どちらの言い分もわかるので、管理職として板挟みにされるのはストレスになります。どうしても納得できないならお互い話し合ってほしいとさえ思ってしまうものですよね。

理由5.対等に話せる相手がいない孤独

管理職となると、普段一緒に働くメンバーはほとんど部下になるので、同じレベルで仕事について話せる相手がいなくなることに孤独感を感じ、やりがいを失うケースがあります。

さらには、上司や部下と接するときには常に気を張らなくてはならない、威厳を見せなくてはと考え、一人で悩みを抱えこんでしまう方も多いものです。

悩みがあっても相談できる人がいない

匿名管理職

管理職として初めて転職しましたが、常に上司や部下には気を張らないといけず、同じ立場で対等に悩みを打ち明けられる相手がいないことに孤独感を感じます。

いまの職場に同期がいたり、友人ができたりすれば、また違うのかもしれませんが、転職したばかりなので辞めることもできず後悔しています。

このように、管理職という上の立場になってしまうと、どうしても周囲と対等な関係性を作りにくく、寂しい思いをすることになるものです。

特に、前任の管理職が退職したことで、元々のチームにいたエース社員を生え抜きで管理職に昇格させた場合だとこういった状況に陥るケースがあります。(エース社員からしたら、自分が採用したわけでもない、能力の低い元同僚を指導することになりますからね。ますます孤独感が増すものです。)

運営者
なにより昨今のコロナ禍リモート勤務でコミュニケーションも発生しにくくなっているので、一人で悩んでしまう管理職は多くいます。

理由6.仕事量が多く労働時間が長くなる

管理職となると部下の仕事にまで責任を負うこととなるので、仕事量が増えた結果、労働時間が長くなることにストレスを感じる方が多くいます。

例えば、部下が完遂することができない仕事は管理職がやることになるので、部下に恵まれていないとキツいです。

部下の仕事のために、自分が残業

匿名管理職

部下の仕事が終わっていないと、上司である自分が残業して対応しなくてはいけないのが辛いです。

いまのご時世、部下に「残業してやれ」とは言えないので「仕上げだけやっておくよ」と言い、徹夜で作り直すこともあります。翌日早い時間の資料ができていないときなんてもう最悪です。。

パワハラをはじめ、管理職への当たりがきつくなっている昨今では、逆に仕事のできない部下のせいで、管理職が負担を強いられるケースが増えています。

また、チームメンバーの面倒を見る時間が増えたことによって、自分自身の仕事が手につかなくなることもあるでしょう。

自分の仕事をやる時間がない

匿名管理職

管理職は部下のアウトプットにレビューをする役目からボトルネックとなりやすいので、自分の仕事よりチームの仕事を優先するケースが多いです。

自分の仕事は部下が退社した後にやります。やりたいことや気になることがあっても、リソース的に諦めることが多くなりました。

このように管理職は多くの業務範囲を見るので、うまく仕事を分担できないと(部下に恵まれないと)負担が多くなり、つらい思いをすることになるものです。

運営者
過去の私も、部下のアウトプットを見て何度「ため息」を我慢したことか。数え切れません。

理由7.マルチタスクで心にゆとりがない

管理職は、常に幅広い業務を抱えるマルチタスク状態が続くので、「あの件どうなったっけな」と土日を含めて気が休まらず、心の余裕がなくなりやすいです

部下に恵まれていれば一部領域を安心して任せることもできますが、たいていの部下は優秀ではないので、進捗を管理しなければならず精神的負担になるものです

土日も仕事に意識がいってしまう

匿名管理職

土日も精神的に休めない。デジタル広告の仕事なので日々進捗がどうなっているか気になり「あれもこれもやらなければならない」「あの件、大丈夫かな」と、結局土日も仕事をすることに。

また、管理職は、日々の予定が打ち合わせや面接で埋まることが多く、まとまった時間で一人集中して考えることができないこともストレスとなります。

自分の仕事をまとまってやる時間がない

匿名管理職

毎日のように会議や面接、部下へのフィードバックで時間を取られてしまうので、自分の仕事に集中して取り組む時間はなくなりました。自分の仕事の質が下がっていることにストレスを感じます。

このように、管理職となったことで業務範囲が広がり、マルチタスク状態となることで「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」とじわじわ余裕がなくなるケースは多くあります。

運営者
「集中力の質」次第ですが、集中に入るまでの時間が長く、深く考えたいタイプほど、強いストレスを感じてしまいます。

理由8.管理職手当が見合っていない

管理職となり負担が増える分だけ、給与が増えればまだ良いのですが、残念ながら「増える負担に対して管理職の給与が見合っていないという不満が目立ちました。

実際、管理職手当として給料は増えるものの、残業代が支給されなくなってしまうので、元々の業務負担によっては、手取り金額が大きく変わらないケースがあります。

管理職になっても給与がほとんど変わらない

匿名管理職

管理職になって見るべき仕事量が3倍くらいに増えましたが、ベンチャー企業だからか月5万円しか給与が増えませんでした。残業代がなくなったので割に合わないです。拘束時間を考えると平社員のほうが良いのではないかと思うレベル。

一般的に、管理職となると残業代が支給されなくなってしまい、代わりに基本給や賞与額のベースアップに加え、管理職手当(課長クラスで5万円、部長クラスで10万円)が支給されます。

ただ、その額が仕事量に対して見合わないと感じるケースが多いようです。

また、管理職となると「組織の業績で評価をされる」ようになるので、個人としての実績が評価されずに賞与が上がりにくいという点にもどかしさを感じる方もいます。(特に営業職のインセンティブが大きい証券、不動産系)

管理職はコスパが悪い

匿名管理職

チーム全体の業績で評価されるので、部下の成果が悪いと賞与が少なくなります。管理職手当はつくものの、時間も奪われるのでコスパが悪いように思います。平社員のときのほうがまだ余裕があってよかったです。

このように、会社によっては、管理職となっても給与が大きく変わらず、仕事量だけが増えるので、割に合わないと感じるものです。

運営者
この場合、給料交渉するというのも一つの手です。あなたが会社に取って重要な役割をこなしているのであれば、「賞与(割と自由に金額設定できます)」という形で、応じてくれる可能性があります。

理由9.プレイヤーとして挑戦ができない

管理職として働いていると、プレイヤーとして第一線で挑戦をすることができないことをもどかしく感じ、やめたいと考える方もいます。

例えば、社内で新規事業ポジションがオープンしたとしても、管理職は自身の事業計画へコミットしなくてはならない責任があるので応募できません。

たいていの場合、若手が手を上げて挑戦を勝ち取ることになるのですが、自分より仕事が出来ない(または本気で取り組んでいない)社員が、自分が望む「挑戦の機会」を得ていくことに嫉妬を感じることもあります。

やりたいことができない

匿名管理職

自分のことだけしか考えずに好き勝手言っている若手を見ると、素直に羨ましいです。こっちは責任があるから、思うこと、やりたいことがあっても散々我慢しているのに。

このように、管理職としての責任が「自分を縛る制約」となり、自分がやりたいことが他にあったとしても気軽に挑戦することができないのは管理職の大きなデメリットです。

運営者
40代以降ならまた違うのかもしれませんが、20代や30代前半で若くして管理職となった場合だとこの傾向が強いようです。

ここまでの内容(管理職をやめたい理由)を再掲すると以下の通りです。あなたの場合はどれくらい当てはまったでしょうか?

管理職を辞めたい理由一覧
<数値責任によるプレッシャー>
  • 理由1.業績への責任を取らされる
  • 理由2.業績目標が高すぎて理不尽
<人間関係(上司部下の板挟み、孤独)>
  • 理由3.問題のある部下との関係が疲れる
  • 理由4.上司と部下の板挟みがストレス
  • 理由5.対等に話せる相手がいない孤独
<激務(職務範囲が広い、かつ多い)>
  • 理由6.仕事量が多く労働時間が長くなる
  • 理由7.マルチタスクで心にゆとりがない
<労働に見合う対価が得られない>
  • 理由8.管理職手当が見合っていない
  • 理由9.プレイヤーとして挑戦ができない

もちろん職場環境次第なところもありますが、共通する項目はきっと多いはずです。自分自身のストレス因子を詳しく知りたい場合はミイダスの診断がおすすめです。

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ストレスを感じる要素を言語化したければ「ミイダス」のコンピテンシー診断(無料)がおすすめです。人間関係の適性や、向いている職業を知ることができますよ!

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では次は悩んだ時の対処法について見ていきましょう!

管理職をやめたいと悩んだときの対処法

管理職としてストレスを抱え「辞めたい…」と悩んでいるなら、以下の方法を試してみましょう。

注意!症状が出ているなら医師へ相談

ストレスによって具体的な症状(記憶力や集中力の低下、不眠に吐き気、動悸など)が出ているのであれば、心療内科で診断を受けてください。

最初は勇気がいると思いますが、普通の病院(内科や歯医者)と同じです。ストレスに効く薬がもらえます。もちろん会社にバレたり、出勤できなくなったりはしないので、安心してください。

運営者
これから一つずつ、理由とともに説明していきます。悩みを悩みのままにしないために、どうかできることから始めてください。

対処法1.転職活動で視野を広げてみる

視野を広げるために「転職するとしたらどういった選択肢があるのか」を確認するのも一つの手です。最終的に転職をしなくても良いので、情報収集だけでもしてみてください。

一般スタッフと管理職ポジションでは転職活動の進め方やポイントが異なるので、管理職からの転職支援に強い転職エージェントに相談するようにしましょう。

管理職の転職に強いエージェント

転職を前提としない中長期のキャリア相談もできるので「どういった求人があるか」も含めて、話を聞いてみることをおすすめします。

「管理職→管理職」の転職も可能ですが、辛いと感じる原因次第では「管理職→スタッフ」という選択肢も検討するようにしてください。(上記エージェントであればいずれも対応可能です。)

運営者
私はこの選択肢を取りました。悩んでいる理由次第ですが、新しい環境に行ってリセットするというのは、ストレス解消の特効薬です。

対処法2.悩んでいることを上司に相談する

上司が信頼できるのであれば、悩みを上司に相談するのも一つの手です。助けを求めることは恥ずかしいことではありません。

100万部を超えるベストセラー「ぼく モグラ キツネ 馬」でも、「いちばんゆうかんなことばは?」という問いに「たすけて」とあるように、自分だけで全てを解決しようと思わないことです。

あなたの上司は、管理職として組織を任せるくらいにはあなたのことを信用しているので、正直に「管理職の仕事に悩んでいるので、相談に乗ってほしい」と伝えてみてください。

管理職経験のある人は、「他人のマネジメント」というコントロールできない業務をおこなう役割上、なにかしら悩んだ経験があるので、必ず、あなたの悩みをわかってくれます。

運営者
上司もあなたに辞められたら困るので、しっかりと話を聞いてくれると思います。30分でも良いので時間を取って相談しましょう。

対処法3.社外にメンターを作る

社内に相談できる人がいなければ、社外にいる管理職経験が豊富な人をメンターにするというのも一つの手です。

もし、あなたの周囲に相談できるメンターがいなければ、管理職向けの社外メンタリングサービス(Biz MentorGood Teamなど)で探してみてください。

運営者
誰かに話すだけでもストレスは減るものです。ぜひ一度、愚痴をこぼしてみてください。

対処法4.管理職を採用して役割分担する

管理職としての業務負担が大きい場合には、自分以外にも管理職を採用して役割を分担するのも一つの手です。(人員計画次第ですが)

実際のところ、管理職一人あたりが管理できるメンバーは5~8人が限界とされていますが、若手が多かったりプロジェクトが複雑であったりすると、さらに限界は少なくなります。

特に、プレイングマネージャーとして、自分の仕事もしつつ、新人育成に採用、部下のフォローまでしている状況であるならば、業務量が多すぎるので上司に相談してください。

運営者
コミュニケーションが取りやすく、潤滑油的な役割を果たしてくれそうな管理職を採用して部下とのクッションにすると楽になりますよ!

対処法5.管理職をやめてプレイヤーに戻る

管理職を続けていくことを負担に感じるようであれば、管理職をやめてプレイヤーに戻るという選択肢もあります。

プレイヤーになることで管理職手当はなくなってしまいますが、管理職としてストレスを抱えながら仕事をし続けるよりは、ずっとあなたを幸せにしてくれます。

場合によっては、会社の評価・等級制度として、管理職以外のキャリアパス(所謂スペシャリスト枠)を用意していることもあるので、相談してみると良いでしょう。

運営者
仕事内容が限られ、キャリアに縛りができてしまうので、おすすめはしません。会社に強い思い入れがある方のみの選択肢となります。

対処法6.休職する(療養する)

どうしても疲れてしまったら、いっそ「休職する」という手もあります。タイミングは会社と相談したうえになりますが、一度仕事を離れることでキャリアを見つめ直すきっかけにもなります。

また、上司の理解がなくて休職できない場合は、心療内科に行って「適応障害(抑うつ状態)」の診断書をもらうというのも一つの手です。

以下のような身体症状が出ている/いたことを訴えれば、1~2ヶ月様子を見るために休みましょうという旨の診断書をほぼ確実にもらうことができます。

引用:たわらクリニック

休職する場合、まずは有給消化から始まりますが、それ以降の休職期間中では給与が支給されないので、労働組合から傷病手当金(給与の2/3程度)が最大1.5年間もらえます。

運営者
これをやってしまうと復職しにくくなるので、あくまで最終手段になりますが、参考にしてください!

また補足になりますが、休職期間中の転職活動はやめてください。休職とはあくまで復職を前提とした制度なので、いま在籍している会社に対して不誠実です。

なにより仮に転職先が決まったとしても、療養目的で休職していたことがバレると、内定取り消しのリスクすらあります。そのため、転職活動をするとしたら復帰後にしましょう。

ストレスで悩んでも管理職をやめない理由

「辞めたい」と思いながらも「辞められない」と考えている管理職276人へのアンケートを取った結果、以下のような理由があることがわかりました。

どれもよくわかります。解説していきますね。

理由1.収入が減ってしまうのが困る

管理職を辞めると、管理職手当がなくなり賞与のベース金額も大きく減ってしまうので、収入が減ることを理由に辞められない、という方が多くいました。

実際に、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査(2020)」をもとに産労総合研究所が算出した平均年収だと、平社員は約413万円(40.7歳)、課長級は約788万円(48.6歳)、部長級は約920万円(52.8歳)と大きな差があるので、無理もありません。

上記を見れば分かる通り、平社員と部長となると、2倍以上の差(507万円)が開いています

家のローンと養育費が・・・

匿名管理職

家のローンや子供の塾代などの支払いがあるので、給与が減るとなると厳しいです。どんなにストレスで辛くても妻は許してくれないと思います。。笑

生活の質を下げられない

匿名管理職

年収が下がると生活のレベルも下げないといけないので、なかなか決心がつきません。一度生活のレベルを上げてしまうと下げることが難しくなる、とはよく聞きますが、まさにその通りだなと。

このように、金銭的な状況を理由に、管理職を止めることができない方は多くいるようです。

運営者
特にお子さんがいると難しいですよね。独身の場合は、不要なサブスクを解除して、不必要に高い家賃を下げて、自炊して、といくらでもできますが・・・

理由2.管理職をやめることに責任を感じる

任された組織の運営を途中で放棄することに責任を感じる」という理由から、管理職をやめにくいと感じるケースも多くありました。

実際、管理職となると担当チーム単位で、短期・中長期業績への責任を負うことになるので、その責務を中途半端に投げ出すことはできないと感じるものです。

期待してくれている上司に申し訳ない

匿名管理職

中期目標を掲げて組織で力を入れているときに「管理職がつらい」といってその責を放棄するなんて、さすがに無責任すぎてできません。なにより期待してくれている上司に対して申し訳ないです。

このように管理職となると、期待を受けて組織を任されるので「弱音を吐きたくない、期待を裏切りたくない」と限界を超えて頑張りすぎてしまう方が多くいます。

運営者
私も当時のつらい状態を「乗り越えるべき課題」と前向きに捉え、一人で戦い続けた結果、限界を超えてしまいました。

期待されていると弱音を吐きにくいかもしれませんが、あなたが疲れ果ててしまったらそれ以上の迷惑がかかることになるので、手遅れになる前に相談してくださいね。

理由3.自分の代わりがいない

管理職をやめたあと、代わりに組織を引っ張っていく人間がいないことを理由に、管理職をやめられないケースも多くあります。

特に、管理職を辞めたあともその企業に在籍する予定なのであれば、責任をもって後任を用意する必要があるので、部下を育てるか、採用をするしかありません。

後任の採用・育成ができていない

匿名管理職

「私以外にまともに仕事ができる人間がいない」という消去法で管理職になったタイプだと認識しているので、私が辞めたら後任がいません。中小企業でブランド力もないので、採用面接で良い人材も来ず、どうしたら良いのやら困っています。

このように、自身が抜ける穴埋めができないことを理由に「管理職という椅子」に拘束され続けてしまう方は多いです。

運営者
私も完璧主義で部下を信じることができないタイプなので非常にわかります。ただ、人間は意外と成長するもので、任せてみればなんとかなるものです。

仕事を「短期的な失敗が許されるもの」と「失敗したら完全に終わるもの」と仕分けをして、前者から部下を頼ってみてください。

理由4.プライドが許さない

管理職を辞められない理由として、平社員になることによる周囲からの目線が気になるというものがよくあるものです。

実際に、組織の中核として多くの人数を率いてきたからこそのプライドがあるので、いまさら平社員に戻ることはできないと感じる方は多くいます。

いまさら平社員には戻れない

匿名管理職

課長まで昇格してしまっているのでいまさら辞められないです。これまで上司として指示を出してきた部下たちが、上司になったり同僚になったりするのはさすがに抵抗があります。

このように、ネガティブな理由で管理職をやめることへの抵抗感を感じる方は多くいます。

運営者
これもよくわかります。あなたが組織に思い入れを持っていて、なおかつ古株となっている場合、なおさら感じるものだと思います。

ただ、あなたが精神的に参ってしまい倒れたら本末転倒なので、そうなる前に行動に移してくださいね。

管理職を辞めるか否かを判断するポイント

ここまで紹介してきた「管理職をやめたい理由」と「やめられない理由」をふまえて、ここでは「やめるべきか否かを判断するポイント」を紹介していきます。

  1. ストレス起因の症状が出ている場合
  2. 他にやりたい仕事を見つけた場合
運営者
どうしてもきついなら無理に続ける必要はありません。他にもいい仕事はあるので、転職することで良くなることがほとんどです!

①ストレス起因の症状が出ている場合

ストレスを起因として自律神経が乱れ、具体的な身体症状が出ているのであれば、辞めることを前提に、記事後半で解説しますが何かしらの対処法を行動に起こすことをおすすめします。

例えば以下のような症状です。

引用:たわらクリニック

実際のところ、管理職は常にプレッシャーとストレスとの戦いです。上司の期待、数値目標に応える為に、真面目な方ほど体調を崩してしまいます。体に不調を感じたら無理せず、一度医療機関での診療にかかることをおすすめします。

②他にやりたい仕事を見つけた場合

管理職をやめてもいいケース2つ目は「他にやりたい仕事を見つけた場合」です。

転職活動では「きついから辞める」といったようなネガティブな理由だと敬遠されてしまいやすいので「こういうことがやりたいから辞める!」とポジティブな理由を心から語れるようにしてから行動に移ししましょう。

実際のところ「管理職になる」時点で、プレイヤーとしてパフォーマンスを出しており、数値責任と他者のマネジメントを任せられるくらいの優秀さを持っているので、転職もしやすいです。

今後のキャリアを含め一度、管理職からの転職に強い転職エージェント(例えばJACリクルートメント)に相談してみると良いでしょう。

管理職に向いていない人の特徴まとめ

ここでは管理職に向いていない人の特徴を、特に重要な項目のみに絞って解説します。

また個別解説はしませんが、他にも以下のような条件に該当する方も管理職に向いていません。

管理職に向いていない人の特徴(その他)
  • 合理的な意思決定ができない
  • 数値に基づいた論理的な説明ができない
  • 感情コントロール能力が低い
  • 自身の行動や発言を客観視できない
  • 人の誠実性や能力を見極めることができない
運営者
一つずつ解説していくので、管理職を続けるべきか辞めるべきかの参考にしてくださいね!

①繊細で完璧主義な職人タイプ

繊細で完璧主義な人は管理職に向いていません。プレイヤーとして結果を出せるので管理職に抜擢されやすいですが、部下とのギャップに悩む結果となります。

なにより管理職になると、ドライに人を切ったり、問題のある部下を叱ったりする回数が多くなるので、繊細な性格だと精神的負荷がかかります

さらに、完璧主義な場合、管理職としての忙しさから「中途半端な完成度で仕事をし続けること」へのストレスも感じるでしょうし、部下の拙いアウトプットが常に気になるものです。

むしろ精細で完璧主義なのであれば、プレイヤーとして優れた能力を発揮できるので、管理職に収まってしまうことがもったいないように思います。

運営者
完璧主義で繊細な方は、じっくりと分析して戦略を立て、一人で深く集中して最高のアウトプットを作り上げる「職人のような仕事」が向いています。

反対に、ゲーム感覚で仕事を楽しめる人は管理職に向いている

管理職に向いている人は、ポジティブかつ前向きな性格で、細かいことは気にしない豪快さを持ち、罪悪感や責任感を感じにくく、ゲーム感覚で仕事を楽しめる人です

悪く言えば、自己中心的で共感能力の低いサイコパス気質な方が向いています。他人をNPC(人が操作しないゲームキャラクター)のように認識するので、人間関係に悩む理由がありません。

実際のところ、ビジネスは敵(競合)とシェアを奪いあう戦略ゲームです。そのため、成功している管理職の中には、自身の経験値を上げて、武器(アセット、部下)を増やしながらプレイすることをやりがいとして楽しんでいる方が多くいるものです。

運営者
ゲームプレイが楽しいので、いくら武器(部下)が壊れようが気にせず、新しい武器を調達(採用)するだけです。

②チームが勝つムードを作れない

管理職に向いていない2つ目のタイプは、「チームで勝利へと向かっていくビジョン」をチームメンバーに共有できない方です。

なぜなら、勝てるムードに溢れた活気あるチームにいることで、メンバーのモチベーションは上がり、同じ目標を持つ仲間たちと仕事に没頭する充実感によって、仕事のパフォーマンスが大きく上がるためです

反対に、勝利のビジョンが見えず、敗戦が濃厚になってしまった戦いでは本気が出せず、良い結果が出せないことは明白です。(戦争もそうですよね)

統計上、仕事で最もやりがいを感じるのは「達成したい目標に向かって前進している感覚があるとき」とされているので、そういった空気感をチーム単位で醸成できる方でないと、管理職は向いていません。(参考:Teresa M. Amabile and Steven J. Kramer(2011)The Power of Small Wins

運営者
もちろんチームの士気をあげるだけでなく、心理的安全性(困ったら頼れる風通しの良さ)にも配慮した良いチームづくりを心がける必要がありますよ!

③部下を信用して任せることができない

すぐに「自分がやったほうが早い」と結論づけてしまい、部下に任せることができない方は管理職に向いていません。特に、部下の仕事を信用できないが故に、業務内容をすべて監視して管理するような過干渉(マイクロマネジメント)をしている場合はアウトです。

なぜなら、部下の成長機会を奪っているからです。いまはまだ部下が完遂しきれない可能性がある業務であっても、挑戦させ、失敗経験を踏ませることで必ず成長します。

そのため、仕事を2種類「失敗してもなんとかなる仕事」と「失敗したら本当にダメな仕事」に仕分けしたら、前者はなるべく任せるようにしてください。

運営者
自転車のように「何度も挑戦して転んで起き上がる」を繰り返せば、出来るようになるものですよ!

④上司をうまく説得できない

中間管理職は、上司(高すぎる数値目標)と部下(職務遂行能力の低さ)の板挟みになりやすい性質があるので、下記のような場合は向いていません。

  • 事業への自分なりの判断軸、意志がない
  • 上司に遠慮してはっきりとNOを言えない
  • 上司目線で中長期的な成果に合意できない

なぜなら、あなたの上司である部長や役員は、それほど現場を理解していないからです。より正しい現状認識を伝えたうえで、事業の目標、計画をすり合わせる必要があります。

とはいえ上司は人事評価を行うことになるので、どうしても遠慮したり、希望に沿おうとして下手に出てしまうものでしょう。しかし、時にははっきりと伝えて説得することが必要なのです。

運営者
現場の責任者はあなたです。事業状況を理解しているからこそ、どうしていきたいかの意志をはっきりと伝えるようにしましょう。

管理職におすすめの転職エージェント

ここでは、管理職におすすめの転職エージェントを紹介します。厳選するにあたって49社のサービスを下記の点で比較し、ランキング化しました。

転職エージェントの比較基準
  1. 求人数&質(高年収帯)
  2. アドバイザーの提案力

まずは概要まとめ表から見ていきましょう!

スクロール可能です→
順位 転職エージェント 総合評価 コメント
1位 JACリクルートメント ★★★★☆
4.25/5.0
30-40代の管理職転職で圧倒的実績
領域別に特化したコンサルが徹底サポート
2位 リクルートエージェント ★★★★☆
4.17/5.0
取引企業数No.1の圧倒的求人数
高年収帯の管理職求人も取り扱いあり
3位 パソナキャリア ★★★★☆
4.15/5.0
丁寧な支援で4年連続「満足度No.1」
首都圏エリアの年収700万円以上におすすめ
4位 転機 ★★★★☆
4.12/5.0
社長の右腕求人など魅力的な案件が豊富
グループ会社のエージェントがサポートしてくれる
5位 dodaエージェント ★★★★☆
4.07/5.0
高年収帯の公開求人数No.1
実績豊富なアドバイザーが多数在籍
6位 クライス&カンパニー ★★★★☆
4.04/5.0
IT業界・ベンチャーの管理職に強い
国家資格保有のアドバイザーが担当
7位 マイナビエージェント ★★★☆☆
3.93/5.0
20~30代の若手管理職におすすめ
首都圏近辺の日系大手企業に総じて強い
8位 コトラ ★★★☆☆
3.81/5.0
東京都の金融及びコンサル業界に強い
求める年代別に求人を探せるのもポイント
9位 ワークポートエグゼクティブ ★★★☆☆
3.77/5.0
IT業界や営業系職種に強い
ベンチャー企業の案件も豊富に揃っている
10位 LHH Executive ★★★☆☆
3.70/5.0
面談率100%で年齢が高くとも相談可
50-60代の中高年シニア転職におすすめ

※2024年4月時点の評価

上記で紹介している転職エージェントは、どれも両面型(企業と求職者)で対応しているアドバイザーがついてくれるので、高いマッチング精度に期待できます。

また、重要ポジションとなる管理職の転職では、社風や経営陣とのすり合わせ、期待されるスキルや活躍を正しく把握する必要があるので、担当アドバイザーは厳しい目で見極めてください。

転職エージェント登録のポイント

転職エージェントは複数利用するようにしましょう。管理職の案件は一般公開できないコンフィデンシャルなものが多いので、いかに多くの非公開求人を取り揃えられるかが鍵になります。

運営者
悩んだら上から3社に登録してみてください。実際に使う過程で良し悪しを判断しつつ、新陳代謝を促すことをおすすめします!

1位.JACリクルートメント

JACリクルートメントの特徴
  • ハイクラス転職特化
  • オリコン満足度調査「6年連続1位」
  • アドバイザーの専門性・提案力が高い

JACリクルートメントは、オリコン満足度調査「4年連続1位」を獲得しているハイクラス専門の転職エージェントです。

業界ごとに担当者がついているため専門性が非常に高く、求職者の経歴に沿った求人を提案してくれることが大きな特徴。また、両面型で企業の採用担当者と直接やり取りをしているため、その企業の内部情報に詳しく、選考対策も的確というメリットもあります。

\60秒で無料登録!限定求人あり/

【公式】http://www.jac-recruitment.jp/

運営者
アンケート結果を見るに、利用した方からの口コミ評価が高いので、ハイクラス帯で転職をされるなら間違いなくおすすめできる1社ですね。
JACリクルートメントの基本情報
タイプ 転職エージェント
得意 ハイクラス特化
対象地域 全国+海外(WEB面談実施中)
求人件数 11,797件
運営会社 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
Pマーク あり(確認はこちら
公式サイト http://www.jac-recruitment.jp/
2024年4月更新
高収入で魅力的な求人が多い
匿名さん

いくつかエージェントに登録したのですが、JACリクルートメントが一番、条件にあった求人がたくさんありました。

印象的には、他のエージェントよりも年収が高い人向けの求人がたくさんあったように思えます。

アドバイザーの質が高い
匿名さん

アドバイザーがしっかりサポートしてくれました。特に面接対策のアドバイスが細くて、オンラインでも1時間ほどアドバイスしてくれます。

また、最終面接前には面接担当者の特徴などを一人ひとりについてしっかりと教えてもらえたので、それほど緊張することなく面接をすることができました。

運営者
筆者も実際に、過去の転職活動で利用したことがありますが、何社か使った中では一番アドバイザーのレベルが高く、対応の質がよかった印象でした

2位.リクルートエージェント

リクルートエージェントは、人材業界No.1の取引企業数を誇る転職エージェントです。中途採用を行なっている企業との取引が多いので、管理職案件も豊富にあります。

実際、ポジションを問わず多くの利用者がいることが強みで、筆者の会社で管理職の採用をはじめたときも、一番最初に相談をしたものです(すでにスタッフ層の採用でお世話になっていたので)

また、一般メンバークラスの転職では企業担当(RA)と求職者担当(CA)でフロント対応を分担していますが、管理職といったハイクラス層では、リクルート選りすぐりのアドバイザーが双方を一気通貫で対応してくれる点がポイントです。

そのため、管理職の非公開求人を豊富に持っているという点で、登録を外せない1社と言えます。

リクルートエージェントの特徴
  • 全職種・全地域で対応可能
  • 取引企業数が多く、管理職も豊富
  • 管理職相手は一気通貫で対応してくれる

筆者も転職活動のたびに登録していますが、毎日のように新しい求人が追加されてシステムが通知してくれるので、求人数の多い転職サイトのような感覚でも使えます。

実際のところ、大手企業や人気企業となると、リクルートを使っていない企業のほうが珍しいと思うので、新着求人にいち早く応募するためにとりあえず登録しておくことをおすすめします。

\60秒で無料登録!限定求人あり/

【公式】https://www.r-agent.com/

リクルートエージェントの基本情報
タイプ エージェント
得意 総合(全業界、全職種)
対象地域 全国+海外(WEB面談実施中)
求人件数 595,014件(うち非公開求人は231,950件)
運営会社 株式会社リクルート
認可番号等 有料職業紹介:13-ユ-313011
Pマーク:17000021(09)
公式サイト https://www.r-agent.com/
2024年4月更新

3位.パソナキャリア

パソナキャリアは、派遣業界最大手のパソナが運営する『オリコン顧客満足度調査4年連続No.1』を獲得している大手の転職エージェントです。

首都圏エリアに特化して28,000社以上の取引実績があり、管理職の非公開求人数を多く扱っていることが魅力で、3人に2人以上が年収UPに成功している実績があります

満足度調査での評価が高いように手厚いサポート・対応力に定評があるので、管理職として初めての転職をする場合に特におすすめできる1社です。(女性管理職にもおすすめです)

パソナキャリアの特徴
  • 首都圏エリアに強い
  • 転職者からの満足度評価No.1(4年連続)
  • 管理職として初めての転職におすすめ
  • 女性管理職の支援にも強い(専門部隊あり)

筆者も過去に何回か利用しましたが、求職者側の要望をしっかりとヒアリングして、その人にあった求人を丁寧に探してきてくれている、という印象でした。

地域は都心に偏っていますが、600円前後の求人から800万円以上の高収入な求人まで多く保有しているので、ぜひ一度確認してみることをおすすめします。

\60秒で無料登録!限定求人あり/

【公式】https://www.pasonacareer.jp/

パソナキャリアの基本情報
タイプ 転職エージェント
得意 総合(全業界、全職種)
対象地域 首都圏、大阪、名古屋(WEB面談実施中)
求人件数 6万件以上(2024年4月時点)
運営会社 株式会社パソナ
登録免許 有料職業紹介:13-ユ-010444
Pマーク あり
公式サイト https://www.pasonacareer.jp/
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運営者
東証プライム上場企業の現役管理職。企業側として新卒・中途採用をしている経験と、自身が転職した体験談から記事を執筆。元転職エージェント。